では、どうぞ。
こんなお姉ちゃんおったら弟の性癖歪むやろ!って学校と戦うRTA、はっじめーるよー
はい、続きです。
前回のサンダース戦で見事に勝ち抜いた大洗女子、もとい砲門ちゃんですが、次の試合、すなわちアンツィオ戦では撃破される必要があります。
ここで疑問に思った兄貴がいると思うのですが、「試合生存率50%ならアンツィオ戦でわざわざ負けずにプラウダや黒森峰、エキシビジョンや大学選抜で調整すれば良いのでは?」という疑問でしょう。
仰るように生存率50%である以上は確かに調整すれば良いのですが、RTAを考慮いたしますと少々時間がかかってしまいます。
と言いますのも、前回ご説明しましたようにサンダース戦アンツィオ戦はショートカットする事がない、ほんへ通りに進める方が早い試合ですので、言い換えますと生き残っても撃破されても問題ない試合なのです。
サンダース戦で言えば、ウサギさんチームをほんへ通りナオミさんのでっかいモノで撃破されるところまで生存させていればOKと言えます。ただ今回のRTAでは経験値稼ぎからウサギさんチームを強化する必要があったので、生存させました。
そしてプラウダ戦と黒森峰戦ですが、この両試合はRTAで求められるショートカットが多くありますので、どちらかは確実に生存してタイムロスを防ぎ、どちらかはショートカットを行った上で撃破される必要があります。
以上の点から、アンツィオ戦は必ず撃破されないとイケない戦いになった訳であります。
また、とある理由でアンツィオ戦はできるだけ早く終わってくれると嬉しいです。
ゲームに戻ります。
原作ですと麻子のおばあをお見舞いに行ってるところですが、戦車道コースは試合後ということで、今日はお休みです。ぐっすり寝ましょう。
翌日になりました。
今日も今日とて練習ですが、もうウサギさんチームはアホ程強化されてますので、今回は三式中戦車の試運転をしておきます。
ゲーム内というか、大洗女子の中では割と火力と速力のある戦車として設定されています。
『隊長! 次のアンツィオ戦に向けて話し合いたいんですけど』
『交換した方が良い部品のリスト作成も手伝って欲しいんだけど……』
アンコウチームにお話がどっと押し寄せるシーンですね。
婚活女子武部沙織が恋愛経験を豊富に語る場面です。かわいいね
生徒会室でアンツィオ戦に向けての作戦会議です。
というタイミングで、華さんから戦車関係の資料が見つかったと入ってフェードアウト。
また翌日です。
今日は戦車を探す事になりましたが、ここでは誰とつるむでもなく単独で行動しましょう。
三式中戦車見つけてる時点でほんへに出てくる大洗女子の戦車は全部揃いますので。
ちなみにここですが、船底と伝手を持っているとこの時点でMkⅥ、サメさんチームが加入します。
実はゲームの設定として、他にも戦車が眠っていたりします。投稿者が見つけただけでも、例えばカヴェナンターやヴァリアント、T-43、SMK重戦車、M22軽戦車などがありました。
これらの戦車はDLCで追加する事が可能で、投稿者はE-100や、オブイェークト704、SU-100Y、ズリーニィ、ビショップ自走砲などをDLしています。他にも沢山あるので興味を持った兄貴は確認、しよう!
ただし、今回それらは使いません。というか、金運値上がって無いと入手できないので……(悲しみ)
話を戻します。単独で行動した理由は2つあります。
誰かとつるむと台詞で時間が取られるからなのと、迷子になった武部さん&ウサギさんチームを迎えに行く必要があるからです。
ここで誰かと一緒に戦車探しすると好感度アップになりますので、ルート入りたい兄貴はお試しください。
ママと化した武部沙織&ウサギさんチームは、15時を目途に迎えに行くと良いでしょう。
それと、後ろにポルシェティーガーがいるのもちゃんと確認しておきます。ここ結構見落としがちなので要注意です。(後日、探しに行くことは可能です)
それでは最後にお風呂に入って今日は終了です。ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく
朝になりました。
今日は作戦会議ですが、アンコウチームと生徒会同伴です。成り行きです。
はい、秋山殿が帰って来ました。アンツィオ高校の映像を見ます。
ペパロニねえさんのウインクにトゥンク……とときめいた姉貴は多いはず。ドゥーチェ! ドゥーチェ! ドゥーチェ!
