もしも東方世界がドラゴンボール世界にくっついたら 作:きんとん
「懐かしいなぁそのセリフ!」
魔理沙は霊夢をひっつかむと遠くに投げ飛ばした
「もう一度休んでろ… さぁかかってこい この前の続きを!」
魔理沙は気を解放した
スタミナの温存など考えている場合ではない
フランは剣先をくるくると回した
『禁忌 「フォービドゥンフルーツ」』
「くるか…! いや…ん?」
何も起きない 気配も何も…
「うっ!?」
魔理沙が振り向くと壁が…赤い壁がゆっくりと迫ってきていた
「音もなく…ってかどんな規模だよ!」
ぶん投げた霊夢は無事だろうか だがまずは自分が大切だ
『ギャリック砲!』
壁に向かってぶちかます いや壁ではない 気弾の集合体だ…!
「おっ…おも…」
とんでもないパワーだ この前とは比べ物にならないくらい…
『禁弾「スターボウブレイク」』
フランの羽が魔理沙の方を向いた
「ぐ…ぐぐぐぐぐ‥‥」
「いきなり終わりね ごめんなさい」
「おわっ…る…か…!」
魔理沙はギャリック砲を止め地面に手を向けた
『ガンマバーストフラーッシュ!』
光の柱と共に地面が吹き飛び大きく土煙を巻き上げ上に向かって人影が飛んで行った
「おおっ!? 土煙の目くらまし…いや違うな 飛んで逃げたか」
気功波の勢いで逃げたのだろう フラン煙の上に飛び上がり周りを見渡した
「…我ながらやりすぎたか」
赤い壁のせいでステージはさらにボロボロになっていた
「さて…お姉さまの所へ…」
「ビックバン!」
音もなく魔理沙が足元に現れた
「おっ」
「アタ―ック!」
魔理沙の放った気弾はフランを空中にカチあげた
「ドカンだ!」
魔理沙の気弾は大爆発を起こしフランを吹き飛ばした
「…派手にぶっ壊しやがって…だがまぁおかげで近づきやすかったが」
逃げずにフランの足元にとどまり気弾を上に打つ 文字に起こすとそれだけではあるが気の探知が無いフランからすれば気づきずらいのも当然ではあるが…
「だがまぁ…あれでダウンはしないよなぁ…」
先ほどよりも恐ろしい怒りに満ちた気がステージを包み込んだ
「来るなら来やがれ…返り討ちにして…」
突如魔理沙の足元が割けた
「うおぉ!」
急いで横に飛んだ魔理沙は宙に浮かぶフランを見た
「気を解放した…?マジかそれだけであれかよ…!」
粗削りゆえに気を無駄に開放しているとも取れるがそれでも恐ろしい
フランがゆっくりと魔理沙の方へと近づいてきた
『禁忌「レーヴァテイン」』
引き抜かれた剣は先ほどよりも強く燃え盛っていた
「たいへん出鼻をくじかれた…とてもムカつく」
「それは大変だった…なっ!」
魔理沙の蹴りはノーガードで受けられた
「今更そんなしょっぱい攻撃が効くか!」
「効くかもな!」
魔理沙は蹴りを入れた右足を軸に空中で一回転し左足でフランに打撃を浴びせた
「ゲホッ」
スペルカードを使う暇もない魔理沙の連撃にフランは動揺を隠せなかった
肉体を使うタイプではなかったはずだ
『恋符「マスタースパーク」!』
隙を見計らった攻撃そして放った渾身の一撃 これなら流石に……と気を抜いた瞬間フランの姿が消えた
「!?」
いや消えたのではない
魔理沙は思いっきりぶん殴られていたのだ
「マスタースパーク内を…突っ切ってきやがった…!」
「舐めるなと…言ってんでしょうが!」
小柄の体系からは想像もできないような渾身の一発が魔理沙の懐に深々と突き刺さった
「がっあっ…」
軽々と持ち上げられた魔理沙はそのまま地面に叩きつけられた
『禁弾!「スターボウブレイク」』
フランの羽から七色に光る光線が迸る
(あっあれは…あれを食らうのは…!)魔理沙は強引に立ち上がった
「ギャリック…砲ぉォォ!!」
渾身の一撃が再びフランに直撃し魔理沙とフランは再び吹き飛ばされた
「はぁ‥‥はァ…ア…」
消耗は大きい 魔力も気もカツカツだ 一方フランは何事もなかったように立ち上がると服の裾をパンパンと叩いた
ダメージすら負っていないとは…
(私の攻撃が無傷なくらいに強いって事は…さっきまでの攻撃も手加減してたのか?)
