もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
(何故だかわからんが…全王様の動きが…今逃げるしかないな)
ザマスは時の指輪をつけている方の手に視線を向けた
しかし右腕はなかった
[なっ…!]
トランクスの剣がザマスの1人の腕を斬り飛ばしていた
[‥‥だがこの程度の傷…すぐに…]
しかし再生は一向に始まらなかった
「どりゃあああああ!」
戸惑っているザマスの頭上から降ってきた魔理沙がザマスの首をつかみ地面に叩きつけた
「やれ!トランクス!」
魔理沙が押さえつけたザマスの首をトランクスが青く輝く剣で斬り飛ばした
[…それがどうした そいつも不死身だ…すぐに生き返る…]
他のザマスが口をはさんだ
しかし首を落とされたザマスは再生が始まらない
それどころか身じろぎすらしない
[…まさか]
「隙ありぃぃぃぃ!」
上から降ってきた霊夢がザマスの内の1人に肘鉄をくらわしながら着地しながら盛大に足をひねった
「イッたァ…私の方が早く飛び降りたのにさ…一切減速せずに飛び降りんなって…」
ストリという軽い音と共に妹紅が着地した
「なんでだかは知らんがトランクス お前の剣によくわからん青い粒が付着していってる」
「え?ってほんとだ…」
「気づいてなかったのかよ…」
悟空が口をはさんだ
「それは多分元気だ…元気玉を作るときに集める元気見てぇなもんだ…」
「元気…?ってもどこから?」
霊夢の言葉を聞きながらトランクスは考えた
「…あ」
トランクスは空を見上げた
空は一面の星空ではあるがところどころ裂けていた そこから出てきた青い粒がまたトランクスの剣にくっついた
「…ザマスが開けた次元のスキマから 力が…元気が届いているのか」
トランクスは剣を握り直した
「みんな…皆さん オレに力を貸してください!」
青い粒がさらに大量に降り注いだ
「よし…とりあえずやることは決まったな…私はガード 魔理沙と悟空たちは妨害 そして霊夢が…」
「元気玉作りつつ敵の妨害」
「おう そんじゃあ…行くぞ!」
妹紅達が散開するのと同時にザマスも一気に散らばった
[確かにあの剣はまずい…が まずいのは剣だけだ…このままじわじっわと囲んで弱らせ…]
「隙ありぃぃぃぃ!」
またしてもザマスに霊夢の足が突き刺さった
[クソが!またかお前は…!]
しゃべっている途中でザマスの首が飛んだ
「ナイストランクス!そんじゃ私も…」
霊夢は一気に集中した
周りの音すらも 気配も 何もかもが聞こえなくなった
自然に呼びかけるように 木々や草花ひとつひとつに語りかけるように
霊夢の意識はさらに深く 深くと沈んでいった
「ぐぉっ…」
「師匠!?」
ザマスの攻撃を食らいベジータが派手にぶっ飛ばされた
(くそう…師匠たちの消耗がヤバすぎて…トランクスがいないとまともに時間稼ぎも…)
「どりゃああああああ!」
妹紅が雄叫びを上げつつザマスを足でつかんだ
妹紅の足は鳥の足のように炎で形成されており 掴むだけで切り傷 しばらく持てば火傷とかなり殺意が高かった
「スペカや技はもう打てねぇ!今はとにかくガードと妨害に集中しろ!」
そういいつつ妹紅はザマスを半分に引き裂いた
ザマスは考える 確かに奴らはこの土壇場で出し惜しみなく暴れている
だがそれでも 先ほどはベジットと戦えたにも拘わらず 今ではこいつらですら倒し切れない
[何故…?]
「おめぇ達は最初のザマスと違ってまともに戦ってねぇからだ」
[孫…悟空]
「どうにもおかしいと思ってたんだ…崩壊は別に弱くなるわけじゃねぇ むしろ強化だ」
[‥‥]
「多分だけんども…おめぇらはまともに戦わず合体しちまったんじゃねぇか?」
[チッ]
「…まぁ そういうことだ」
[だが…瀕死のお前を仕留めるぐらいなら なんのわけもないわ!]
ザマスが飛ばした斬撃を悟空は横跳びでかわした
「今だ!」
「『ギャリック砲』!」
完璧な不意打ちが成功し ザマスは吹き飛んで行った
「へへっ サンキューベジータ」
「…フン 次に行くぞ…俺たちはあくまでも 時間稼ぎだ…」
その通りである
ギャリック砲で吹き飛ばしたザマスはうぞうぞとうごめきながらまた人の姿に戻った
[‥‥]
ザマスは無言で悟空たちを見つめると飛び去った
「えっ?逃げちまったぞ?」
「…なぜだ? なにか目的が…」
見ればザマスたちは一か所に集まり始めていた
「…魔理沙」
「分かってるって…トランクスもこっちこい…霊夢のそばにだ」
ザマスたちは一か所に集まると 文字通り一つに なり始めた
まるで小さな粒子のように 混ざり 散らばり そしてまた混ざった
そこにまるで緑色の竜巻と言えるようなザマスの波が生まれ…天高く登って行った
「…?」
「神が人間に敗れるなど……有ってはならない……ハハハハッ!! アハハッ アーッハハハハハッ!!……」
ザマスは高笑いをしながら一人一人とまた消えていった
界王神たちは顔を見合わせた
「ゴワス様…これは…?」
「ザマスは…宇宙に成ろうとしているのかもし知れん…最早神の容姿さえも捨てて正義と秩序 『そのもの』 に成ろうとしているのだ…」
ザマスたちの姿が消え 空いっぱいにザマスの顔が浮かび上がった
地球の表面は狂気に満ちたザマスの顔が浮び上がり おまけに暗闇で覆いつくされた
地表から見た空にはザマスの顔が大量にあり いずれも合体前のザマスを象っており もはや正気の沙汰ではなかった
「無限ザマス」
人どころか生き物ですらないソレは トランクス達にニヤリと笑みを浮かべた
トランクスはもう一度 剣を深く握り直した
続く
2日遅れましたが…なんとか今年中には終わりそうです…多分
3日遅れます 申し訳ありません
これまでで一番遅れてます…
いやもう明日には必ず投稿します
申し訳ございません