ここですが、西住殿にウサギさんチームから離れる事を提案します。
前回言いましたように、そろそろねこにゃー加入イベが起きるはずなのと、もう充分ウサギさんチームは強くなったからです。
それとイタリア戦車ということでカエサルないしカバさんチームの家に行くかどうかを選択できますが「いいえ」を押しておきましょう。特に見るものはありませんので……
はいまた次の日
アンツィオの編成を模した模擬戦と訓練が実施されますが、ここでも三式中戦車を動かしておきましょう。
一人で動かすのは大変時間がかかってあまりよろしくないのですが、これはアリクイさんチーム加入イベを起こすために必要な乱数調整みたいなものです。
練習が終わりました。ほんへでは、武部沙織宅でイタリアンパーティをやる予定ですが、タイムロスなので割愛します。
砲門ちゃんには冷凍餃子を食べてもらいます。
『あ、あの西住、さん!』
『猫田さん』
はい、来ましたーーーーーー
アリクイさんチーム加入イベです。アンツィオ戦前に起こって良かったーーー
この加入イベは、三式中戦車を入手することで早めに起こす事ができるのでRTA的に必須です。オンラインゲームでもやり取りしていたのは、少しでも確率をあげるためです。
『それでは、三式中戦車には砲門さんを車長に猫田さんとももがーさんにぴよたんさんでお願いします』
RTA用アリクイさんチームが結成されました。以後はこのチームで物語を進めます。
さて、この日の練習ですが、アンツィオ戦まで日が無いので、ビシバシ教えてもあまり効果はないので「丁寧に教える」を選択。ウサギさんチームとは違ってステータスの伸びのスピードはありませんが、彼女たちは試合を2回経験すると自主的に筋トレをしはじめますので、こうして早めに参加してもらうのがうまあじです。
なお、この筋トレはゲームシステム上、経験値が加算される形として反映されますので、ステータスの伸びのスピードで言えば、大洗女子の中では3番目に位置します。
1番目はアヒルさんチームです。
試合当日です。
あぁ~^ ひなたか尊いんじゃ~^
年相応に正々堂々と戦おう!という台詞に反して、投稿者はさぁ、どう撃破されるかを考えるスポーツマンシップのかけらもない思考をしております。
このゲーム、確かに負ける事はできるのですが、あまりに露骨だと好感度が全体的に下がってしまいますので、負け方も重要です。
ウサギさんチームと共に偵察指示が入りました。
目の前にセモヴェンテとCV33が現れますが、これはマカロニ作戦のデコイですね。
西住殿の指示があるまで待機しましょう。
はい、来ましたので撃ちます。そーれ!
あぁ、見当違いなとこに当てちゃいましたね。砲手値上げてないとこういうのが頻発しますが、アリクイさんチームは筋トレし始めてからが本番なので、気にしない気にしない
『偽物だーーー!』
欺瞞作戦を看破しました。
西住殿からアンツィオが包囲作戦を行っていると連絡が入ったので、戦力が分散してる内に撃破、または包囲の完成を妨害するよう指示を受けます。
ウサギさんチームを先導する形で指定の場所に向かいますが……
『騙されるもんか!』
『ちょっと!』
はい、あやちゃんが勘違いして本物を攻撃してしまいました。
ここでは戦わずにさっさと逃げましょう。現在のアリクイさんチームでは多分撃破は難しいので
『ももがーさん! 全速前進! スピード思いっきし上げちゃって!』
『ギア、固、入んない……うぅん! えい!』
『わ、わ、わ! 後ろ行っとる! 入れ直して! ぐえ!』
……撃破されちゃいました。
10話よろしくギアかけ間違えて撃破ってのがアリクイさんチームらしいっちゃらしいですね。
ただし、これでRTA的にはうま味です。恐らく、これなら全体の好感度も下がらないと思いますので
『先輩!』
『澤ちゃん気にせんと先行き!』
『アリクイさんチーム、怪我は!?』
『全員だいじょーぶや! ごめーーん!』
あぁ…澤ちゃんのガチ心配顔と、西住殿のガチ心配ボイスがたまりませんねぇ。これはたまらない
でも、RTAなのでこの程度で罪悪感はありません(鋼の心)
後は原作通りですね。包囲網を敷かせずに、アンチョビが前進して西住殿とバトル。
その途中でアヒルさんチームがCV33を撃破して、ウサギさんチームが…おぉ、丘陵地帯のところで撃破しましたね。練習の成果が出ています。
『大洗女子学園の、勝利!』
はい、終わりました。
セモヴェンテが来なかったせいなのか、早めに撃破されましたね。
ペパロニのCV33がアンチョビのとこまで到達するかしないかのとこで決着が着きました。
これで10秒は減ります。
さーーーーーて、先ほど申し上げました「とある理由でアンツィオ戦はできるだけ早く終わって欲しい」との事ですが
アンツィオ戦後に何が起こったか、ガルパンおじさんと名高き視聴者兄貴ならお気づきかと思いますが……食事会です。
この食事会、普通なら食べに食べておしまいなのですが、砲門ちゃんはスキル『健啖家』を持っています。
もうお分かりですね。はい、ここめっちゃ長いです。
まず選ぶのに時間かかってますし、食べるだけでどうしてそんなに感想の言葉を述べられるの?ってぐらいテキストが凄いです。
あーーーー、これもタイムロスぅぅぅぅうぅぅぅぅ
まぁ、何度も言いますがスキルはどれをとってもタイムロス要因なので、あんまりこだわってもいられないんですけどね
はい、お食事が終わって改めてアンツィオ高校の皆さんにお礼で、今回はここで終わります。ご視聴ありがとうございました!
