「なっ」
ダイナニューズの鎌は、真っ直ぐと古代王オーズの腕に確かに当たった。
だが、それは、彼にはダメージを与えなかった。
なぜならば
『サイ!ゴリラ!ゾウ!♪サ・ゴーゾ……サ・ゴーゾォッ!』
一瞬。
瞬きにも満たない一瞬で、サゴーゾへと変身していた。
「なっ、嘘だろっ!」
そうしている間にも、ゴリラアームが、ダイノニューズに襲い掛かる。
それによって、吹き飛ばされながらも空中で翼を展開し、そのまま見つめる。
だが
「それは、恐竜のメダル。なるほど、そんな使い方をするとはな」
『タカ!クジャク!コンドル!♪タ~ジャ~ドルゥ~~!』
「ぐぅ!!」
鳴り響く音声と共に古代オーズは、瞬く間にタジャドルへと変身した古代オーズは、そのまま火炎弾を真っ直ぐと放つ。
「っ!」『トリケラドリル』
瞬時に、トリケラへと変わったダイノニューズは、その身体の重量を利用し、一気に地上へと降り立つ。
それを見ていた古代オーズもまた、追撃するように炎を放っていく。
それに対して、なんとか防御し、攻撃を受けきる。
「おい、冗談にしても、あれは一体何なんだ」
「オーズでしょ。
ただし、グリードでもあるけど」
アンクの言葉に対して、思わず苦言を言う。
古代王オーズが変身するコンボは、簡単に国を滅ぼすだけの力がある。
あの僅かなやり取りだけでも、それを理解できた。
「まったく、試しに戦ってみたが、この程度とは」
その言葉と共に、古代王オーズは、自分の手を見る。
それは、僅かにセルメダルが零れ出ていた。
地上へ、ゆっくりと古代オーズは降りると共に、再びタトバコンボへと戻った。
「グリードという事は、奴の身体はセルメダルで構成されている。
つまりは」
「奴はコンボを使うのは制限されている訳か」
「その通りだ。コンボを使っただけで、セルメダルを使い切るとはな。
不便な物だ」
「っ」
それを聞いた瞬間、その場にいた全員が予感させる。
いや、確実な未来を。
目の前にいるオーズは、それを楽しんでいる。
コンボの力を。グリードの力を。力という欲望に魅了されている事を。
だからこそ、止めなければならない。
そうしなければ、古代王オーズは。
「地球を、全てをセルメダルにするつもりか」
「私の欲望を満たす為だ。当たり前だろ」
ガウマのその一言に対して、当然といわんばかりに答える。
同時に古代オーズは再び周辺を、セルメダルにする。
銀色の輝きは、そのまま古代オーズを包み込み、そして、全てが消えた瞬間、そこには何も残っていなかった。
「ガウマ、確かにあれはやべぇ、倒さないと、俺達の未来がない」
それに、否定するのは誰もいなかった。