超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム> 作:波紋疾走(pixiv)
【これまでのあらすじ】
レイが知恵の実を手に入れたことにより、世界破滅のカウントダウンが始まった
崩壊していく世界…… さらには、邪魔な女神候補生達とアーマードライダーを始末するため、再び犯罪組織が立ち塞がる
しかしなんとかそれを倒す女神候補生たち。そして同じ頃、ネプテューヌ達はついにレイに戦いを挑むのだった!
【プラネテューヌ 教会】
ネプテューヌとノワールが、ギョウカイ墓場に向かった後、怪我の酷くない戒斗は自分で措置をし、怪我の酷い紘汰は治療を終えた戒斗に、応急措置を施してもらった
その時、教会が戦いか、建物崩壊の衝撃で地震のように揺れた
「 戒斗、やっぱり俺行ってくる! ネプテューヌ達と一緒に戦う!」
「待て葛葉! その体でどこまで戦える? ネプテューヌに心配をかけるだけだぞ!」
戒斗の言葉を聞いて立ち止まる紘汰。その時、どこからか聞き覚えのある声が聞こえてきた
「大丈夫だ。そいつの怪我は、もう完治してる」
それも、男の声だ。声が聞こえた方に振り向く。そこにいたのは……
「サガラ!!」
「よっ。久しぶりだな」
DJサガラだった
「相変わらず鈍感だな。葛葉紘汰」
「どういう意味だ!」
「自分の体の異変にまだ気づかないのか? よーく、見てみろ」
そう言われて紘汰は包帯を外し傷を確認する。すると傷は既に完治していたのだ
「お前が既にオーバーロードになったってことさ。まあ、最初からその覚悟があったから、どうってことないだろうがな」
「言いたいことはそれだけか? 貴様のことだ。俺達を戦いに駆り立てようとしにでも来たのだろう?」
戒斗の言葉は図星だったようで、サガラはニヤリと笑みを浮かべた
「戦いに駆り立てるもなにも、お前達が戦わねえと、女神達が倒されて世界が滅ぼされちまうぜ」
「なんだと?」
「それほどレイの…… いや、ゴールドハートのもたらす力は凄まじいんだよ」
「女神以上の力って……! ゴールドハートって一体何者なんだ!」
紘汰が問いただすと、サガラは指を鳴らす。すると明るかったはずの教会が突然暗くなった
「ゴールドハート…… それは創造神、ディミウルギア・テオスの遣い。そして進化を司る、知恵の実の真の姿でもある」
「創造神の……」
「遣い!?」
ゴールドハートが創造神の化身と知り驚く二人
「 はるか昔…… 創造神、ディミウルギア・テオスは何も存在しない無の空間から宇宙を作り、いくつもの世界を創り出した。もちろんその際に超次元ゲイムギョウ界や、神次元ゲイムギョウ界も生まれた。そしてテオスはそこへ生命の種を蒔いた。その中には人間の祖先も含まれていた」
まるでプラネタリウムのように部屋全体にその時の映像が映し出される。それはとても言葉では表せないほど壮大で、神秘的な光景だった。世界の誕生を目の当たりにした紘汰と戒斗には言葉が出なかった
「そしてテオスは眠りについた。その際、世界の繁栄を願って遣いを作り出した。それがゴールドハート。知恵の実だ」
映像が変わり、ゴールドハートが映し出される。その姿は神話に登場する女神のように美しく、光輝いていた
「ゴールドハートにはテオスの力が授けられた。その力でゴールドハートは、選ばれた優秀な種族の長に自らの力を捧げ、進化させた。そうやって生命を、世界そのものを進化させていった。だが……」
進化の映像がずらずらと流されていく。しかしある時、その映像は途切れた
「進化はいいこと尽くしじゃないってことを思い知ったのだ。ある時、ゴールドハートに選ばれた種族の長が殺された。……人間の祖先によってな」
「なんだと……?!」
「人間が…… 殺した!?」
自分たちの祖先が殺したと知り、言葉を失う
「しかも理由があった。それは…… 単純にその種族が選ばれたことに嫉妬し、そして憎んだからだ」
