超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>   作:波紋疾走(pixiv)

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第36話「傷ついた心」

 

 

 

 

【これまでのあらすじ】

 

 

 

ロシュオの力により、超次元と神次元は融合してしまった

 

さらにレデュエと戦極凌馬が結託し、エディンの教会を制圧してしまう

 

人々に危害が及ばぬよう戦う戒斗達だったが、強化したデェムシュの前に歯が立たなくなってしまう

 

そこへ、自分がオーバーロードとなり、数多の試練を乗り越えると決意した紘汰が現れる

そして極ロックシードを使い最強のアームズ、極アームズへと変身! デェムシュを撃破したのだった!

 

 

 

 

 

紘汰が極アームズとなってデェムシュを撃破してから三日。世界が融合したことを知らない光実とブラン、貴虎とベールをプラネテューヌの教会に呼び出し状況を説明していた

 

 

 

【超次元プラネテューヌ 教会】

 

 

 

「なるほど…… そのオーバーロードという奴が世界を融合させたのか……」

 

「ああ。まだ仮説だけど、十分にありえる」

 

紘汰が貴虎に答える。これを聞いた光実は問いかける

 

「じゃああの塔を占拠したのもオーバーロード……なのかもしれないんですか?」

 

「かもじゃなくて確実にオーバーロードが占拠してるんだよ。あいつらはヘルヘイムの植物を自由自在に操れるからな」

 

ヘルヘイムの植物を操れる? 貴虎や光実は驚いた表情を見せる。と、ベールがある疑問を抱いて挙手をする

 

「一つよろしいですか?」

 

「なんですか? ベールさん?」

 

「シェアはどうなるのですか? 確か向こうもシェアがあるそうですけど……」

 

シェアは女神にとっても国にとっても重要な物。それは超次元も神次元も変わりない。しかし世界が融合したことで問題が生じる。それはベールが心配していること…… シェア保有率の問題である

 

「もし仮に融合した世界のシェアの合計が、一つの次元のシェア合計が100として、二つ合わせて200ではなく100だった場合、一つの国が保有するシェアの割合は条約通りなら12.5%になってしまいますわ」

 

ベールが言う条約とは、ヘルヘイムの侵食を防ぐために締結された条約のことである。内容は……

 

・一つの国が保有できるシェアの最大保有率は25%

・基本的に25%を維持。もし、森にシェアを吸収されたりなどして25%維持が困難な場合は、自力で上げるか他国からシェアを受け取る

 

といったものである。この条約は犯罪組織が壊滅した後に締結されたのだが、見ての通り女神や国にとってはかなり厳しいのである

 

理由は単純。シェアが制限されるからである。シェアは女神の力の源であり国を維持するためのもの。本来なら、競争などで獲得していったり失ったりするのだが、それが条約では禁止されているのだ

そのため国の発展が遅くなったり女神の力が弱まってしまうのだ

 

「今までも苦しかったのに、より一層苦しくなるのは勘弁願いたいわね。でも…… そうでもしないと、森に侵食されて……」

 

滅びてしまうのだ。それだけは絶対に避けたい。しかしもしベールの言う通りになってしまえば、より破滅に近づくのだ

 

「これは向こうの女神様たちと話をする必要がありますね」

 

光実がそう言うとブランは「そうね」と返した

 

突然紘汰のスマートフォンに着信が入る。どうやら神次元のアイエフからのようだ

 

「どうしたアイエフ? ……えっ? ピーシェが助かった!? 今すぐ行く!」

 

スマートフォンを切ると紘汰は一言貴虎たちに言って病院に向かった

 

 

 

 

エディンの教会を制圧したレデュエと凌馬。あたりにはヘルヘイムの植物や果実が散乱していた

しかしレデュエの姿はなく、凌馬が一人寂しくパソコンを操作していた

 

と、そこへレデュエが帰ってくる

 

「どうだった? この世界の景色は」

 

「いいねえ、実にいいよ。ますます欲しくなったよ。この世界が」

 

「それは良かった。それより君の親友はどうしたんだい?」

 

「ああデェムシュのことか。あいつなら死んだよ」

 

「そうか…… さぞかし悲しいだろうね」

 

