もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
「フンッ!」
気合の叫びと共に ぬいぐるみが凄い勢いでツボの中に叩き込まれた
「そしてぇ…!」
ツボの周りに光の玉が集まり ツボを飲み込んだ
「うし! どうよ? 2重封印」
「いらないと思うぞ 俺は」
「…」
霊夢は悔しそうな顔をしながら光の玉を割った
魔封波は素晴らしい技だった 霊夢がもともと封印技を持っていたこともあり 上達もしている しかし…
「悟空もほぼ同じ技を覚えて来るから… 片方が通じないと 両方とも通じないのよね…」
霊夢は最初から自分が封印を行うつもりはなかった
悟空の封印が失敗した時のための保険になるつもりだった
「…どうしよ」
「一度、休憩を入れるか」
休憩中も 弁当を食べるときも 霊夢は考えていた 魔封波とは違った封印…
「魔封波が通じない場合って どんな時?」
「基本必中だが 例外はある 1つ目は魔封波返し 気の流れを読まれ 逆にこちらが封印されてしまう」
「うわっ…それやられる事って どのくらいある?」
「そんなポンポン使う技ではない 断定は出来んが 俺は出来た」
「ああピッコロさんが返した側なのね」
「まぁ元から対策として用意していたからでもある 土壇場でできるものではない それともう1つ」
ピッコロはツボを指さした
「ツボの破損や ツボに叩き込む前にツボの位置をずらされることだ」
「それは結構ありそうなのが怖いなぁ…」
ザマスの他にも ブラックもいるのだ うかつに使うと失敗するどころか 自分が封印されるかもしれない
「結構つらくない? この技当てるの」
「正直な話 この技はややこしい 孫ほどの気の扱いを持つものなら 確実だが お前ではまだ難しい」
「んじゃ なんで教えてんのよ」
「最初は一応覚えさせて損はないと思っていた 習得時点で練習をやめるするつもりだったんだが…」
ピッコロは霊夢が話しながらいじくっていたボロボロのぬいぐるみを見た
「この技を見て考えが変わった お前は封印系統の技が上手い」
「褒められて うれしいけど 魔封波を覚える理由には…」
「組み合わせると言っただろう」
「なるほどねぇ…」
霊夢は考え始めた 夢想封印と魔封波 どう合わせるのか
「範囲はぶっちゃけ夢想封印のほうが広いからなぁ…」
霊夢はさらに考える
「夢想封印の気弾1つ1つに魔封波の性質を移してみるか…」
霊夢はそう呟きながら 修行に戻って行った
「‥‥」
ピッコロは霊夢が忘れて言った人形を眺めながら小さくため息をついた
(霊夢は前とは比べ物にならないほどに強い… 俺が抜かされるのも 時間の問題だな…)
ピッコロは霊夢が置いて行った人形をつかんだ
(だがまぁ… まだまだ教えることはある)
ピッコロは霊夢の所に ゆっくりと歩いていった
「なぁ 師匠 私って 強い?」
唐突に魔理沙がそう尋ねた
「…前よりは 強くなっている だがまだまだひよっこだ」
「だよなぁ…」
魔理沙は残念そうな顔をした
「だが…火力はなかなかのものだ」
落として上げるようなベジータの言葉に魔理沙は嬉しそうな顔をした
「だよな!だよな! 実を言うと 一回火力ではなくて精密性について鍛えたことがあったんだけど…」
「ほほう」
「結局 出た結論は 精密性を持った高火力が一番って事になったんだぜ」
「へっ よく言うぜ 相当な努力を積まねば できることではないだろう」
「まぁな… でもさ 火力って正直で私は好きなんだ」
「まぁ…好きだということは 悪いことではない」
ベジータは意味ありげにそう言った
「ふーん…師匠で言うところの家族とか?」
「フン 修行に戻るぞ 魔理沙」
「へいへい この話になると すぐこうなっちゃうのが師匠の難点だぜ」
「ハァー…ハァー…」
トランクスは息を弾ませながら 下水管を歩いていた
「う…クソ…」
彼の眼は 憎しみにあふれていた
「妹紅さん…また俺のために…人が…」
思い浮かべるのは彼の師匠 短い間ではあったが一緒に戦っていた 界王神 タイムマシンで希望をつないだ母