「つまり、進化するうちに感情を手に入れた」
「そして手に入れた最初の感情が嫉妬と憎しみだった……」
「そう。覚えてるだろ? デェムシュとレデュエの言葉を」
その瞬間、紘汰の脳裏にデェムシュとレデュエの言葉が甦る。デェムシュが行ったかつてオーバーロード達が有していた栄華を人間が有しているから嫉妬し、それを破壊した行為…… レデュエが囁いた理解するより憎む方がはるかに容易いという言葉が…… そしてその全てがこれから始まったのだと理解する
「こうして人間の祖先は知恵の実を強引に奪い取り、進化した。だが強引な手で奪い取った人間に対し、他の種族も憎しみの感情を手に入れ、人間を憎んだ」
「憎みあいの果てに人間と他の種族は殺し合いを始めた。知恵の実を手に入れるために…… 結果人間が知恵の実を勝ち取ったが、それ以降、知恵の実を手に入れるために血で血を洗う凄惨な争いが繰り広げられるようになった」
映像は知恵の実を手に入れるための争いの場面に変わった。それはサガラが言う通り、血で血を洗う凄惨な光景だった。死体の山が築かれ、血の川が流れている光景も目に映った
「何万年もの間、そんな凄惨な争いが幾度となく繰り広げられたことにより、ついにゴールドハートは決心した。自分を手に入れたいがために起こる争いは見たくない。そう考えたゴールドハートは自分の身を隠すため、自身の力で巨大な森を作り出した。それこそが……」
「ヘルヘイムの森……」
ゴールドハートが力を使いヘルヘイムの森を形成する様子の映像が流れる
「ヘルヘイムはゴールドハートの命によって、自分を手に入れようとする者全てを排除するようプログラミングされている。そしてそれに打ち勝った者だけが、知恵の実を手に入れることが出来るようにした」
「だが何千年もの間、それを実行しているうちにそのプログラムは異常をきたし、排除から侵略へと変わった。そしてそれが変わった時、最初に侵略を受けたのは……」
「オーバーロードの文明…… タリか」
「ああ。その後は知っての通り、ロシュオが知恵の実を手にし、今に至るという訳だ」
その言葉を最後に映像は終了し、元の教会に戻る。ゴールドハートの歴史を知った紘汰と戒斗は、その凄惨な歴史を目の当たりにし、唖然とした。だがそれと同時に、ここまで語れるサガラは一体何者かという疑問が生まれた
「なるほどな。ゴールドハートのことは分かった。だが、まだ分からないことがある」
「なんだ?」
「貴様が一体何者かということだ」
「俺か? 俺はかつてゴールドハートによって生み出され、時に蛇と呼ばれた」
「まさかお前の正体は……」
「お前達が言う呼称ならば…… そう、我が名はヘルヘイム…… ということになる」
サガラの正体がヘルヘイムの意思そのものだと知り驚いた反面、あそこまで語れるのは当然だなと納得した
「ふう…… ちょいと余計な小話をしすぎたぜ。さ、本題だ。知っての通り、レイが知恵の実を手に入れて世界の崩壊が始まった。そこでだ。お前達にレイを倒してもらいたいんだよ」
「そんなこと、最初からそうすると決めている」
「ていうか、なんでそこまでしてレイから知恵の実を取り戻そうとするんだ?」
「奴は本来ならば手にすることが出来ない。知恵の実は、今を生きる生命だけに資格が与えられる。だがレイは滅びた文明の女神のくせに手に入れた。つまりルール違反なんだよ」
「違反者を取り締まるために、俺達に戦えと…… 人使いの荒い奴だ。いいだろう。やってやる」
「戒斗!」
「どうせ戦うつもりだったんだ。こいつの計画に乗ってやる。いくぞ葛葉! ギョウカイ墓場にいるネプテューヌ達の元へ!」
「それだったらミッチや貴虎も……」
「あの二人には既に連絡はしてある。安心しろ」
戒斗にそう言われた紘汰は、共に教会を後にし、光実と貴虎との合流地点へと向かうのだった
ギョウカイ墓場にたどり着いたパープルハート達。ついにレイと対峙する。世界を救うため、四女神はレイに戦いを挑む!
