超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>   作:波紋疾走(pixiv)

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第44話「決戦の時! vsロシュオ!」

 

 

 

【これまでのあらすじ】

 

 

 

王妃を復活させるため、光実とブランを連れ去ったレデュエは、二人を生け贄に捧げようとする

 

龍玄、ホワイトハートに変身した二人は戦いを繰り広げるが、レデュエには敵わず、光実に至っては致命傷を負わされてしまう

 

このままで終われるか…… そう思った光実は、サガラからヨモツヘグリロックシードを授かり、龍玄・黄泉 ヨモツヘグリアームズへと変身を遂げた!

 

 

 

 

レデュエとの戦い後、光実を連れてブランは急いで病院に向かい、治療を受けさせた

しかし不思議なことに腹部の傷は完全に塞がっていたのだ。これにはブランも医師も疑問を抱かざるを得なかった

だが光実は知っている。誰が自分の傷を治したのかを…… そして彼は心の中で彼女に感謝するのだった

 

 

 

【超次元プラネテューヌ 教会】

 

 

 

それから三日…… 止まぬ病院襲撃に対し、各大陸の守護女神はついに対策会議を開くのだった。ちなみにブランは腕の傷の治療で欠席している

 

「みなさん、揃いましたか?」

 

「ええ。揃ったわ」

 

「ではインベス対策会議を開催したいと思います。まずはじめに、各大陸の被害状況は……」

 

「そんなのどこも同じだ。それよりも対策を考えるべきだ」

 

「戒斗の言う通り、一刻も早くも早く対策を考えないといけないのは確かだ」

 

「だよねぇ~。でもぉ~ どんな対策を立てるがいいのかな~……」

 

「病院の警備を強化する…… しか方法はないと思うけど…… ていうか、どうしてインベスは病院ばかり襲うの?」

 

「わたしもイマイチ理由が分からないなー」

 

「ああ。それならリーンボックスの優秀な研究員たちが、調査した結果ある仮説を立てましたわ」

 

「仮説……?」

 

「ええ。まずはじめに襲われたのはすべて、各大陸で一番医学が発達している病院で、そこにはヘルヘイムの植物の芽が発芽した患者が入院していた」

 

「それは知ってるわよ。それとインベス襲撃になんの関係があるの?」

 

「まあ最後までお聞きになって。実はインベス襲撃に呼応するかのように、その患者たちの体から再び芽が発芽したようなのですわ」

 

衝撃の事実に他の女神たちは言葉を失う

 

「ここからがわたくしたちが立てた仮説ですわ。奴らは病院を襲うことで、患者の体内に存在するヘルヘイムの植物を活発化させようと目論んでいるのではないかと考えました」

 

「そんなことをしてなにになるの?」

 

理由が分からないノワール。しかし戒斗は気づいていた。インベスの真の目的。それは……

 

「患者に眠るヘルヘイムの植物を活発化させることでそいつをインベスへと変貌させる……か」

 

「に、人間をインベスにって…… そもそも人間がインベスに変身するには、ヘルヘイムの果実を口にしなければいけないはずでしょ?!」

 

その通り。人間がインベスに変身するにはヘルヘイムの果実を口にしなければならない。これを知っているのも下っ端がインベスに変貌するのを目撃したからだ。従って、ノワールがそう言うのは至極当然なことなのだ

 

「確かにそうですわ。しかし、もしインベスに怪我を負わされた際に、"種"を埋め込まれていたとしたら?」

 

「そして種が発芽し、体組織をインベスのそれに変貌させたとしたら……」

 

「その人間はインベスになる……!?」

 

「ええ。そしてそのインベスが、人間を襲い種を植えたら……」

 

「再びインベスに変貌する……!! これじゃあねずみ算のように増えてくじゃねえか!」

 

「それにそのインベスを倒すってことは……」

 

人を殺すことと同じである。だからこそ手遅れになる前に、そして紘汰と同じ苦しみを誰も味あわないように対策を立てないといけないのだ。しかし警備を強化する以外に中々良い案が見つからないのだ

 

「どうすりゃいいんだよ……! このままじゃ……」

 

「だったら…… 根源を潰してしまえば問題ないだろう」

 

「根源を潰す? 一体どういう意味ですの?」

 

