超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>   作:波紋疾走(pixiv)

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第35話「究極の力! 大将軍、極アームズ降臨!」

 

 

 

【これまでのあらすじ】

 

 

 

クラックより超次元プラネテューヌに侵攻したデェムシュは、無差別に破壊を始める

 

オーバーロードはゲイムギョウ界救済の希望ではないと確信した紘汰は、ついにデェムシュを倒すと決意する

 

しかしデェムシュの呼び出したインベスに気を取られた紘汰はその隙を狙われ、瀕死の重症を負うのだった!

 

 

 

シドを倒し玉座に座るロシュオ。そこへレデュエが現れる

 

「アウフェダウデェンガウカ」

 

「ファグリンガ」

 

「レジャジュシャンジエオムション」

 

「フォムファン?」

 

「アウ、オフォジョファジェショボリャカジュショエ、オファミャファジョジェファディショエカグウシャンウデョディジロエショションショジャ」

 

「フォディンダウエウ?」

 

「エミョ、シャファミャベリャロルジョジュファデェンシンムフェデェムデェガシュデェジエミョデュ。シャファミョミョデェイオカウグロンエジュフンシュイ、シェムファンムファショデェンジュションショシュディエデュブリョファカミョジュファミャエエフェンデュション…… コジョデェシャデェンムジシェフォエシュイムジャデェジロ、ダビリェロシャウベリャジュションコブリョエジャアミャウファフェンデュ」

 

「ラウ……」

 

「フェンデュショボリャディショエカレジャジュフェグウシャンウデュビリェグロン、ルジョジュファデェンシンムフェデェムデェガシュデュブリョレジュガウロフォシュフォベリャ、ガベリャシャウベリャジュガシュデェイオカウグロンウシャジャションフェンシェミョデュ。エショションフェンデェガウショ? 」

 

レデュエの提案をロシュオは……

 

「エエファンバリャウ。アミョイファジエオム、ウシュイエビリェジョ」

 

受け入れるのだった

 

「オベリャションジョシェアシャジャグロン。フェンロコジョデェロシャファリムフェン」

 

そう言ってレデュエは玉座の間を後にした。レデュエが去った後、ロシュオはおもむろに立ち上がった

 

「ねえ、さっきの奴と何を話していたの?」

 

「お前には関係の無い話だ。知る必要はない」

 

内容を知りたがるアイリスハートを無視するとシドを刺した巨大な剣を手に持ち天に掲げた

するとヘルヘイムの植物が剣に絡みつく。そしてそのまま地面に突き刺すと眩い閃光と同時に衝撃波が放たれた

 

「い、一体何が……、」

 

突然の出来事に動揺を隠せないアイリスハート。同時に何か不吉な事が起こるのではないか? シドとの戦いを間近で見たが故にそう考えざるをえなかった

そしてその予想は当たってしまっていた……

 

そうとも知らずデェムシュを倒すために激しい戦いを繰り広げるバロン、ナックル、ブラックシスター。三人は力を合わせ、デェムシュを攻撃する

デェムシュも三人を倒すため、応戦するが連戦の疲れが出ていたため、戦闘能力は随分と下がっていた

 

「もしかしてあいつ……!」

 

「ええ、疲れてるわね!」

 

「なら、今がチャンスだ!」

 

これを勝機と見た三人は一気に畳み掛ける。まずはじめにブラックシスターがビームを放ち威嚇。その隙にナックルが近づきクルミボンバーの強力な一撃を浴びせ、そしてバロンがソニックアローですれ違いざまに切り刻んだ

これを受けたデェムシュは大ダメージを受けた

 

「これで決めるぞッ!」

 

そう言うとバロンはレモンエナジーロックシードをソニックアローに嵌め込み、ナックルはカッティングブレードを一度下ろし、ブラックシスターはエネルギーを充填し始める

 

『Lock on』

 

『〜〜♪♪ クルミスパーキング!』

 

電子音声が鳴りそれぞれ必殺技を放とうとする! しかしその時! 突如として巨大な地震が発生したのだ!

