もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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紅魔館大騒動②

「ちょっと!」

 

霊夢達が別れて向かおうとした瞬間声がかかった

 

「おっ パチュリー! 本は…どっかにいっちまった すまん」

魔理沙は幻想郷にいたころ よくパチュリーから本を借りていたのである

まぁ返してはいなかったが

 

「そんなことはどうでもいいから!あんた達も来ててほんとよかった」

パチュリーはぜぇぜぇ息を切らしながら館の現状と黒い気について話した

 

「…なるほどね そりゃ面会謝絶だわ」

「分かってくれたならいいのよ…つまり今の…」

「ガチで殺しに来るって事ね…了解」

「話が早くて助かるわ」

「…本の件なんだが」

「それは後で聞くわ」

 

 

今度こそ2人は急いで現場に向かうのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

段々と暗くなっていく紅魔館上空で

ヒットとレミリアは激しい近距離戦を繰り広げていた

 

「チッ」

舌打ちをしつつヒットがレミリアの槍をつかみ止めた

「あら これでもダメなの」

するとレミリアの開いた片手にもう一本の槍が現れた

その槍をつかみ取ろうと腕を伸ばした瞬間 伸ばした腕にナイフが突き刺さった

「…!」

違和感を感じすぐさまヒットは上へと飛んだ

するとヒットのいた場所に大量のナイフが飛んできた

(時止めか!)

咲夜の姿は見つからない 上空のため見つけられないはずがない

だとすると時止めによる攻撃 それから離脱まで同時に行っている

(ヤツの停止時間がわからん以上 うかつに攻撃もできんな」

今度は距離を詰めてきたレミリアの攻撃を受け流しつつヒットは目を凝らす

 

戦闘中にどんどん上空に上がってきており

紅魔館ははるか下にある

 

時止めはそう続けれるモノではない

 

息を止めたまま走ると普通に走るより疲れるように 時止め中に移動をするのは負荷がかかる

 

咲夜の隠れる場所をどんどん減らしていくしかない

 

「あら ずいぶんと上に逃げるのね」

 

レミリアのしなやかな羽が大きく広がった

 

『天罰「スターオブダビデ」』

 

六芒星が暗くなった紅魔館の空に広がった

浮かび上がった六芒星から丸い弾とリング状の弾がいくつも発射された

 

「…まずいな」

 

時飛ばしが再び発動した

 

ヒットは大きく右へと離脱したのだが すでにそこにはレミリアがいた

 

『神槍「スピア・ザ・グングニル」』

 

複数の弾と共に槍がヒットの左腕に突き刺さった

 

「クソッ」

 

再び時飛ばしを発動しようとしたが今度は時飛ばしを発動出来なかった

 

「…咲夜ね」

 

時飛ばしを時間停止で潰された

 

0.1秒時間を止めたがそれを上回る時間ヒットの時間は止められていた

 

「ぐぅ…」

うなりながらヒットは腕に刺さった槍を引き抜いた

「…俺の動きを読めているのか」

「まぁね ちょっとした 未来予知よ」

 

未来予知 レミリアの能力の一端である 彼女の能力は少々複雑であり

彼女自身も全て把握できていない

だが未来予知は自在に使用できるし 何より使い勝手がいい

 

 

「………」

ヒットは考える 相性は最悪だ

だからとはいえ 引くわけにもいかない どうしたものかと考えるヒットは 下からもうスピードで飛んでくる何かを察知した

 

「…まずい!」

レミリアも予知したらしい

 

その猛スピードで突っ込んできたヤツは レミリアに激突し 吹っ飛ばした

 

「先に行かれたら困るって言ったでしょうに」

霊夢はそう言いつつ服の乱れを治した

 

「…そんなことを言われた覚えはない」

「あら そう」

 

よろよろとレミリアが飛んできた

「あら…霊夢 久しぶりね」

「…ずいぶんと気味悪い事になってるそうね」

「…パチュリーから聞いたの?」

「あら もう治ったの?」

「いやそれがね 冷静な思考とあなたたちをぶち殺したい思考が同時にあるような…」

「とても変な状態って事ね」

「まぁ そういう事よ」

 

霊夢が構えを取った

「相性的にはこっちが有利よ」

「それはどうして?」

「あんたの攻撃は私にかすり傷すら与えれないからよ」

「…クソガキが」

 

「霊夢」

ヒットは霊夢に声をかけた

「レミリアへの対処は頼んだ 俺は咲夜を止める」

 

「了解!」

 

ヒットは一気に急降下した

 

レミリアの未来予知の情報を咲夜がつかみそのタイミングで発動させている

 

霊夢とレミアリアが戦いだした今 咲夜を叩く絶好のチャンスである

 

咲夜は紅魔館の屋根の上にいた

 

ヒットは先制攻撃を止め 屋根に降りた

 

「先制で止めなかったということは あなたもちゃんと決着を付けたがっているということ」

 

「まぁな…今のお前は どこまで意識がある」

 

「微妙ね 自分半分知らんヤツ半分」

 

「そうか」

 

「あなたの事は私は知らないけど どうせなら正々堂々戦いたかった」

 

「それはお前の本音か?」

 

「今の私の本音よ」

 

次の瞬間 咲夜とヒットの姿が消えた

 

次の瞬間お互いに庭へ 次の瞬間には紅魔館の廊下に さらに次の瞬間にはまた屋上に戻っていた

 

「時止めだけじゃない」

咲夜はそう言うとナイフを取り出した

「あなたの時飛ばし あれは時止めだけではない もっと他の何かも 隠し持っている」

 

咲夜の周りに咲夜が3人ほど現れた

 

「それは私も同じことよ」

 

再び2人の姿が消えた

 

 

 

 

 

 

魔理沙が地下に降りようとしたとき 紅魔館の右半分が爆発した

 

「うげっ 何があったんだよこれ」

 

妹紅の気と懐かしい気を感じる

 

べちゃりと魔理沙の横にボロ布のようなモノが落ちてきた

「よう妹紅」

「…アイツも知り合いか?」

「おう」

 

魔理沙は帽子をかぶり直すと 知り合いに近づいて行った

 

「ようフラン 久しぶりだな」

「だれ?」

「…分かっててもへこむぜ」

 

妹紅が起き上がった

「…あいつの能力」

「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」

「…最悪だ」

 

フランが手を握りしめると 妹紅はまた崩れた

 

「…条件は手を握ることか」

 

「まぁ私が攻撃する」

「私は守りゃあいいんだな」

 

妹紅はまた立ち上がった

 

確かにフランの攻撃はフワッとなったりヒヤッとするくらいに痛い

 

だがザマスに食らった妙な攻撃よりはいくぶんかマシである

 

「さてと 幸運だな妹紅」

「…現在進行形で不運だ」

「いや私の新技を特等席で見れるんだ 結構ラッキーだと思うぜ」

「ああ そう」

 

2人が構えるのと同時にフランの手には一本の紅い槍が握られた

 

『禁忌「レーヴァテイン」』

 

 

 

 

 

 

 

「…厄介なことになりそうだな」

「まぁ何とかなると思うぜ 私は」

 

紅い剣の斬撃によって館のもう半分が吹き飛んだのを見ながら 2人はそう会話を交わした

 

 

続く

 















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