「悲しい? フッ、笑わせるねえ。あんな奴、死んでも悲しくないさ」

 

「なぜだい? 君の友達だろ?」

 

「友だち?あんな愚かな奴、友だちでもなんでもない。私の友だちは…… お前だけだ」

 

嘘に決まっている。甘い言葉をかけて自分を利用しようとしている。凌馬自身、レデュエと似ていると思っていたためそう感じるのだった

 

「友達と言ってくれて嬉しいよ。じゃあ一つ頼みたいことがあるんだが……」

 

「なんだ?」

 

「事を順調に進めるにあたって一つ障害がある。葛葉紘汰…… 一番奴が邪魔な障害だ。そこでだ。君に彼を始末して欲しいのだが……」

 

紘汰の写真を見せる。凌馬の頼みとは紘汰の始末だった。彼が脅威であることは、重々承知している。一番先に始末しておけば、後々楽になる

しかし凌馬は自らの手を汚すことを好まない。そして何より、レデュエを信用していないからだ

 

「どうしたんだい? 私たちは”友達”だろう? 友達なら、頼み事の一つぐらい聞いて欲しいんだが……」

 

肩に手を添え、不気味な笑みを浮かべながらレデュエの耳元で囁く

 

「フフフ…… フハハハハ……!」

 

レデュエが不気味に笑う

 

「面白いねえお前。いいだろう、そいつを始末してやる。デュデュオンシュ!」

 

そう言うと、孔雀のようなオーバーロード、デュデュオンシュがクラックより現れる

 

「この葛葉紘汰を殺せ」

 

「仰せのままに」

 

レデュエはデュデュオンシュに紘汰の抹殺を命じた。これを見た凌馬は「やはり一筋縄ではいかないな」と感じるのだった

 

 

 

【神次元プラネテューヌ 病院】

 

 

アイエフに呼ばれ、紘汰は病室に入る。既にそこにはネプテューヌも到着していたが、なにやら困っているようだ

 

「ピーシェが助かったって本当か!?」

 

「うん。でも……」

 

暗い表情を見せるネプテューヌ。その視線の先には……

 

「ピ、ピーシェ……?」

 

部屋の奥にうずくまったピーシェがいた

恐る恐る近づく紘汰。手を差し伸べる。すると……

 

「い、いやっ!!」

 

手を払ったのだ。これにはショックを隠せない

何故こう手を払ったのか。その理由をアイエフに問いかける

 

「ど、どうしたんだよピーシェは……」

 

「目覚めてからずっとあの調子よ。幸い、私やコンパには少し心を開いてくれるけど……」

 

ピーシェは大人に対して恐怖心を抱いている。シドに殺されかけたことが原因で…… 紘汰はそう考えるのだった

 

「やっぱり…… あんな酷いことされたら、そうなるよな……」

 

「とにかく、私たちだけでも危険ではないってあの子に覚えさせないと…… 将来、誰にも接することが出来なくなるわ」

 

ピーシェの将来のためにも大人は危険ではないと認識させる必要がある。しかしどうやって危険ではないと覚えさせようか、検討もつかない。なにせこんな出来事など一度も経験したことないからだ

誰か救いの手を差し伸べてくれないか…… そう思った時、病室の扉が開き、ある人物が現れる

 

「ブラン!?」

 

「ここで病室は合ってるかしら?」

 

先ほどまで超次元プラネテューヌにいたはずのブランと光実だった

 

「この部屋で合ってるけど…… でもどうしてここに? プラネテューヌに居たんじゃないの?」

 

「あの後、実はノワール様のお見舞いに行ったんですよ。で、ユニちゃんに同じ病院に、イエローハートがいるから聞いたので、寄っておこうかなと」

 

「なるほど……」

 

「で、どうなの? 話によると正体は幼い子どものようだけど……」

 

「見ての通りさ……」

 

顔を病室の隅に向ける。そこにはうずくまったピーシェの姿が見えた

 

「あの子は…… 自分の父親だって思ってた奴に裏切られ、殺されかけたんだ…… だから心に深い傷を負って……」

 

「大人に対して恐怖心を抱いてる……んだよね」

 

「ああ。それをなんとかして克服させたいんだよ。ピーシェの将来のためにも…… でも、その方法が分からなくて……」

 

