もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
第9宇宙の観覧席にはもう第9宇宙の天使 モヒイトしか残っていなかった
「本当に消されたのか…」
ベジータはそう思わず漏らした
「師匠 私たちは宇宙消されるの見た事なかったけど…消すって言ったら消される…」
「……」
「こうなったらとことん勝ち抜くしかないってさ なんか今一度感じたのぜ」
「…ああ 最後まで勝ち残り…超ドラゴンボールを手に入れるのは…この俺だ」
「落ち着け…8つの宇宙の内生き残る宇宙は1つだって分かってたはずだ…」
クリリンは胸に手を当てた まずは18号の元へ行かなくては…
「はぁ…」
「どうした 機嫌悪そうじゃないか」
「当り前さ…宇宙がアッサリ消されたんだ ビビるだろ」
17号と18号は静まり返った戦場をがれきの上から見下ろしていた
「別に 負けたら消えるだけだろ…なんだかずいぶん優しくなったじゃないか 嬉しいよ」
「………」
「それより今は俺達永久エネルギー式人造人間の利点を生かすべきだ 絶対疲れない これってかなり有利だよな?」
「…ああ そうだったね ガンガン飛ばしていくよ」
「ありがと…助かったわ」
「俺としてもお前にまだ落ちてもらっては困る 第6宇宙の中でもお前は強い方だ」
レミリアとヒットはステージ端にいた
「…そお?」
レミリアは自信なさげに言った
「そもそも相手側の援護が無ければお前は勝っていただろう」
「バトルロイヤルには援護が付き物…想定していなかった私側に問題がある」
「…そうか」
ヒットはレミリアに背を向けると再び戦闘へと戻って行った
「強い…か」
「孫…悟空ゥ!!!!」
勇儀は大きく吹き飛ばされながら叫んだ
先ほどの感傷も吹き飛ぶほどの一撃が逆に今は助かる
「やっぱあんたが一番強いな!」
勇儀の打ち返した気功波を悟空は片手ではじき返すと勇儀に向かって気弾を乱射した
「でりゃああああぁああぁあ!」
連打 連打 連打
武空術無しでも悟空は気弾の勢いで空を飛んでいた
「か…め…は…め…」
「やっ」
「波-ーッ!!」
勇儀のいる位置に直撃したかめはめ波は再びステージを大きく揺らした
「…ん?」
流石に負けたと覚悟していた勇儀は恐る恐る目を開けた
「ジ…ジレン?」
「…作戦は俺の温存だがここまで近くに来られては俺も動かざるを得ない」
勇儀をかばうようにジレンが立っていた
「…ははっ」
勇儀はジレンの背中をバシッと叩いた
「やめろ」
「チームプレイしないんじゃなかったのか? お?ん?」
にやにやしている勇儀を尻目にジレンは悟空に目を合わせた
「あくまでも俺の判断だ お前をここで失う方が後半に響く…ここは俺がやる」
「…へいへい」
勇儀は走り去って行った
「…よお」
「…」
「ジレン オラと戦え!」
「…」
「ジャスティス!フラーッシュ!」
トッポが気弾を乱射しながら悟空とジレンの間に割って入った
「うお!?っておめぇは…」
「ジレン引くぞ 先発メンバー5人にここは任せる」
「‥‥ああ」
ジレンとトッポは砂煙に消えていった
「またいなくなっちまった」
お預けばかりだと悟空は思った
「おめぇらか?その先発メンバーっちゅうのは」
「いかにも!我が名は!カーセラル!」
「タッパー!」
「ゾイレイだ!」
「ココットよ」
「ケットル!」
「「「「「我ら!プライドトルーパ」」」」」
『マスタースパーーク!』
「「「「「ぎゃああああああああああああ」」」」」
いきなり飛んできた気功波に4名が飲み込まれた
「うおっ…おめぇ魔理沙か!ベジータは?」
「おう魔理沙だ…どっか行っちゃったのぜ」
「な…不意打ちを仕掛けるようなやつを!我らプライドトルーパーズは許しはしな」
『ファイナルフラーッシュ!!』
「いばああああああああああっ!」
