もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
過去と未来
今の段階で紫は最悪の可能性を2つ考えていた
1つは眠りすぎによる時間の経過である
ターレスの話から推測するに 紫はこちらの世界に来てからかなりの時間がたっている
幻想郷がバラバラになってから一体どれくらいの時間がたっているのか
その時間によってはいくら紫でも元に戻すことはできないし 解決のしようがない
そして2つ目は紫が幻想郷のあった世界とは別の世界…並行世界に飛ばされている可能性である
紫は幻想郷から出ることができる そのためサイヤ人が滅んだことも
そのあとフリーザが倒されたことまで全て知っている
しかしターレスの口調から察するにおそらくまだフリーザは倒されていない
この場合紫のいるところは 紫が元からいた世界ではないことになる
本来なら紫はターレスに会うことはないのだ つまり 並行世界に飛ばされていようがいまいが
もはやここは並行世界なのは間違いないのである
「もうわけわからんですわ… クソったれみたいな炎のせいで もうめちゃくちゃ…」
「…話を聞く限り お前の能力なんだろうが… まぁ同情はしといてやるぜ」
ターレス 今のところは紫に対して好意的だが狡猾な男なために完全には信用しきれない
それが紫の正直な気持ちではあった
もともと紫は趣味で幻想郷の外を見ていたのだが 元の世界でのこいつの最後と言ったら
元気玉という攻撃を食らい一発は耐えたが
今度は神精樹からエネルギーを吸収したと思われる2発目の元気玉が直撃し 神精樹もろとも消し飛ばされ死亡
皮肉にも自ら蔓延させた神精樹を利用されるという自業自得とも言える最期を迎えた
狡猾でありながら最後の最後に失敗するところもあり
紫としてはあんまりお近づきになりたくなかったのだが…
(こうなってしまってはしょうがないですわね…どうにかしてこいつを 悟空という男に殺させなくちゃあ…)
できるかぎり本当の歴史に近づけなくてはならない
紫は一度見たことがある タイムマシン… 話を聞く限りでは 過去にさかのぼれる道具…
それを使い紫が最初にこの世界に来たタイミングまで戻ることができればあとはどうとでもなる
紫色の炎を使うという手もあるが 非常に疲れる上にそのタイミングに行ける確率は低い
簡単に言えば 紫はタイムマシンを手に入れ 最初にこの世界に来たタイミングまで戻ることができれば
元の世界に帰ることができる
だがしかし 紫はすでに本当の歴史から外れてしまっている
どうにかしてできる限り本当の歴史に戻さなければいけない
紫はずっと外の世界を見ていたわけではないが ある程度の流れなら見てはいる
その少しの知識でやらなければならない
まずはこの目の前にいる男を 孫悟空という男に殺させなければならない…
紫は覚悟を決めるように 眠い目をかっぴらいた
・・・・・・・・・・・・・・・・・
1人の青年が 荒廃した町の中を走っていた
「ハァ…ハァ… クソッ」
突如青年の後ろのボロボロの建物から小さな破片が落ちてパラパラと音を立てた
青年は驚いたように後ろを振り向くと 何もいないことを確認してからまた走り始めた
しかし走り出してからすぐに 青年の後ろで爆発が起こった
青年は大きく吹き飛び壁にぶつかり止まった
そこにさらに追撃とばかりに気弾が飛んできた
青年はそれを背に背負っていた剣で切り飛ばした
しかし 次の瞬間さらに大きい爆発が起こった
「ま…まずい‼」
町が一つ ガレキになってしまった
そのガレキの中から 青年は這い出してきた
「また…また町が… ちくしょう… 遠回りするしかないか…」
青年の名前はトランクス…未来のベジータの息子である
悟空も孫悟飯もベジータも死亡してしまった絶望的な未来の世界から 命からがらタイムマシンに乗って
現代の世界へ助けを求め そのまま平和を取り戻した… はずだった
トランクスはあるビルの地下に来ていた
そのまま奥の方に進むと何個かの扉があった
もとは居住地だったのだろう
トランクスは迷わず3番目のドアをノックした
「マイ…俺だ…トランクスだ…」
すると扉が開いた
「トランクス‼ よかった…無事だったのか!」
するとさらに奥から声が聞こえた
「トランクス…よかった また私より早く 人が死んだのかと思ったよ」
「ああ…なんとかまた生き延びることができた…でも…母さんが…」
トランクス マイ そして彼女の名前は藤原妹紅(ふじわらのもこう)…
3人は話を始めた
マイは言った「ブルマさんに…何があったの?」
「母さんは…見つかってしまった… ソーラーパネルのホコリを払いに行って…」
「まさか… 私がいれば 肉壁にはなれたのに… ブルマが…」
妹紅は悔しがるように顔を伏せた
「でも母さんのおかげで…タイムマシンのエネルギーがやっとたまったよ…」
「おお…それがブルマの言っていた 過去にさかのぼれる機械…」
「いやこれは燃料… これをカプセルコーポレーションに残っているタイムマシンに入れて起動するんだ…」
彼らは再び 孫悟空たちに助けを求めようとしていた
それがこの世界にとって 最後の希望だった
「暗くなったら出発するんだ…17年前に…父さんたちが生きている並行世界の過去に!」
「なるほどな…私もついていくぞ 急にやってきたうえに…やつら「ブラック」たちと一緒に来た私を信用はしてくれないかもしれないが 恩は返したい… それだけなんだ 信じてくれ」
「何言ってんだ妹紅 私たちはもう十分一緒に逃げてきた 今更裏切るなんて考えてもいないよ」
「マイ… トランクス 君たちを守る壁になろう 私は不死身さ 欲しくはなかったが 今は不死身でよかったと つくづく思うよ」
目で追いにくくなる夜に作戦を実行する
普通ならばよい作戦だろう
しかし 思わぬ誤算になることをトランクスたちは知らなかった…
続く
少しややこしいので簡単に説明します
幻想郷のあった世界→紫ワープ→ 霊夢達のいる世界(ドラゴンボールの世界)
↓
紫のいる世界
というわけでございます 紫は周りとは違うタイミングで炎に包まれたため
別の世界にすっ飛ばされてしまったわけです
未来編 次回からスタート予定です!
モチベにつながるので ぜひ評価と感想をよろしくお願いいたします!