もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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いざ力の大会へ

カプセルコーポレーションの庭にはすでに悟空と17号以外はそろっていた

「あんたが天津飯か よろしく 私が魔理沙だ」

 

「ああ よろしく頼む お前が噂の…もう片方の」

 

「霊夢ならそろそろ来ると思うんだけども…」

 

天津飯 彼もまた悟空の仲間である

最初の頃は悟空と敵対していたらしいが今では頼れる仲間らしい

悟空たちほど強い力は感じないが確かな経験と実力が彼の中に感じられた

 

「にしてもまだかなぁ…悟空」

 

霊夢は流石に心配になってきた あのフリーザという男はとても信用できたものではない

おまけに強いため悟空が負けてしまったら…

 

「まぁビルス様たちもいる 大丈夫だろう」

ピッコロもそう言いつつ心配そうではあった

 

信じきれないワケではないがお互いフリーザ相手に痛い目を見ているためどうにもこうにも心配であった

 

「まぁまだ時間はあるし…っておいリボンを引っ張るなよ」

 

妹紅はマーロン 小さいほうのトランクス 悟天のチビ担当である

17号はギリギリまで保護区へ残るらしい

そもため悟空には尚更早く帰ってきてほしいのだ

 

「そもそもウイスさんいなきゃ大会にいけないし…早く帰ってこないかしらねぇ…」

ブルマはため息をつきつつ赤ん坊をあやしていた

 

 

「あとは戦士と言ってもヤムチャぐらいしかおらんぞ…」

亀仙人は霊夢達から少し離れた場所でそう言った

女好きの彼から女性陣は距離を取っている まぁ妥当ではある

 

「くそ…フリーザのヤツぐずっていやがるな…どうしても来ないというなら今からチャオズを呼んでくる」

 

チャオズとは天津飯の相棒であり 超能力の使い手である だが強さは天津飯たちに比べても二回りほど劣っており 彼をチームに入れるとしても数合わせ 悲しいがそれが現状である

 

全員が心配をし始めた時 庭の真ん中からシャッ という鋭い音と一緒にボロボロの男が2人現れた

 

「オッス!またせたな…みんな!」

 

「悟空!無事で…んであんたは…」

 

「おやおや 巫女さんではありませんか…昨晩ぶりですね」

 

「…私アイツキライなんだけど」

「安心しろ 俺も好きじゃない」

 

虹の柱からビルス達も現れた

「まったく…こいつらあの後ずっと殴りあっていやがった…」

 

「…わしゃあもういくぞ!こんな危険だらけの場所にいたら寿命が4年は縮んでしまうわ!」

 

「あっサンキューバァちゃん!また24時間後に!」

 

あのばあさんは占いババと言って かなり当たる占いをしたり 死者を24時間だけ蘇生出来たりするすごいばあさんである だが流石にこの場にはいたくなかったのであろう なんせフリーザと破壊神がいるのだ

 

ピッコロはポケットから仙豆を二粒取り出し2人に投げた

 

「とっととそいつを食って体力を回復させろ! これから大会だぞ!」

 

「サンキュー ピッコロ」

 

 

「…フッ 天使の輪がお似合いだぜ フリーザ」

ベジータは恨みを込めて フリーザに煽りを入れた

占いババの力では蘇生されても頭の上に天使の輪っかが残ってしまうのである

 

「…宇宙がなくなる前に あなたから消してあげてもよろしんですよ?」

 

「フン 出来るものならやってみろ」

 

「わかんねぇぞベジータ!」

悟空が割って入った 

「こいつ木につるされてただけなのにまたパワー上げてきやがったんだ」

 

「イメージトレーニングですよ…あなたたちを殺すシミュレーションを何度もしました」

 

「おい フリーザ 馬鹿な真似をしたらオレが破壊するからな」

「ほほほ…冗談ですよビルス様」

 

「まぁまぁ…いろいろとあるのは分かるけど…今日はお互いノーサイドで…ね?」

 

クリリンが仲裁に入った 彼とてフリーザに殺されているのだが流石のコミュニケーション能力である

 

「そういえば悟空 どんな条件であいつを仲間にしたのよ」

 

「えっ…あ…いや 大した条件じゃねぇさ」

「参加の条件は私の完全復活です」

 

「な…なにっ!?か…完全復活!?」

 

ほぼ全員が同じリアクションを取った

 

