「古代王のオーズ、まさか、あそこまで強いとは」
あの戦いが終わった後、すぐに治療を行っていた。
特に、古代オーズと直接戦ったガウマの怪我は酷かった。
すぐに病院のベットで治療を受けていた。
「ガウマがこだわるのは分かる。だからこそ、こいつは一体何者なんだ」
「ガウマの」
これまでの戦いで、確かな信頼はあった。
だからこそ、なぜ、そこまで戦う事に、拘っているのか。
それを英司は知りたかった。
「ガウマは、未来から来たから」
「えっ?」
それを、話した少女の声に、英司達は見つめる。
「君は」
「私は、アカネ。まぁ、ガウマが居候している家の家主かな」
「アカネちゃんだっけ、それで、その、未来から来たって、どういう事なんだ?」
「私も、ガウマから断片的にしか聞いていないけど」
それと共にアカネは、これまでの戦いで起きた事。そして、未来での出来事を話し始めた。
その際、本来だったら、この時代でガウマも古代オーズがいなかった場合の未来も含めて、話した。
「なるほど、つまり、これはいわば、バースが発展したような感じだったのか。
にしても、良いのか、そんな事を話して」
「正直に言って、未だに分からない」
「けど、そうか、ガウマは、彼は未来から俺達を助ける為に来たのか」
「ならば、納得できる所もある。
けど」
「結局、まだ変えれていないからな」
歴史は、未だに変わっていない。
それは、全員分かっていた。
「このまま、奴の好き放題にさせたら、きっと未来と同じく多くの人が犠牲になっちゃう。
何か、手はないのか」
それと共に、後藤は迷うように言う。
「手ならば、まだある」
そう、英司は呟く。
「手って、今の俺達との力の差はかなり大きいぞ」
「確かに、そうかもしれません。
けど、決して、不可能ではないと思います」
「そうだな」
それに賛同したのは、アンクだった。
「どういう事なんだ?」
「あいつが、グリードと似た存在だというのは、話を聞いて分かった。
だからこそ、あいつにも弱点がある」
そう言って、取り出したのは、コアメダルとセルメダルだった。
「これが、どうしたんだ?」
「奴の力の源はコアメダルとセルメダル。
それによって、奴はあそこまでの力を発揮した。
ならば、逆に、奴からコアメダルとセルメダルを奪い取れば良い」
「それは理屈ではそうかもしれないけど」
「どうやって、奪うんだ」
「奪うだけが手じゃありませんっ」
「ガウマっ」
それと共に、近づいたガウマが言う。
「お前、まだ治療している途中だろ」
「そうも、言っていられません。
もしも、あいつを倒すチャンスがあるとしたら、この時点しかないんです」
「どういう事なんだ?」
その言葉と共に英司に目を向ける。
「既に話を聞いているんだったら、それを含めて、言います。
奴を倒す切り札、それは紫のコアメダルです」
「紫の、どういう事なんだ?」
「紫のコアメダルには、コアメダルを破壊する力を持っています。
それを使えば、奴の内部にあるコアメダルを破壊する事が出来ます」
「おい、それはつまり、俺のコアメダルも破壊する事になるだろ!」
それに対して、アンクは叫ぶ。
「そうですね」
「てめぇ」
それに対して、アンクは詰め寄る。
「俺に、諦めろって、言うのか」
「完全復活が、あなたの欲望ですか」
「なんだと?」
それに対して、アンクは苛立ちながら睨む。
「未来を見た、俺だから保障しますよ。アンクさん。
あなたは、きっと、満足します」
「断言するというのか」
「えぇ」
そう、ガウマは言う。
それに対してアンクは。
「ちっ」
そのまま離した。
「英司、なるべく俺のメダルは奪え」
「良いのか?」
「このままじゃ、俺も奴に吸収される。
それだけは避けなきゃいけないからな」
そう、アンクは苦虫を噛むように言う。