もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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紅魔館大騒動

門を無理やりこじ開けるヒットに霊夢は話かけた

「結局美鈴やっちゃったけど 良かったの?てか結局目的はなんなの?」

「最後に発動させかけていた技の阻止の方を優先しただけだ…今回の目的は視察と友好関係を結ぶ事」

 

ガタンと大きな音が開くのと同時に右側の門が破壊された

 

「それが俺の今回の仕事だ…一筋縄ではいきそうにない相手だ」

「知ってるわよ 知り合いだもの…んで結局壊すの?」

「錆び付きがひどすぎる 仕方がないからこじ開ける」

「…門番を殴り倒して門を無理やり引きちぎったヤツと友好関係結びたいと思うの?」

「まぁ…不可能では…ないだろうな」

「そうかなぁ…」

 

座り込んでいた魔理沙がが立ち上がりヒットに文句を言った

「おい 美鈴起きないぞ」

 

「だいぶ強めに殴ったからな しばらくは起きない」

 

とりあえず妹紅も話かけることにした

 

「何年も生きてるが初めて見る技だな」

「お前は… 見覚えがあるな」

「…マジ?」

 

「ずいぶんと昔の話だが妙な場所に迷い込んだことがある 恐らくあの時会っている」

 

(…って事はこっちの世界と幻想郷は繋がってんのか? てかそれ以前に何歳だよこいつ)

 

無理やりこじ開けられた扉の先にある廊下はやけに長かった

 

「外から見た大きさより明らかに内部は広い…」

「咲夜ね… あ 紅魔館の…あここの名前ね そこのメイド長」

「つまり…」

魔理沙が口をはさんだ

「そりゃ拒絶もされるよ 霊夢の言う通り私たちはともかくヒットは…」

 

「門番を殴り倒して門を無理やり引きちぎったヤツ」

妹紅がそう言葉をついだ

 

その時だった 館の奥から一人の女が滑るようにやってきた

赤い長髪で頭と背中には悪魔然とした羽 

白いシャツに黒のベストと同じ色のロングスカート そしてネクタイを着用している

 

「今紅魔館は面会謝絶です みんなおかしくなっちゃってます」

 

「おっ小悪魔 久しぶり」

魔理沙の挨拶はスルーされた

小悪魔が真正面に据えているのはヒットである

「それに…ここにいるということは門番を…」

 

「ああ… あれは事故だ」

 

「お帰り下さい」

「…仕方がない」

 

ヒットが再び拳を構えた

 

「待て待て待て」

妹紅がヒットの腕をやんわりつかんだ

「ここは穏便に…な?」

ヒットは拳を下した かに思えたが次の瞬間 妹紅の手からヒットが消えた

「なっ!?」

 

急いで小悪魔の方を見たが…

「何も…されていない?」

しかし紅魔館の奥の方から悲鳴が聞こえてきた 1人ではなく何人もの悲鳴である

 

「時飛ばしか!」

妹紅がそういうのと同時に3人は小悪魔を押しのけた

 

「ちょ…ちょっと!面会謝絶ですってば!」

「うるさい!」

「ええ…」

霊夢の怒鳴り声に思わず小悪魔は引いてしまった

その開いた隙間から霊夢達は滑り込んだ

「すまんな!」

魔理沙の一言を残してあっという間に3人は消えた

 

「え…ちょ…ええ…」

そしてその場には壊れた扉と小悪魔のみが残されていた

 

 

 

 

「やれやれ」

本に囲まれている彼女の名前はパチュリー・ノーレッジ 魔女である

 

長い紫髪の先をリボンでまとめ 紫と薄紫の縦じまが入ったゆったりとした服…寝巻のようだが…を着ている

ドアキャップに似た帽子を被っており はたから見ると変なヤツである

 

「ただでさえ忙しいのに…小悪魔め」

飛んだとばっちりではあるが実際今館内に侵入はされてほしくない

「…さてどうしたものか」

「大変そうだな」

「…うそぉ」

 

 

パチュリーの目の間に先ほどまでいなかった男が立っていた

「…あんたが侵入者?」

「…まぁ そうとも言う」

 