そして共に戦ってきた妹紅の顔…
もはや彼にとって 共に戦うものは1人しかいない
「マイ…もう 危険な目に合うのは 俺だけで十分だ…!」
重い体を引きずりながらも トランクスはかすかな気を感じた
「生き残り…! 逃げ遅れていたのか…」
それと同時に 邪悪な気も感じていた
「これは…ザマスか…!」
トランクスはすぐさま救助を開始した
逃げ遅れた人は 建物内にいた
「もう大丈夫… ああ…!」
中にいたのは子供だった
「大丈夫だよ… もう大丈夫…」
泣き叫ぶ子供と 昔の自分を照らし合わせ トランクスはまた師匠の事や 母のことを思い出していた
「はい トランクスです… 西の例の場所にて 救助をお願いします」
単純な無線だが これはある意味気の探知を覚えたブラックたちには有効だった
「ごめんよ… 今から俺が言うところに 走るんだ… ヘルメットを着けた おじさんのところまで」
子供は泣くのをやめた さすがのトランクスでも 驚く胆力だった
「泣かないで 偉いなぁ… よし 行ってこい!」
トランクスはそういうと 自分は反対に向かって駆け出した
少しでも 時間を稼ぐために
「トランクス…」
ザマスはそう呟いた
「ザマス… お前らは なんで 人を殺すのか 俺は考えてみたが さっぱり分からなかったよ」
「分かるわけがないだろう…神の崇高な意思が お前ら地を這いつくばる塵などに理解できるわけがない」
「…」
トランクスは静かに しかし激しく 自分の怒りが膨れ上がっていくのを感じた
「そうだな…お前はなんとなく察しているとは思うが… お前を庇ったあの女はなぁ…」
ザマスは笑いながら言った
「今頃宇宙旅行中だろうなぁ… さぞ 寒いだろう」
「ザマス…!貴様ァァァ!」
激高したトランクスの髪が金色に輝いた
「超サイヤ人か…今更その程度で勝てると 思うなァ!」
ザマスの斬撃を剣で切り飛ばし 隙をついて剣を突き刺す しかし それは何の意味もなさなかった
ザマスとブラックが 憎い
大切なものを 奪う モノたちが憎い
自分の大切な人たちは みんなみんな自分を残して死んでいく
トランクスの中で 何かがプツリ切れた
急に強くなった攻撃にザマスは驚き距離を取った
「ほほう… パワー特化か?」
トランクスの目から黒目が消え 白目だけになっていた もはやモノを移す目ではない
彼の髪は金色のままだが 体をまとう気は青も混ざっており まるでブルー形態のよう…
「うぉおぉおお!」
トランクスの攻撃でザマスは大きく吹き飛ばされた
「ぐぉうぅ! パワー特化ではないな… トランクス やはり貴様はあの時殺しておくべきだった…!」
「グオオオおぉォ!!」
怒り狂いに叫ぶようにトランクスは攻撃を続ける
「ぬぅ! 不死身とはいえ… クソッ!」
ザマスは激しい攻撃により防御をするしかなかった
「ファイナル…! フラッシュ!」
トランクスの手から膨大なエネルギーが発生し あたり一面を飲み込んだ
「ぐぅギャァァィ!! クソ! これは… 流石に援護を頼むしか…!」
しかしエネルギーが途切れると同時にトランクスは姿を消した
「‥‥クソ 逃げ足も相変わらずか…」
ザマスは不機嫌そうに服のホコリを払った
「と トランクスさん!ご無事で…」
戦場から逃げ切ったトランクスを見ると レジスタンスは言葉を失った
全身ボロボロで 顔色も悪く… 限界は近そうであった
「せ…せめて休息を!マイさんが心配をしていますよ!」
「…大丈夫です マイにもそう伝えてください タイムラグがあるとはいえ…もうすぐ 父さんたちが戻ってきますから…」
トランクスはそういうと 痛む体を無理やり動かし どこかに飛んで行った
きっと生き残った者たちへの救助へ…
「トランクスさん…」
続く‥‥
今回のトランクスさんの形態…
実は正式名称がないんですよね…
一応ヒーローズで 超サイヤ人怒り
という名前はついているそうです…
それにしてもいい加減 紫の話進めないといけないので 多分明日
もう一本投稿します
追伸 日曜日追加投稿予定でしたが… とても間に合わない!
月曜日に投稿します…本当にすいません