「さて、どうしようかねぇ」
そう言いながら、鴻上会長は、先程までの紫のコアメダルによる暴走での戦いを見ていた。
紫のコアメダルによって変身したオーズとニューズの力は絶大であるが、それは鴻上会長にとっては望む力ではない。
「このままでは危険過ぎるが」
そう考えていた時だった。
部屋に入ってくる人影を感じた。
「失礼します会長」
「里中君か、入りたまえ」
その言葉と共に、部屋に里中が入ってくる。
だが、そこに入って来たのは里中だけではなかった。
彼女の手の上には二つのカンドロイドがいた。
それには、鴻上会長は見覚えがあり、同時に笑みを浮かべた。
「まさか、君達の方から来るとは思わなかったよ、グリードであるメズール君とガメル君」
そう言いながらも、鴻上会長は笑みを浮かべながら言う。
「あら、もっと驚くと思ったのだけど」
「君達の事は常に監視されているからね。何よりもその身体を作ったのは、我が社だからねぇ」
「なるほど、それは納得だわ。ならば、こちらの要件は分かっていはずよね」
「勿論、紫のコアメダルの事だろ」
ニューズと共に行動する彼らにとって、このままガウマが暴走を続ければ、彼らの活動にも問題がある。
ならば、それを解決する為に動く事は既に鴻上会長も分かっていた。
「なら、話は早いわ。
ガウマの暴走をどうにかする方法を思いついた。だから、それに貴方達も協力しなさい」
「紫のコアメダルをかい?
それは朗報だねぁ!」
それは、まさしく鴻上会長にとっても嬉しい知らせだった。
同時に首を傾げる。
「だが、その方法は君達にもあまりに危険過ぎるでのはないか?
それで暴走を完全に抑えられるとは限らない。
むしろ君達が壊れてしまう可能性がある」
そう、鴻上会長はわざわざ確認するように言う。
「どうせ、このままだったら、ウヴァかカザリの奴に利用されて、碌な目に合わないわ」
「だったら、まだ、ガウマと一緒に倒れた方が、マシ」
「なるほどね、実に素晴らしい!」
それは、鴻上会長にとっては、まさしく予想外の行動だった。
同時に、既に作られたケーキを用意する。
そこには、これまで見た事のない武器が一つあった。
「これは」
「我が社が開発した最新型の武器だ。ニューズ専用の最強アイテムであるが、それを使うには厳しい条件があってね」
そう言いながら、そこにあったのは巨大な剣。
まるでティラノサウルスを思わせるデザインをされていたその剣に対して、メズールは思わず苦笑する。
「最初から、これを狙っていたように見えるけど」
「さぁ、それは君達の予想に任せるよ」