パチュリーは読んでいた本を閉じた

「…ここに来るまでに妖精メイドたちがいたけど…どうしたの?」

「無視して突っ切ってきた」

「…目的は?」

「目的は…友好関係を結びたい」

「はぁ…?あいにくだけど今紅魔館の主は面会謝絶状態…出直してきてくださる?」

「それは無理な話だ 破壊神からの仕事なんでな」

「破壊神…破壊に関しちゃね…」

「先ほどから異様な気配を感じる 主というのはこの真下にいるのか?」

「ああそれは違うわ…主は…」

 

その時だった

館の壁がギシギシときしみ 壁をぶち破る乾いた音が鳴り響いた

 

「…来たわね」

パチュリーは急ぎ足で壁際から離れた

「あなたも離れといたほうがいいわよ 彼女 とっても強いの」

 

次の瞬間 図書館の壁が崩れ 奥から小さな顔がひょこりと出てきた

青白い銀髪に赤い眼 身長は低く 背中には大きな羽が生えていた

服はピンク色であり同色のナイトキャップも被っている

 

「ああ 落ち着いてよレミィ…紹介するわね これが主…レミリア・スカーレット」

 

「うー…うー…」

 

「見ても分からないと思うけど吸血鬼よ…普段はこんな感じじゃないんだけど…」

 

「シャアアア…」

 

「なんでも数日前からおかしくっておかしくて…」

「見れば分かる」

「えと…ねぇ」

レミリアは頭を押さえながらヒットを一瞥した

「…殺す」

レミリアの体から黒い気が立ち上り始めた

 

「見ての通り たびたび黒い気を垂れ流しながら狂暴化するのよ」

「どうやったら治る?」

「…似たような症状になった妖精メイドがいたのよ…そいつらはぶちのめしたら戻ったわ」

「そうか」

 

ヒットの姿が消え 

パチュリーが瞬きする間も無く ヒットの拳がレミリアの腹に深々と突き刺さった

鈍い音と共に図書館の本がばらばらと落ちてきた

「うぉぐぅ…あ…」

バタンと倒れたレミリアにパチュリーは急いで駆け寄った

「あんたずいぶんと強いのね まぁレミィを…レミリアの事よ? 助けてくれてありがと 誰も止めれなかったのよ」

 

「いや待て」

ヒットが再び構えを取った

「まだ何かいる…来るぞ」

 

次の瞬間ヒットの頬に白い腕が深々と突き刺さった

 

「‥‥」

 

「あ…咲夜 いやこの人は…」

「ウルル…ウ…」

「ま…まさか…」

咲夜の体からも黒い気が立ち上り始めた 

「最悪ね…ヒット!」

 

吹っ飛ばされた先にあった本をどかしながらヒットが歩いてきた

「何をされたのかさっぱり分からん」

「言ってもいいのかしら…まぁ言っちゃうと 時間停止よ」

「なるほど」

再び咲夜に向かおうとしたヒットをパチュリーがつかんで止めた

「いや早いわよ 詳細も教えてないじゃない」

「俺の能力もまぁそれに近い いや あいつの種族はなんだ」

「多分人間…ところでどうして聞いたの?」

「吸血鬼の内臓の位置など知らん」

 

レミリアがのっそりと立ち上がった

人というより獣に近いその姿は前の彼女を知っているパチュリーからするとなかなか来るものがある

 

「そんじゃ 任せたわよ」

「…お前は戦わんのか」

「ちょっとね…そんなに得意じゃないのよ ガチバトル」

「そうは見えんがな」

そう言ってヒットは一気に跳んだ

 

図書館の屋根がぶち破られ 夕日が差し込んできた

 

「…後で治してもらうってのは 都合よすぎかしらね」

 

 

 

 

紅魔館上空に飛んだヒットの視界に傘を差したレミリアともう一人

 

 

髪は銀髪のボブカットにもみあげ辺りから三つ編みになっている

髪先には緑色のリボンを付けている

青と白の二色からなるメイド服を着ており なんか貫禄がある

 

「…こいつか?」

ヒットが咲夜に狙いを絞った瞬間咲夜が消えた

(時間停止か!)

