もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら   作:きんとん

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狙撃と分身

確かに人数は減ったがそれでも気が多すぎる

だが今この状況に限ってはそうも言ってられない

そもそも霊夢を狙っているものがこいしかも確定していないのである

 

気の探知にも2種類

1つ目は探知せずともなんとなく感じる気 強いヤツは気が濃く 大きく広がっている

 

2つ目は集中して探知する気 これは隠れている相手の気を探し出したりするのが主な使い方だ

 

前者はこの力の大会ではまともに機能しない

1人1人が強いため気がしっちゃかめっちゃかに混ざり合っている

 

だが2つ目ならば近くにいる事や遠くにいることなどは分からなくもない

 

だが所詮は分からなくもない程度である

正確な位置は分からないし気を小さくされれば全く分からない

 

とにかくこの大会の選手が強すぎるのが悪い

 

悟空のレベルまで鍛えれば別だがまだ霊夢はその域には達していないのである

 

 

つまりどういうことかと言うと…

 

「…わからん」

 

先ほどの気は気のせいだったのだろうか 気だけに

 

だがそんなしょうもないことを言ってはいられない

「とりあえず爆力魔波でここら一帯を…」

その時霊夢はとてつもなくいやーな予感を感じた

気の探知も関係ない いわゆる山勘と言うヤツである

 

急いでしゃがんだ霊夢の頭上を青い気弾が通り過ぎていった

 

「うっそでしょもう…」

急いで霊夢は物陰に逃げ込んだ

 

狙撃手だ こっちに来てから見たアクション映画で見たことがある

 

あれはいつだったか…確か魔理沙に誘われて…

 

霊夢の横腹をがれきを貫いた弾が掠めた

 

「う…なるほどね…私が感じた気はアイツか」

 

だが今の一発で相手の位置が分かった

このまま回り込んで…

 

その時霊夢の背後に赤い球がふよふよと回り込んだ

「…?」

 

よく見てみると赤い球は1つではなかった

 

「…これは」

その時だった 

再び発射された青い気弾が赤い球に当たるとそのまま跳ね返り霊夢の右肩を貫いた

 

「あぎぃ…が…!クソ…跳弾か!」

 

やっと理解できた あの赤い球は中継地点だ 

あの球に気弾を当て跳ね返し 障害物に隠れていても気弾を当ててくる…

 

 

『夢想封印 霞』

 

霊夢の体から小粒の気弾が漏れ出るとそれは霧になった

(久々に使うけど…いや待てよ?)

先ほど霊夢は物陰に逃げ込んだのに気弾は正確に霊夢を貫いた ということは…

 

霊夢の視界に青い気弾が映った

 

「うそっ!?」

霊夢は必死に地面に転がり込んだ

 

(この霧には気の探知を阻害する効果もあるのに…どうやって私の位置を…?)

 

考える時間が欲しい このままでは一方的だ

 

(それなら…!)

 

 

 

 

「中々どうしてやるヤツだ」

狙撃手であるハーミラは再び気を指先に集めた

ここまで気弾を避ける奴もそうそういない

おまけに自分の体から霧を出し始めた

 

「面白い奴だがこの状況からは逃れられん」

再び気弾を構えたハーミラはその気弾を思わずひっこめた

 

「…何が起きてやがる」

 

 

 

 

『夢想分身』

 

7人の霊夢が霧の中から飛び出した

 

(ここまでで狙撃手の分かっていることは3つ…連射は出来ない事 視界に頼らない事 気の探知ではない事…)

 

ならばここからは物量で押す それが一番手っ取り早い

 

気の探知ではないならどれが本物かは分からない 霊夢達は視界に移った赤い球を片っ端から叩き割り始めた

 

再び飛んできた気弾が霊夢の内1人を貫いた

 

「ハズレ…こっちね」

 

回りの球はだいぶ減ってきた これならば位置を特定できる

いくら跳弾と言っても限度はある 跳ねさせる位置が減れば減るほど狙撃手を見つけるのはたやすい

 