「………ラグ! ラグ!」
戦車道から離れる事になった時、私は未練がましくも無聊の慰みを求めて、おおよそ無難な選択肢としてオンラインの戦車ゲームに興じていた。
それは戦車道をする事になった今でも変わらず、こうして時間を見つけてはプレイしている。
最近のゲームは本当に凄いもので、グラフィックがとにかく凄く、本物を操作しているような気分になれる。あくまで、ような気分だが。
「いや、そこで処理落ちしたらアカンやん! 折角MVP獲れると思ってたのにさぁ! オンゲに不向きなPCで無理してるとはいえさぁ!」
学校生活を送る上では問題ない程度のPCで、オンラインゲームをする方がバカげているという指摘には、おおむね首肯せざるを得ない。
でも、やりたいんやからしゃーないやん
「えぇ、もうまたウチだけ変な挙動してるやん。こういう事したい訳ちゃうのにさぁ、もう」
メモリがどうのって表示が毎度出るが、その度に「へーきへーき」と無視しているせいである。
「陣地獲られてもうた、どないしょ……」
今回は捨てやな、と諦めた時
上部に表示される勢力バーが一気に味方陣営の色に塗り替わった!
この状況で嘘やろ…と思い、参加メンバーを確認
そこには「ねこにゃー」「ももがー」「ぴよたん」の3名が自分と同じチームに所属していた。
助かったぁ! やっぱこの3人やわ。
特にねこにゃーさんは最初のフレンドで何度もお世話になっている。
あ、勝った。
「ねこにゃーさん、ももがーさん、ぴよたんさん、ありがとうございました」
「ホーモンさんもお疲れ様ですにゃ」
プレイヤーネームを実名にするのはいかがなものかと思ったが、そもそも砲門姓などそういるものではないし、別に身バレしても「関西ジュニアチャンプなら、まぁ」としかならないだろう。
さて、負け逃げは性に会わないのでもう1戦と意気込んだところでアラームが鳴った。
もう23時だ。朝練があるので、今日はこの辺で切り上げよう。
「ホーモンさん、もしよかったらもう1戦どうピヨ?」
「24時間徹夜プレイなり!」
「お誘いすんません! 明日戦車道の朝練がありまして今日はもう寝させていただきます~」
「それは仕方がないにゃ……ホーモンさん、僕たちでも今から戦車道って受けられるかな」
思いもよらない申し出に眠気を感じた眼が開いた。
そもそも人数がそこまで集まらなかった戦車道コースとしては、願ってもない限りだ。
「全然受けられると思います!」
「本当!? じゃあ、明日申し込んでみよっかな」
「私たちも」
「参加して良いピヨ?」
「いや、もうもう大歓迎ですよ! 西住って人が隊長やってはるんで、その人に申し込んでみてください」
ゲームから思わぬ輪が広まってしまっていた。嬉しい限りである。
話を伺うにねこにゃーさんと西住隊長はクラスメートだとも言い、世間の狭さを痛感する。
翌昼頃
三式中戦車を一人寂しく試運転している私の耳に響くのは、アンツィオを想定した模擬戦をする他チームの砲声であった。
「ギア、ちょっと固いな。油でも指し直すか」
自動車部の方々があれこれと整備してくれているとはいえ、日々の点検や自前でできる整備を疎かにして良いわけではない。
一つ、一つをリストアップしてエンジンをつける。
「動力部は問題なさそうやし。後はちゃんと動くかやけど…」
流石に一人で縦横無尽に動かすほどの度胸も技量もない。
とにかくわずかに車庫内で動く程度にとどめておく。
ウサギさんチームから離れて本格的に三式中戦車に乗り込むことになったからにはできる事をできる内にやるしかない。
先日の作戦会議で私はウサギさんチームからの離脱を提案した。
理由は簡単。もうあの1年生たちは充分な技量を積んだからだ。
聖グロとの練習試合と、サンダース戦でハットトリックを達成したのは、私の指導以上に彼女らの才能と努力が大きいとしか言いようがない。
この事を告げた時、澤ちゃんなどは「自信ないけど…頑張ります!」と不安げな決意を表明したが、2戦叩いただけであそこまで化けられては私の自信が無くなってしまう。
それに我が校はとにかく戦力不足なのだ。
西住隊長は一人で大丈夫ですかと心配してくれたが、今は動くだけでも1両でも必要なのだ。
それに、アテがアタリになったのだから、後は待つだけ。
もうそろそろ来ても良いと思うが、もしかして話しかけるのにタイミングを失ってしまったのであろうか
「砲門さん、ちょっと良いですか?」
「はい?」
戦車を降りた時、西住さんに声をかけられた。
後ろには眼鏡をかけた金髪女子、眼帯女子、幸薄そうな女子が、三式を見てパァと顔を輝かせている。
「三式中戦車の乗員なんだけど、この人たちはどうかな、って……」
「お、おぉ、おぉ! もしかしてねこにゃーさん、ももがーさん、ぴよたんさんですか?」