「なるほどね…… 子どもの心は透き通ったようなものだから、一度傷ついたら、その傷を修復するのは難しいわね」

 

「ああ。なんか良い案無いか?」

 

ブランと光実に助けを求める紘汰。するとブランはこう言った

 

「ロムとラムに頼んであの子と一緒に遊ぶというのはどうかしら? 同年代の子と遊ぶのは楽しいだろうし」

「それにあなたなら、二人にいいように扱われて、少なくとも敵ではないって思うはずよ」

 

「おい…… 俺のことバカにしてねえか?! それに城乃内や初瀬の方が…… って、まあいいか。それで俺たちが危険じゃないって分かってくれれば買って出るぜ」

 

「ふふふ。冗談よ。そうだ、秀保や亮二も呼ぶわ。その方がもっと楽しくなるだろうし」

 

「うん! じゃあわたし外出許可取ってくるねっ!」

 

そう言ってネプテューヌは病室を出て許可状を取りに行ったのだった

その頃、戒斗は一人病院の廊下を歩いていた。しかしその表情は暗く、悲しみに溢れていた

思い出すのだ。病室での出来事が……

 

ーーお、ねえちゃん……?

 

ーーなあ…… これ、どういう意味だよ……!!

 

ベッドに横たわるノワールを見た二人。ユニは涙を浮かべ、ザックは言葉を失っていた

 

ーーすまない…… 俺が弱かったばかりにノワールは……

 

俯きながら声を震わせる

 

ーーノワールは…… 戦極凌馬という男の罠にかかってこうなってしまった。俺はその男を倒そうとした。しかし駄目だった……

ーーだが、今は違う。奴と同じ力のこいつなら、ノワールを救い出すことが出来る……!

 

レモンエナジーロックシードを強く握りしめ見つめる

 

ーーだから、約束する。必ずノワールをこの手で救い出すと! たとえ、この命に代えてでも……!

 

静かで力強い声が病室に響く。戒斗は扉を開けどこかへと向かおうとする

 

ーーパトロールがてら、奴を探し出す。その間だけすまないが、ノワールのそばに居てくれ

 

そう言って病室を出ていった

 

「(世界が融合したのなら、奴はこの世界にいるはず。最後に対峙したのはヘルヘイムの森だったから、パトロールが済んだらまずはじめに森を捜索するか……)」

 

とその時、背後に気配を感じる。誰かと思い振り向くと、そこには湊耀子がいた

 

「まだいたとはな。てっきり、戦極凌馬の元に帰っていると思っていたぞ。まあ、戻りたければ戻れ。今は見逃してやる。しかし、次会った時は容赦はしない……!」

 

湊耀子は凌馬の側近であり、ノワールの仇でもある。彼女や凌馬に恨みを持つ戒斗はキツく接する。が、帰ってきたのは意外な返事だった

 

「その必要はないわ。もう見限ったわ、プロフェッサーは」

 

「なに?」

 

「それより私は気付いたの。誰の未来を見届けるかべきなのかを……」

 

「貴様は黄金の果実とやらに興味はないのか?」

 

「私は黄金の果実には興味はない。私はそれを手にする”強い男”の生き様を見届けたいの。そしてそれは…… 駆紋戒斗……あなたよ」

 

耀子は戒斗の頬を撫でるように触れる。しかし戒斗はその手を振り払った

 

「くだらん! 俺は黄金の果実なぞ興味はない。ましてやそれを手にしようとも思わない! 俺が今、成すべきことは他にある!」

 

「じゃあ教えて。あなたの成すべきことを……」

 

「今、俺の成すべきこと…… それはノワールを救うこと…… ただそれだけだ……ッ!」

 

そう力強く言うと戒斗は耀子を置いて凌馬捜索に向かったのだった

 

 

 

無事外出許可が下りて、ルウィーに向かう紘汰達。しかしその一行を病院の屋上から見つめる黒い影がいた。レイとクロワールだ

 

「あいつら、どうやらどこかにいくようだな。今がチャンスじゃねえの?」

 

「そんなこと分かりきってるわよ。さて、力を試すがてら、奴らを始末しちゃいましょうか。 フフフ……」

 