(このままケリを…)

 

だがその時だった  大量の赤い球が霊夢から見て右から大量に飛んできた

 

「…なるほどね」

霊夢達は急停止すると赤い球を見た

「2人いるな?」

 

 

 

 

「ぐ…」

第2宇宙のフラムは腕を下した

つい援護をしてしまったがとうとう感づかれたか

 

「オレが探知し ハーミラが撃つ…それで仕留めれなかった相手はいねぇが…」

今回の相手は一味違う

このままではまずい フラム一人では戦闘などできっこないのだ

 

「…あれをやるぞハーミラ」

赤い球にフラムはそう囁いた

 

 

(見つけた…!)

とうとう相手の気を掴んだ ステージの端のがれきの山の上に立っている

 

「魔閃…」

 

「食らえーっ!」

フラムの体に青い気弾が突き刺さった

 

「えっ…」

思わず霊夢は攻撃の手を止めた 一体何が…

「ふぅ…お前は俺の赤い球を知っているだろう…あれは俺のよだれだ」

「うそっ汚い」

「そしてもちろん俺の全身も気弾を弾くのさ…」

フラムの全身が青く光りだした

「というわけで…食らいやがれ!『リフレクション!』」

フラムの全身から青い光線が発射された

 

「…クソが!」

 

最後の最後に隠していた切り札だろう

青く光るフラムは敵に位置を教えるようなものだ

 

霊夢の体に数本の光線が直撃した

 

「このまま…全員まとめて消し去ってやるわ!」

 

『ガンマバースト…フラーッシュ!』

 

力強い気功波の本流がフラムを頭上から飲み込んだ

 

「…やっと来てくれたのね」

 

「わりぃ遅くなった いやお前分身だけで分かった私もすごいと思うけどな」

 

魔理沙はそう言いながら肩を回した

 

「でも来てくれたのがアンタでよかった 遠距離攻撃と火力が両立できるのは今ほんとありがた…」

 

「ぐぅ…ふっ」

フラムが土煙の中から歩いて出てきた

 

「跳ね返せはしないが…オレに気功波は通用しねぇ…」

 

「ごめん…あんまありがたくないかも…」

そもそも近くにいる仲間に救援を送ったのであって魔理沙を名指しで呼んだわけではないのである

 

「…せっかく急いで駆け付けたのにそりゃないぜ」

「でもまだやれないこともない…私の分身は後2人」

新しく出せる余裕はないけど と霊夢小声で付け加えた

 

「もう大本を叩くしかないと思う」

「大本?なんだそりゃ」

「ああ…アイツらは多分2人組 そして片方が撃った弾を…」

「あいつが跳ね返してきてんのか」

「なるほどな」

 

2人の後ろから1人の男が歩いてきた

 

「て…天津飯!?さっき別れたばかりじゃ…」

「そんな事を言ってもお前の分身が来たんだ しょうがないだろ」

天津飯はそう言いながら構えた

「オレにいい考えがある…はっ!」

天津飯が4人に分かれた

 

「あなたも分身できたんだ…私のより精工な作りね」

「霊夢の分身と4人の俺で特攻を仕掛ける」

天津飯はそう言うと狙撃手がいる方向へ走り出した

 

 

「こうなると頼もしいわ…マジで」

霊夢はそう言うと片膝をついた

 

「お前は一回休んどけ 私はまだまだぶっぱなし足りねぇんだ」

「…なるほどな 狙撃手への特攻か…だがその作戦には致命的な弱点があるぜ」

フラムは天津飯に手を向けた

「まださっきの光線を俺は打てるって事」

『マスタースパーク!』

 

魔理沙の攻撃でフラムは吹き飛んだ

 

