ダイの大冒険・新生6大将軍 生きていた妖魔将軍 作:mene
ダイが天界での修行を終え、再び地上へと戻る・・!そしてかつての仲間達に会うダイに対し皆歓喜するのだったがダイはマァムが行方不明であると言う事を聞く。どうやら魔王軍の残党らしき者がマァムをさらってしまったようだ・・・。
場所を聞いたダイは早速そのアジトへと単身乗り込んで行った!
「時間がない、俺一人でも行く!」
ダイが向かった先はかつてハドラーの影武者である豪魔軍師ガルヴァスらと戦ったベルナの森の奥深く、何やらアジトらしきものを見つけたダイはそこへ入って行く・・・
アジト内では男女の魔族がベッドの上で横たわっており、赤い髪と緑の肌をした屈強な男が口を開く
「ふふふ、あのマァムという者を出汁にダイ達の残党をおびき寄せる事にしよう!」
すると傍にいた緑の髪で青白い肌をした妖艶な女が不適な笑みを浮かべ
「あの小娘、前はやられたけどガルヴァス様のお力で捕らえることが出来ましたわ。後でたっぷりいたぶってやるわ!」
「ふふふ、お前は怖いなメネロよ」
どうやらかつてダイが倒したはずのガルヴァスとメネロは生きていたようだ・・・
「誰!?」
「どうした!?」
何者かの気配に気付いたメネロ。
「様子を見て来ますわ・・・!」
部屋を出たメネロはマァムを幽閉してある牢獄へと向かったがマァムはそのまま縛り付けられたままだった・・
「小娘の声で誘きだそうかしら?」
メネロは手にした鞭を構えマァムを鞭で攻撃しようとした瞬間・・!メネロの背中に火炎魔法が直撃した!!
「アアアア!!!」
「ダイ!」
マァムの声の先にはダイの姿が!火炎魔法で髪を焼かれ怒り狂うメネロは凄まじい勢いで鞭をダイに振りかざすが、パワーアップしたダイは鞭を素手で受け止めてしまう!!そしてパプニカのナイフに火を灯してメネロの心臓目掛けて投げつけようとしたとき!!
「まって、その女のお腹には赤ちゃんがいるわ!!」
マァムが叫んだがダイには届いておらずナイフはメネロ目掛けて投擲された!!
ドブシュ!!!
しかし、ナイフは屈強な男の手で握りしめられ、力を入れるとナイフは粉々に砕けてしまった。
「メネロよ何故黙っていた・・」
「ごめんなさいガルヴァス様!!」
そこにいたガルヴァスはいつもの雰囲気ではなく守るべきもののために新たな力へと覚醒しようとしていた!!
「ダイよ、女には手を出すな!俺と勝負だ!!」
ダイは応じるように剣でガルヴァスに斬りかかる!!
「大地斬!!」
しかしガルヴァスは剣の太刀を2本指で受け止めてしまうと、その拳でがダイを直撃し、ダイは吹き飛ばされ壁へ突撃し動かなくなった・・・
「なんて強さなの!?」
鬼神のごとき強さのガルヴァスに驚くマァム。竜闘気で守られてるはずのダイだったが、その一撃で骨にもヒビが入ってしまった!しかしダイは最後の力を振り絞り剣を構えた
「アバンストラッシュ!!」
「かつて俺を倒した技、面白い!!」
アバンストラッシュの閃光がガルヴァスに直撃した!!
「ガルヴァス様!!」
メネロが叫ぶか、なんとガルヴァスは仁王立ちしたままでほぼ無傷だった!そしてダイは力尽きその場に倒れ込んだ・・・
「ほう、俺にカスリ傷を付けるとはな」
ガルヴァスがそう言うと同時にマァムの元へと歩み出した。
震えが止まらないマァムに対してガルヴァスから発せられた言葉は意外なものだった
「すまない」
震えるマァムにガルヴァスは語り出す。
「大切な者を失う事の辛さが俺にも分かった。ダイを連れて帰るが良い。命に別状はないはずた。」
意外な言葉はに驚くマァム
「今度は正々堂々戦おう。俺も更に強くなる」
マァムは頷くとダイと共にその場を去った・・・
そしてしばらくして・・・
マァムが修行をしていると何者かがマァムの目の前に現れた。
「また会ったわね。」
そこに現れたのは三たび妖魔将軍メネロ。マァムは警戒したがメネロから殺気は感じなかった。そしてその腕に赤ん坊が抱かれていることに気付いた・・・
「まさかその子は?」
「あなたにお礼を言いに来たわ。あなたのお陰で無事産まれたわ」
オレンジの髪と緑掛かった肌をした魔族の赤子はスヤスヤと眠っている・・・
「私はしばらくこの子の面倒を見るし戦えないけどあの人は張り切ってるわ!あなた達もがんばりなさい!」
メネロの去り際にマァムは言う、
「ガルヴァスのあの強さは反則よ!」
「当たり前でしょ?私の夫は世界一だわ!」
そう言うとメネロは姿を消した・・・
スーパー○イヤ人級の強さとなったガルヴァス。彼に勝てるものは果たしているのか?