魔理沙の攻撃がリーダーであろうカーセラルに直撃した
「…おめぇも容赦ねぇな」
「いい加減名前も覚えてられんのぜ」
「ばあっ!」
魔理沙の背後にタッパーが飛びついた
「うぎゃっ!なんだアンタ!」
「私はいくらでも体重を重くできるのだ…さっきはよくもやってくれたな!やれゾイレイ!」
ゾイレイが回転しながら魔理沙に激突した
「どうだぁ!俺のジャスティスピンの味はァ!」
「魔理沙!」
「アンタは私よ!『ココットゾーン』」
悟空は薄紫の円の中に閉じ込められた
「そこは私の作った異空間…あなたはもう出れないわ…」
「しかしたかが2人相手に我々が5人がかりとは…少し無駄が過ぎたかな?」
「何がおかしい」
「なにっ!?おぐぎゃああっ」
カーセラルは殴り飛ばされた
くるりと空中で一回転してカーセラルは着地をした
「また不意打ち…まさか気配を感じさせずこの私に攻撃を加えるとは…」
17号と18号が砂煙に紛れて接近していた しかし気を一切感じないのだ
「俺たちと…クリリンを加えて条件は対等」
「これで片づけられても文句は言えないよ」
岩陰から様子をうかがっていたクリリンは驚いた
悟空たちがまずそうだったので助けに入ろうとしたら18号と17号がやってきて出るタイミングを失っていたのである
「つぅーハッ!」
カーセラルの両手に金色の剣が現れた
「気を練って武器にしたのか」
「へぇ 便利な能力だね」
「しゃあっ シババババババ!」
妙な掛け声と共に飛んでくる鋭い突きを避けつつ18号は一気に横に飛んだ
「女だけ先に逃がしたか!せーいやっ!」
カーセラルの剣が気弾に変化しそれはそのまま17号に直撃し大爆発を起こした
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「カーセラルは多くの惑星を攻略した戦闘のプロ エネルギーを集中させ武器となる形を作り
変幻自在に戦うのだ」
第11宇宙のベルモットはそう呟いた
「かなりの実力者だが…相手もなかなかだ まさか一発で終わることはないだろうが…妙だな」
界王神のカイが言葉を継いだ
「相手の気が…ない?」
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「フフフフ…まさか一発で終わりってワケじゃ」
「まったく ずいぶんと強いな」
17号の周りに緑色のバリアが展開されていた
「…なるほどな バリアを貼るタイプか…だがそういう場合も経験済みだ!」
カーセラルの腕がチェンソーに変わった
「まったく 俺の敵だけ強くないか?」
ぼやきながら17号もカーセラルに殴りかかった
「ぐ…重い…いや…潰れ…」
「いつまでくっついてんだい」
18号の気弾がタッパーの背中を焦がした
「ぐぎゃっ!」
タッパーが離れて魔理沙はへたり込んだ
「あ…ありがとう 18号…さん」
「さんはいいよ 全く…あんたも撃ちな」
18号はタッパーに向けて気弾を乱射した
「ぐっがっ あ…あの女容赦がねぇ!」
「ならば俺が!俺のジャスティスピンを食らいな!」
回転しているゾイレイに18号はノコギリ状の気弾を放った
「うわっアブねぇ!カモーン!タッパー!」
「おう!」
回転しているゾイレイの中にタッパーが飛び込むと猛烈な勢いでタッパーが打ち出された
『『ゾレットダイナスピン!』』
『ギャリック砲!』
魔理沙のギャリック砲とタッパーが押し合いを始めた
「ぐぎぎぎ…ため時間が…足りなくて威力が…」
「…なんかよくわかんないけどこうすりゃいいだろ」
18号は魔理沙を持ち上げると前に押し出した
「んなっ!それは…ズルだろ!」
タッパーの訴え虚しく固定砲台から移動式砲台へと変わった魔理沙によってタッパーはみるみる押し出されていった
「う…うぐぐぐぐぐ…うわあっあああああああ!」