 

「な、なんだ!?」

 

地面が大きく揺れ、立つことすらままならない状態に陥ってしまい、必殺技が放てなくなってしまう

これを見たデェムシュは逃げるチャンスだと考え体を気体状にする

 

「待て!!」

 

追おうとするバロン。しかし地震で足場が不安定なため、立つことすらままならない。そのまま逃がしてしまった

その後揺れは数十秒ほど続いた後、収まった。揺れが収まった後、デェムシュを逃してしまったバロンは、悔しさの余り地団駄を踏むのだった

 

 

 

超次元で地震が発生した一方、神次元でも同様に地震が起きていた

 

突然の地震で病院内は大混乱に陥る。地震で電気や水道がストップしてしまったため、医者や看護師が慌ただしく病院内を走り回っていた

そんな時、ネプテューヌがピーシェの病室に駆け込んでくる

 

「あいちゃん、こんぱ、ピーシェ! 大丈夫!?」

 

「だ、大丈夫よ。ピーシェも私も」

 

「よかったぁ〜…… って、それより紘汰は?」

 

「紘汰さんなら見てないですよ。わたし達が病院に着いた時にはもう……」

 

「本当? おっかしいなぁ〜 教会にいなかったからてっきりそっちにいると思ったのに……」

 

「念のため、探しにいったら? もしかすると地震の被害を受けたかもしれないし」

 

「うん。そうする」

 

そう言って病室を出て行った

 

 

 

ロシュオと話し終えたレデュエは凌馬の元へ戻り、死んだシドの帽子を投げ渡す。受け取った凌馬はシドは死んだのだと悟った

 

「で、どうだった?」

 

「上手く言いくるめたよ。ロシュオも納得していた」

 

そう言うとレデュエは何処へと歩き始める。凌馬もシドの帽子を投げ捨てて、その後を追っていった

 

その頃、デェムシュを逃した戒斗、ザック、ユニの三人はこれ以上被害が出ないよう捜索をしていた

しかしまだこの近くに潜んでいるとはいえ、この広い市街地中を探し回るのは困難であった

 

「あのインベス…… どこに隠れやがった?」

 

「一応連合軍兵士にも捜索するよう指示してるけど……」

 

「発見されていない……か」

 

発見されていないことに焦りを見せる戒斗。それはこんな理由だった

 

「(もし奴の体組織がインベスと同じなら…… 果実を食べられたらもっと強力になってしまうかもしれない。クソ、あの地震さえ無ければ……)」

 

戒斗の言う通りあの不可解な地震さえ無ければ確実に倒せていた。しかし地震が起きたこと逃げられ、休息を与えてしまったことが最悪だったのだ

と、そんな風に思いつめていると、思いもよらない人物が現れる。その人物とは……

 

「おーい。戒斗ー!」

 

神次元にいるはずのネプテューヌだ。突然ネプテューヌが現れ戒斗は驚く

 

「な、何故お前が!?」

 

「ひっどーい! その反応はないよー!」

 

ザックとユニも驚く

 

「ね、ネプテューヌさん!? 今までどこに行ってたんですか!?」

 

「みんな心配してたんですよ?!」

 

「ごっめーん! ちょっと向こうでも主人公しててー……ってええぇぇぇぇ!? どうしてザックとユニがここにいるのー!? ここ神次元のプラネテューヌだよっ!?」

 

ネプテューヌの驚いた声が響く

 

「それはこっちのセリフだ。何故お前が超次元のプラネテューヌにいる?」

 

「えっ? ここって、超次元のプラネテューヌなの?」

 

「そうですよパープルハート様! あなたの国です!」

 

ザックにそう言われネプテューヌの頭の中はこんがらがる。それもそのはず、先ほどまで神次元のプラネテューヌにいたのだ。それがいつのまにか超次元のプラネテューヌにたどり着いていたのだ。状況を理解するのに時間がかかるのも無理はない

 

「ちょ、ちょっと待ってね。確かわたしは地震が起きたから紘汰を探してて……」

 

地震という言葉に戒斗が反応する

 

「なに? 地震が起きた?」

 

「うん。病院に行こうとした時に。ものすっごーく揺れたよ。ホント地面ひっくり返るんじゃないかーってぐらい」

 

