「なんだっ、そのコンボは」
それは、古代王でもまるで予想していなかった姿。
同時に、その身体から発する熱は、あらゆる奇跡を生み出していた。
「うっ」
アンクが憑依していた泉信吾の息を僅かに吹き返させた。
「凄い、なんかアンクと一つになったみたいだ」「ふんっ、そこにいる奴らの真似をしているだけだ。一気に終わらせるぞ」「はい!」
それと共に動き出した。
タジャドルエタニティ。
その能力は、タジャドルの能力を極限までに強化していた。
だからこそ。
「がぁぁ!!」
古代王は、接近したオーズの攻撃に対して、避ける事はできなかった。
同時に、その身体は斬り裂かれ、体内から2枚のコアメダルが吐き出された。
「このコアメダルって、お前達は」
「ぐっ、お前達は」
「まさか、こんな形で会うとはね」
コアメダル1枚だけの状態になっているウヴァとカザリだった。
古代王の体内に取り込まれ、制御されていた2枚。
それが、タジャドルエタニティの攻撃によって、吐き出された。
「へっ、丁度良い。お前達、力を貸せ」
「なに、それって、命令のつもり?」
「あぁ、それとも、あのオーズごと、消滅したいか?」
「ぐっ」
それは、既に選択肢を与えていないのと同じだった。
「分かったよ、どちらにしても、僕達に選ぶ権利はないでしょ」「仕方ない、この場は協力してやるよ」「だったら」
その言葉と共にガウマもまた頷く。
同時に英司も頷くと、アンクのコアメダル。ウヴァのコアメダル。カザリのコアメダル。そして。
「行こうぜ、ガメル!メズール!ポセイドン!」
ガウマもまた、自身に力を貸してくれている3体のグリードの意思が宿ったコアメダルを英司に渡す。
『タカ!クワガタ!ライオン!サイ!シャチ!サメ!ギガスキャン!』
鳴り響く音声。
それと共にニューズもまた、自身をコンボアニマル形態へ変える。
オーズは、そのまま背中に乗り、跳び上がる。
同時に、空を飛ぶ。
本来ならば、あり得ない6体のグリードが力を合わせる事によって、発揮された力。
それは、飛ぶと共に2人は炎を包み込み、まさしく巨大な鳳凰を思わせる姿だった。
それを見た古代王は。
「・・・美しい」
そう、素直な言葉を言った。
同時に、欲深き古代王は、手を伸ばす。
既に戦いの事を忘れた。
欲望のままに。
その美しい鳥を手に入れたい。
そう、手を伸ばす。
そんな古代王に向かって、鳳凰は真っ直ぐと飛び込む。
戦いの事を忘れた古代王は、それに笑みを浮かべ。
「素晴らしいっ!!」
その言葉を最後に、必殺の一撃を受け止める。
同時に、爆散すると同時に、オーズとニューズは、そのまま古代王を通り過ぎ、そのまま着地する。
それが、戦いの決着となった。