「オーバーロード…… 奴らの王を倒すことだ。恐らくそいつが今のヘルヘイムの支配者に違いない」

 

「つまり…… そいつを倒せば、ヘルヘイムの侵略が止まるかもしれないってことか?」

 

「ああ。だが奴の居場所がまだ……」

 

把握していない。となれば、ロシュオを倒すことは出来ない。再び会議は暗礁に乗り上げてしまった

 

しかしただ一人だけ、ロシュオの居場所を知っている人物がいる。かつて彼に命を救われたプルルートだ。彼女は、戒斗がロシュオを倒せばいいと発言してから、ずっと複雑な表情だった。ロシュオは命の恩人、彼に恩義を感じていた

だが、今はこの世界を脅かそうとする敵。世界を救うためにはロシュオを倒さなければならない

 

プルルートは決意した。人々のため、世界を救うためロシュオの居場所を彼らに伝えると……

 

「ねえみんな~ あたしぃ~

彼の居場所知ってるよ~」

 

「ぷるるんそれ本当?! 」

 

「うん~ 彼は~ ヘルヘイムの奥深くに眠る遺跡にいるよ~ それに、黄金の果実も、持っているよ~」

 

「えっ!?」

 

「なるほど…… 情報ありがとうなプルルート!」

 

「居場所が特定出来たところで、早速準備に取りかかるぞ。俺と、葛葉。今から四時間後にヘルヘイムに向かう」

 

「わかったぜ戒斗」

 

その一言で会議は終了した。ちなみに何故紘汰と戒斗の二人かというと、ロシュオとの戦いで女神が死んでしまえば元も子もないのと、もしアーマードライダー総出で戦いに向かった場合、国を葵人間が少なくなるからだ。それを考慮し、戒斗は紘汰と二人だけで戦うと言ったのだ

 

それはさておき会議が終わり各大陸の女神たちは自分の国へと戻っていった

女神たちが帰路につく中、プルルートは一人複雑な表情を見せていた

 

「プルルートさん……(´・ω・`)」

 

「うん。分かってるよ~ でも~ 世界を救うためには……」

 

仕方がない。たとえ自分の命を救ってくれたとしても……

と、その時。イストワールに謎の交信が入る

 

「はいもしもし? ……ッ! あなたは……!? なんの用ですか?!(`ヘ´) えっ? わたしたちに見せたいものがある? 分かりました」

 

謎の人物と交信を終えるイストワール。プルルートからどうしたの?と問われたが上手くごまかし教会へと戻っていった

そして時は進み出発の時刻。紘汰は準備を整え、ヘルヘイムの森に向かおうとしていた。その時、ネプテューヌが話があると言ってベランダに呼び出した

 

「どうしたんだよネプテューヌ。こんな時に話って」

 

「ねえ紘汰…… 紘汰は、自分が人間じゃなくなるってこと、怖くないの?」

 

「いきなりなんだよ……」

 

「私ね、紘汰が人間じゃなくなっていくのが凄く怖いんだ…… 紘汰が世界を救うためにオーバーロードになるって決めてるのは分かってるよ。でも…… やっぱり心のどこかで、紘汰があいつらみたいになってしまうかもしれないっていう恐怖心があるんだ……」

 

ネプテューヌは紘汰が極ロックシードを手に入れてから、彼の身に様々な変化が起きていることを分かっていた。紘汰の意思を尊重し、止めた方がいいなども言わなかった。しかしレデュエとの戦いの後、彼がヘルヘイムの植物を地面に張り巡らされたのを見て、紘汰が人間ではなくオーバーロードへと変わっていったと確信した

 

そして今、紘汰はオーバーロードの王と戦おうとしている。この瞬間、ネプテューヌの心の中で嫌な予感がしたため、紘汰を呼び出し今までに募った思いを吐露したのだ

 

これに対し紘汰は……

 

「大丈夫だ。俺はあいつらみたいにはならねえよ。心配すんなって。じゃあ、行ってくる」

 

明るい口調でそう言うと、ネプテューヌの肩をポンポンと叩いてロシュオを倒しに向かった

しかしその明るさが、ネプテューヌにとってはより一層の不安を駆り立てる要因だった

 