とても悔しい
(手加減って事はえーとつまり…)
自覚すると腹の底から悔しさがこみあげてきた
前回の時操られてたとは言え一度は勝った相手だ
「ッそが…」
魔理沙はよろよろと立ち上がった
「まだやるの?死んだら困るんだけど」
フランは再びレーヴァティンを手に持った
「これまでずいぶんと楽しませてもらったけど…この世界に来て私たちは更に強くなった…」
フランは目を閉じた
「その結果私の内の狂気とうまーく付き合えた…とも思ってたんだけど…」
フランは魔理沙の髪を掴んで地面に叩きつけた
「より 飢えるようになったの この前洗脳されたあたりから特に!」
「何を言ってんのか…ぜんぜんわかんねーのぜ…」
「さぁね私も何を言ってるのかはさっぱり!」
遠巻きに見ていたレミリアはそわそわしていた
「…止めたほうがいいかしら」
そうレミリアはヒットに聞いた「止める必要はない」
ヒットは即答した
「理性は残っているように見える…殺しはしないだろう それに…フランの変貌は恐ろしい フラン本人が付き合えるようにならなくてはならない」
「…そのために魔理沙を? まぁ…敵だもんね」
レミリアは座り込んだ
魔理沙はフランの手を掴み返した
「…わかんねーぜ さっぱり でもな」
「でも?でもなに?」
「私が悔しい事だけは確かなんだ」
「…?」
「負けるのは悔しいってのが私たち師弟の信条でな…それにお前を野放しにしてちゃ霊夢があぶねぇ」
魔理沙はフランの手を払いのけると立ち上がった
「だからここでお前に勝つ…どうなってもしらねーぜ?」
(…?何よ…この…この感じ…)
先ほどまでの魔理沙は逃げようとしていた だが今は違う
相打ちになろうとも私を仕留めようとしている
「どうした…こいよ」
「…そうだ」
フランはレーヴァティンを握り直した
逃げはしない 魔理沙の策だろうが知ったことではない
「私はフラン フランドールスカーレット…敬意を…いや悪意を持ってあなたをブッ飛ばす」
フランからほとばしる気の量が上がった
「霧雨魔理沙だ…バレてるだろうから言っちまうがお前を倒すのに私のすべてを賭けてやる」
魔理沙は右腕を握りしめた
チャンスは一回…
「禁弾!スターボウ…」
フランの羽が3度目の輝きを見せた
「ブレイ…クゥぁあぁあああああ!」
初めて発射された七色の光線は回転し捻り上げられながら魔理沙に向かっていった
「受けてやる…」
魔理沙は両腕を前に構えた
「受けてやる…!」
足に力を入れ前を見据える 絶対に退くものか
「受けてやる!」
魔理沙に7色の光線が突き刺さった「うっ…ぐぁ…」
魔理沙は薄れる意識の中でその光線の威力を感じ取った フランの気が体中を巡り
全身がバラバラに崩れてしまいそうな感覚になる が… しかし……!
(今だ…今やるしかねぇ!)
フランは再び羽を構えた
(なんだ…何が来る!? ギャリック砲か?マスタースパークか?)
残った気を全て腕に込める 何が…
「なに…が…」
魔理沙を中心に恐ろしいほどの力の流れが生まれていた
その力はまるで引力のように周りの空気を引き寄せ気の探知が出来ないフランですらはっきりと目に見えた
黄金のエネルギーがどんどん魔理沙を中心にまとまっていく…
「これが…私の…!」
「ま…まずい!」
観客席のクリリンが大声を出した
「あれはダメだ…あれを使うのはダメだ!」
「クリリン!お前あれを知ってるのか!」
「師弟なだけある!発想が似てるんだ…!」
魔理沙の気が更に大きくなっていく
「ダメだ!ダメだ魔理沙ーっ!」
「これが私の…全身全霊…」
まだ発動もしていない技なのに全身がチクチクする
フランは鳥肌が立っていた
(逃げきれは…しない!ならばここで受ける!)
もはや死などどうでもいい どのみち2人の中で完結する戦いだ
「うわあああああああああああああ!」
フランは大声を上げた
「ファイナル…」
魔理沙を中心に巨大な気の暴風が発生した
「エクス…プロージョン!」
魔理沙の気が一気に膨れ上がった
「スターボウ…ブレイクぁぁぁぁぁぁぁあ!」
2人の技がぶつかり合い…凄まじい爆発が起きた…
続く
追加で1日遅れました
エイプリルフールですけど嘘ではないです
かなり投稿が遅れています 申し訳ございません