もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
怒りながらも悟空はどこか冷静だった
(20倍を使ったからにはここで決めねぇと… 終わったらオラは間違いなく動けねぇ!)
しかしブラックもそれを分かっているらしい
先ほどから防御を重視した動きをしている
「くそっ…!」
気を抜くとすぐに鋭い蹴りが飛んでくるため思考も固められない
「へへへ こいつぁ…結構まずいかもしんねぇな…」
そいいいつつ悟空はブラックを蹴り飛ばし距離を取った
しかし背後にブラックが現れた
「瞬間移動だ」
その勢いのまま悟空に振り下ろされた鎌は何もない場所を切った
「オラも瞬間移動だ」
そのままブラックをつかみ再び地面に向かってたたきつけた
「でりゃあ!」
その勢いのまま突撃し
顔面にパンチをねじ込む
「まだまだぁ!」
何発も何発も何発も
殴り続ける
急に拳が抜ける感覚と共に
悟空の後頭部にすさまじい衝撃が走った
「ぐぎぃ…!」
飛びそうになりつつある意識で無理やり離れた場所にある位置に悟空は瞬間移動した
「ちくしょう…本当に強いな… 普段ならワクワクしてたかもしんねぇ」
「孫悟空やはり貴様は強かった… だが神たる私に勝てる理由にはならない…」
「…もう何言ってんのかわかんねぇぞ」
「人間が理解できる言葉ではない…神にのみ伝わる福音!」
「…まぁいいや」
軽口を叩ける体力すらもはやなくなりかけていた
(あいつ結構タフだな…もう体力は残ってねぇ…一か八か 次に全部込めてみっか…!)
悟空が手を構えその手に気がたまり始めた
「…貯める位置を間違えたんじゃないか? そこだとお前の攻撃が星に当たるぞ?」
ブラックの問いかけにも悟空は無言だった
「…瞬間移動か」
「…ちぇっ 当てられちまったか」
「…分かっていても防げないと思っているのかもしれないが… 私には通じない」
「…本当にそうか?」
お互いの間に緊張感が走る
次の一発がこの戦いに終止符を打つのはほぼ確定していた
「か…め…」
ブラックの手に鎌が現れた
「は…め…」
空気がヒリつき 悟空を中心にすさまじい力の流れができていた
次の瞬間 力の位置がブラックの背後に移動した
((今だ!))お互いの考えが合致した
ブラックは鎌と共に持っていた玉を割った
出現したレイムをブラックはひっつかむと かめはめ波の位置に向かって構えた
「何っ!?」
青い光と共に力の本流が放たれると同時に あたり一面が爆炎で包まれた…
「復活パワー!」
「別に掛け声はいりません 引き出すような感覚を…」
「はい! 引き出すような…引き出すような…」
ゴワスとトランクスは寝かせてあるベジータの横で苦戦していた
一方マイと東の界王神は…
「妹紅さん…という方は宇宙に飛ばされたのは間違いないんですか?」
「ええ… トランクスはそう言っていたから間違いない… そうだよね!トランクス」
「えっ? ああ うん!」
「‥‥どうも苦戦してるみたいだけど 大丈夫なんですか?ゴワス様」
「復活パワーを完璧にコントロールするのは非常に難しい… 」
「ふんっ!」
パチリ とベジータの目が開いた
「…いや! すばらしいじゃないですか!トランクスさん!」
喜ぶ東の界王神の横でゴワスは妙な顔をしていた
「いやはや…ザマスですら苦労していたのですが… すごい人だ」
起き上がったベジータは悔しそうな表情をしていた
「戦っているのは…カカロットか…クソったれめ…」
「父さん…」
しかし気を使ってる場合ではなかった
「魔理沙さんと霊夢さんも…」
2人の背中に手を付けてトランクスは気づいた
「なんというか…重さが違う…!」
「重さ…?ああ回復させるものの力によって回復にかかる負荷が変わるのです」
「なるほど…ゴワス様たちは使えないんですか?」
トランクスの問いには東の界王神が答えた
「界王神になると使えなくなるんですよ… 時の指輪が足りれば キビトも連れてこられたのですが」
「…時の指輪?」
「界王神が使えるタイムマシンみたいなものです 指輪になっていて… 恐らくザマスたちもこれを利用しています」
「…」
「時間の移動は基本的に罪となるのですが… この指輪なら罪を免れれます」
「あ…あの タイムマシンは?」