「(紘汰…… わたしは紘汰の事が大切なの。でも最近感じる。紘汰が…… 一番近くて遠い存在になっていく…… それが本当に怖いんだ……)」

 

紘汰の背中を見つめながらそう呟くのだった

 

 

 

 

ヘルヘイム深部の遺跡。ロシュオは王妃の眠る棺を意味深な表情で見つめていた。そこへ、レデュエが倒されたと報告に来たサガラが現れる

 

「レデュエが奴らに倒されたぜ。残るフェムシンムはお前一人だけだ。もう、王妃の目覚めを手助けする仲間はいねえぜ」

 

「分かっておる」

 

「だったらさっさと知恵の実を手放したらどうだ?」

 

「そうだな……」

 

どうやら手放す気があるようだ。やっとかと心の中で呟くサガラ。しかしロシュオは続いてこんなことを言った

 

「だがあの者たちが、知恵の実に値するかどうかを見極めてからだがな」

 

「ふざけたことを言うな! それをするのは俺の役目だ。お前がやる必要はない!」

 

「確かにそうだ。しかし長たる者、最後の責務を果たさなければならない」

 

「それが、人類が知恵の実に値するかどうか見極める……か」

 

「いずれにせよ、どんな理由であれ私を倒しに彼らはやって来る。もし私を倒すことが出来れば、人類に知恵の実を託そう」

 

ロシュオは人類が知恵の実に値するか見極めた後、結果次第で自分が倒されることを望んでいるようだ。サガラはそれを察すると、黙ってその場から去り、ロシュオに託すのだった

ロシュオがいるとされるヘルヘイム深部の遺跡に向かう紘汰と戒斗。その道中、紘汰は戒斗にこんな質問をした

 

「なあ戒斗。もしお前が黄金の果実を手に入れたら、その力をどのように使う?」

 

「いきなりどうした」

 

「いや、単に知りたくなっただけ」

 

「はあ…… いいだろう答えてやる。もし俺が黄金の果実を手に入れたら…… 弱者が虐げられない世界を作る」

 

「弱者が虐げられない世界……?」

 

「ああ。俺はたくさん見てきた。優しさを忘れ、弱者を踏みにじる強者や、強さを求めずに他人を騙し、食い物にする卑怯な弱者をな……」

 

「なるほどな……」

 

「お前はどうなんだ?

俺に聞いておいて答えないというのはないだろう」

 

「俺がもし黄金の果実を手に入れたら…… 世界を救う。そして誰も犠牲にならない世界を作るかな」

 

「ほお……」

 

「戦いで犠牲になったり、誰かが生きるために犠牲になったりしない世界…… 俺はそんな世界を望むかな」

 

「フン。貴様らしいな……」

 

そう言った時、目の前に遺跡が現れる。どうやらロシュオの居城にたどり着いたようだ。異様な雰囲気漂う敵の本拠地にたどり着いた二人は覚悟を決め、入っていく。草をかき分け、道なき道を進み続けた先に見えたのは、圧倒的な雰囲気を醸し出しながら玉座に鎮座するロシュオの姿だった

 

「来たか。黄金の果実を求める者たちよ」

 

「貴様がオーバーロードの王か?」

 

「いかにも。我が名はロシュオ。フェムシンムの長だ」

 

「あんたがこの世界を混乱に陥れたのか……!」

 

「そうだ。我が王妃を甦らさせるために世界を融合させた」

 

「そんなことのために……!」

 

私欲のために世界を混乱に巻き込んだロシュオに怒りを見せる紘汰。彼はロシュオを倒すべくカチドキロックシードを構える。その瞬間、ロシュオは己を倒す気だと判断し、手を差し出し念動力を放った

途端に紘汰と戒斗は壁に張り付けられた状態に陥ってしまう

 

「くっ! これが…… 王の力か……!!」

 

「どうやら私を倒す気のようだな。ならば、タダでは帰さん」

 

そう言って知恵の実を二人に見せる。はじめて見る黄金の果実に二人は圧倒された

 

「あれが……!」

 

「黄金の果実!!」

 

「然り。お前たちがこれを求める以上、戦いは避けられぬ。ンンッ!」

 

目が光り、念動力はさらに勢いを増す。このままではやられると感じた紘汰と戒斗は変身を決意した

 