「効きはしないがふっとばされはするんだろ? こっからは私が相手をするぜ」

「クソガキが…」

フラムは口元をぬぐった

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「お2人ともすごい技を持ってるじゃないですか…!」

界王神はそう呟いた

「いや…霊夢の方は知らないけど天津飯の分身には弱点があるんですよ」

「弱点…?いったい何ですかクリリンさん」

「あれは4人に天津飯が別れる技なんですよ だからパワーもスピードも4分の1になっちゃうんです」

「っ…それじゃあ全然ダメじゃないですか!」

「いや…今回みたいな状態なら多分…」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「クソっ!」

ハーミラの打った弾は天津飯の内1人に当たった

 

 

 

「…後5人」

天津飯はそう呟いたが足は止めない 

 

(ヤツがここにたどりつくのが先か…俺がヤツの本体を当てるのが先か…)

ハーミラの2射目も寸分たがわず天津飯に直撃した

「クソ…ハズレか!」

 

 

 

「後4人」

 

 

「いっその事確実に分身だと分かっている霊夢から…いや分身ならばたいした攻撃力は無い…やはりハゲを!」

3射目も天津飯に命中した

 

「‥‥後3人」

 

 

「…ぐ 間に合わねぇ!」

ハーミラは後方に向かって走り出した

『気功砲!』

 

天津飯の手からひし形の気功波が発射された

 

「ぐわっ!?」

カーミラは必死に横跳びでかわした

 

「クソ…なんて不運なんだ俺は!」

4人中3人打って本体を引けないとは…

 

「それは違う 俺は全員本体だ」

天津飯はそう告げるとカーミラの前で止まった

 

「…ちくしょう」

「これで終わりだ」

「いや…終わるのはお前の方だ!」

 

カーミラは手を地面につけると気弾を地面にぶつけた

 

「なにっ!」

「敵ながらよく俺をここまで追い込んだ…!だがこれで…!」

 

そういうカーミラの足を何者かがつかんだ

「え…何故…何故落ちている最中のお前がここにいる!」

 

「誰がもう分身は作れないと言った?俺の分身は俺を4分割すればいくらでも出せる…!」

「ク…クソ…離せ…!」

「一人では行かん!」

 

そのままカーミラと天津飯はステージ外へと落ちていった

 

 

 

 

 

「うぎゃっ うげっ うごっ」

もはやお手玉状態である

魔理沙の攻撃は止みそうにはない

 

「ハーミラ…まだか…!」

「うすうす感づいてはいたがお前単品じゃ攻撃できないだろ」

魔理沙はそう言いつつ気弾を投げた

 

「クソが…図星だ!」

フラムはそのまま地面に激突した

 

 

「…クソ ハーミラの野郎落ちやがった」

「どうする?続けるか?」

「…もう勝機はない 俺を落とせ」

フラムは観念し地面にへたり込んだ

 

「感心だ なんか私はほぼ何もしてないけど介錯ぐらいならして…ってそういえばお前どうやって霊夢の位置を把握してたんだ?」

「熱だ…俺の赤い球は熱を映す…体温や…ん!? なんだありゃ…なんだあの熱さは!?」

魔理沙の後方で大爆発が起きた

 

「…?」

霊夢も立ち上がり後方を見上げた

 

「また…また厄介なのが…!」

 

 

 

八つの結晶がぶらさがった枝のような羽を広げてそいつは霊夢達の方を見た

 

「私も他の宇宙の人間と言うものが見たくなって 外に…この大会に出たの」

 

 

彼女の手に燃え滾る剣が現れた

 

「一緒に遊んでくれるのかしら? 魔理沙」

 

「…いくら出す?」

 

「コイン1個」

「1個じゃ人命も買えないのぜ」

「あなたが コンティニュー出来ないのさ!」

 

 

残り時間は約半分 フランドールスカーレットがようやく動き出したのである

 

 

 

 

 

続く…




19日と言ったのにもう20日になっちゃいました ごめんなさい

本来なら3月18日のサイヤの日に出す予定だったんすがね…









すいません遅れます

3月31日投稿予定です 遅れてしまい申し訳ありません
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