もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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明日投稿と言ってしまったので0時になるまで投稿できなかった…

とりあえず明日も投稿すると思います いや今日かぁ


和解 そして出会い

 ガチャリ と音を立てて悟空の家のドアが開いた

 

 「お父さん、お帰りなさーい」

 彼の名前は「孫悟天」悟空の次男である

 「あ、ああただいま悟天」

 「ん?お父さんどーしたの?その担いでる女の子」

 「ハハハ…まぁ色々あってなぁ…」

 「悟空さ、お帰りだ…ってなんだべ!?その女の子は?」

 「い、色々あったんだよ けんどもーオラ腹が減ってしょうがねぇ…」

 「わかっただよ…」

 チチは長年の経験からこういう時の夫には何を言っても無駄なことは承知していた

 「ところで悟空さ 卵はどこだべ?」

 「ああ…じっちゃんの家のニワトリからとってきた」

 「悟空さ…あそこの卵は独特な臭みがあってだな すぐには食べれねぇんだべよ…」

 「いぃ!?わりぃわりぃ」

 「まったくもう…悟天ちゃんはその子の事見ておいてくれ」

 「はーい でもこの人ケガもなーんにもしてないよ」

 「ああ…オラと戦ってるときに奥義っちゅーのを打ってからぶっ倒れちまった」

 「え!?悟空さと戦ってよく無事でいられただなこの子!」

 「そりゃオラだって加減はできるさ けども最後の攻撃はすごかった…

それに「霊気」とかいうよくわからない能力も使ってきてよ!」

 「あーもうわかっただよ すぐに飯にするだよ ちょっくら待っててくれ」

 

 ・・・・・・・・・・・

 

 霊夢は夢を見ていたいつも通り妖怪たちが宴会をして騒いでいる

 そして朝が来るといつものように「魔理沙」が遊びに来るそんな光景を…

 

 「んん…ってここはどこ!?」

 「あ、おとーさーん!おかーさーん!目を覚ましたよー!」

 「え!?さっきの奴!なんで小さくなってるのよ?」

 目が覚めたばかりの混乱もあるのだろうか 霊夢はとりあえず深呼吸をして

 また隣をみた…「なんであんた縮んでるのよ…」

 「ええ?あっお父さんと間違えてるの?違うよー僕は悟天だよ」

 「え、違う人?あいつ家族がいたのね…」にしてもそっくりすぎやしないだろうかと霊夢は思った

 

 「あ、目ぇ覚めただか?ほれお水だ 飲めるか?ゆっくり飲むんだぞ」

 「あ、あなたは…」霊夢はそう聞きかけたがその貫禄から察するにおそらく

  母親だろうと思った 母は強し

 

 「おお 目ぇ覚めたか! おめぇあの技の後ぶっ倒れちまってたんだ」

 「あの技…って私あんな危険な技を…ってどうやってあれを耐えたのよ!?」

 「ああ 気を使って自分を守りながら押しつぶした あれは危なかったぞ~」

 「んん…自信なくすわ…そういえば名前を聞いていなかったわね 

  まず私の名前は博麗霊夢 素敵な巫女よ」

 「ああ オラ悟空 孫悟空っちゅうんだよろしくな!それで隣にいるのが悟天でオラの息子だ そんでもってもう片方はチチだ オラの妻なんだが料理がうめぇぞ」

 霊夢はとりあえず自分が助かっていることとお腹が空いて仕方ないことを把握することには成功したらしい

 ようやく彼女もまともに思考できるようになっていた

 

 「ところで…ここは一体どこなの?私のいたところではないのは確かだけど」

 「ああ ここはオラの家だ」

 「いや悟空さ 多分そういうことじゃないべ」

 「そーだよお父さん ここは今はいないけど悟飯お兄ちゃんの部屋だよ」

 「いや悟天ちゃん 多分そういうことでもねぇべ」

 

 霊夢はなんだか張り詰めた精神が緩んでいくのを感じながらもまだ警戒はしておくことにした

 「あ、チチ、飯できたんだよな 霊夢 おめぇも一緒に食おうぜ」

 

 霊夢の警戒心は一瞬でどこかにに飛んで行った…

 

 

 「なるほどなぁ…おめぇも大変だったんだなぁ…」

 「霊夢ちゃん…そんな腋が見えるような服を着て巫女を頑張っていたんだべな…」

 「おねぇちゃんすごいんだね!トランクス君に今度話してもいいかな?」

 

 「いやいや…あなたたちもとんでもない事態に何度も陥ってるのに…すごいですね…」

 

 お互いの今の状況 過去の出来事を一通り話たためにお互い警戒心はきれいになくなっていた

 まぁ悟空も悟天も楽観的なので チチと霊夢だけが警戒をしていただけではあったのだが…

 

 「霊夢ちゃんはどこに住むつもりだべ?家に1部屋空きはあるだけど…」

 「いえそれはとてもうれしいのですが神社ごとここにやってきてしまったので…」

 「おねぇちゃんのお家も今度見せてよ!」

 「あ うんいいわよ といっても何もないけどね」

 

 こんな簡単に信頼関係を築いてしまっていいのだろうかと思いながらも霊夢はどこか懐かしさを感じていた

 家族…幻想郷では仲間も友達もいたが家族はいなかった 昔の記憶なのだろうか まだ小さいときの…

 

 霊夢は進められるがままに風呂に入ることにした 家の外にドラム缶がありそこまでかなり寒かったが

 つかると全身の筋肉がほぐれるようだった

 「魔理沙も…みんなもどうしてるのかな…」

 博麗の巫女として異変に対処できなかったことを悔やんでいるわけでもなくただみんなが心配だった

 

 空に広がる星を眺めながら霊夢はこれからどうするか どうしたらいいかを考えていた…

 

 

 

 

 

 

 

 「イテテテ…ここは一体どこなんだぜ…あの炎…魔法ではないみたいだったが…」

 魔理沙は起きて周りを見渡してみた 「ここはずいぶんと都会って感じがするが…」

 周りを見る限りビルという建物…のはずである 本でしか読んだことがないから断定はできなかった

 

 「ここは一体どこなんだぜ…ここは…」そして魔理沙は自分がどこにいるかにようやく気付いたようだ

 

 「あれ?ここって人の家の敷地内か?けどここは家らしくないからセーフなのか?」

 

 確かに幻想郷の家には似ても似つかないような建物がそこにはあった

 まるでお椀をひっくり返したような…

  

 その建物にはこう書いてあった 「Capsule Corporation」と…

 

 

 

 

 続く…

  

 




いったん霊夢目線は終わり

ここで今度は魔理沙目線でやっていきます

そして補足説明を1つ 霊夢たちはランダムに飛ばされています

ただ時間だけは同じところに飛ばされています

つまり地球に全員飛ばされているわけではないのです

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