タッパーはギャリック砲に飲み込まれるとそのまま落ちていった
「しっしまった!タッパーァー!」
「次はあんただ」
18号と魔理沙がゾイレイに詰め寄るとゾイレイは再び回り始めた
「おっおさらばだ!」
回転がやむとすでにゾイレイの姿はなかった
「チッ…逃げられたか…」
「太陽拳!」
クリリンの頭が強く光り輝くとココットは思わず目を抑えた
「ダメか…」
しかし悟空の閉じ込められている異空間は開かない どうすれば開くのか…
「いでで…」
「うわっマジか!」
ガレキの中からケットルがはい出てきた まだ魔理沙の攻撃でダウンしていたらしい
「遅いぞケットル!このチビハゲをなんとかしろ!」
「ああ…すまない こいつだな?」
(2対1か…こいつは流石にまずいな…)
クリリンが身構えたその時だった
「一時撤退だ!タッパーがやられた!」
ゾイレイが回転しながらそう言うと猛スピードで逃げていった
「…タッパーが」
「…覚えていろ第7宇宙必ずやり返してやるからな」
2人も一気に飛び去った
それと同時に悟空を閉じ込めていた異空間も消えた
「おっとと…距離で解除されるみてぇだな…また逃げられちまった」
「なに!?タッパーがやられた!?」
17号と戦闘中のカーセラルは大声を上げた
「あいつか まぁ一番地味だったもんな」
「黙れ!だが…撤退だ!」
カーセラルが投げた気弾は強く光輝いた
「ぐ…まぁ逃げたか…しんどい相手だ」
17号は目をこすった
「大丈夫か?悟空」
「ああ 問題ねぇ むしろ戦いたくてしょうがねぇや」
「また逃げられちまったもんな…このままじゃまずいぞ…」
「何がまずいんですか?」
キュピキュピと足音を鳴らしながら現れたフリーザは何かを2つ投げた
「逃げていたので…ココットさんと…ケットルさんでしたか」
「うう…」
「げ‥‥」
「フリーザ…」
「まったく あなたたちときたらてんでダメですね 非情にならねば生き残れませんよ?」
フリーザは2人を掴むとステージから放り投げた
「特に…ソンゴクウさん あなたの息子さんの方が幾分かマシですよ」
「いきなりボタモとは厄介な奴が来たな」
この前の全覧試合 物理攻撃が効かず悟空たちを苦しめた厄介なヤツ 第6宇宙のボタモが悟飯とピッコロの前に現れた
大きく黄色い体は物理攻撃を無効化してしまうのである
「いっけぇー!ボタモー!」
観覧席からのシャンパの声援にボタモは手を鳴らした
「おまかせを…」
「ここは僕が行きます」
「よし…行ってこい」
「では…手合わせお願いします」
「おう…どっからでもこい」
「でりゃああああああ!」
いきなり悟飯の打撃がボタモに突き刺さった
「だらららららららららら!」
悟飯の連打がボタモにいくつも突き刺さるが一切応える様子はなかった
「コラ―ッ息子ーっ そんなんじゃ体力を無駄に使っちまうぞ!」
観覧席からのビルスのヤジにもひるまず悟飯の連打は続く
「フン…じゃあ今度はこっちか…ら?」
ボタモは違和感にようやく気付いた 力が入らないのである
「こ…こいつ…!パンチで俺を宙に浮かせて!」
「だらららららららららら」
「あ…足が」
「だらららららららららら」
「つ…つかねぇ!」
「だらららららららららら」
何を言おうが何をしようが悟飯の連打は止まらなかった
「ちょっ…おまっ!」
どんどんステージの端に近づいているのをボタモは察した
「くそ…ばっ!」
ボタモが口から吐いた気弾は悟飯に直撃した
「だららららららららら」
「くそ!お前なんか言ったらどうだっ!」
再び命中したが連打は止まらない
「ち…ちくしょう…ジャンプもできねぇ…気弾も効かねぇ…」
「だらららららららららら」
「空も飛べねぇ…言葉も通じねぇ…」
どんどんステージの端が近づいているのを感じる事しかボタモは出来なかった
「ち…ちきしょう…ちきしょー!!」
「だららららら…でりゃあ!」