ネプテューヌの証言を聞いた戒斗は、先ほどの地震にある疑惑を抱く。そしてそれを確かめるため、走ってどこかへと向かう

 

「お、おい戒斗! どこに行くんだよ!」

 

「ちょっ、ちょっとー! 紘汰どこにいるか知ってるー?」

 

「紘汰さんなら教会で手当てを受けています」

 

「手当て!? 一体どうして……?」

 

「謎のインベスの攻撃を受けて瀕死の重傷を負ってしまったんです…… だから早く教会に向かった方が……」

 

「うん。分かった」

 

ユニにそう告げられネプテューヌは急いで教会へと向かった

 

 

 

 

 

辛くもバロン達から逃げることに成功したデェムシュ。彼は傷ついた体で地下道を彷徨っていた

 

「デョブリョフォンミャミ…… グブリョデョムダン……!」

 

苛立ちながらあるものを探す。そしてそれはすぐに見つかった

 

「アア…… ゴジュジャメジュシュイジョダン」

 

デェムシュが探していたものは、ヘルヘイムの果実だった。それをもぎ取るとむさぼり食う

 

するとデェムシュの体に異変が起きる。体が赤く発光し、肩から角が生え、より強力になった

 

「メフォシェンブリョ……! メフォシェンブリョダンア……! フハハハハ!!」

 

デェムシュの高笑いが地下道に鳴り響いた

 

高笑いに反応するかのように紘汰は目を覚ます。傷ついた体を無理やり起こす

 

「どこかであいつの声が聞こえた…… 早くなんとかしないと……」

 

そう言って立ち上がろうとする。しかしまだ傷は癒えてはおらず、痛みが走る。その場で膝をついてしまう

 

ーー敗北した弱者をいたぶり嬲り殺す! それこそが強者の証! 俺の求める強さだ!!!

 

デェムシュの言葉がふと脳裏によぎる

 

「なんで…… なんで憎み合うんだ……! 俺たちに戦う理由なんてないはずなのに……!」

 

「それは……嫉妬だからさ」

 

紘汰の前に突然サガラが現れる

 

「サガラ……」

 

「お前には理解できないだろうな。奴らの憎しみを…… 自分の種族が滅亡する悲しみ…… 取り返しのつかない後悔…… そんな感情が奴らの中で渦巻いている」

 

「なんだと……?」

 

 

 

 

ヘルヘイムの森を歩く凌馬とレデュエ。その後ろを大量のインベスがついてくる。ふと凌馬はレデュエにこんなことを聞く

 

「君はなぜ知恵の実を?」

 

「もちろん王の力を手に入れたいからさ。何ものをも支配する力…… それが知恵の実の力だからねぇ」

「でもこんな滅びた世界に君臨しても面白くはない。私が欲しいのはもっと進歩したおもちゃ。それがお前たちの世界という訳だ」

 

「なるほど…… それが理由か」

 

「フフ…… 我らフェムシンムはロシュオに改造され森の力を手に入れた。しかしお前たちはその奇妙なおもちゃで力を得ている。興味を抱くのは当然じゃないかな?」

 

そう言うとふと立ち止まり長い戦斧をかざす。そして振り下ろすと突然エディンの人工クラック発生装置が作動し、クラックが開いた

「あんた知ってたのか? オーバーロードが凶暴な奴だって!」

 

「デェムシュなんて、あんなの甘っちょろいって。ただの破壊衝動。しかもそれは嫉妬から来ている。言っちゃえばただのガキだ」

 

「そんな奴が人類を救う希望だって、あんたは俺に言ったじゃないか!」

 

「おいおい俺は”オーバーロードが人類救済の希望だ”とは言ってねえぜ。”ヘルヘイムの侵食を克服した”とは言ったがな。そう思ったのは俺のせいじゃなく、お前の勝手な解釈が原因だよ」

 

「じゃあ俺はどうすればよかったんだ……?!」

 

紘汰の言葉を聞いて呆れたようにため息をつく

 

「まだ分からないかな〜 ヒントはとっくに与えてるんだがな」

 

ヒントは与えられている? 紘汰には全く見当がつかなかった。と、その時。ネプテューヌが扉を開け現れる

 

「ネ、ネプテューヌ!?」

 