「変……身!」

「変……身!」

『カチドキアームズ! いざ、出陣! エイエイオー!!』

『レモンエナジーアームズ! ファイトパワー! ファイトパワー! ファイファイファイファイファファファファファイッ!!』

 

二人はカチドキアームズ、レモンエナジーアームズに変身し、念動力で体が十分に動けない状態のまま、ロシュオに向かっていく。これを見たロシュオも戦闘態勢に入る

 

「見極めてやろう。お前たちが知恵の実に値するかを! かかってくるがよい!!」

 

そう言うとロシュオは電撃を放ち二人を拘束。そのまま別の場所へと投げ飛ばした!

 

戦闘が開始された他所で、ロシュオの力を静かに見ていた人間がいた。その人間はロシュオが二人を投げ飛ばした時にこう呟いた

 

「フフフ…… どうやら私にもチャンスが来たようだ……」

 

 

 

 

 

紘汰と戒斗を見送ったネプテューヌ。しかし彼女はとてつもない不安にかられていた

 

「(なんだろうこの胸騒ぎ…… なんだかもの凄い良くないことが起きるような……)」

 

不安気な表情を見たノワールはネプテューヌにどうしたのかと問いかける

 

「どうしたのよネプテューヌ……」

 

「なんだか凄い不安なんだ…… 不吉な出来事が起きそうで…… ねえノワール! わたし、ヘルヘイムに行ってくる!」

 

そう告げてネプテューヌは教会のドアを開き、ヘルヘイムの森に向かった。ネプテューヌを追うかたちでノワールもヘルヘイムの森へと向かうのだった

鎧武とバロンは別の場所へ投げ飛ばされる。ロシュオはゆっくりとその場に降り立つ。そして手から衝撃波を放った

 

それを食らいながらも二人は立ち上がり、火縄大橙DJ銃とソニックアローを構え向かっていく

すると突然ロシュオの姿が消えた。驚く二人は辺りを探す。しかしどこにも姿は見当たらない。その時、突然鎧武の前にロシュオが現れ、大剣・ジョエシュイムを振り下ろしダメージを与える

 

「うあっ!!」

 

そして再び姿を消し、今度はバロンの前に現れジョエシュイムを振り下ろしダメージを与えた

 

「ぐっ!!」

 

やられっぱなしの鎧武とバロンはここで反撃に打って出る。無双セイバーを構え鎧武は走り出し、バロンはエネルギー矢を放つ。だがそのエネルギー矢はロシュオにコントロールを奪われ、鎧武に当たり、そしてバロンに返ってきた

 

さらにロシュオはヘルヘイムの植物を操り、二人を拘束。持ち上げた後、地上へ叩き落とした

 

「どうした? この程度か?」

 

ロシュオの挑発に乗った二人はロックシードをアームズウェポンにセットする

 

『ロックオン!』

『Lock on』

 

「「はあぁぁぁぁ………!!」」

 

『カチドキチャージ!!』

『レモンエナジー!!』

 

「ハアァッ!!!」

 

強力なエネルギー弾とソニックボレーを同時に放つ! しかし謎のバリアで遮られてしまう

 

「馬鹿な!?」

 

驚く二人。その隙にロシュオは大剣を地面に突き立て衝撃波を放つ

その威力は凄まじく、二人は木に張り付け状態になってしまうほどだった

 

「なんて……力だ!!」

 

「動けない!!」

 

「お前たちが何の覚悟もなく私に挑んだとしたら、それは死をもって償わなければならない行為! お前たちら、禁断の果実に値しない!!」

 

「ふっざ…… けるな!!」

 

そう言ってバロンは凄まじい衝撃波の中を歩き、ロシュオに近づいていく。そしてハンドルシーコンプレッサーを二回押し込んだ!

 

『レモンエナジースパーキング!!』

 

レモンエナジースパーキングを発動。飛び上がり必殺のキャバリエンドを放つ! しかしそれすらも防がれてしまう。それどころか、ロシュオはジョエシュイムを振り、バロンのゲネシスドライバーを破壊し吹き飛ばした!