レイの魔の手が迫っているとも知らず紘汰たちは病院から離れた駐車場に向かっていた

しかし相変わらずピーシェは自分たちに警戒心を抱き、アイエフの後ろに隠れたままだ

 

「(やっぱり警戒してる…… ピーシェの警戒を解くのは、やっぱ難しいのかな……)」

 

半ば諦めかけたその時、一行の足元にエネルギー矢が放たれ、地面に火花が散る

敵か? そう思い攻撃を受けた方向に振り向く。そこにいたのは……

 

「シド……ッ!!」

 

シドではなくレイが変身したシグルドだ。ソニックアローをこちらに向け、ゆっくりと歩み寄ってくる

身構える一行。しかしピーシェだけは違った

 

「あ、ああぁぁ……」

 

目の前にシグルドが現れたことにより、あの光景が蘇ったのだ。途端に恐怖がピーシェを包み込み、声を震わせる

 

「アイエフ、コンパ! 二人はピーシェを安全な場所へ! ここは俺たちがやる!」

 

「わかったわ!」

 

「は、はいですぅ!」

 

二人はピーシェを連れて安全な場所まで避難する

 

「いくぞネプテューヌ!」

 

「いきますよブラン様!」

 

「「変身!」」

 

『オレンジ! レモンエナジー! 〜〜♪♪ Lock on! ソイヤッ! ミックス! ジンバーレモン! ハハァー!』

『ブドウ! Lock on! ハイィー! ブドウアームズ! 龍・砲・ハッハッハッ!』

 

紘汰は鎧武ジンバーレモンへ、光実は龍玄ブドウアームズに変身。ネプテューヌもパープルハートへと変身し、ブランもホワイトハートへと変身した

 

「いくぜっ!」

 

四人がかりでシグルドに向かっていく。シグルドは擬似ロックシードを開錠し、インベスを複数呼び出す。

シグルドは鎧武に任せ龍玄、ホワイトハート、パープルハートはピーシェに被害が及ばないように、戦う

 

「(フン、捻り潰してやるわ!)」

 

余裕たっぷりに鎧武を見下すシグルド(レイ)その言葉通り、鎧武との一対一では十分戦えていた。むしろ圧倒していたのだ

斬撃をソニックアローで受け止め、腹に蹴りをいれ、後退した隙にエネルギー矢を鎧武に放ちダメージを与える

 

「クソッ! やっぱり強い!」

 

そう言いながらもソニックアローを構え、シグルドに向かっていく。と、その時。空から鎧武に向かって火球が放たれる。直撃した鎧武はダメージを受けてしまう

 

一体誰が撃ったのか? シグルドは上空を見上げる。そこにいたのは……

 

「見つけたぞ葛葉紘汰! デェムシュ様の仇、討たせてもらうぞ!」

 

デュデュオンシュだ。地上に降り立つと、杖にも見える曲剣、デェンゴシュイムで鎧武を切り裂き、すくい上げるように剣を振り上げ吹き飛ばす

 

「(デュデュオンシュ、ちょうどいいところに来てくれたわね。葛葉紘汰は奴に任せて、とっととあの子を始末しちゃいましょうか)」

 

鎧武の相手はデュデュオンシュに任せ、シグルドは再びピーシェの方へと歩みを進める

 

「まずい!」

 

龍玄とホワイトハートはインベスをパープルハートに任せ、シグルドに戦いを挑む

しかしゲネシスドライバーと戦極ドライバーでは圧倒的な力の差があり、その力の前には勝てなかった

 

銃撃を放つも全く効いてはおらず、逆に体を切り刻まれダメージを受ける

ホワイトハートも接近戦を仕掛けるが、ソニックアローに阻まれその隙に腹に蹴りを入れられ後退する。それをシグルドは狙い撃とうとする

 

「危ないブラン様!」

 

咄嗟に龍玄が庇ったことによりホワイトハートは難を逃れたが、龍玄は変身を解除してしまった

 

「ミッチ!ブラン!」

 

迫るシグルド。パープルハートは今すぐにでも止めたかった。しかしインベスに阻まれて、身動きが取れないのだ

 

「クソッ! ピーシェちゃん!」

 

鎧武は力を振り絞り、デェンゴシュイムを弾き返してデュデュオンシュにダメージを与える。その隙に抜け出し、ピーシェの救助に向かう!

