もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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霊夢は気をコントロールする修行を始めた

そして今は限界まで気を使用する修行を始めたのだが…


修行だ!修行だ!

落っこちた霊夢がヨタヨタ飛んで戻ってきたころ

 

悟空は仕事をしていた 彼は今農家をしている

 

彼曰く 適度にサボり 修行をしたいとのこと 

仕事自体は嫌いではないが 修行や戦いはもっと好きなのであろう

 

そんな彼が違和感を感じたのは霊夢が修行を始めてから3日が経過したころであった

 

「…霊夢の気が減っている…おかしい 霊夢はもう気の修行に入ったってピッコロが言ってたはずなんだが…」

 

ピシュン!

 

高い音とともに悟空が消えた トラクターのエンジンを切り忘れてしまってはいるが…

 

瞬間移動した悟空はピッコロを確認 しかし霊夢が見当たらない…

 

いや 霊夢は倒れていた

 

「孫!瞬間移動か!まずいぞ…霊夢の体が…ぼやけている…」

「ほんとだ!?ピッコロおめぇどんな修行を付けてたんだ!?」

「気を全て絞り出す修行だ…霊気を使ってはいないから原因は霊気にあると思う…」

「まずいぞ…どうすりゃいいんだ…いやオラが仙豆を…」

「実体がないんだ…霊夢に仙豆を食べさせれないんだ…」

 

「ピッコロ 一体霊夢はどうしたんだよ… 気を感じられねぇ 今霊夢は霊気だけだ…」

「空を飛んで戻ってきたんだ…そしたら気を使い果たした…そしたらこうだ 透けてしまっている…」

「空を飛ぶ能力を使わなかったんか? ってそういう修行だったちゅうことか」

「ああ…クソ… 霊気について理解できていないのに 気の修行をしたせいだ…」

「ピッコロおめぇのせいじゃねぇ… 仙豆なしでどう回復を…」

「そもそも今の霊夢はどういう状態なんだ… いや待てよ 孫 俺をたどって瞬間移動したのか?」

「ああ そうだ 気の修行を始めてから感じてた霊夢の気が一切感じれなくなっちまってな…」

「なるほど… となると気がなくなったのが原因なのは確実か…いや待てよ… 孫!神殿に瞬間移動できるか?」

「ああ 問題ねぇ…デンデか!あいつは触れずに回復できるぞ!… どうやって霊夢を連れていけば…」

「デンデを連れてくるんだ それならいいだろう」

「ああ わかったすぐに戻ってくる… デンデの気…あった!」

ピシュン!

「霊夢… クソ! 霊気とは一体なんなんだ…」

 

 

 

 

ピシュン

 

「うわあわ!…って悟空さん!お久しぶりです!」

「ようデンデ! わりぃがすぐに来てくれ!」

「えっ…は、はい!わかりました!ポポさん留守を頼みます!」

地球の神であるデンデのそばにずっといる ポポ 彼は前の地球の神の来る前からいたらしい

正体も素性も不明ではあるが 一応味方である

 

ピシュン!

 

 

 

「うぉっと ついたぞピッコロ!」

「あっピッコロさん!?最近来てくれないけどその女の子は…」

「悪いなデンデ 話はあとだ… こいつを治してくれないか?」

「あっハイ!もちろんです!」

 

デンデが霊夢に触れずに手をかざした

 

すると霊夢の体がどんどん実体を取り戻していった…

 

 

「う、うう…ピッコロさん…って悟空!?一体全体何があったのよ!」

 

「こっちが聞きてぇぐらいだぞ…」

「霊夢…説明をするからよく聞けよ…」

 

 

ピッコロの説明が始まり終わるころには霊夢の表情は暗くなっていた

 

「え、えーとつまり…私って気を使うの 向いてないの?」

 

「…推測にすぎんが 気が霊気を作っている そして気がなくなると 霊気のみが体に残る…

すると 普通なら気を使い果たしてもそんなことはないが 霊気のみ残っていると 実体がなくなり体が薄くなり始める… つまり 霊夢 貴様は気を主体にするべきではない」

 

「そ、そんな…せっかく新しい技とか 色々出来そうだったのに…」

 

「しかし 霊夢 主体として使わなければいい 要はサブ技だ」

「ああ そりゃいい考えだな オラも「神の気」を最近は主体にしてるし ちょうどいいんじゃねぇか」

 

「えっ つまり…まだ気を習えるって事?」

「ああ まだ修行を続けれるということだ…しかし またああなると危険すぎる…」

 

「な、なら 僕の神殿に来ませんか?」

 

「うひゃっ あんたダレ!? ってピッコロさんと顔が似ているわね…」

 

「ああ そいつはデンデだ 地球の神様やってんだ」

 

「ええ!?神様ぁ! ってことは間接的に私の主なの?」

「そういやおめぇ巫女だったな…まぁそうなるかもな」

 

「い、いや別に大丈夫ですよ… それはさておき 神殿にいれば僕がすぐに回復できますし 結構いいと思いますよ!」

「フム・・・それもそうだな しばらく神殿に戻るか…」

 

「戻るって…ピッコロさんもしかして元神様?」

「…まぁそうとも言えるな…」

 

「け、経歴が分からない…ピッコロさんといい 悟空といい…」

 

「ま、まぁ一回神殿に飛ぶか みんなオラに捕まってくれ」

 

ピシュン!

 

 

 

「ってうゎ!た、高くないここ! 雲の上じゃない!」

 

「はい ここは雲の上にあるんですよ…って霊夢さんボロボロじゃないですか ピッコロさんに服もらったらどうですか?」

「服を…もらう? 服まで作ってるって事?」

「違うな…まぁいだろう 今と同じでいいな」

 

ピッコロの指先からビームが発射された 

それは霊夢に当たると たちまち霊夢の服が新品同様になった

 

「うわっ!すごい…それ教えてくれない?」

「…まぁ教えてやれるが もう時間がないぞ 早速修行に移ったほうがいいだろう…いや まずは飯にしておけ…俺たちは水だけでいいが 霊夢 お前はそうはいかないだろう」

 

「ちょうどいいじゃねぇか そろそろオラん家も夕飯だろうし 霊夢 おめぇも来るか?」

 

「えっいいなら もちろんお言葉に甘えて…じゃあ行ってきますピッコロさん」

 

「ああ わかった…帰ってきたら修行を再開するぞ」

「はーい 行ってきまーす」

 

ピシュン!

 

「ってやっちまた!お、オラのトラクターが…」

 

「ああっ!畑の奥に突っかかってる!」

 

カギをかけ忘れたトラクターが畑の方にぶつかったらしい

 

幸い大した被害はなかったという…

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

「う…」

 

木に取り込まれるようにして 彼女は眠っていた…

その取り込まれるように眠っている彼女の手が 少し動いた

 

そう紫の意識が戻りつつあるのだ

 

「よし…ようやく周りの景色もわかるように…」

 

周りは 何もなかった 比喩でもなんでもなく 大地のみが周りには存在していたのであった…

 

 

 

 

続く

 




1日投稿が遅れてしまいました すいません

そしてドラゴンボールスパーキング! 最新作発表わっしょい! 

3月18日 サブタイトル入れ忘れを修正しました 申し訳ありません

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