もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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スカーレットデビル

超サイヤ人の強さは大体通常状態の50倍だと言われている

 

つまり霊夢は超サイヤ人に一時的ではあるが並べたのだ

 

そして再び実感した 悟空との力の差をよりはっきりと

 

 

「…さてと」

霊夢の体はうっすらと赤みを帯びていた

界王拳はあくまでも自分の気を最適化する技だ

これ以上は力は伸びそうにない もうすでに私の力はここで打ち止めだと霊夢は実感した

後は技や素の肉体で近づくしか出来ないのだ

少し寂しいが追いつけなくなるわけではない

 

「…かかってきなさい」

 

「…パワーもスピードもかなりのモノね」

 

レミリアはレヴァーティンを左手に持ち直した

 

 

「というかなんであんたがフランの武器を持ってんのよ」

「一時的に貸してもらってるの…あなた用に」

 

レミリアの斬撃は霊夢の頬をかすめた

 

「当然のように飛び道具みたいな事を…」

 

霊夢の右頬の傷は焼かれて止血されていた

 

だが逆にそっちの方が再生しづらいのである 気で傷を塞いで 気で回復を促す

霊夢はナメック星人ではないので焼かれてしまうと塞ぎにくい

 

「わざわざ対策までするって…フェアなの?」

「再生だってフェアじゃないでしょう」

 

レミリアの右手に破鋭い槍が現れた

 

「グングニルとレーヴァテイン…初戦から飛ばすわ…ね!」

 

霊夢は飛んできた槍を腕で殴り飛ばしもう片方の腕でレミリアの剣を受けた

金属がぶつかりあうような音を立てながらレーヴァテインは霊夢の腕の皮膚で止まった

 

「っぱ不慣れでしょ…剣は…」

「まぁあくまでも対策…ここからが本番よ」

レーヴァティンが霊夢の胴体に向けてまっすぐ飛んできた

それを正面から手で受け止め投げ返す 霊夢の手にはばっくりと傷が出来ていたがすぐに塞がった

それを撃ち落としてレミリアは小さく舌打ちをした

 

「再生能力…あなた厄介ね…本当に」

「褒め言葉として受け取っておくわ!」

 

霊夢の手刀をレミリアは受け止めたが 勢いを抑えきれずに吹っ飛ばされてしまった

 

「もう終わり?」

「…まだよ」

 

「ふぅん ああそう」

霊夢はそのままレミリアの位置に気弾を飛ばしたがレーヴァティンで弾かれた

 

返しで飛んできたグングニルをキャッチしそのまま投げ返すとレミリアはそれを避けなかった

グングニルはレミリアの真正面で止まった

「自分のは操作できるの?なら尚更早く落とさないと厄介な事になりそうね」

「…もう勝ったつもり?」

 

レミリアは羽を広げると武器を2つとも消した

『運命「ミゼラブルフェイト」』

 

レミリアを囲うようにして鎖が現れた その鎖はまるで蛇のように霊夢に飛んでくる

霊夢はそれを避けるために大きくジャンプしたがそこには見透かしたように鎖があった

 

「うそっ!?」

霊夢の腕に鎖は巻き付き取れなくなった

 

「悪いわね ちょっとだけ使わせてもらった」

 

「…あんたの能力か」

 

レミリアは特殊な能力「運命を操る程度の能力」を有している だが彼女の能力はハッキリしていない

噂では未来を見るとも文字通り運命を操るのではないかともいわれている

 

「さてと…これでもう逃げられないでしょう」

「さぁ…どうだか」

 

レミリアは近距離戦が得意である 先ほどまで霊夢は距離を取っていたがこうなってはそう上手くも行かない

 

(しかもこの鎖ちぎれないし… 50倍界王拳よ?)

 

次の瞬間レミリアの姿が消えた

 

「えっ」

「遅い」

 

霊夢の腹部に鋭いパンチが突き刺さった

 

「がっ…あ…あんた さっきまで本気じゃ…」

「本気よ」

次々と霊夢の体に拳が突き刺さっていく 片腕では到底さばききれない

「こっちの世界に来て 私たちの身体能力は著しく強化されたわ…」

「…ぞれは私もよっ!」

レミリアのパンチに合わせ霊夢もレミリアを殴り返したがすでにレミリアはいない

(鎖の位置…後ろ…いや!)