 

『カチドキ! 〜〜♪♪ オォー!』

 

走りながらカチドキロックシードを開錠し、ドライバーに嵌め込む。その間にシグルドはピーシェの眼前へと迫っていた

アイエフは対抗するも攻撃は効いてすらいない。ピーシェを抱き寄せるコンパ

しかしシグルドはコンパごと始末しようとする! そしてソニックアローが振り下ろされた! 絶体絶命! その時!

 

「グッ!!」

 

『カチドキアームズ! いざ、出陣! エイエイオー!』

 

カチドキアームズとなった鎧武が二人の前に現れ肩でソニックアローを受け止めたのだ! 当然、大ダメージを受ける

 

「はあ……はあ…… ピーシェちゃん、怖い思いをさせてごめん。でも、間に合ってよかった…… 俺決めたんだ。もう絶対ピーシェちゃんに怖い思いはさせないって、命をかけて守るって。だから信じてくれ、俺やネプテューヌのこと。みんなのことを……」

 

そう言った鎧武の仮面の下には紘汰の笑顔が見えるようだった。ピーシェは確かにそれを感じた

 

さて、ただやられるばかりではない。ここから鎧武の反撃が始まる! 肩に乗っかったソニックアローを左手で掴みゆっくりと立ち上がる

 

「シド……! お前だけはぜってえ許さねえ……! 必ず俺が倒す……ッッ!!」

 

腰に装備した無双セイバーを抜き、振り返りざまに怒りのこもった一撃を加える!

あまりの強烈な一撃にシグルドは後退してしまう!

 

その間に極ロックシードを取り出し、ボタンを押すと鍵が現れる!

 

『フルーツバスケット!』

 

鎧武の真上に沢山のアームズが現れる! フェイスプレートが鍵穴に変化し、そこに差し込み回す!

 

『ロックオープン! 極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!』

 

アームズが融合、カチドキアームズの鎧が弾け飛ぶと極アームズへと変身する!

 

「な、なにあの姿……!?」

 

「あれが、あのロックシードの力!?」

 

極アームズを初めて見た光実やホワイトハート、パープルハートは驚いた表情を見せる

 

「ここからは俺のステージだ!」

 

『マンゴーパニッシャー!』

 

極ロックシードを一度回すとマンゴーパニッシャーが現れる。それを構えシグルドとデュデュオンシュに向かう!

二人の攻撃をマンゴーパニッシャーで防ぎつつ、腹に強烈な一撃を加え、後退させる

 

デュデュオンシュは火球を飛ばして攻撃する!

 

『メロンディフェンダー! ドンカチ!』

 

しかしメロンディフェンダーで防ぎ、ドンカチを蹴ると頭に直撃! かなり痛かったのか頭がクラクラするのだった

その隙にシグルドはエネルギー矢を放つ! だがそのまま手に持ったメロンディフェンダーに防がれる!

 

『バナスピアー!』

 

左手にメロンディフェンダーを持ちつつ次々放たれるエネルギー矢を防ぎ突進! バナスピアーの強烈な突き攻撃、そしてなぎ払いをお見舞いし、デュデュオンシュの元に吹き飛ばす

 

ピンチと思ったシグルドはインベスを仕向ける!

 

『ブドウ龍砲!』

 

ブドウ龍砲を二つ召喚し両手に持ちながら二丁拳銃で戦う

華麗にマントをひらびかせながら、襲い来るインベスに銃撃を浴びせる!

 

『ソイヤッ! 極スカッシュ!』

 

強力なブドウ龍砲のエネルギー弾を時計回り、反時計回りの順に回転して取り囲むインベスを撃破した!

 

撃破するとシグルドとデュデュオンシュの方に体を向ける。そして一度回す!

 

『火縄大橙DJ銃!』

 

火縄大橙DJ銃を召喚、イチゴロックシードを取り出しセットする!

 

『ロックオン!』

 

「まずい! 盾になれ! デュデュオンシュ!」

 

『イチゴチャージ!』

 

イチゴチャージが発動。火縄大橙DJ銃から超強力な砲撃を放つ!