「はあぁぁぁ!!!」
まずはじめにパープルハートがレイに斬りかかる! だがいとも容易くそれを避けるレイ
しかしこれは罠であり、レイの死角からブラックハートが斬りかかった
「食らいなさい!」
剣を振り下ろし、真っ二つに切り裂こうとする。しかし……
「なっ!?」
まるで分かったいたかのように、剣を素手で掴んだのだ
「あらあら女神が不意打ちとは~ 情けないでちゅね~」
「くっ!」
完全に煽っている。しかも掴まれている剣は引き離そうにも離せない。ピンチを悟ったグリーンハートはすかさず助太刀に入る
「ふんっ!。無駄よ!」
そう言うとレイはなんとこちらに向かってくるグリーンハートに向かって、剣ごと掴んでいたブラックハートを投げつけたのだ
これにはグリーンハートも予想外で咄嗟に受け止める態勢に入る。しかし予想以上にスピードが速く、しかも威力があったため、受け止めることは出来たが、その反動で共に吹き飛ばされ、そのまま壁に激突してしまった
「ノワール! ベール!」
「よっわ~! それでもあなた達、女神なの~?」
「テッメェ!」
侮辱され怒ったホワイトハートは接近し、斧を振り下ろした。しかし、寸前でレイは消えてしまった
「どこにいった!?」
「ここよ。ここここ」
背後から声が聞こえてきた。ハッと振り返った時には既に遅く、杖剣を振り下ろされ、ホワイトハートは地面に叩きつけられた
「ブラン!!」
「お次はあんたよ」
「くっ! 32式エクスブレイド!!」
レイの真上に巨大な剣を出現させ、それをレイ目掛けて落とす。さすがにこれは防げないだろう。しかしレイはそれすらも破ってしまった
「フンッ!」
杖剣でそれを防ぐと、力を込め振り払う。すると32式エクスブレイドの剣は粉々に砕けてしまった
「そんな!?」
「アハハハ! 驚いたぁ?」
そう言うとレイは一瞬でパープルハートの目の前に移動し、彼女を斬り刻んだ
「弱すぎ~! その程度の力で私を倒す? バッカじゃな~い!」
「それでも……私達はあなたを倒しますわ!」
「アタシらの背中には、ゲイムギョウ界に生きる全ての人の未來が懸かってる!」
「たとえあなたがどんなに強くても、必ず倒す!」
「そして救ってみせる! この世界を…… それが、女神に与えられた使命よ!!」
圧倒的力の差にも屈しない四女神。そんな姿勢の彼女達にレイはイライラを覚える
「あー ウザッ。ホントウザイんですけどー! そういう正義の味方みたいなセリフー! もう目障りだから消しちゃおー!!」
そう言うと雷を四女神の頭上に落とす。彼女達はそれを避け、再びレイに向かっていくのだった
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サクラハリケーンとローズアタッカーに乗り、ギョウカイ墓場に急ぐ紘汰と戒斗。走らせること数分。光実、貴虎と合流する
「なあ貴虎! ここからギョウカイ墓場まで何分ぐらいかかるんだ?」
「ギョウカイ墓場まではここから約十分ほどだ。だがそんなのんびりしている暇はない。五分でいくぞ」
バイクを走らせながら他の三人にそう言う。それを聞いた三人はアクセル全開でギョウカイ墓場に向かった
しかしそれから少しした頃だろうか。道を塞ぐほどの大量のインベスが目の前にいることに気づいた四人は、一度止まる
「兄さんあれ!」
「ああ。マズイな……」
「なあ貴虎、ギョウカイ墓場の道って他にないのか?」
「ない……な」
「くそ…… どうすれば……」
「ならば強行突破しかないだろう」
そう言うと戒斗はドライバーを腰に巻き付ける。戒斗の意見に賛同した他の三人もドライバーを腰に巻き付ける
そして四人はそれぞれロックシードを開錠、ドライバーに嵌め込む
『オレンジ! Lock on!』