すでに鎖はレミリアの手元から離れて…

もう遅いとばかりに鋭い蹴りが霊夢の顎を蹴り上げた

かろうじて鎖の繋がっていない手で受けたが次の瞬間にはレミリアに背後から蹴りを食らった

「だからこそ…吸血鬼が最も得意とする近接戦は完璧に仕留めきれるまでは温存せざるを得なかった」

 

レミリアは片目だけで霊夢を見た

「あんた…まだ倒れてないもの」

数え切れない打撃を受けてもなお霊夢の体は原型をとどめていた

幻想郷時代の霊夢は避け特化だ 再生でそれを埋めてもこれには耐えれないとレミリアは踏んでいたのだが…

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

観戦しているビルス達は霊夢がピンチなのに気づいていたし 落とされそうだったので焦りも見せていた

 

「お…おい!何をやってる!霊夢を援護しろ!」

 

しかし悟飯たちも乱戦に巻き込まれており声は届かない

「クソ…霊夢はもうダメか」

ビルスは諦めて椅子に座った

 

「まだ分かりませんよ」

「何がだウイス」

「ナメック星人の技を覚えたのならまだまだ隠している技があるはずです」

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「…舐められちゃ困るわ50倍の耐久よ」

「とっとと落とすしかなさそうね」

鎖が霊夢の残りの手足に絡みついた

 

「…もう少しだけ戦いたかったけど…さようなら博麗霊夢」

レミリアは霊夢の頬を撫でた

 

『魔光眼!』

 

霊夢の目が光り レミリアが吹き飛ばされた

「あぎゃっ…」

「油断するには早すぎるわね!」

 

「ぐ…何が…」

 

『超爆力魔波-ッ!』

 

霊夢の手のひらから広範囲を飲み込む気功波が放たれた

 

「くっ…」

レミリアは防御姿勢を取ったがそれでも大きく吹き飛ばされた

(がっ…油断…しすぎた…意識が…)

 

『爆裂魔光砲ーッ!』

 

追撃とばかりに猛スピードで気功波が飛んできた

 

(避け…!)

レミリアに当たった気功波は大きく爆発を起こした

 

「…ふぅ」

霊夢は一息ついた

 

「死にはしないでしょ…」

まずは合流しなくては 

「痛い…」

 

レミリアが羽を広げて上空に浮かんでいた

「たったの数発で一気に致命傷よ…火力勝負は私の負けね…」

羽の一部は破れ全身ボロボロだが気は多少小さくなっただけだった

 

「…硬すぎでしょ」

「私は吸血鬼よ…あんたの攻撃が当たる瞬間 体を分解して蝙蝠にした」

レミリアの指先に1匹の蝙蝠が止まると彼女の手に溶け込んだ

「だいぶ飛ばされたけど直に食らうよりはマシよ…さて」

レミリアは地面に降り立つと羽をしまった

 

「貧血気味ね…」

「…殺しは禁止のはずだけど?」

「死なない程度に吸うわ というか再生するじゃない」

「‥‥‥」

 

いくら何でもまずい 一回真面目に休みたいのだが…

 

「さてと 仕切り直しよ」

「…クソが!」

 

レミリアのパンチが再び霊夢に当たり今度は大きく吹き飛ばされ…

 

柔らかくキャッチされた

「…やっと 助けに来てくれたのね」

 

「ごめんなさい 遅れちゃいました」

 

「悟飯さん…他のみんなは?」

 

「乱戦状態で散り散りに…でもそれは敵も同じです」

 

(増援ね…)

直前まで気づきもしなかったほど小さい気だ

恐れるに足らないとレミリアは判断した

 

『スターオブダビ… 』

技を撃つ直前 レミリアは止まった

長年生きた勘がそうさせたのか 彼女の能力がそうさせたのか

(今の…今の消耗した状態でこいつと争うのはまずい…!)