「はいぴよ!」
「てことは!」
「あなたがホーモンさんかにゃ!?」
「はい、そうです! 昨日はお世話になりました」
「お知り合いなんですか?」
「オンラインの戦車ゲームで知り合った仲間です」
勧誘というかある程度アドバイスした身として、本当に来てくれて素直に嬉しい。
「それでは、三式中戦車には砲門さんを車長に猫田さんとももがーさんにぴよたんさんでお願いします」
「任しとき」
「本当にリアルの戦車を動かせるだなんて」
「思ってもみなかったなり!」
「それでチームの名前なんですけど……アリクイさんチームでどうですか?」
西住さんらしいネーミングセンスだが、三式の砲の長さをアリクイの口に見まがうと、腑に落ちてしまったので了承した。
さて、とにかく彼女たちを戦車に慣れてもらわなければ
「それじゃあ、リアルの方は私が指導しますんで」
「よろしくだにゃ!」
「ははは、じゃあ、とりあえず慣れてもらいましょか」
それぞれの役割分担も恙無く決まり、今日一日は丁寧に教える事にした
「わわ! 本当に動いたなり!」
「砲弾重いにゃ!」
「早く撃ちたいピヨ」
「そんじゃあ、ちょっとやってみましょっか。ももがーさん、あのM3のとこまで近づいてください」
こういう事は何事も慣れ、いや、慣れというかやってみない事には始まらない。
操縦の勘も操縦桿を握り続けていればどこか分かって来るし、砲弾の重さもその内軽く感じるし、どうすれば狙いをつけられるかも撃ち続ければ分かる。
もし、そこで何をどうすれば、と壁に当たればあれこれと教えればよいだろう。
私にしても、人に教えると言うのは、中学時代から慣れていないのである。
「澤ちゃーん! 撃つでー!」
「え、ちょ先輩!?」
「当てるピヨ!」
車庫内の黒板には、桂利奈ちゃんの操縦練習とあったから、回避訓練も兼ねて遊んでもらおう。
ぴよたんさんが撃った弾はⅯ3の手前に着弾してしまう。
「もう! いきなりはやめてください!」
「ごめんごめん!」
「……あや」
「お返し!」
澤ちゃんに怒られてしまった。
大野ちゃんの狙いはこちらの昼飯を正確に狙い、車内が揺れに揺れる。じーん、と
「にゃあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあぁあ!」
「これが昼飯の角度ってやつですわあぁあぁあぁあぁ」
「骨にじんじん響くなりいぃいいぃいいぃ!」
それ以降、とにかくⅯ3を相手にあれこれと戦車のあるあるを指南したところで、練習が終了した。
ウサギさんチームほどではないが、彼女たちも物覚えが良く、ゆくゆくは機動力か火力を活かした動きをしたいものである。
「お疲れ様でした~。どうでした? 実際にやってみて」
「すっごい楽しかったなり!」
「装填もそうだけど、通信には自信あるから任せて」
「当てた時は感激したぴよ!」
ふぅ、どうやら楽しんでくれたようだ。
1日体験して「やめます」というのは中学時代珍しくもなかっただけに心の底から安堵する。
ワンオペ三式は回避できそうだ。
「そうだ砲門さん」
「試合っていつやるんだにゃ?」
疑問は尤もなことであった。
戦車道はただ戦車に乗って撃ってハイおしまいという競技ではない。
現に彼女たちもサンダース戦の試合を見て、履修を決意してくれたのだろう。
ともすれば、ここで何をぼかすという事もない。
「明後日です!」
3人の表情が、バグでフリーズしたかのように固まった。
アンツィオ高校。
私が中学の頃はあまり戦車道の評判というものは聞かなかった。
というのも、覚えが正しければ参入したのはここ最近だったはずだ。
現在はアンチョビと呼ばれる人が隊長として切り盛りしているそうで、1回戦を勝ち抜いたというのだからその実力は本物であろう。
実はアンツィオ高校とは多少ご縁がある。
関西ジュニアチャンプになった頃。同校の理事長?から副隊長にならないかと誘われたのだ。
まぁ、もうその時には高校は勉強一筋と母親と約束していたので断ったが、どこか別のIFの世界では私はあの学校にいたかもしれない。
思いを馳せながら、西住隊長と最後の確認している時であった。
「たのもーー!」
アンチョビさんとお付きの人がこちらへやってきた。
「アンチョビ」という名前にこだわりがあるらしく、チョビ子だの本名を口にした生徒会を何度も注意している。
お付きの人はカバさんチームのカエサルさんとご縁があるようで旧交を温めている。
私と安ちゃん、ナオミのような関係であろう。
「そっちの隊長は?」
「おい、西住! 砲門!」
「「はい!」」
「ほーう、あんたたちがあの西住流と関西ジュニアチャンプか」
「西住みほです」
「砲門愛いいます。副隊長です。」