悟飯の回し蹴りがボタモに突き刺さりそのままボタモは場外へと吹き飛ばされていった
「ふぅ…自分の能力を過信する人には僕はもう負けません」
悟飯はボタモに背を向けるとピッコロの元へ歩き始めた
「う…だが!お前も道連れだ!ばあーっ!」
ボタモの口からひときわデカい気弾が悟飯に飛んで行った
悟飯は振り向きざまにその気弾を片手で弾いた
「もう…負けないんだ」
「く…クソ―ッ!」
「第6宇宙ボタモ 第11宇宙タッパー、ココット、ケットル 脱落でございます」
「脱!」
「落!」
段々とパネルの光が減っていく
悟空たち以外でも落とし落とされているのである
そして次に消えそうなのは…
「あらら…落とされちゃった」
「クソ…ゴワス!」
「もう…覚悟を決める必要があるようですな」
第10宇宙だった
「だが…まだ幻想郷出身枠が!」
「彼女たちは元より戦闘が得意ではないのですから…」
「だいじょうぶ?お姉ちゃん」
「ええ…平気よ」
姉の秋静葉(あきしずは)
妹の秋穣子(あきみのりこ)
2人とも金髪にロングスカート そして楓の髪飾り
彼女らの能力は紅葉を操る程度の能力と豊作を操る程度の能力
無論戦闘は得意ではなかった
「油断するなよ…悟飯」
「あ…は…はい!」
構えは取ったが目の前にいる2人は敵というにはあまりにも小さかった
「私たちが落ちれば第10宇宙はおしまい…」
「秋もおしまい」
2人は構えを取った
「情けは不要よ…こう見えてもカミサマなんだから」
静葉の打撃を悟飯は受け止めた
「ぐっ…」
『秋符フォーリンブラスト』
舞い落ちる紅葉のような気弾が無数に悟飯に降り注いだ
「魔閃光!」
悟飯はそれらを全て撃ち落した
「あなた…秋は好き?」
「え…?まぁ…嫌いではないですけど」
「一番ではなくて?」
「一番好きな季節ってなると…」
『枯道 ロストウィンドロ』
今度は先ほどの攻撃で地面に降り積もった気弾が上に舞い上がった
「うわっと…魔閃光!」
再び悟飯は気功波で打ち消した
「もうすぐ秋になるわね 木の葉ってね 秋になって初めて紅くなるよう気がするけど‥‥」
悟飯は静葉のパンチを受け止めるとそのままカウンダ―で殴り返した
「がっ…あ…ほ…本当は芽吹いたときから美しくも儚い紅色をしているのよ…」
「夏の間はそれを隠しているだけ……そんな落ち葉が舞い踊ります…」
先ほどの地面に落ちた葉と上に舞った葉が竜巻のように舞い上がった
『葉符 狂いの落葉』
その落ち葉の本流に悟飯は飲み込まれ…
「爆力魔波ぁ―っ!」
落ち葉は全て吹き飛ばされた
「まぁ…そうなるわよね」
「悟飯」
ピッコロが悟飯に歩み寄った
「こっちは終わったぞ」
「…穣子が落ちたのね 私もすぐに…」
「う‥‥」
「あなた妙に優しいのね 自分にも守りたいものがあるんでしょうに」
「…ええ」
「なら終わらせて むしろみじめになるだけよ」
悟飯は静葉を掴み ステージ外に放り投げた
「じゃあね 妙に優しい人 秋になったらあいましょう」
静葉はそのまま落ちていった
「第10宇宙 秋穣子、秋静葉 脱落…第10宇宙の全選手が脱落しましたので…第10宇宙 消滅でございます」
「静葉…穣子…ご苦労だった!」
ゴワスはそう言うと2人の肩を抱いた
ザマスを失った彼からしたら2人は娘のようだったのである
「「第10宇宙…終わり!」」
第10宇宙の選手の姿が一瞬にして消えた
「ラムーシ様…」
第10宇宙の天使のクスが悲しそうに破壊神の名を呟いた
「…行くぞ悟飯」
ピッコロは悟飯の肩に手を置いた
「‥‥はい」
もう主もいないのに紅葉の落ち葉は舞っていた
お久しぶりです 力の大会はキャラが多いため非常に時間がかかるというのもありますが‥
このままではいつまでたっても完結しないので締め切りを作ろうと思います
毎週土曜日の夜に必ず!必ず投稿します!
守れなかった…(日曜日投稿)