『バッナーナ! Lock on!』
『ブドウ! Lock on!』
『メロン! Lock on!』
嵌め込むと、再びアクセルを踏み入れ走り出す
「「「「変身!」」」」
『ソイヤッ! オレンジアームズ! 花道・オンステージ!!』
『カモン! バナナアームズ! Knight of Spear~!!』
『ハイィー! ブドウアームズ! 龍・砲・ハッハッハッ!!』
『ソイヤッ! メロンアームズ! 天・下・御・免!!』
走りながら四人は変身する。そしてすぐさまアームズウェポンを構え、各々カッティングブレードを再び下ろす
『ソイヤッ! オレンジスカッシュ!!』
『カモン! バナナスカッシュ!!』
『ハイィー! ブドーウスカッシュ!!』
『ソイヤッ! メロンスカッシュ!!』
必殺技を発動し、インベスの群れに突っ込んでいく。鎧武は大橙一刀で目の前のインベスを一気に片付け、バロンはバナスピアーを突き立て、スピアビクトリーで突き刺していく
龍玄はドラゴンショットを放ちながら前方の敵を殲滅し、斬月はインベスを切り刻みながら進んでいく
こうして四人は無事にインベスの群れを突破すると、アクセル全開でギョウカイ墓場に向かうのだった
「はあ…… はあ……」
息を切らす四女神。対してレイはまだまだ余裕といった感じだ
「もう終わり? さっきまでの威勢はどうしたの?」
「まだだ! まだ終わっちゃいねえ!!」
「必ずあなたを倒しますわ!!」
そう言うとホワイトハートとグリーンハートはレイに突っ込んでいく
ホワイトハートはテンツェリントロンペを、グリーンハートはキネストラダンスを仕掛けようとする
「「はぁぁぁ!!!」」
レイ目掛けてその二つの技が繰り出される! その瞬間、爆発が起きた。煙が舞って状況が確認できないが、時間とともにそれは消えていく。そしてはっきりと目視できるまで煙が晴れる。ブラックハート、パープルハートが目にした光景は……
「そんなっ!?」
「あれって、オーバーロードの!!」
オーバーロードの武器を使って技を防いだレイの姿だった
ホワイトハートの斧にはレデュエのダウを、グリーンハートにはグリンシャのアアシュイムで防いでいたのだ
「フンッ! 無駄なのよ! 無駄無駄ぁッ!!」
そう言うとレイは二人の武器を弾き返し、強力な斬撃を浴びせる。斬撃を受けた二人はあまりのダメージに変身を解除してしまい、地面に落下する
「ブラン!! ベール!!」
「こっのぉぉぉ!!」
「ノワール!!」
二人がやられ、怒りに燃えるブラックハートは剣を突き立て、単身レイに突っ込んでいく。しかし……
「なっ!?」
今度はデェムシュのシュイムで防がれる。そして同じく力押しで跳ね返し、ブラックハートを地面に斬り飛ばした。その際に変身を解除してしまう
「ノワール!!」
「アハハハ! 残るはあなた一人ね!」
「くっ…… はあぁぁぁ!!!」
残るは自分一人。やるしかないと思ったパープルハートは、レイに剣撃を仕掛けようと接近する
しかしレイはロシュオが放った念動力を放ち、壁に張り付け身動きを取れなくしてしまう
「ぐっ……! がっ……!」
「今、楽にしてあげるわ……」
そう言うと手から火球を放つ。念動力で身動きの取れないパープルハートは、そのままそれを受けてしまった
そして変身を解除し、地面に落下する
「ネプテューヌ!!」
三人が駆け寄る
「だ、大丈夫だよ……」
怪我をしているが、どうやら大丈夫のようだ。無事だと知ってひとまず安心する。しかしまだ危機は去っていない
「よかったでちゅね~ 無事で。でも、これを受けて無事でいられるかしらね」
そう言うと四人に向かって火球を放った。絶体絶命のピンチ! その時、彼方からエネルギー矢が火球を狙い撃った!
