ガウマが、戦線を離れている間にも、多くの出来事が起きていた。
紫のコアメダルによる暴走は、想像以上に激しく、ガウマの意識はしばらく戻らなかった。
元々、英司の方を求めていた事もあり、ガウマを宿主とは認めずにいたのも原因だった。
そして、そんなガウマが眼が覚ましたのは、最悪なタイミングだった。
「なっ、ぐぅこれはぁっがぁ!!」
病院のベットの上で、再び紫のコアメダルによる暴走。
それによって、瞬く間に変身し、真っ直ぐと目的の場所へと向かって、飛ぶ。
「この状況、さすがに」
そう言いながら、既に変身していた英司と伊達は、周りを見る。
それは、ユニコーンヤミーを倒す為に向かったが、そこで待ち受けていたのはウヴァだった。
ウヴァは、既に多くの屑ヤミーを引き連れており、そのまま囲んでいた。
その数はあまりのも多すぎて、対処するのは難しい様子だった。
「カザリの奴の策にそのまま乗るような形で癪だが、今はコアメダルが優先だ」
「ぐっ、このままじゃ」
そうしている間にも、上空から、真っ直ぐと向かってくる影。
「おいおい、あれって、まさか」
「ガウマ君」
それは、暴走したコアアニマルであるガウマだった。
「やはり、まだ紫のコアメダルが」
「ちっ、こんな時に」
後藤とアンクもまた、呟く。
「こうなったら」
「馬鹿、止めろ。それをやっても、同じく暴走するだけだ」
「そうだ、ニューズとオーズは共鳴する。そのシステムで、お前の暴走が加速するだけだ」
「だとしても、どうやって」
この状況を打開するには、紫のコアメダルの力が必要。
それを理解しているからこそ、英司は苦悩する。
その時だった。
「お待たせしました」
聞こえた声。
それと共に、屑ヤミーを倒しながら、上空から来たのはカンドに変身していた里中だった。
「里中ちゃん、助かったって言いたいけど、それなに?」
その手に持っていたのは巨大な剣。
「会長からのプレゼントです。
という事で」
その言葉と共に、ガンドは真っ直ぐとニューズへと向かう。
それに対して、ニューズは叫びながら、向かって行く。
「危ない!」
そう、呟く。
だが、それよりも早く、ガンドは、ニューズのベルトを奪う。
「そして」
それと同時に、νオーズドライバーを剣にセットする。
「それじゃ、あとはお願いします」
「分かっているわ」「俺、頑張る!」「全く、手間をかけさせる」
それと共に、その剣には、二つのカンドロイドとポセイドンの槍がセットされていた。
それと同時に、剣はさらに巨大になる。
ポセイドンの槍が持ち手となり、その大きさは身の丈の大きさへと変わる。
それは、ニューズの方にも変化があった。
「これは」
それと共に、大きく変化していく。
これまでの紫一色だったニューズは、徐々に赤く染まっていく。
それは、ガウマ自身の心に合わせるように。
同時に背中のプテラウィングは巨大化し、他の武装は取り払われる。
そして、その手に持った武器もまた変形し、身の丈はあるだろう鎌へと変わる。
「これは一体」
「ガウマ、ようやく正気に戻った」
「お前達、これから喋っているのか?」
「えぇ、そうよ。紫のコアメダルを完全に制御する為にね」
「制御って、どういう事なんだ?」
「紫のコアメダルは確かに強力だ、一枚を抑えるのがやっとだ。ならば、3人のグリードが抑えれば、コントロールは可能だ」
「なっ」
それを聞いて、驚いたのは、アンクとウヴァだった。
「お前達、なぜ、そこまで」
「さぁね、ただ、このニューズとの日々が悪くなかった。それだけよ」
同時に手にした鎌をゆっくりと構える。
「そう言えば、このニューズの名前は?」
「ダイノニューズらしいわ」
「・・・そうか、だったら、一緒にやるぜ」
そして、翼は大きく広げると同時に、その仮面に鋭い瞳が開く。
「「「「ニューズバトルゴー!」」」」
それと同時に、真っ直ぐと、敵に向かって、ダイノニューズが向かって行く。
今回のダイノニューズの元ネタとしては、ダイナゼノンではなく、ダイナゲッターを元に作らせて貰いました。3つの恐竜と3つの姿を持つダイナゲッターという事で、思わず書かせて貰いました。なので、イメージとしては、ダイナゲッターを想像して貰うと分かりやすいと思います。