「紘汰! だいじょぶ……? ってDJサガラ!?」

 

サガラがいることに驚いたネプテューヌ。しかしすぐさま紘汰の元へと駆け寄りパープルハートへと変身する

 

「ネプテューヌ!?」

 

「今すぐ紘汰から離れなさい! さもなくば……」

 

サガラが神次元ゲイムギョウ界の混乱を招いたと知っているパープルハートは、敵意むき出しで剣を構え威嚇する。しかしサガラは動じず二人に手を差し伸べる。すると一瞬にして紘汰は痛みから解放される

 

「い、痛みが……」

 

「世界を救うには、禁断の果実を手に入れるしかない。しかし禁断の果実はオーバーロードが持っている。だったら答えはひとつだ。……お前がオーバーロードになればいいんだよ」

 

「俺が…… オーバーロードに……!?」

 

「そんなことしたら紘汰は……!」

 

人間では無くなる…… そう感じたパープルハートは正気の沙汰かと問い詰めるため近寄ろうとする。しかしサガラが手を差し伸べると、念力のようなもので二人は体の自由に動かなくなってしまう

 

「森に実る黄金の果実を勝ち取るには、森の試練を乗り越え、それを狙う全ての者たちを蹴散らす必要がある。そしてそれらを乗り越え果実を手に入れれば…… その時お前は、全ての世界を支配することができる」

 

「全ての…… 世界……?!」

 

「救うも滅ぼすも、お前の好きにすればいい。これから降りかかる試練に立ち向かう覚悟が、お前にはあるか?」

 

「でも…… それしか方法がないなら……」

 

「やめて紘汰! 嫌な…… 予感がするわ。紘汰を陥れようとする…… 予感が……」

 

サガラはそう言われ一瞬眉をひそめる

 

「まあ、この女の言う通りただの親切じゃないのは事実だ。俺はあくまでも…… 俺の都合で動いている」

 

サガラは紘汰に近づくと彼に極ロックシードを見せるのだった

 

 

 

人工クラック発生装置が作動し、再びクラックが開かれる。そこから大量のインベスと、ヘルヘイムの植物がなだれ込んできた

突然の出来事にエディン教会内は大パニックに陥る

 

「一体何が起きたの!?」

 

「人工クラック発生装置が勝手に作動し、そこから大量のインベスとヘルヘイムの植物が……」

 

と、職員が言った時。モニタールームにインベスがなだれ込んできた。湊耀子は職員を先に避難させ、単身インベスに戦いを挑む

 

「変身!」

 

『ピーチエナジー! 〜〜♪♪ Lock on ソーダァ…… ピーチエナジーアームズ! 〜〜♪♪ 〜〜〜♪♪♪』

 

マリカに変身し、ソニックアローを構えると戦闘を開始する。蹴り技と斬撃を中心に自分を囲むインベスを攻撃していく

 

「プロフェッサー! プロフェッサー! 応答してください!」

 

無線で呼びかけても返事はない。ふと彼女はモニターの映像を見る。するとそこにはレデュエの横に並ぶ凌馬の姿があった

 

「(まさかプロフェッサー……!)」

 

凌馬が裏切った。そう悟ったマリカは言葉を失う。しかしそんな彼女など構わずインベスたちは攻撃を仕掛けていく

 

ヘルヘイムの植物がもうすぐこの部屋にやってくることと、この狭いモニタールームで戦うのは困難だと感じたマリカは外で戦うことを決意。そのままインベスを連れて教会を脱出した

 

その頃戒斗達はある場所にたどり着く。それはエディンの教会前広場だった。ザックとユニは見たことない建物が突然現れたことに驚きを隠せない

 

「なんだよあの建物!?」

 

「見たことない……」

 

「やはりそうだったか。これで全てが繋がった」

 

「繋がったってどういう意味だよ?」

 

「ザック、ユニ。俺や葛葉、ネプテューヌは信じられんとは思うが実は別次元にいた」

 

「べ、別次元……!?」

 

「ああ。そして俺と葛葉はあの赤いインベス…… オーバーロードとの戦いの最中、クラックを通じてこの世界へと帰ってきた」

「だがオーバーロードと戦ってもいないネプテューヌがこの世界に帰ってきていた。しかも本人はそれに気づいてはいなかった……」

 