このままではまずいと考えたシグルドは咄嗟にデュデュオンシュを盾にする

 

「き、貴様まさか……!!」

 

意味深な言葉を最期に言い放ち爆散。その隙にシグルドは命からがら逃げ出すのだった

 

戦いが終わり、圧倒的な極アームズの力に魅了されるパープルハート達。しかし光実だけはなぜか違った

 

「(どうしてだ…… どうして僕の周りの人ばかりが強くなっていく!? 兄さんに戦い方を教えてもらった! 自分なりに強くなる努力をした! でもダメだった…… こんなんじゃブラン様を守れない…… 僕も、紘汰さんみたいな力が欲しい。ブラン様を守る力が……)」

 

拳を強く握りしめ、自分の弱さを噛みしめるのだった

 

 

 

 

命からがら逃げ出したシグルド。変身を解除し、レイの姿に戻る

 

「はあ…… はあ……」

 

「おいおい惨敗じゃねえか」

 

馬鹿にするように茶化すクロワール。それに対しレイは怒った

 

「冗談じゃないわ!! なんなのよあの力! まさか、知恵の実の力じゃないわよね?!」

 

「うーん。でも見てる限りじゃそうっぽいけどな。あははは」

 

「あはははじゃないわよ! なんでそのこと教えなかったのよ! 危うく死にかけたじゃない!」

 

「落ち着けって。でも、あいつに恐怖心は植え付けられたんじゃねえのか?」

 

「はあ? ああ、そういえばそうね。まあ結果オーライね」

「ところでハエ虫。もう一人邪魔な奴を思い出したわ」

 

「ん? 誰だ?」

 

「アノネデス…… よくよく考えたら奴が一番厄介って気づいたわ。あいつは頭が冴えるから、きっと私の思惑にも勘づくはずよ」

 

「だったら……」

 

「始末するしかない……わね。フフフ……」

 

不気味な笑みを浮かべるのだった

シグルドとデュデュオンシュを退け雪降る超次元ルウィーに無事にたどり着いた一行。早速ロムとラムがピーシェに雪合戦をしようと提案した

 

「いい? こうやるのよ!」

 

「痛っ! ちょっと強すぎるよラムちゃん!」

 

「投げ方はこう!」

 

「おっ! いい球投げんじゃんロム」

 

ラムは城乃内に投げつけ、ロムは初瀬に投げた。しかしピーシェはアイエフの影に隠れてしまった

すかさず紘汰とネプテューヌがピーシェの元に駆け寄る

 

「ピーシェ、怖くないぜ。ほら、俺と一緒にやろうよ!」

 

「うんうん。わたし、ピー子と一緒にやりたいなー」

 

説得する二人。しかしピーシェは聞き入れなかった。それでも二人は諦めなかった

 

「もし今度怖いことがあったらわたしたちが命をかけてピー子の守るよ」

 

「だから信じてくれ。俺のこと、ネプテューヌのこと」

 

屈託の無い笑顔を見せる。するとピーシェは思わぬ反応を見せた

二人に抱きついたのだ。これには喜びを隠せない

 

「ぴぃのこと、守ってくれるの?」

 

「うん。守るよ」

 

「ぜったい?」

 

「ああ。絶対に守る」

 

それを聞いたピーシェの表情には自然と笑顔が溢れていた

 

「よし、じゃあめいいっぱい遊ぶよー!」

 

「うん!」

 

紘汰とネプテューヌに連れられロムとラム達の元に戻る。二人が戻ると雪合戦が開始された

互いに雪を投げ合ったり、雪だるまを作ったり、雪を掛け合ったりした

全員の体は雪まみれ。ビショビショだ。しかし雪合戦に参加した全員は笑顔だった

そしてピーシェもまた、笑顔が溢れていた。先ほどまでの表情が嘘のように……

 

 

 

to be coutinued……

 

 

 

次回、超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>

 

世界が融合してから一週間。異変は起きず平和だった

 

しかし突如としてヘルヘイムが侵食を開始! さらにオーバーロードが全人類に戦線布告!

 

そして同時にインベスによる不可解な拉致が相次ぐのだった……

 

第37話「オーバーロードの侵略」

 

「戦極凌馬……ッ!!」

「フフフ……」

 

 

 

 

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