「ふん、相手が西住流だろうが島田流だろうが、阪奈道巧者でも負けない…じゃなかった勝つ! 今日は正々堂々と試合をしよう」
些か尊大ではあるが、威風堂々とした気持ちの良い隊長さんだ。
アンツィオのノリと勢いがどこからきているのか何となく分かったような気になる。
「それでは皆さん、搭乗してください!」
三式中戦車に乗り込む。
車内の雰囲気は悪くないが、張りつめていた。
「やっぱり緊張してます?」
「緊張って言うか」
「ボクら大丈夫かなって不安で不安で」
「正直、まだ当てる自信ないピヨ……」
「まぁ、そこは誰しも通る道ですわ。ほな、行きましょか。発進!」
さぁ、アリクイさんチームのデビュー戦だ。
私たちの役目はウサギさんチームと共に偵察する事。
一昨日出来たばかりのチームをフラッグ車の防衛に回すのは、むしろ足を引っ張ってしまうと作戦会議で伝えていたので、ならウサギさんチームと一緒に偵察に行って欲しいという事だ。
「先輩、そろそろ指定の地点です」
「はい~」
澤ちゃんは自信が無いと言っていたが、サンダース戦で見せたウサギさんチームのポテンシャルは最早初心者というべきではない。
そして、もしかしたらこのアリクイさんチームも2戦ほど叩けば化けるかもしれない。
実戦に勝る経験なし、とはよく言ったものである。
「アリクイ、ウサギ、指定の地点に着いたで」
「今から偵察はじめます」
「分かりました。くれぐれも交戦は避けてください」
試合に話を戻すと、予想外の展開であった。
今、目の前にいるアンツィオ高校はノリと勢いの良さが取り柄の学校。
どこかに陣を構えて、じっくり待ち受けるなど性分に合わない戦術だ。
それとも1回戦でマジノ女学院が誇る防御戦術に感銘でも受けたのであろうか。
「カルロベローチェ4輌、セモヴェンテ2輌が陣取ってます」
「……あれ?」
先行していたアヒルさんチームも、私たちとは反対方向の十字路付近で偵察をしている。
そこではカルロベローチェ3輌、セモヴェンテ2輌という配置だったのだ。
計11輌。今試合のレギュレーションと数が合わない。
「先輩、これって……」
「うーん、通信傍受と違って、台数誤魔化すんは明確なルール違反やからなぁ」
「でもあれは……」
「様子見やな。デコイかもしれんけど。そうじゃなかった時が怖い。指示待ちや」
そうあり得ない事なのだ。
アンツィオ高校からすれば、折角の1回戦突破をふいにしてしまうようなもの。
しかも、汚名がついてくる。そんな手段をとるとは考えられない。
となると、あれは恐らくデコイだろうが、どれが本物で、どれが偽物か分からない以上迂闊に手も出せない。
まぁ、交戦は避けるよう厳命されているので、こちらが勝手に仕掛ける訳にはいかないのだが
「アヒルさん、ウサギさん、アリクイさん。退路を確保しつつ、目の前の敵を撃ってください」
「分かりました!」
「あや、機銃で良いから」
「ぴよたんさん、出番やで」
ぴよたんさんの射撃の腕前だが、2日程度で判断しろというのは些か無理がある。
伸びしろに溢れていたウサギさんチームと違って、正しく初心者であるこのアリクイさんチームはこれから伸びる伸ばそうというチームなので、練習も指導はしたが、現時点で得手不得手を判別するのは、彼女らにしても私にしても酷な事だと思って欲しい。
ウサギさんチームと共に息を合わせて撃ちかけると、相手のセモヴェンテ・カルロベローチェはいともたやすく粉々になった。
何と全部デコイの看板だったのだ。
アンツィオ高校らしからぬ戦術と思っていたが、それにしても足止めを食らったのは事実だ。
「ウサギさん、アリクイさん、そのまま街道を大きく迂回する形でUターンしてください!」
西住殿が察するところだと、ここで我々を釘付けにしておいて背後から本隊フラッグ車を狙うというところであろう。
そうと分かれば話は早い。
「澤ちゃん、前はウチらが行くわ」
「はい、後続任せてください」
セモヴェンテにしてもカルロベローチェにしても、車高の低さを森林と段差で利用されると待ち伏せ、または背後から撃たれる恐れがある。
ぴよたんさんに行進間射撃で狙わせるわけにもいかないので、M3の副砲を後ろに向けて何とか後背をお願いしよう。
そう思った矢先、セモヴェンテが坂の上で待ち構えていた。
こちらには気づいていないようで、砲身を向けるだとかの気配はない。
よし、このままそろりそろりと近づいて下から……
「騙されるもんか!」
後続のM3副砲が火を噴いた! えぇ……
命中こそしたものの弾き返されてしまい(当てんのすご)、セモヴェンテが反撃に出る
「ももがーさん! 全速前進! スピード思いっきし上げちゃって!」
「ギア、固、入んない……うぅん! えい!」
急停止したかと思えば、全速後退を始めてしまった。
油もっとさしときゃ良かった!