「誰かしら……?」
矢が放たれた方を向く。レイにつられてネプテューヌたちもそこに顔を向ける。そこにいたのは……
「今度は俺達が相手だ!」
鎧武達だった。ちなみに先程の矢を放ったのはジンバーレモンに変身していた鎧武だった
「紘汰……」
「ごめんネプテューヌ。お前の気持ち聞いといて、結局戦いに参加して…… でも、俺はお前を二度と心配させたりはしない。だから…… 信じてくれ」
鎧武は一言そう告げると、他の三人と共に身を構える
「なーにヒロインを思う主人公を演じてんですかー? すっごいムカつくんですけどー」
「そんな軽口叩けるのはここまでだ! お前は…… 俺達が倒す!!」
「あー 聞き飽きたわそのセリフ。まあ、いいわ。やれるもんならやってみなさい!!」
レイのこの言葉で第二ラウンドが始まった
四人は一気に攻め立てる。鎧武はソニックアロー。バロンはバナスピアー。龍玄は己の体術。斬月は無双セイバーで攻撃する
しかしレイはデュデュオンシュの曲剣・デェンゴシュイムで防ぎつつ、それで四人にダメージを与える
接近戦は無理だと考えた鎧武、龍玄はエネルギー矢とエネルギー弾を放つ
しかしデェムシュが見せた、自分の体を霧状にする能力を使い、レイはそれをするりと避け、近くにいたバロン、斬月。そして少し離れた鎧武、龍玄に攻撃しダメージを与えた
「クッ! これが知恵の実の力か!」
「なんて凄まじいんだ!!」
「でも僕達は負けない!!」
「人類を…… 世界を守るために!!」
そう言うと四人は必殺技を仕掛けようとする。鎧武はレモンエナジーロックシードをソニックアローにセットし、カッティングブレードを一度下ろす。バロン、龍玄は共に三回下ろし、斬月は一度下ろした
近接武器を持つバロンと斬月は接近し、スピアビクトリーと強化された斬撃を放つ。レイはそれを防ぐがこれは二人が仕掛けた罠。本命は離れた場所にいる鎧武と龍玄である
二人はソニックボレーとドラゴンショットをチャージ! そして放つ!
それを見たバロンと斬月は左右に避ける。直前で避けたため、見事直撃! 爆発が起きた
「やったか……?!」
倒した…… そう思ったバロンと斬月。しかし、煙が晴れ、そこから現れたのは……
「全然、効きませーん」
無傷のレイだった。これには驚きを隠せない。その隙に強力な火球を放つ。四人はそれを直撃し、変身を解除してしまう!
「弱すぎー! そんなんじゃ私に勝てないわよ。諦めたら?」
四人を煽るレイ
「俺は……! まだ…… 諦めない!!!」
『カチドキ! ~♪ オォー!!』
「葛葉!!」
『カチドキアームズ! いざ、出陣! エイエイオー!!』
戒斗の制止を振りきって、紘汰は再び変身。カチドキアームズに変身する。そしてカチドキ旗を振り回し、攻撃していく。しかしあまり効いてはおらず、ついにはシンムグルンの斧、ディムブで防がれ、逆に攻撃されて吹き飛ばされる
さらにヘルヘイムの植物を操って追撃を仕掛け、ダメージを与える
カチドキアームズでも駄目ならこれを使うしかない。そう考えた鎧武は極ロックシードを取り出し、カチドキロックシードに差し込んだ!
『ロックオープン! 極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!!』
極アームズに変身すると、すぐさま極ロックシードを数回回し、レイにぶつけられるだけのアームズウェポンを召喚、レイに向かって放った!
だがレイが手をかざすと放たれたアームズウェポンは静止し、消滅させられてしまった
驚く鎧武。その隙にレイはロシュオの剣、ジョエシュイムを地面に突き立て爆発を起こす。それを受けた鎧武は膝をついてしまう!
しかし根性で立ち上がると、無双セイバーと火縄大橙DJ銃を召喚する!
『無双セイバー!! 火縄大橙DJ銃!!』
二つを連結させて飛び上がる。そしてそのまま落下しながら振り下ろした! 当然レイはそれを防ぎ、剣が重なり、火花が散る。そこへ鎧武は最後の賭けに出た!