「ま、まさか…… 」

 

「世界が融合してしまった…… としか考えられんな」

 

世界が融合した…… 戒斗の言葉に二人は信じられない様子だ。しかし別次元にいた人間が超次元にいる人間に会えるはずがないのだ。よってこれは真実なのだ

 

真実を信じられない二人。その時、ユニがエディンのタワーがヘルヘイムの植物に凄まじいスピードで侵食されていることに気づく。さらにそこから大量のインベスが現れていることにも気づいた

 

「な、なんだあの大量インベスは!」

 

「食い止めなきゃみんなに被害が及んじゃうわ!」

 

躊躇はしなかった。三人はインベスに向かって走り出す。人々を守るために

と、その時。戒斗の目に自分にとって仇ともいえる人物が目に映る。それは……

 

「(あいつは、エディンのアーマードライダー!? 何故一人で戦っている?)」

 

マリカだ。彼女は複数のインベス相手に孤軍奮闘していた。しかし手には専用武器であるソニックアローは無く、体術のみで戦っていた。だが見るからに劣勢であった

 

戒斗は敵であることも分かっていた上で、躊躇うことなくバロンに変身し、ナックルやブラックシスターと共にマリカの救援に入る

 

バロン達の救援に一瞬戸惑うマリカ。しかしそんな暇はない。休む間もなくインベス達は襲いかかってくる!

その時!どこからともなく城乃内が現れ、飛び蹴りをお見舞いする!

 

「城乃内!? お前……」

 

「分かってる…… ラムちゃんは心配だよ。でも、言われたんだ…… じょーのうちはみんなを守ってって…… だから俺は戦う! みんなを…… 守るために! 変身!!」

 

『ドーングリ! Lock on! カモン! ドングリアームズ! ネバーギーブアーップ!』

 

グリドンへと変身! ドンカチを構え、加勢に入る!

さらにもう二人、飛び蹴りをインベスにかます! 凰蓮とネプギアだ

 

「加勢しに来ました! ……ってユニちゃん!?」

 

「ネプギア!? アンタどうしてここに!?」

 

「それはこっちのセリフだよ! ここは神次元なんだよ!?」

 

「今はそんなこと気にしてる暇はないわ。さっさと加勢するわよ。ネプギア」

 

「あ、は、はいぃ!」

 

「変身!」

『ドーリアン! Lock on! 〜〜♪♪ ドリアンアームズ! ミスタ〜 デンジャラース!』

 

ブラーボとパープルシスターに変身し、加勢に入る。合計八人でインベスに挑む。数が増えたため、戦況は良くなった。しかし、依然インベスは襲いかかってくる

この状況を打破すべく、バロンはある作戦を立案する

 

「派手に動くな! 円陣だ! 数は多いがただの雑魚だ! お互いの背中を守りながら戦えば、この状況は打破できる!」

 

バロンの指示に従い、互いの背中を守るように円陣を組む

 

「ねえあなた! 私のこと恨んでないの?」

 

突然マリカがバロンにそう聞く

 

「貴様はノワールの仇だ。しかし…… 今ここでその恨みを晴らしたところでノワールは目覚めないし、俺の本来の敵は戦極凌馬! 貴様ではない!」

「それに、今はこんな状況だ! 私情を挟んで戦況を悪くするぐらいなら、俺は貴様と共闘する道を選ぶ!」

 

そう言うとインベス達は一斉に襲いかかってくる。バロンの言う通り全員円陣を崩さず、隣が攻撃を受けたらフォローに回るという連携を見せたおかげで、戦況は確実に良くなった

 

「フッ! ハッ!」

 

「エヤアァッ!」

 

「タアァッ!」

 

「フッ! タアァッ!」

 

「デヤアァッ!」

 

「えいッ!」

 

「ハッ! そこッ!」

 

八人はそれぞれ自分の前に立ち塞がるインベスに攻撃! そして渾身の一撃をお見舞い! インベスは見事倒された!