「…正直に言えば ダメですが…私たちが注意できるような状況ではありません」
界王神たちは意外と温情だった
そうこう話しているうちに霊夢と魔理沙が起き上がった
「イテテテ…おい霊夢 大丈夫か?」
「…大丈夫に見える?…トランクス…さん ありがとう」
「トランクスでいいですよ 良かった…霊夢さん達にもこの力は効いて」
「肉体を直接回復させる技なんです…ザマスはこれが得意だった…」
ゴワスは寂しそうな顔をしていた
「ゴワス様…」
「失礼 あなた方からしても 私からしても もはやザマスは…倒すべき敵でしかない」
そういいつつゴワスには迷いが見えた
暗くなりつつある空気の中魔理沙がぴょこんと立ち上がった
「さてと…まーた負けちまったけど… 次は絶対勝ってやんのぜ」
「…ポジティブね」
そういいつつ霊夢もあきらめた顔はしていなかった
「さてと…まずは封印してある私のニセモノを…」
しかし どこを探しても球は見つからない
「まさか… もうすでに奪還されてる!」
霊夢がそれに気づいた瞬間悟空たちが戦っている方角で巨大な爆発が起こった
「悟空さんの気だ…!」
霊夢は1人 慌てていた
「まさか…まさか!」
霊夢は急いでブラックの方角にすっ飛んで行った
「ちょ!?霊夢?」
魔理沙も急いですっ飛んで行った
「界王神様達はここでマイと待っててください!」
トランクスとベジータも飛んで行った
すっ飛んで行った霊夢が見た光景は 倒れている悟空と 右手と左の足は焦げ 全身傷だらけのブラックだった
「ちくしょう!私のせいだ!」
今のブラックなら仕留められる…
しかしブラックの目の前に落ちていた黒い塊がボロボロと崩れ中から自分にそっくりの…
「ニセモンがぁ!邪魔してんじゃないわよ!」
しかしレイムの首をひっつかみ投げ飛ばそうとした瞬間
霊夢の右耳が吹き飛んだ
「いってぇ!レーザー…!」
マリサもゆっくりではあるが向かってきていた
「くそう…本当なら…悟空が勝っていたのに…!」
追い打ちをかけるように 大量のブラックまで奥の方から歩いてきた
「博麗…霊夢…」
ブラックはそう呟いた
「トランクス…魔理沙…ベジータまでか…! 流石に分が悪い…お前たち 時間を稼げ」
ブラックは焦げていないほうの手でツボを握りつぶした
「封印は…やはり孫悟空が持っていたか…!」
「おお…!」
ツボの中から出てきたザマスは涙を浮かべていた
はっきり言って 気持ち悪い
「私は賭けに勝ち…」
「私は勝負に勝った…」
しかしザマスもブラックも笑ってはいなかった
「私たちは…とんでもない思い違いをしていたようだ」
「人間はただの虫けらなどではない…」
ブラックが言葉を継いだ
「我々の理想も…」
「我々の計画も…消えてしまう」
「だが私たちには 最後の手段が残っている…」
ザマスが右耳につけていたイヤリングを 左耳に移した
「無知故に神を冒涜し続ける人間共に……神の 真の力 を見せるときだ」
ザマスとブラックが 吸い寄せられるようにお互いに向かっていき ぶつかり 白く光り輝き… 消え
そこには…緑色の肌に白い髪 ザマスの服とブラックの服を上書きしたような衣服…
そして先ほどまでとは比べ物にならない気‥‥
そいつの背中に光輪が出現した
そいつは…手を動かした
「すばらしい…」
そいつは高笑いを始めた
「気高くも美しい、不死にして最強の神」
まだそいつは笑いを辞めない
「この身で世界を照らす太陽…宇宙の智慧、宇宙の法、宇宙の力…!」
笑いは最高潮に達していた
「そして!永遠の正義を謳う者!」
両腕を天にかざすように あげ そいつは名乗りを上げた
「ザマス!」
「くそう…肝心な名乗りはあっさりしてるわね…!」
もはや霊夢の事を無視するように ザマスはしゃべり続ける
「感じるぞ……我が身一つに 二つの力が融け合って行く……」
逃げるなら今しかない こいつが自分に酔っているうちに 悟空を連れて逃げるのだ
霊夢は急いで悟空をひっつかむと これまでにない速度で 逃げ出した…
続く
遅れましたが…
とうとう未来編もクライマックスです!
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作者諸事情により1日遅れて投稿します
申し訳ございません