『ソイヤッ! 極スパーキング!!』
なんと極スパーキングを発動し、そのまま押し切ろうとしたのだ! エネルギーを纏ったDJ銃の刃とジョエシュイムとかぶつかり合うことで、とてつもないエネルギーが発生! そしてついに巨大な爆発が起きた! 果たして勝ったのは……
「ぐはあぁっ!!」
勝ったのは…… レイだった。負けた鎧武は吹き飛ばされ、変身を解除してしまう
「紘汰!!」
「がっ…… あっ……」
倒れている紘汰に他の七人が駆け寄る
「あー ホントバカね。勝てるはずもない相手に戦いを挑むなんて」
「俺は…… まだ……!」
「はあ…… まだ戦えるって? 無理無理。あんたらのベルト、見てみなさいよ」
レイにそう言われ、ドライバーに目を向ける。すると既に四人の戦極ドライバーは破壊されてしまっていたのだ
「あなた達はそれがなければ戦えない。だからもうあなた達は終わり」
「そんな……」
絶望する一同。しかしレイはさらに絶望させる手を打っていたのだ。それは……
「みなさーん。ご覧の通り~ 女神とアーマードライダーは私が倒しちゃいました~」
なんとこの戦いを密かにテレビ中継していたのだ
女神とアーマードライダーの敗北に、国民達は動揺を隠せない
「女神とアーマードライダーが倒された今、あなた達には二つの選択肢が与えられました~。 一つは私を信仰する。私を信仰すれば、世界の滅亡からあなた達を救ってあげまーす。二つ目は~ 私を信仰しない。これを選んだ方には~…… 世界と一緒に滅んでもらいまぁーす」
レイの提示した選択肢は、明らかに人々の恐怖を煽っていた。死ぬか生きるか…… 人々はそれを迫られ、パニックに陥る
「今から一時間後、各大陸に設置した塔から破壊光線が放たれ、大陸を焼きつくす。それまでに答えを示せ。示さなかった場合は、一緒に滅んでもらいまーす。ちなみに破壊光線の威力はこんな感じでぇーす」
そう言うとギョウカイ墓場にそびえ立つ遺跡から、砲台が現れる。そしてはそれは紘汰とネプテューヌ達に照準を当てていた
「今からこいつらの処刑ついでに威力をご覧いただきまーす」
レイのその言葉と同時に、チャージが開始されてしまう。しかしどうしようも出来ない紘汰とネプテューヌ達はただそれを見ているだけだった
やがてチャージは終了し、いつ発射してもいい状態になってしまう。もう逃げられない…… ここで終わってしまう。そう考えてしまった
「お姉ちゃん、逃げて!!」
中継を見ながらそう叫ぶパープルシスター。しかし声は届くわけがない
「発射」
そして無情にも破壊光線は放たれた。まっすぐ紘汰とネプテューヌ達に向かっていく。だれもが一同の死を確信したその時! 黄色のバリアが張り巡らされ、紘汰とネプテューヌ達を守ったのだ!
「なにっ!?」
いきなりバリアに防がれ驚きを隠せない反面、一体誰がやったのか知りたくなったレイは、煙のなか、目を凝らす。その姿はかつて世界を混乱に陥れた国の女神そっくりだった。金色の髪…… 両腕に装備されたクロー…… そしてベールを凌駕するほど豊満な胸…… そう、彼女の名は……!
「ぴ、ピー子!!」
「ピーシェ!!」
ピーシェ。またの名をイエローハート! 紘汰とネプテューヌ達を救ったのは、イエローハートだったのだ。しかしまだ他にもう一人いる。それは……
「マジェコンヌ!!」
「貴様に世界を破壊されては困る。ナス農園が潰されるからな!!」
マジェコンヌだ。彼女は薬剤をレイの太ももに刺す。するとレイは途端に苦しみだしたのだ
「なにをした!?」
「そいつはアノネデスお手製のアンチエナジーだ。腐ってもお前は女神。ひとたまりもないだろう」
「味な真似を……!!」
怒るレイ。しかしアンチエナジーはみるみるうちに体に浸透していく
その間にピーシェは地上に降り立ち紘汰とネプテューヌに再会する
「ピーシェ…… お前……」
「うん。心配させてごめんね。ねぷてぬ、こーた。でも、ぴぃ決めたんだ。世界を救うって」
「えっ……?」
「ぴぃは悪いことしてたってあのねですから教えられたんだ。だから、今度はぴぃが世界を救う! ねぷてぬやこーたみたいに!!」
そう力強く伝えるとイエローハートは紘汰とネプテューヌの元を離れ、再びレイと対峙する
「いいのか?」
「大丈夫。伝えることは伝えたよ」
「そうか。ならいくぞ!」
「うん! さあ、いくよおばさん! ここからはぴぃたちのステージだよ!!」
紘汰の決め台詞を力強く言って二人はレイに向かっていく! ちなみにそれを聞いていた紘汰は「それ、俺の決め台詞!」と、突っ込んでいたとか