ヒットはここで時飛ばしを使用した

 

ヒットの時飛ばしを簡単に説明すると

自身以外の時間を約0.1秒ほど止める技である

たったの0.1秒ではあるがヒットにとって0.1秒は大きなアドバンテージである

 

ヒットは自分を殴る直前で停止した咲夜の急所に寸分狂わず拳を叩き込んだ

 

そして時間は再び動き出した

 

「なっ…」

驚きに似た声をのこして咲夜は落下していった

 

「次」

「あーあ…咲夜やられちゃった」

レミリアはそう呟くと指を鳴らした

「神槍『スピア・ザ・グングニル』」

 

彼女の手には赤い槍が握られていた

 

(先ほどの発言から察するに 少しではあるが自我が戻ってきているのか…?)

ヒットは元の彼女を知らないが 最初にうーうー言ってた時と比べると明らかに言葉が知的である

 

「一度殴り飛ばしたから…か?」

それともこの妙な気は誰かの差し金か

(まぁ考えるだけ無駄だ)

情報が少なすぎるのだ ヒットは考えるのを止め 拳を構えた

 

 

 

 

 

 

 

「はぐれちった」

妹紅は一人廊下を歩いていた

唐突に館内部の空間がねじれ あっという間に3人ははぐれてしまった

館内部の空間を管理している咲夜が殴り倒されたため 空間がめちゃめちゃになってしまったのである

 

 

「どこだよここ」

じめじめとしているので恐らく地下であることは分かる

「ん?」

廊下の突き当りに扉が一つあった

「…なんかいやな予感がするな」

とは言っても他に行く道も無い 意を決し妹紅は扉に手をかけ開けた

 

「…あ」

 

部屋の奥には大きいベッドがあり

部屋には紅い絨毯が敷いてあった

そして部屋のベッドの上には10歳にも満たないような幼女が座っていた

深紅の瞳に薄い黄色の髪 それをサイドテールにまとめ その上からナイトキャップをかぶっている

背中には翼…というよりも八つの結晶が下がった一対の枝 そう呼ぶ方がしっくりくるものが生えていた

「…すまんな」

扉を閉めようとした妹紅は何か違和感を感じた

「‥‥?」

ぬるりとしたドアノブ 

顔に手をやるとぬるりとした感触

「これは…?」

見れば全身が割れ血が漏れ出していた

「…お前か!」

すると今度は右目が見えなくなった

「ちょっ…なんだこりゃ!」

体が何かに耐え切れず壊れていく

「これは…一体…」

妹紅がそういうのと同時に首の骨がきしみ始め 折れた

 

ずしゃりという音と共に妹紅が倒れ その体が破裂した

 

「…あら もう死んじゃった」

 

「つまんない」

そいつは立ち上がると妹紅の左目をえぐりだした

「あはは 気持ち悪い」

それを右手の親指と人差し指でぐにぐに遊んでいると不意に手をつかまれた

「…返せよ私の左目」

「へぇ…あなた名前は?」

「…藤原妹紅」

「私はフラン フランドール・スカーレット」

 

彼女の背後から黒い気が立ち上り始めた

 

(ちくしょうめ…霊夢達だったら即死だろこれ)

ある意味こいつと戦うのは自分でよかったのかも知れない

 

だがそれはそれである

(来るんじゃなかった…)

未来での戦闘のせいで妹紅は戦闘に対しても消極的になりかけているのである

一方霊夢と魔理沙はと言うと…

 

 

 

「妹紅の気が消えちゃったんだけど…」

魔理沙は肩をすくめた

「どうせすぐ復活するよ」

そう魔理沙が言うのと同時に妹紅の気が現れた

「…助けに行く?」

次の瞬間 上からも轟音と共におぞましい気が流れてきた

「…どっち行く?」

「…勝ったほうが上 負けたほうが下な」

2人はジャンケンを始めた 2人曰くこれまでで最も白熱したというが そんなことはどうでもよかった

結果としては魔理沙が下 霊夢が上に行くことになった

 

「んじゃ後でね」

「おうよ」

 

2人は急いで現場に向かうのであった

 

 

続く




お久しぶりです
インフルエンザきつかった…
皆さんも体調管理にはお気をつけて

1日遅れます







鳥山先生のご逝去の報に接し

謹んでお悔やみ申し上げます

鳥山明先生の漫画が私は大好きです
とても悲しい 寂しい気持ちです

天国でもどうかお元気で
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