もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
魔理沙はベジータの
霊夢は悟空を横から支えながら5人は歩いていた
「にしても…あの合体戦士って ずいぶん強いのね」
霊夢がそう言った
「ああ…あんまし使いたくはねぇけどな」
「なぁ師匠 もっかいポタラ見してくれよ~」
「嫌に決まってるだろう!それに…ポタラはもう真っ二つだ」
ベジットの力に耐えきれなかったのだろう
変身解除後 ポタラは割れてしまい使い物にならなくなってしまった
「チェッ残念無念」
魔理沙がそういいつつ石を蹴った
「…やはりいやな予感がする」
トランクスがそう呟いた
ザマスを倒した後もトランクスだけは表情が明るくなることは無く ずっと剣を握りしめていた
「警戒しすぎじゃない?もう気配はないし…」
霊夢がそうトランクスに向かってしゃべりかけた時だった
魔理沙の腹を細い気弾が貫いた
「‥‥は?」
魔理沙はそのまま 倒れ伏した
後ろには 崩壊していない合体ザマスがいた
(ふざけんなよ…!)
霊夢は心の中で悪態をついた
恐らく霊夢以外も 皆おなじ心境であっただろう
最初に動いたのはベジータだった
「ぐ…こ…この…くそったれが!」
ベジータの髪色がより深い青に変わった
「ガンマバースト…フラーッシュ‼」
先ほどよりも高い威力の光線がザマスを飲み込んだ
「いてて…い…今の体力でこの攻撃は…私よりも先に師匠が死んじまうって…」
足を震わせながら魔理沙が立ち上がった
「ダメだベジータ きっとまた…復活する…」
悟空がそう言葉を漏らすとほぼ同時にばらばらになったザマスがくっつき始めた
ビシュン ビシュンという音が2つ悟空たちの後ろに現れた 界王神たちである
「この隙に逃げましょう!ベジータさん!悟空さん!」
「逃げるって言ったって…このままザマスたちを放っておくには…」
悟空と問答が始まりかけた瞬間
状況はさらに悪化した
「え”」
「ちょっと待てよ…」
界王神と悟空がそう呟いた
「なんでまた…増えてやがんだ…!」
バラバラになったザマスは再生すると2人に増えていた
界王神は交渉不可能とばかりに悟空と霊夢の腕をひっつかんだ
「ベジータさんも!早く!」
ザマスは微笑んで 界王神達の後ろを指さした
馬鹿正直に振り返るわけにはいけなかったが 唐突に出現した 後方から突き刺すような気を無視することはできなかった
夜空いっぱいにザマスがいた もはや数え切れる量ではなく 全員崩壊すらしていなかった
「な…」
ベジータの動きが止まった
「ベジータさん!早く…ちッ」
界王神は急いでベジータの腕をつかんだ
ビシュンビシュンと2つの音が聞こえた
[…フン]
「やったー! 避難は完了っと…あとはベジータ達を待つだけね…」
ブルマがそういいつつ隣の部屋の妹紅達を見に行くと
妹紅達は驚愕の表情で固まっていた
「は…?」
妹紅がそう呟くのとほぼ同時にビシュンという音が鳴り響いた
「きゃッ!なによベジータ達…もうちょっと静かにねぇ…」
「それどころじゃないんですよ!」
界王神が珍しく大声を出した
「私たちは時の指輪で逃げます…悟空さん達はタイムマシンで逃げてください!」
「でもよ…アイツらを放置してこのままま帰っちまうのか…?」
「こうなったら…もうそうするしか…」
霊夢が口をはさんだ
「でもアイツらは時の指輪を持ってるんでしょ…?このまま追いかけられたら…」
[その通りだ 博麗 霊夢]
地下室までその声は響き 天井が吹き飛んだ
風通しがよくなった地下室から見える空は ザマスで埋め尽くされて暗かった
[結局また…タイムマシンで逃げるつもりか?]
界王神が身構えた
[…貴様はきっとこう思ってるのだろう…時の指輪では 過去にはいけない と]
「…な なぜそれを…!」
[死ぬつもりだったのだろう…? もしくはドラゴンボールで生き返るつもりだったのか…]
ザマスはさらに言葉をつづける
「それに…貴様らを追うのに時の指輪を使うと 誰が言った? タイムマシンなら 我々も持っているんだ…」
「なぁっ…!ま…まさか…」
ゴワスのこわばった表情を見てザマスは笑った
[はっはっはっ安心しろ ゴワス! 貴様が教えてくれなくとも いずれたどり着いたさ…現に今我々の目の前にあるのだからな…]
「まさか…別の世界の俺たちのタイムマシンを…!」
[賢いなァ!トランクスゥ…なんとでもない…貴様らは!最初から!詰んでいたのだ…!]
ザマスが腕を大きく広げた
「忠実なしもべを失っても…過去でも未来でも!人間0計画は…実行されるのだ!」
ザマスがそういいつつ地上に降り立った
[手始めに…貴様らのいた世界から…滅ぼしてくれよう]
「…つまり 逃げても何にもならねぇっちゅうことか…」
[そういうことだ…諦めてここで殺されろ]
ベジータが前に一歩進み出た
「…カカロット 俺はここに残る…貴様らは過去に逃げ帰って奇跡を祈ってろ…」
「‥‥ベジータ フン おめぇが残るなら オラも残るさ…霊夢 魔理沙 ピッコロやオラの家族によろしくな!」
「え…ちょっと待ってよ!」
先ほどの爆発でブルマは気を失っていたが 霊夢はもちろん 全然意識がある だからといってどうすることもできなかった
「待って…待ってよ!師匠…それは…!」
魔理沙が泣きそうな声でそう言った
「泣くなよ…魔理沙…トランクス!」
「お…俺も嫌ですよ!と…父さんたちを見殺しにするなんて ま…また父さんたちが死ぬだなんて…」
「…お前は未来を守るんだろ?トランクス 向こうには…未来の人間がいる…」
「ぐぅ‥‥‥!」
「早く行け ブルマたちを頼んだぞ」
「と…父さん…」
「待って!待て!待てよ孫悟空!」
暴れる霊夢を妹紅が羽交い絞めにした
「落ち着けよ…落ち着け…お前らしくないじゃねぇか…」
「あんたが!私の今の!目標なの!もう…元の世界には帰れそうもない…もう私には…!」
「…霊夢 なら今度はオラの家族や…オラの友達を頼んだぞ」
あっけらかんと 相も変わらず自由なヤツ でも根は意外とマジメだし とてもいいヤツ
そんな孫悟空はいつもと違って諭すような言葉遣いで霊夢にそう言葉をかけた
「う…ゔぅうゔ…」
霊夢は口を開けられなかった ただただその優しさがどこか懐かしくて…
「じゃあな みんな」
悟空はベジータの隣まで歩いて行った
「ベジータ どこまでやれそうだ?」
「…もう超サイヤ人にすらなれはしないだろうが…アイツらが逃げるまでの時間は稼いでやる」
「作戦はあるか?」
「あるわけないだろう…死ぬまで暴れるだけだ」
「「はぁっ!」」
2人の気が強く 強く光り輝いた
「まさかこんな最後になるとはな…」
「俺は…憎たらしい貴様の死に顔が見れるんだ…満足だぜ」
「言ってくれるぜ…」
2人が身を寄せるように構えを取った
そんな悟空のポケットが 怪しく にぶく一瞬だけ 光りを放った…
続く…
作者諸事情により今週の投稿をお休みさせていただきます
※もう1日遅れます
次回の更新は12月9日です
1日伸ばしてしまい申し訳ございません