もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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シャンパとヴァドス

霊夢が目を覚ますと 見覚えがある というかもはや懐かしい茶色が視界に広がった

「神社…掃除…」

立ち上がろうとすると 冷たい風が吹いた

「‥‥」

神社は隙間だらけである 隙間風はとてもひどい

霊夢はもう一度寝ることにした 今日だけはきっと 二度寝も許されることだろう

もう一度布団に潜り込み寝返りをうつと横に妹紅がいた

「のわーーっ!」

思わず妹紅を外に蹴とばしてしまってから霊夢は気づいた

行く当てのない妹紅を仕方がないので神社に停めることにしたことを

「やっべー…」

寒空の中頭から地面に突き刺さっている妹紅を見て霊夢は声を漏らした

「…あれ」

妹紅が何かを言うのかと思ったのだが返事が無い

霊夢は布団からでて地面に突き刺さった妹紅を引き抜いた

「気絶してんなこれ…バレてないって事ね」

霊夢は妹紅の髪についた土を払いもう一度布団にねじりこんだ

「目ぇ覚めちゃった…」

仕方がないので掃除でもするかと霊夢が着替えをすました時だった

 

玄関前が光りだしたのである

 

「!?」

霊夢がうろたえているうちに光は収まり そこには2人組がいた

 

「おーっ!いたぞヴァドス!」

「ええ いましたね」

 

太ったビルスのようなやつと どことなくウイスに似た気配の2人組が光の中から現れたのである

 

「やっぱしビルスの野郎め 隠していやがったな…」

その男は体をゆさゆさと揺らしながら高笑いをした

「だ が ! このシャンパ様から隠し続ける事なんて不可能!」

「手当たり次第に探しましたからね かなり大変でした」

そんなやり取りをしている2人を尻目に霊夢は考えていた

「そういえば…別の宇宙の破壊神にシャンパとか言うヤツがいたような…?」

霊夢がそう呟くのと同時にシャンパが霊夢をにらみつけた

「シャンパ様だ! それはそうとお前 別の世界から来たやつだろ」

霊夢ははいとは答えられなかった

(なんで他の宇宙の破壊神がここに…?目的も分からないし…)

「…いや ここに最近引っ越して来ただけよ」

「ふぅん?じゃあどこから引っ越して来たんだよ」

「あ…」

霊夢はこの世界の地理など全く知らなかった

「ナメック星…」

「ナメック星人にはとても見えないぞ! あんま嘘をつくなよ 今ならまだ許してやる」

「‥‥‥」

「シャンパ様 本題に入りましょう ウイスに気づかれたようです」

「おお 気づかれたか…まぁいい 率直に言うぞ お前第六宇宙に来い」

「え?」

次の瞬間強い光と共にビルスとウイスがその場に出現した

「何のつもりだシャンパ!勝手に僕の宇宙に来やがって…!」

「おお 遅かったなビルス…お前やっぱり幻想郷出身を隠してやがったな!」

「…霊夢!お前話したのか!」

「いやいやいやいや!話してない話してない」

「…チッ それでシャンパ!何の用だ!」

「この前にも言っただろ?変な館の件だ」

「…お前約束が違うじゃないか お前試合に勝ったらお前が超ドラゴンボールを使い!僕らが勝ったら僕らが使う!」

「フン それはまぁそうだがな…あの変な館だが どこから来たのかが分かったんだ」

「何?それでその館は一体どこからやって来たんだ?」

「ふふん どうしよっかな~ 教えてやろうか それともやらまいか…」

「ぬぬぬぬぬぬ…!お前…!」

 

「幻想郷ですよ」

ヴァドスと言う名前の天使がそう言った

「あーっ!ヴァドスお前…!言っちゃダメだろ!」

「だってシャンパ様 めんどくさいんですもの」

「おま…お前…!」

「と言うわけなのです これで手伝いたくなったのでは?」

ビルスが顎を撫でながら言った

「なるほどな 確かに霊夢達なら行きたいだろう…悟空は貸してやらんぞ!」

話がとんとん拍子に進む中 ようやく妹紅が起きてきた

「なんだなんだ!一体どうした!」

起きた妹紅が見た光景はあり得ないレベルで人のいる博麗神社である

「なんだ 夢か」

「失礼ね あんたも行くでしょ?」

「…?」

「ああ 今起きてきたのね てっきり聞き耳でも立ててたのかと」

「耳に土が詰まってんだよ 何でだろうな」

「まぁそんなことはともかく…」

霊夢は妹紅に説明を始めた

 

 

 

 

「まぁとにかくだ 手伝うんだろ?俺たちを」

「…ちくしょうめ」

「まっそういうことだ!精々頑張って手伝ってくれよ!帰るぞヴァドス!」

シャンパは笑いながら光に包まれていった

 

 

「なるほどな」

妹紅はうなずきつつ言った

「まぁ察してるとは思うけど あの厄介な館よ」

「だろうな…私行かなくてもいい?」

「ダメ」

「はぁあぁぁ…」

 

霊夢はビルスの方に歩いて行った

「そんでもってあのシャンパって人とずいぶん仲悪いみたいね」

「…ああ 兄弟なんだが どうにも馬が合わん」

「…そういえばあの人いつ迎えに来るとか言ってなかったけど」

 

再び庭が光始めた

 

 

「ちなみに迎えに来るのは一週間後だ!それまでに準備でもしておくんだな!」

再び現れたシャンパは再び高笑いをしつつ帰ろうとしたがビルスに声をかけられた

「おい なんでお前が消さないんだ」

「…めんどうくさいのもあるが お前の所の新戦力の力も知っておきたかんだ あっそうだ」

シャンパは思い出したかのように手を打った

「お前らが何人かは知らんがヒットも来るぞ」

「なっ…ヒットがいるなら霊夢達いらないだろ!」

「お前達の強さを知りたかっただけだよ~ん!そんじゃあな!」

また光に包まれてシャンパが消えた

「あ!の!や!ろ!」

ビルスが神社の灯篭を蹴とばした

この前買ったばかりの灯篭である

「霊夢!お前もっと強くなれよ!ヒットをほぼ働かせないでやって奴に無駄金を使わせるんだ!」

むちゃくちゃなことを言いながら暴れようとしているビルスにウイスが手刀を当てた

「あんまし暴れられると困りますよ それではまた」

ウイスたちも光に包まれて消えた

 

霊夢はため息をつくと 神社に戻り昨日ブルマにもらったスマホを操作した

 

「何やってんだ?」

「ピッコロさんに連絡 もう修行つけてもらわないと」

妹紅は言いづらそうに言った

「スマホの持ち方もうちょいなんとかならないのか?」

霊夢はスマホをこわごわ指先で持ち上げ画面をタップしていた

 

 

 

 

 

ピッコロはスマホをこわごわ指先で持ち上げると メッセージを確認した

「ほう やる気十分じゃないか」

ピッコロは嬉しそうに呟くと冷蔵庫を開いた

「…水しかないな 霊夢用の食料を買うのもいいかもしれんな…」

 

 

 

 

神社に残っていたわずかな食材で何とか作った食事を霊夢と妹紅がちゃぶ台で食べていた

「そう言えばあんたって寝なくてもいいし 食べなくても良かったはずよね」

「気分によるんだ 昨日はぐっすり眠りたい気分だった…寝すぎたのか頭が痛いよ」

「…寝すぎには気を付けたほうがいいわね」

霊夢は漬物をかじりながらそう言った 

 

 

 

続く




3日遅れました…
次こそは…次こそは遅れずに…
ダメでした…1日遅れます
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