 

「うあぁぁぁぁ!!!」

 

吹き飛ばされたバロンはドライバーを破壊されたことにより変身が強制的に解除されてしまい、戒斗の姿へと戻ってしまう。さきほどの攻撃や、今までの攻撃を受けた戒斗の体は血を流し、傷だらけだった

 

「戒斗!!」

 

「残念だったな……」

 

ロシュオは倒れた戒斗を殺害しようとする。その時、ジョエシュイムにDJ銃の砲弾がヒットする!

 

「ほお…… まだ抗う気か」

 

そう言うとロシュオはジョエシュイムを振り下ろす。鎧武はそれをDJ銃で防ぐ。そして無双セイバーを抜き、DJ銃と連結。大剣モードにし、そのまま力押しでジョエシュイムを弾き返した。その際、ロシュオの顔を掠めていたが、すぐにその傷は治ってしまった

 

「なにっ!?」

 

驚く鎧武。彼はまた振り下ろした。何度も何度も振り下ろした。しかし何度やっても結果同じ。ロシュオの傷はすぐに治癒してしまう

 

「そんな……!」

 

「そんなものか?」

 

そう言うとロシュオはジョエシュイムで鎧武を切り裂きダメージを与えていく。さらに瞬間移動と念動力を駆使し、翻弄する

 

「くっ! がはっ!」

 

「それが全力か? そんなはずではあるまい」

 

鎧武に接近し首を持ち上げる。鎧武は極ロックシードを取り出す

 

「いいのか?」

 

「なにがだ!」

 

「それは私が黄金の果実から譲った力。そのひと欠片でさえもお前を人間では無くなる力を持つ! ましてや黄金の果実そのものならば!」

 

ロシュオは持ち上げている鎧武を投げ飛ばし、知恵の実を出現させ、その力でインベスを生み出した

 

「命を作り出した!?」

 

「フフフ。それが黄金の果実の力! 万物を凌駕し、世界を思うがままに作り替える、神の力だ!! これほどの力を背負う覚悟がお前にはあるのか?!」

 

「俺は……!!」

 

鎧武は腰に装着した無双セイバーを抜き取る。そして後ろを振り返り襲いかかるインベスを切り裂いていく

しかしロシュオが植物を使い邪魔に入る。それにも負けず再びDJ銃と無双セイバーを連結させ、大剣モードでインベスを切り裂いていく

 

だがロシュオは植物でそれを取り上げてしまう。もう武器が無くなった鎧武はインベスに次々と攻撃され、ついにはダウンしてしまう

 

「フフフ。黄金の果実を手に入れ、人類を救おうとするお前が、たかだかそんな奴らにやられるなど憐れよのう。だがもう苦しません。お前を黄金の果実の呪いから解き放ってやる! 永遠にな!!」

 

「俺は誓ったんだ! 後悔なんてしないって!!」

 

『フルーツバスケット! ロックオープン! 極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!!』

 

立ち上がり、極アームズへと変身する。変身する際に周囲にいたインベスはアームズの攻撃で全て倒した

ようやく本気を見せたと判断したロシュオはジョエシュイムを振り下ろし再び接近戦を仕掛ける

 

しかし鎧武はソニックアローを取りだしそれを防ぐ! そしてオレンジロックシードをセットし、その状態からエネルギー矢を放った

 

「俺が…… みんなを守るんだァッ!!」

 

そう言って何度もエネルギー矢を放つ。しかしロシュオは簡単にそれを避け、また防戦一方の状態になってしまう。必死に防ぎながら隙あらばエネルギー矢を放つが全く効いていない

 

一方ロシュオはジョエシュイムを振り回していく。そしてカチドキロックシードを攻撃しようとした。鎧武はそれに気付きソニックアローで防ごうとした。しかし力負けし、吹き飛ばした。その際カチドキロックシードは真一文字に斬られ、破壊されてしまった

 

 

 

 

「うはあッ!!」

 

カチドキロックシードを破壊され、変身が解除されてしまう。倒れた紘汰にロシュオは近づいていく

 

「葛葉紘汰よ。確かに見届けたぞ。お前の覚悟を……」

 

と、その時。黒い閃光がロシュオを貫いた! 誰が放ったのか? その張本人はロシュオの背後にそびえ立っていた。その人物とは……

 

「フハハハ! 油断したねえロシュオ!」

 

「お前は……」

 

「戦極凌馬!!」

 

邪武に変身した凌馬だった

 

「ロシュオ…… 悪いが黄金の果実はいただくよ。私が進化の糧を握る存在になるためには、それが必要だからね!!」

 

そう言うとロシュオの背中に腕を突っ込み、体内から無理矢理知恵の実を奪い取り、そして自身の体に取り込んだ

 

「ハハハハ! ついに手に入れた!! これで私は新しい種族の神となった!! 」

 

高笑いを上げる邪武。邪武の卑怯な手についに紘汰の怒りが爆発する!

