「ガウマ君。
君に少し頼みがあってね」
その日、ガウマはバイトを行っていた時の電話だった。
現代で生きていく為に、日雇いのバイトを行っていたガウマの元に鴻上会長からの電話に首を傾げた。
「頼みって、一体、何の頼みなんでしょうか?」
「君が手に入れた3枚のコアメダルを少しの間だけで良いから、貸してくれないかな?
私自身もそうだが、未来のコアメダルというのには興味があってね」
「まぁ、俺も世話になっているので、特に文句はないですけど。
その間のコアメダルは、貸してくれますか?」
「勿論だとも!
里中君には既に渡しているから、受け取ってくれないか」
その言葉と共に、タイミングが良いのか、通りかかった里中。
「こちらが、お借りするコアメダルとなります」
「あっ、ありがとうございます。
それじゃ、これですね」
そう、ガウマは懐からエビ、カニ、サソリのコアメダルを取りだし、渡す。
同時に受け取ったコアメダルをそのまま懐に仕舞う。
「んっ?」
それと共に、νオーズドライバーに何か反応があったのに気づく。
「すいません!
俺、少し行く所がありますので、ここで失礼します!!」
「えぇ、お気をつけて」
そう、言いながら、すぐにガウマはその場を飛び出す。
向かった先は、どこかの川の近くであり、周りを見れば、人影は見えない。
それでも、νオーズドライバーに何か反応があり、周りを見る。
「ここで、何が?
んっ!」
そう、疑問に思っていると、空から何か音が聞こえ、見つめる。
そこには、こちらを観察するように見つめる何かがおり、真っ直ぐと襲い掛かってくる。
「まさかっヤミーかよ!」
その見た目から判断して、トンボのヤミーだと判断したガウマはすぐにコアメダルを3枚をνオーズドライバーをすぐに装填する。
「変身!!」
『タトバ!』
その音声と共に、タトバコンボへと変身したニューズは、襲い掛かってくるヤミーを蹴り飛ばす。
地上へと降り立つヤミーは、そのまま襲い掛かる。
「なんで、こんな所にヤミーが?」
そんな疑問を余所に、ヤミーが鋭く、襲い掛かる。
背中にある羽を高速に動かしながら、接近戦を仕掛けていく。
鋭く、視野の広いトンボヤミーの攻撃をなんとか避ける。
そんな疑問を考えている間にも、襲い掛かってきたヤミーと戦い続けながら、そのまま転がり込んだ先には。
「あぁ?」
「んっ?」
後ろを振り返る。
そこには、今、まさにグリードの一体であるウヴァが、もう一体のグリードであるアンクを襲っていた場面だった。
「なっ、まさかオーズがっ!
だが、今、奴はっ」
「あいつは、オーズの偽物かっ」
疑問に思う声とは裏腹に、アンクは何やら笑みを浮かべた。
「おい、ウヴァ。
お前のメダルは、あいつも持っているぞ」
「えっ」
その言葉に、一瞬、ガウマは思わず目を点にする。
同時にウヴァもそれを察したように、目を向ける。
その先はνオーズドライバーに装填されているバッタメダルだった。