 

しかし喜ぶのも束の間、突如地面が揺れ円陣の中心から爆発が起きる。そしてより両肩に角を生やし、より強力になったデェムシュが現れた!

 

「今度こそ、まとめて引導を渡してやる!」

 

デェムシュは剣を八人に向けそう言った

 

 

 

 

サガラは極ロックシードを机の上に置く

 

「紘汰を利用して…… 何がしたいの……?!」

 

「一番どう転ぶか分からない奴…… すなわちお前というジョーカーに、このゲームをもっとスリリングにして欲しいんだよ」

 

紘汰はそう言われ、極ロックシードに手を伸ばす。当然パープルハートは止めようとする。しかし紘汰の意思は固かった

 

「ネプテューヌ……! こいつが危険だって分かってる……! でも、こいつがなきゃ…… もっと強くなれない! 人々を……お前を…… 守るために……! 世界を…… 救うために……!!」

 

強い念力に阻まれながらも紘汰は徐々に手が近づいていく。そしてついに極ロックシードを手にした

 

その瞬間、念力が消え、同時にサガラも消えた。その際、こう言い残した

 

《その覚悟に後悔がないことを祈ってる。オーバーロードと同じ存在を目指すなら、その意味をよーく考えながら戦うことだ》

 

サガラの言葉を受け、紘汰は極ロックシードを見つめるのだった

「さあ、来るがいい!」

 

デェムシュがそう言うと全員は攻撃を仕掛ける。しかし元々の高い戦闘能力に加え、ヘルヘイムの果実を食べたおかげで強さは今までとは桁違いだった。瞬く間に八人はダメージを受ける

 

『レモンエナジースカッシュ!』

『〜〜♪♪ クルミオーレ!』

『〜〜♪♪ ドリアンオーレ!』

『ピーチエナジースカッシュ!』

『カモン! ドングリスパーキング!』

 

各々必殺技を放つ。しかし今のデェムシュの前では蚊が刺すほどの痛みだった。それどころか、そのエネルギーを吸収し、跳ね返す! そして火球を放ち、ダメージを与える!

 

「どうした? その程度か?」

 

圧倒的な力を前にバロン達は絶体絶命の危機に陥る。しかしまだ諦めてはいなかった!

 

「なんて奴だ……」

 

「歯が立たない……!」

 

「どうすればいいの……?!」

 

「こいつを倒すには……!」

 

「諦めちゃ……ダメだーッ!」

 

「粘りに粘って…… チャンスを待つの!」

 

「そうすれば…… 必ず勝てます!」

 

八人は立ち上がり、再びデェムシュに攻撃を仕掛けようとする

その時! 覚悟を決めた紘汰が走って現れる!

 

「葛葉……!!」

 

「俺はこの世界を救う! もう誰も、犠牲にならないためにも!! 変身!!」

 

『カチドキ! 〜♪ オォー! Lock on! ソイヤッ! カチドキアームズ! いざ、出陣! エイエイオー!』

 

カチドキロックシードを嵌め込み、ジャンプし、すれ違いざまにカチドキアームズへと変身! 無双セイバーで切り裂く

 

デェムシュはカチドキアームズの背中に火球を放つ。鎧武は火球の炎に包まれながら、極ロックシードのスイッチを押すと鍵が現れ、炎が消える

 

『フルーツバスケット!』

 

電子音声が鳴り響くと空から無数のアームズが現れデェムシュを攻撃する。そして鎧武のフェイスプレートが鍵穴に変化し、そこに極ロックシードを差し込み回した!

 

『ロックオープン!極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!』

 

鎧武の周囲にアームズが集結し融合。カチドキアームズの鎧が弾き飛ばされ、白銀色の南蛮鎧に、マントを纏った新たなるアームズが現れた!

 

これこそ、鎧武最強の姿。極アームズである!!

 

「な、なんだあの姿は……!」

 

「見たことも無いアームズだわ……」

 

「大将軍……?」

 

鎧武の新たなる姿を目にし、その場にいた全員が驚く

 

『大橙丸!』

 

極ロックシードを回すと大橙丸が現れる!

 

「虚仮威しだ!」

 

そう言ってデェムシュは鎧武に襲いかかる! しかし鎧武は大橙丸で攻撃! 剣を弾き、デェムシュを切り刻む!