「わ、わ、わ! 後ろ行っとる! 入れ直して! ぐえ!」
ウサギさんチームを庇う形で、撃破されてしまった。
シュポ!と情けない音を出して上がる白旗をアホ面で見上げる。
「先輩!」
「澤ちゃん気にせんと先行き!」
「アリクイさんチーム、怪我は!?」
「全員だいじょーぶや! ごめーーん!」
西住隊長と澤ちゃんの声がとにかく刺さる。
しかし、撃破されたというのに、悔しさがどこかにある程度で、サッパリしてしまう。
ウサギさんチームが生き残ったのは幸いだった。
彼女たちと他のチームを信頼して、潔くここから回収されよう。
「ごめんホーモンさん」
「レバーおかしくなったなり……」
「撃破したかったぴよ……」
「ははははは、これも戦車道の醍醐味ですわ」
戦車道は必ず誰かが、撃破できぬうちに撃破されてしまうのだ。
初めて車長を担った日がそうだった。悔しさ涙で枕をわずかに滲ませたことを思い出す。
結局は、考えを切り替えて次に活かすしかない。
幸いにもアリクイさんチームから誰も「辞めたい」という声が出ないのは、ひとまず安堵すべき事であろう。
「まぁ、一昨日の今日でむしろよう生き残れた方や思いますわ。それにももがーさん、ちゃんとウサギさんチームについていけてたのはもっと自信持ってええ思いますよ。普通やったら1週間たってようやくよちよち歩きみたいなもんですし」
「本当!?」
「ほんとほんと。このままやり続けたら1年後にはタンクレースに出たっておかしないっすよ」
「じゃ、じゃあ、私もいつかスナイパーになれるぴよ?」
「おぉ、おぉ、もちろんもちろん。555m先の硬質ガラスも射貫けますやで」
「僕も装填早くできるかな!」
「できますできます。もうTAS並みの早さなってますで」
これはお世辞じゃなくて、本心である。
どこか彼女たちにはポテンシャルを感じているところがあるのだ。
頭の中で何故か「プロテイン」の文字が浮かんでしまうが
その後、私たちは回収車に揺られた後、控えに指定された場所で巨大モニターを眺めながら試合を見守った。
色々と展開はあったのだが、いくつかかいつまむと
・アンコウチームとアンチョビさん(P40ないしフラッグ車)が接触。
・ウサギさんチームとアヒルさんチームがそれぞれ相手どったことで、予定されていたであろう包囲作戦が不可能に
・アンツィオ側が戦力の結集を図ろうとしたところで、アヒルさんチームがカルロベローチェを、ウサギさんチームがセモヴェンテを撃破!(どちらも凄い)
・最後に崖下でたじろいだアンチョビさんをアンコウチームが撃破
という流れであった。
試合が終わり、他チームが帰ってくる。出迎えなければ
「おかえり~! 勝ってくれてありがとう~!」
「はい! 勝てました。砲門さんは大丈夫でしたか?」
「全然大丈夫やて。ねこにゃーさんらも、気落ちせんとむしろ意気込んでるし。次の試合までには戦力になる思いますんで」
「良かった……」
西住さんも安堵に胸をなでおろす。
心配性なところもあるのだろうが、一人一人を大事にする性分なのだろう。
こういうところが、慕われているのだろうし、事実私も惹かれているんだと思う。
会場を広く使っていたせいか、戦車の回収に時間がかかったようで、すっかり夕方になってしまっていた。
私などはいつものように夕焼けを見ながら余韻に浸っていたが、チームはそれぞれ話に花を咲かせていたようだ。
アリクイさんチームの面々も、ウサギさんチームと気兼ねなく話をしているようである。
「いやぁ~、今年こそは勝てると思っていたのになぁ」
アンチョビさんが、腕を広げてやってきた。
礼は終わったが、試合後に改めて健闘を讃えに来たのであろう。
西住さんの手を掴み、頬をすりすりしている。コミュ力おばけやん
優勝への誓いを立てると、アンツィオ高校の面々から歓声が上がる。お調子者というよりかは、気持ちの良い人、というのがアンツィオ高校の校風にふさわしい表現なのかもしれない。
そのアンツィオ高校のトラックから、生徒たちが何やら大きな荷物を出し始めた。
キャンプで使いそうな収納ボックスや、テントを建て始める。
「試合に関わった選手・スタッフを労う! これがアンツィオの流儀だ!」
アンチョビさんが高らかに宣言すると、アンツィオ高校の生徒たちが一斉に調理を始めた。
戦車道と比較してあまりある熱意とスピードに驚嘆すると共に、食欲がわいてきた。
そう言えば、今日試合に夢中で間食の間もなかった。
「とっても美味しそうなり!」
「これ、食べても良いのかニャ?」
「本場のピザぴよ」
「おぉ、おぉ、おぉ」
アリクイさんチームの感想に同意しながら、腹の音が止まらなくなる。
「先輩? 食べすぎちゃダメですよ~?」
「吐くまで食べそう」
「おう、今日はチートデイや。食品ロス0にするで」
「ははは、先輩らしい」
宇津木ちゃんの煽りが、いよいよ私の食欲を刺激する。
各自、それぞれのテーブルについたところで「いただきまーす!」の大音声が鳴り響いた。
腹が、減った!