それはさておき、二人はレイに攻撃を仕掛ける。レイはアンチエナジーの影響で体が言うことを聞かないが、それでも二対一でも対等に戦えていた
「ハッ!タアァッ!」
イエローハートのクローラッシュにレイは対応するも、先程のようには対処しきれず、ついに攻撃を受けてしまう
上空で繰り広げられるイエローハート、マジェコンヌとレイとの戦いを見ていた紘汰とネプテューヌ達には、こんな時に戦えないという悔しさがあふれでていた。その時、イストワール達教祖が現れる。それを確認したイエローハートとマジェコンヌは、役目を終え、戦線から離脱した
「いーすん!? どうしたの?」
「はあ…… 間に合いました。ネプテューヌさん、あなたにこれを」
そう言うと各々シェアクリスタルを渡す
「シェアクリスタル?」
「はい。このシェアクリスタルには先代の女神、そして破滅に屈しない、未来を信じる国民の全てのシェアがつまっています。そしてこれにも」
そう言うとお次は神次元の四女神が現れる
「プルルート!?」
「みんな~ 受け取って~」
そう言うとプルルートは紘汰に、ノワールは戒斗に、ブランは光実に、ベールは貴虎にそれぞれロックシードを投げ渡した
「これは……」
渡されたロックシードにはパープルハート達超次元の四女神の顔が彫られていた
「そのロックシードには~ あたしの国のシェアがすべてつまってるんだ~」
「今、この世界を救えるのはあなた達だけ」
「あなたたちが世界を救うただ一つの……」
「希望なのですわ」
「だからぁ~ 必ず勝ってぇ~!」
イストワール、神次元の四女神の言葉を聞いて、八人は奮い起つ
「いこうぜみんな……!! 世界を救うために!!」
「わたし達の未来を掴むために!!」
「俺達はお前を倒す!! 今度こそ!! 与えられたこの希望で!!」
八人は立ち上がる! そして!
「「「「「「「「変身!!!」」」」」」」」
『パープルハート!』
『ブラックハート!』
『ホワイトハート!』
『グリーンハート!』
八人は声を揃え変身と叫び、貴虎はロックシードを上空に投げ、光実は龍のような変身ポーズを取り、戒斗は反時計回りにロックシードを回し、紘汰はお決まりの変身ポーズを決めた! そして四人は同時に破壊された戦極ドライバーに嵌め込む!
『『『『Lock on!』』』』
ロックシードを嵌め込むと壊れていたはずのドライバーが修復され、さらにフェイスプレートには銀と緑の斬月。白い龍玄。黒いバロン。紫色の鎧武が新たに描かれたのだ!
そして四女神がシェアクリスタルを自分に取り込んだと同時にカッティングブレードを下ろす!
『ソイヤッ!』
『カモン!』
『ハイィー!』
『ソイヤッ!』
その瞬間、八人は光に包まれ、暗雲の空に輝く光の柱が八つ現れる!
まばゆい光の柱から現れたのは……
『グリーンハートアームズ! 疾・風・繚・乱!!』
『ホワイトハートアームズ! 氷・結・トッハッヤッ!!』
『ブラックハートアームズ! Goddess the Schwarz~!!』
『パープルハートアームズ! ヒロイン・オブパープル!』
四女神のプロセッサユニットを装着したアーマードライダーと、次世代女神の力、ネクストフォームに変身した四女神だった!
アーマードライダー、女神の新たなる姿に、中継を見ていた国民達はあまりの美しさに言葉を失ってしまう
「な、なんだその姿は!!」
「この姿は、決して未来を諦めない人の思いがつまった姿だ!!」
そう言うと鎧武はパープルハートの剣を構え、続いてバロン、龍玄、斬月もそれぞれ武器を構え、戦う姿勢を示す!
「まだ抗う気か!!」
「当然よ! 私達には人々の未来が懸かってるんだから!!」
鎧武と同じくネクストパープルは剣を構え、戦う姿勢を示す。それに続いてネクストブラック、ネクストホワイト、ネクストグリーンも続く!
「キセイジョウ・レイ! お前がどんなに強くても、俺達はお前を倒す!!」
「人々の…… 世界の未来のために!!」
「さあ、ここからは俺達の……」
「私達の……」
「「ステージだ(よ)!!!」」
鎧武、ネクストパープルは声を揃えそう言った
その瞬間、最後の戦いが始まるのだった!!
to be coutinued……
超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>! 最終回!!
ついに最後の戦い!
未来を掴め! アーマードライダー&四女神!
感動のフィナーレを見逃すな!
最終話「最終章Ⅲ 未来への絆(ビヴロスト)」
「ありがとうな。ネプテューヌ」
ネプテューヌG、堂々完結!!