 

「霊夢さんは休んでてください ここは僕が引き受けます」

「…アイツ吸血鬼よ 行ける?」

「もちろんですよ…はっ!」

 

悟飯が飛んだ

武空術は使えないのでもちろんジャンプで…だがあまりにも早く レミリアはどちらか判断も出来なかった

 

「でりゃあ!」

悟飯の蹴りがレミリアの腹部に思いっきり突き刺さった

「ぐふっ…がぁ…マジ…で…?」

そのまま地面に激突し 思わず漏れた言葉は間違いなく本心であった

 

「…悪いですけど…落ちてもらいますよ」

仰向けなので顔は見えないがおそらく本当に悪いと思っているのだろう

そう思わせる声だった

 

(い…今は無理!)

これは無理だ 油断もしていたし得体も知れないしレミリアも結構消耗している

(いやでも…どうやって逃れれば…)

血が足りない 頭が回らない

 

 

「レミリア―ッ!お前コウモリになれるだろーっ!」

 

観戦席からシャンパの声が聞こえた

 

「はっ!そうだった!」

 

レミリアは蝙蝠に姿を変えるとすぐに四方八方に飛び去った

「太陽拳!」

 

悟飯の少し後方にいた坊主の頭が光り輝いた

「うそっ!」

 

蝙蝠は光には弱い…

変身は解除され再びレミリアは床に叩きつけられた

 

「ぐぐぐぐ…」

 

「クリリンよ 鍛錬をサボっておるな…もっと早く打てたじゃろうて」

ハゲた老人が坊主に何かを言っている 横には三つ目のハゲが

「大丈夫か 霊夢」

緑の…ターバンを巻いてるということは…ハゲが現れた

 

「ちくしょ…ハゲばっか…」

 

「みんなまだ落とされてなかったのね…よかった」

霊夢はのっそり立ち上がった

「なんか複数人でよってたかって悪いわね…レミリア」

「‥‥‥」

「でもルールだから…許してね?いや本当にちょっとずるいと」

パコォーン と鐘のように腹のそこまで響く音が鳴った

 

 

「…ヒット!」

 

「危なかったな」

ヒットはレミリアを小脇に抱えて霊夢達から少し離れた岩場に出現した

「…遅いわよもう」

 

「あでで…あんた悟空の方へ行ったはずじゃ…」

霊夢はついでに殴られたと思われる自分の腹を撫でた

「…一応ちゃんと殴ったんだがな タフになったな霊夢」

「ほぼ最後に会ってから立ってないでしょ…」

「悟空は…先客がいた」

 

悟空が向かった方向で大爆発が起きた

「ふぅん…先客を倒せばよかったんじゃない?」

「仲間の救出も仕事だ」

そう言い残すとヒットはまた消えた

 

「…戻っては来ないだろうが周りを警戒しておけ 霊夢 大丈夫か」

「まぁ平気よ多分」

「ならいいんだが…今この場にいないメンバーは…」

それぞれ一人でも安心なメンツだ とはいえ援護には向かったほうがいいだろう

 

「今は乱戦状態です 最初みたいに一気に狙われることはないと思います」

悟飯はそう言うと目をつぶった

「…ベジータさんと魔理沙さんは一緒で…父さんは…複数人と戦ってますね…フリーザは見てるだけで…」

 

人造人間組は気が無いので分からないが一応援護に行った方がよさそうでもある

 

「俺は18号さんの所へ行くよ 心配だし」

クリリンは18号の元へ

 

「じゃあ僕とピッコロさんは分かれてそれぞれの援護に回ります」

「私は?」

 

「霊夢さんはまだ休んでいてください というわけなので…」

「ワシらは霊夢と一緒に行動するってことじゃな?」

「そういう事です」

 

霊夢、天津飯、亀仙人 

ピッコロ、悟飯 という風に分かれる事にした ピッコロたちをここに縛るのは流石にまずい

 

「というわけだ霊夢 頑張れよ」

ピッコロと悟飯 クリリンは走り去っていった

 

(…面識がないわね)

少しばかり気まずいが悪い人ではないと思う

 

「ところで霊夢よ…」

「ちょっと待ってください まさかセクハラを…」

「………」

「無天老師様 マジでやるつもりだったのでは…」

「なごむかなぁ~と思って」

「‥‥‥」

「‥‥‥」

 

 

本当にやっていけるのだろうか…

 

 

 

 

続く














ゼノバースは技の宝庫ですわ
更新頻度が終わっております…申し訳ありません

文字数やたらと多いと思っていたらなぜか文がコピペされていたので修正しました
いや本当になんでだ…
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