『アンツィオ高校戦車道チームのイタリアンバイキングと宇都宮餃子』
最初に、何を食べようか。
バイキングの特権だが、多ければ多いほど何もかもが悩ましくなる。
ピザやパスタ、生ハムなどは後に回そう。最初からメインディッシュをいただくわけにはいかない。
戦車に燃料がいるように、まずは前菜を食べなければ。
「お? おねーさん、どれか悩んでんの?」
「え、あ、はい。こういっぱいあるとどれから食べた方が良いのか分かんなくて…前菜にこれってやつ、ありますか」
「それだったら……おーい! それとってくれー!」
目の前に出されたのは、貝とトマトを盛り合わせたものだった。
「アンツィオ隠しメニュー! アサリとトマトのアクアパッツァ!」
「おぉ……」
《アサリとトマトのアクアパッツァ》
・アサリとトマトのシンプルなオリーブオイル炒め
これぞ正に地中海!
「いただきます…あむ、おぉ」
口の中に広がったのはアサリの弾力ある食感と、鼻孔に突き抜けるオリーブオイルの匂いだった。
魚介類特有の磯の匂いを載せて、オリーブオイルが嗅覚に着弾する。
トマトはどうだろう。うん、こちらも大正解
あんまり炒めるってやった事無かったけど、アサリでキマった口内をフレッシュにしてくれる。これ、良いな。今度家でやってみよう。
「ようし」
前菜を食べると、胃袋がアガり始めた。
次を、もっと次をとせがんでくる。落ち着け、イタリアンは逃げない。
「よし、これとこれとこれと……」
いざ、取り始めるとどうにも止まらなくなってしまう。
子供の頃からの悪い癖だが、大人になっても直りそうな気がしない。
いや、食べる内に食べるのが私流。これは癖じゃなくて砲門流食事道の作法だ。
「おぉ」
改めて見ると、壮観だった。
ピザを丸々2枚。イカとケチャップのパスタを適当に。生ハムと玉ねぎを載せたブルスケッタを10個。
回転寿司とかで豪遊した事はあるけど、イタリアンでここまで食べられるのは初めてだ。
堪能しよう。まずは……
《マルゲリータ》
・とてもシンプルなマルゲリータ
チーズにトマトソースで基本を思い出そう。
お、お、チーズが伸びる。
どこまで伸びるのかと子供心が搔き立てられるが、私は女子高生。がつがつとチーズを口で追いかける。
ピザってこんなにおいしかったっけ。宅配ピザで濃いのを何度か食べているだけに、とても新鮮に思えてしまう。
一つ、また一つと食べる内に、2枚完食してしまった。楽しい時間はどうして早く終わってしまうのだろう。
いや、まだ私のターンは終わっていない。次は……
《イカとケチャップ和えパスタ》
・イカ墨ではなくケチャップで!
赤と白のコントラストがこれまたイカす!
ちょっと冒険しちゃったかな。
いや、でもアンツィオ高校の料理に外れナシ。これもきっと考えられてのものだろう。
よーく、麺とケチャップとイカを絡み合わせて、実食。
ん? ん? んー……
これ良いな。肉の代わりにイカを入れるのはお好み焼きと同じ発想だ。
イカのごろっとした切り身が、トマトに絡む麺の中で堂々と主張している。うんうん、口の中を自由に泳いでいるようだ。
フォークでぐちゃぐちゃとかき混ぜて、箸で一気に掴み食べる。
すする暇なんてない、早く口の中に放り込みたいと、脳が指令を出している。
そんな食べ方をしているせいか、案の定、気づいた時には無くなっていた。
口の中が、ピザのチーズとパスタのソースでしつこいぐらいに残ってしまっている。
食後はまだまだ先だが、ここで一つリセットと行こうか。
《生ハムと玉ねぎのブルスケッタ》
・パンは自家製! 生ハムと玉ねぎでシャキシャキ食べよう
ブルスケッタって、食べるの初めてなんだよな。 家で適当にパンに載せるのとは違うのだろうか。
イタリア料理はまだまだ未知に満ち溢れている。
ブルスケッタくん、いざ
サクサクとしたパン、シャキシャキとした玉ねぎ、そしてそれらをつなぎとめるかのように生ハムがしっとりとしているようで噛み応えを抜群にしている。
チーズやソースに塗れた口内を、丁寧に掃除して胃袋へと持ち去っていく。
ブルスケッタ、良い、おすすめ、最高。
家でできないか調べてみよう。
10個と多めに取ったが、あれよあれよと放り込んでしまえば、こっちのものだ。
さて、一通りイタリアンを堪能したので、今度はもっとディープな料理が無いか探して……おや?