 

「戦極凌馬あぁぁぁぁ!!! お前だけは俺がぶっ潰す!!!」

 

「くたばりぞこないめ! 黄金の果実を手に入れた私に、貴様が勝てるわけがない!!」

 

そう言わると紘汰の瞳は赤く光った。そして破壊されたカチドキロックシードを取り出した。すると以前サガラ見せたように、紘汰も多面体を経由させ、カチドキロックシードを修復させてみせたのだ!

 

「葛葉……!」

 

「変身……!!」

 

『カチドキ! フルーツバスケット! 極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!!』

 

再び極アームズに変身。即座に極ロックシードを捻り、様々なアームズウェポンを飛ばし邪武を攻撃する! 邪武はそれを全て弾き飛ばし、鎧武に向かっていく!

 

鎧武も影松・真を構え向かっていく! そして二人の武器が重なりつばぜり合いとなる。拮抗する力。しかし怒りのパワーで鎧武は力押しで弾き返した。そして邪武の体を何度も切り裂き、吹き飛ばした

 

吹き飛ばされた邪武は立ち上がり、負けじとエネルギー刃をを放つ!

 

『メロンディフェンダー!』

 

しかしメロンディフェンダーに防がれてしまう! これには動揺を隠せない

 

『ブドウ龍砲!』

 

鎧武はブドウ龍砲を二丁持ち、撃ちながら走って距離を詰める。動揺していた邪武はそれに気づかず、全弾受けてしまう。さらに距離を詰められるとクルミボンバーを装備した強烈な右ストレートを食らい、また吹き飛ばされた!

 

「おのれえぇぇぇ!!」

 

怒り狂った邪武は黄金の果実の力でヘルヘイムの植物を操り、鎧武を拘束する!

しかし鎧武の目が光ると、植物を操り、なんと邪武に攻撃を仕掛けたのだ!

これを見た戒斗は……

 

「葛葉…… 貴様もう、オーバーロードに……!」

 

紘汰がオーバーロードになったのだと確信した

 

鎧武はそのまま植物を操り、ロシュオのジョエシュイムを手に取ると、地面に突き立て爆発を起こす! そして一気に近づき、その強力な剣の一撃を浴びせていく!

 

「ぐっ! 私をなめるなあぁぁぁぁ!!!」

 

さらに狂った邪武はナギナタモードの無双セイバーに黒のリンゴロックシードをセットする!

 

鎧武もそれに反応し、無双セイバーナギナタモードを召喚。オレンジロックシードをセットする

 

『『Lock on! イチ、ジュウ、ヒャク、セン……!!』』

 

互いの武器にエネルギーが溜まっていく。二人は同時に走り出す! その間に二人はダークネスチャージ、オレンジチャージを発動する

 

『オレンジチャージ!!』

『ダークネスチャージ!!』

 

そしてついに二人は激突! 再びお互いの武器が交差し、つばぜり合いの状態となる!そのパワーさきほどとは桁外れ! 両者一歩も譲らない!

 

しかしその均衡を鎧武は破る! なんとその状態から極スカッシュを発動したのだ!

 

『極スカッシュ!!』

 

極スカッシュにより鎧武のアームズウェポンのパワーは格段にアップ! 鎧武は力押しで弾き返そうとする! 負けじと邪武も対抗! そしてそのエネルギーがついに極限にまで至り、大爆発を起こした!