「この宇宙が勝ち残ったら 私をドラゴンボールで蘇らせる そういう約束をいただきました」

 

フリーザは傷の消えた体を伸ばした

「そうですよね?孫悟空さん」

 

「ああ…そうだ オラが蘇らせてやる」

 

「キサマ…また勝手なマネを!」

ベジータは流石に声を荒げた

フリーザは生前も根っからの悪党であり ベジータ達サイヤ人の故郷 というか住んでいた星を破壊し

サイヤ人をほぼ絶滅させた現況でもあるのである

 

「まぁまぁいいじゃありませんか 世界そのものが消えてしまうよりはずっとマシじゃありませんか」

ウイスもまっとうな事を言った

もはや四の五の言ってられる状況ではないのである

「さぁみなさん そろそろ転送の時間ですよ」

 

ウイスはまた虹の光と共に17号をワープさせた

 

「頑張って来いよ霊夢 魔理沙…私もがんばるから…」

 

妹紅はチビ3人にもみくちゃにされながら虹の光に飲み込まれていった

 

「ええ…頑張る」

気の利いた返しも思いつかないので霊夢はそう返しておいた

 

「ではみなさん…手を繋いで輪になってください」

 

「え?」

「手を…つなぐ?なんか…お遊戯会みたいだな」

 

「おいフリーザ 早くしろよほら オラの手を…」

 

「私があなたと手を?冗談じゃありませんよ」

 

「おい!とっととしろフリーザ!二度と蘇れないように魂ごと破壊するぞ!」

「は…はい…」

 

「貴様ら…今回はバトルロイヤルだ!チームワークが大切だ…今回だけでいいから仲良くしろ!いいな?」

ビルスはかなり必死であり その思いは一部戦士には響いたとか響かなかったとか

 

「わかりました」

悟飯だけは素直であった ほんといい子である

 

「大神官様 用意が出来ました 転送お願いします」

 

ウイスは杖にそう呼びかけた

 

「みんな頑張ってね!」

ブルマはそう言った 無論彼女も見送りである

 

「優勝して帰ってくっかんな 待っててくれよブルマ」

「とっびきりうまいもんを用意しておけ」

悟空とビルスは軽く返事をした

 

「あんた達2人も頑張りなさいよ」

 

「ハイ!」

「ええ 頑張って…魔理沙?なんか返事しっかりしてない?何かあったの?」

 

「待ってるわよ ベジータ」

 

ベジータは無言でうなずいた

 

全員の体が薄く光り始めた

 

「それでは いきましょう」

 

全員が光の線になり はるかかなたへ飛んで行った

 

 

 

「頼んだわよ みんな」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

「…まぁこうなることは 分かっていた事」

 

紫はボロボロになりながらも神聖樹の木の残骸をあさっていた

 

「…私は何を」

 

「何をして…」

 

 

見ていたことだし 知っていたことだ ターレスたちは悟空たちによって倒される 決まっていた事なのに

 

紫は木を彫り続ける 弱りすぎて残骸を掘るだけで彼女の指先は傷ついた

 

「…」

 

何も情が無いワケではない 幻想郷にいたころからそうだったんだから

 

とはいえ目的や幻想郷優先で行動はしていたのも事実なのだ

 

ならここからさっさと離れるべきである ただでさえ悟空たちと交戦してしまったのだ

 

思い返したくもない 私情だ 完全に私情で動いてしまった

しかもそのせいで…

 

ここまで大きく動いてしまったら 歴史は変わってしまうだろう

 

だとすると動き出してしまうのだ 奴らが…

 

歴史を変えてしまった要因は ようやく掘り出された

 

紫の手の中には 虫の息ながらもなんとか生きながらえたターレスがいた

 

本来ならばここで殺すべきだ ここで殺せば…

 

「ゆ…ゆか…あいつ…らは…」

 

また変わっている…彼は元の歴史じゃ仲間を思いやるようなヤツではなかったはずだ…

 

「にげ…」

 

違う 違うはずだ 前の彼ならそれは絶対に言わないはずだ

 

「お前だけでも…逃げろ…」

 

 

絶望と同時に悲しさ それと同時に多少の嬉しさがあったことは認めざるを得なかった

 

紫は 彼を優しく抱き寄せると スキマの中へ 消えていった

 

 

 

 

続く









お久しぶりです いや本当にお久しぶりです
次回からようやく力の大会本編スタートでございます


すいませんもう少し遅れます
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