嗅覚がどこか、イタリアンではないものを突き止めた。これは中華の匂いだ。
匂いをたどると、このバイキングからは少し離れたところで鉄板が広がっている。
その上で焼かれていたのは『餃子』だった。
「すみません、あの、これ……」
「ん? あぁ、これは餃子だべ。宇都宮餃子!」
「私ら、イタリアイタリアしてねーからよ。こうしてひっそりとやってんの」
「宇都宮餃子初めて見ました……いただいても良いですか?」
「あぁ、よっぱれ食べてって」
「ご飯もあるべ」
そう言えばアンツィオ高校は栃木に本籍を置く学校だった。
イタリアンな彼女らだけでなく、こうした栃木県民もいるのは当然の事だ。
しかし、例に漏れず彼女らもアンツィオ高校の生徒で、これでもかと皿に餃子を盛りつけられる。
数えてはいないが、パッと見ただけでも40個はありそうだ。
ご飯はもちろん大盛。炭水化物がなんだ。私は戦車だ。燃料を求めている一個の戦車なのだ。
《アンツィオ宇都宮餃子》
・野菜たっぷり歯ごたえ餃子。これでもかと食べよう。
「いただきます」
肉汁だけではなく野菜汁とでもいうべきか。
餡から垂れるありとあらゆるエキスが舌にうま味を供給する。
これだけあるなら、いっぺんに2つ食べてもバチは当たるまい。
口をあんぐりと開けているという自覚は戦車道女子に求められる嗜みからかけ離れているが、気にするまい。ええい、ままよと餃子と白米を放り込む。
「すげー食いっぷり」
「なんだか嬉しくなっちゃうなぁ」
「はむ、あむぅ、うま、うま」
箸が止まらない、という慣用句が今の私にはぴったりだ。
頭の中が「食べる」という事に支配されてるこの多幸感。良いなぁ。
口の中に広がるイタリアと中華の風味は正に無国籍。クセになりそうだ。
「あ」
もう最後の1個だ。
ペースを上げ過ぎた、と後悔すると共に、腹の中から充実感がこみ上げる。
食いしん坊万歳。何物も恐れず最後の一つを味わった。
「ごちそうさまでした」
「もう食べたんだ。早っ」
「いや、本当に美味しくて……止まりませんでした」
「悪い気しないなぁ。そうだ、食後にスイーツもあるから」
「スイーツ……?」
「うん、ほら、あそこのテント貼ってるとこ」
「ありがとうございます。餃子本当に美味しかったです」
「私らいつも学校で出店やってるし、アンツィオに来ることがあったら寄ってってね」
アンツィオ高校に餃子あり。覚えておこう。
一歩踏み出すと、私の頭の中はスイーツに支配された。
甘いものは別腹などとは言わない。イタリアンや餃子で満たされた私の腹がスイーツを!とせがんでくる。
「お、大洗のおねーさん。ジェラートはどう?」
「じゃあ、このイチゴとバニラでお願いします」
シメはやっぱりアイスだなぁ、と納得する。
ジェラートって食べた事無い。どんな食感なんだろう。
「はいイチゴにバニラ! イチゴは栃木産のやつベースに使ってるから美味しいよ~!」
《ジェラート(イチゴ・バニラ)》
・ひんやり甘いイタリアスイーツ。食後はやっぱりこれじゃなきゃ
スーパーやコンビニで買うラクトアイスとは一味違いますって主張を見た目から感じてしまう。
周りを見ていると、アンツィオ高校の懐の広さにみんな思い思いの交流をしている。
ウサギさんチームは写真撮影で忙しいし、アリクイさんチームはアンツィオの生徒と何やらゲームで通信対戦をしている。
ん、あそこにいるのはカバさんチームのカエサルさんと、お友達というアンツィオ高校の生徒だ。
傍から、見てるとどこか甘酸っぱく感じるが、それはこのイチゴのジェラートが原因であろうか。
酸味と甘みが繰り返し、最後にバニラがシメるように食べていく。アイスに食べ方を見出した私。大人だなぁ。
「ごちそうさまでした」
満足のため息。結構、エンジン入れて食べたからだろう。
「せんぱーい! リーダーは集まるようにって河嶋先輩が!」
「今行くわ。ちょい待ってー!」
澤ちゃんも楽しみに楽しんだようで何よりだ。
試合後ってギスギスする事の方が経験上多いからなぁ。これからもアンツィオ高校とは試合をしてみたい。
食べ終わると満腹感よりも充実感が胃袋を支配する。まだあと3割は入るな。
いや、そうやってバカみたいに食べて寝ころぶのが苦しくなったことが何度かある。自重しよう。
地中海(ちちゅうかい)の中に中華(ちゅうか)を見出せて、今日は大満足。
さぁ、明日からも練習だ。次はどこと試合するのだろう。サンダース、アンツィオと続いて美味しい思いをしているので、どこか期待してしまう。
戦車道でグルメ!ってのも悪くないなぁ……。
誤字脱字などがあればご報告ください。
アクアパッツァって前菜で出すことなくね?と後になって思うこの頃
すみません、それと次の投稿ですが、もしかしたら4月5月になると思いますので、ご注意ください。
無論、早まれば早いうちに投稿するつもりです。