仮面ライダーデスへと変身した真木博士。
彼は、そのまま手を真っ直ぐと伊達達へと向ける。
同時に、その手は瞬時にティラノサウルスを思わせる銃へと変わり、そのままエネルギー弾を放つ。
「マジかよっ!」
それに対して、伊達の驚きの声をと共に、すぐにその場を避ける。
放たれたエネルギー球は、そのまま伊達に当たる事なく、その後ろにあった木に当たる。
木は、そのエネルギー弾が一つ当たるだけで簡単に折れてしまい、その威力の高さを物語っている。
そして、それはまたもや地面に着弾し爆発を起こす。
それを見ていた伊達達は、それぞれ驚愕の顔を浮かべていた。
先程まで自分達がいた場所に、あのような物が落ちたらどうなるのか?
そう考えると、背筋に冷たい物が流れるのを感じた。
だが、そんな事を考えている場合ではない。
「まだ、終わっていませんよ」
その言葉と共に、既に次の弾を撃ち始めていた。
それは、バースのメイン武器であるバースバスターのように、次々とエネルギー弾を撃っていく。
それが地面に当たった瞬間、凄まじい爆発が起こる。
それに何とか避けながら、伊達達は必死で考えていた。
(くそ!何だあれ!?)
明らかにヤバそうな攻撃をしてくる相手に、伊達は内心で毒づく。
先程の攻撃を見る限り、恐らくあの銃は、バースバスターの強化型。
バースを作りだした真木博士からしたら、その強化型を作るのも明らかに可能だ。
そして、今の真木博士の身体は人間からグリードへと変わっている。
だからこそ、人間の時では負荷が大きかった武装も、簡単に使う事ができる。
「このままじゃ、さすがにやばいでしょ」
真木博士からの攻撃を掻い潜りながら、伊達は呟いた。
確かにこの状態のままでいるのは危険だ。
このままだといずれ力尽きてしまうだろう。
だからと言って、今の状況を変える方法なんて思いつかない。
「さて、どうすればいいか?」
思わずそう叫んでしまう。
その時だった。
「…別に簡単な事ですよ」
「えっ?」
聞こえた声と共に里中は、既に動いていた。
真木博士から、襲い掛かる攻撃を、全て紙一重で避ける。
同時に接近すると同時に真木博士を蹴り上げる。
「ぐっ」
その攻撃を受けると同時に真木博士は、すぐに反撃をするように拳を振るう。
だが、それも簡単に避ける事ができ、殴り返す。
「なるほどね、博士は元々は発明ばっかりだから、こういうのは慣れていない訳ねぇ!」
その言葉と共に、里中を相手にしている事によって、攻撃の手が緩んだ隙に伊達もまた接近する。そのまま、真木博士に対して蹴りを入れる。
それを受けながらも、真木博士はすぐに反撃しようと銃口を向けるが、そこには既に伊達の姿はない。
伊達は素早く動き回りながら、次々と攻撃を繰り出す。
そして、里中の方も同じように真木博士を攻撃する。
だが、それでも二人を相手にしながらでも真木博士の攻撃の方が威力は高い。
だからこそ、伊達と里中は、それらの攻撃を避けながら、的確に接近戦でダメージを与えていく。
僅かな可能性に賭けて。