 

「うっ、うあっ!」

 

あまりの爆発の威力に戒斗は吹き飛ばされてしまう

さらに鎧武と邪武が立っていた場所には小さいながらもクレーターが出来ていた

 

どちらが勝利したのか? 戒斗は紘汰を探す。すると煙が消え、状況が確認できるようになってきた。そして戒斗は傷だらけの紘汰を発見する。紘汰はさきほどの爆発で変身を解除してしまい、倒れていた

同じく凌馬もさきほどの爆発で変身を解除したようだ

 

二人の意識はまだあり、立ち上がろうとしていた。しかし紘汰はさきほどの攻撃で体に負担がかかり、立てなかった。一方凌馬は辛うじて立ち上がれた

 

「フフフ…… 君はやはり強敵だった。しかし残念ながら、あと数分で知恵の実は覚醒する! 私が神になる瞬間を、お前はただただ指を加えて見てるんだな。ハハハハ!」

 

黄金の果実を見せびらかしながら高笑いを発する。と、その時。凌馬をエネルギー矢が貫いたのだ!

 

「なにっ!?」

 

凌馬はエネルギー矢を放たれ知恵の実を地面に落として倒れる。彼を撃った人物。それは……

 

「シド……!!」

 

シグルドだった

 

「シド……!? 君はロシュオに殺されたはず……!?」

 

凌馬の言う通り、シドはロシュオに殺された。ではこのシグルドは誰が変身しているのか? その正体は変身を解除してから判明した。その正体とは……

 

「シドじゃないわ。私よ。プロフェッサー」

 

キセイジョウ・レイだ

 

「レイ君、まさか君も……」

 

「当たり前じゃない。こうやってみーんなが共倒れするのを虎視眈々と狙っていたワケ」

 

そう言って満身創痍の凌馬から無理矢理黄金の果実を奪い取った。凌馬も奪い返そうとするが、その力はなかった

 

「返せ……! それは私にこそ相応しい物だ……!!」

 

「フン。あんたみたいな低俗な奴なんかより、女神だった私の方が相応しいに決まっているわ」

 

レイが凌馬にそう言った時、光り輝き黄金の果実はついに覚醒する

 

「覚醒しただと……!?」

 

「フフフ。長年この時を待った! 知恵の実を手に入れ、タリを復活させるこの時を!! さあ、私に力を! 知恵の実よ!!!」

 

そう言って覚醒した黄金の果実を体に取り込んだ! 次の瞬間、眩い光がレイの体を包み込んだ!

 

「なにが起きているんだ!?」

 

あまりの眩さにレイの身に何が起きたのか分からなかった。彼女に何が起こったのか。光が消え、姿を現した時にそれは判明した

 

「これが…… 知恵の実の力!! 世界を思うがままに変え、支配する力!!」

 

彼女は知恵の実の力で女神の力を取り戻したのだ。黒と水色のカラーが特徴的で、髪飾りは二つに増え角のように変化し、背中には機械のような羽根が備えられていた

その姿を見たロシュオは……

 

「お前は…… キセイジョウ・レイ……!!」

 

「あーら久し振りねロシュオ。最後に会ったのは、私を倒した時かしら?」

 

「お前も…… 知恵の実を……!!」

 

「当たり前じゃない。あんたのせいで滅びたタリを復活させるためにこいつが必要なのよ」

 

そう言うと杖剣を召喚し、うつ伏せのロシュオに突き刺した

 

「それよりも革命を起こした英雄が、こんなザマなんて、あー滑稽滑稽!! 笑い物だわ!! ハハハハ!!」

 

何度も何度も気が済むまで突き刺した。そうして気が済むと、今度は杖剣を天に掲げた。すると地震が起き、ヘルヘイムの森からタリの時代の建築物が次々と現れたのだ!

 

「ついにタリは復活した! 私の野望がついに叶った!! ハハハハ!」

 

レイの高笑いがヘルヘイムに鳴り響くのだった……

 

 

 

to be coutinued……

 

 

 

 

次回、超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>!

 

 

「邪魔なこの世界を破壊する!!」

 

知恵の実を手にいれ、暴走するレイ……

 

「このままだと、あいつは本当に世界を破壊しちまうぜ」

 

ゲイムギョウ界の未来を懸けた最終決戦の幕が、開かれる!

 

第45話「最終章Ⅰ 滅亡(ほろび)の暗雲」

 

最終部「未来への決戦!」編、開幕!!

 

 

 

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