 

怒ったデェムシュは再び鎧武に向かう。再び極ロックシードを回す!

 

『ドリノコ!』

 

本来はドリアンアームズの武器であるドリノコが飛んできて、デェムシュをチェーンソーのように切り裂いた! これにはブラーボも驚きを隠せない

そのまま鎧武は手に持ちドリノコで攻撃! デェムシュは火球を放ち反撃に出る!

 

『メロンディフェンダー!』

 

メロンディフェンダーを召喚し、火球を防ぐ!

 

『ブドウ龍砲!』

 

そしてブドウ龍砲を召喚! 銃撃を放つ!

 

「あらゆるロックシードの武器が使えるのか!?」

 

バロンの言う通り、極アームズは全てのロックシードの武器が使えるのだ。バナスピアーを召喚して槍攻撃…… ブドウ龍砲の遠距離射撃…… メロンディフェンダーでの防御…… その全てが出来るのだ

 

『ソイヤッ! 極スカッシュ!』

 

バナスピアーを地面に突き刺し、バナナ型のエネルギーでデェムシュを拘束する

 

「認めん…… 認めんぞ!! 貴様のような猿如きにぃぃ!!」

 

負け惜しみに近い言葉を放つデェムシュ。鎧武はトドメを刺すため、二回回す

 

『無双セイバー! 火縄大橙DJ銃!』

 

この二つを召喚し、連結。大剣モードに変形する!。そして二回カッティングブレードを下ろす!

 

『ソイヤッ! 極オーレ!』

 

「ハアァァァ…… フッ! オリャアァッ!!」

 

火縄大橙無双斬が炸裂! それを受けたデェムシュは火花を散らしながら、爆発! 倒されたのだった!

 

戦いが終わり自分の新たなる姿を見た鎧武はこう呟いた

 

「これが…… 俺の新たなる力……」

 

 

 

 

ヘルヘイムの森をキセイジョウ・レイと、神次元のイストワールに似た妖精、クロワールが散策していた

 

「一体何を探してんだ? 知恵の実なら、ロシュオが持ってんじゃねえのか?」

 

「そんなこと分かってるわよハエ虫。いずれあいつから知恵の実は奪い返す。でもそれは今じゃない。私が今探しているのは……」

 

そう言いながら歩いていると、どうやらお目当ての物を発見したようだ

 

「あった……」

 

レイが探していた物。それはシドが使用していたゲネシスドライバーとチェリーエナジーロックシードだ

 

「どうやらロシュオに挑んで死んだようね。まあ、いいわ。こいつが残ってただけマシね」

 

「こんなモン使ってどうする気だ? まさかこれでロシュオに挑もうってか?」

 

「こんなチンケなオモチャに頼らなくても、私が女神の力を取り戻せば、あいつから知恵の実を奪うことなんて簡単よ」

 

「じゃあなにに使うんだ?」

 

レイはこう答える

 

「邪魔者の始末よ。特に、私のことをよく知ってる奴らをね。そして一番最初に始末すべきは…… ピーシェ。あの子ね」

 

「なんでだ?」

 

「子どもっていうのは直感が鋭いの。だからあの子に私が知恵の実を狙ってるって勘付かれて、奴らに言いふらされたら元も子もないからよ」

 

「ふ〜ん。でも必ずしも成功するとは限らないぜ?」

 

「葛葉紘汰や女神達が邪魔するのは分かりきっている。だからこいつを使うのよ。奴らを排除するためにね」

 

クロワールは納得した

 

「さて、これで全てが揃った。知恵の実は私が手に入れる…… タリを…… 私の国を復活させるために! フフフ…… アハハハ!」

 

レイの笑い声がヘルヘイムの森に鳴り響いた

 

 

 

to be continued……

 

 

 

 

次回、超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム!>

 

 

世界が融合し、神次元にいた者たちは超次元に戻ってきた

 

そんな時、ピーシェの血清が作られ無事に一命を取り留める

 

しかし彼女は心に大きな傷を負っていた……

 

第36話「傷ついた心」

 

ピーシェの心は開くのだろうか?

 

 

 

 

 

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