来太さんのカルデア生活   作:けーやん

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『衛宮さんちの今日のごはん』っぽい何かです。


※今後の活動について【活動報告】に新投稿してますので、少しでも興味がありましたらご覧になって下さると幸いです。

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来太さんのカフェ飯
『ギリシャのドーナツ ルクマデス①』


(どうし、よう……)

 

 カルデアの廊下で、1人のサーヴァントが何か悩んでいた。

 

 その容姿は3m近くある屈強な躰に、白く長い頭髪。そして、頭には2本の大きな牛の角を生やしていた。

 

 彼の名はアステリオス

 

 『雷光』を意味する名を持つ、人と牛の間に佇む『牛頭人身』の反英霊。

 

 そんな彼が1人で何を悩んでいるのかと言うと、彼がいつも付き添っている女神エウリュアレの事だ。第三特異点『封鎖終局四海 オケアノス』の時から自分の本当の名を呼んでくれた彼女は、アステリオスにとってかけがえの無い存在になっていた。

 

 いつも自分と一緒に居てくれる彼女の為に、今度は自分が彼女に何かしてあげたいと考えていたのだが、中々良い案が思い浮かばなく、アステリオスは困っていた。

 

「お?アステリオス。今日はエウリュアレと一緒じゃないんだな」

 

 そんな彼に声を掛けたのは、2頭身程の人とも獣ともつかぬクマの様な奇妙な生物(マスコット)。その正体はギリシャの伝説の狩人オリオンである。

 

「おりおん」

 

「こんな所で何頭抱えたんだ?悩み事か?」

 

「う、ん」

 

「俺で良いなら話聞くぞ。解決出来るかは解らないが」

 

 血は繋がっていないが、アステリオスはオリオンの恋人である女神アルテミスの叔父に当たる。だからなのか、オリオンはアステリオスに親身に話を聞く事にした。アステリオスの悩みを聞いたオリオンはうーん、と考える。

 

「成る程な、エウリュアレの為に何かしてやりたいと。女神相手に健気だなあ、お前」

 

「えうりゅあれ、は、いつもぼくといっしょにいてくれる。けど、ぼく、えうりゅあれ、に、なにもしてあげてない。だから……」

 

落ち込むアステリオスを見て、オリオンはアステリオスをポンッ、と叩く。

 

「それなら、何かプレゼントを贈ってみたらどうだ?」

 

「ぷれぜんと?」

 

「ああ。試しに食い物とかどうだ?そうだな……菓子はどうだ?エウリュアレはよく茶を飲んでるだろ」

 

 オリオンの提案を聞いたアステリオスは、首を横に振る。

 

「けど、ぼく、おかし、つくったことない」

 

「なら教えて貰えば良い。幸い、カルデアには飯を上手く作れる奴らが居るしな。俺も食堂に用があるから付いて行ってやるよ」

 

「いいの?」

 

「出来れば女神が関わる事に首を突っ込みたくないが、お前が落ち込んでいるとマスターたちも心配するしな」

 

「あり、がとう」

 

「おう。そうと決まれば行くぞ、アステリオス!」

 

「うん!」

 

 オリオンを肩に乗せて、アステリオスは食堂へ向かう。

 

 

◾️◾️◾️◾️

 

 

「来太、こっちの洗い物終わったぞ」

 

「ありがとう、デネブ。乾燥機掛けといて」

 

「分かった!」

 

 カルデアにある厨房では、別の世界から召喚されたライダークラスのサーヴァント佳面来太と、カラスの様な顔に黒いフード付きのマントを纏った様な姿をした怪人デネブが食器具を片付けていた。

 

「お、やっぱり居た」

 

「オリオンさん?それにアステリオスも」

 

「こん、にちは」

 

「2人とも腹が減ったのか?何か作ろうか?」

 

「いや、飯食いに来た訳じゃねえんだ。ちょっと頼み事があってな。そう言えば、他の奴らはどうした?」

 

「エミヤさんはカルデア内の空調設備が故障したみたいで修理に行ってます。ブーディカさんとキャットは藤丸さんの所ですね」

 

「成る程な……()()()()()()()()

 

オリオンの意味深な発言に、来太たちは首を傾げる。

 

「どう言う事です?」

 

「おっと、何でもねえよ」

 

「それで2人は何しに来たんだ?」

 

「それなんだがな──」

 

 来太とデネブは2人から事情を聞かされる。

 

「──と言う事なんだが、悪いが協力してくれないか?」

 

「成る程、だいたい分かりました。勿論協力しますよ」

 

 

「うおおおおおおお!!偉いぞアステリオスゥゥ!!俺も協力するぞおおお!!」

 

 

「う、うん」

 

 事情を一通り聞いた来太たちは快く承諾する。デネブに至っては感動してアステリオスを抱きしめる程だった。

 

「分かってると思うが、俺たちは菓子を使った事が無くてな。俺たちでも作れる菓子ってあるか?」

 

「そうですね………」

 

 来太は考え込み、()()()()を思いついた。

 

「でしたら皆さん全員がギリシャ出身ですし、ルクマデスと言うギリシャのドーナツなんてどうです?材料も凝った物はありませんし、簡単に作れると思いますよ」

 

「お、良いなそれ。そいつにするか。アステリオスもそれで良いか?」

 

「うん。おねがい、します」

 

「任せろアステリオス!皆で美味しいのを作ろうな!!」

 

「うん!」

 

「それじゃあ、早速材料と道具持ってきますね。その間に2人はしっかり手を洗って来て下さい」

 

 こうして、4人によるルクマデス作りが始まったのである。




アステリオスとオリオンの口調って、これで合ってますかね?

アステリオスとエウリュアレの関係って、【仮面ライダーオーズ】のガメルとメズールに似てると思ったのは私だけでしょうか……。


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来太さんのカフェ飯、次回のゲストは……

  • セイバー・リリィ
  • クー・フーリン
  • ジャンヌ・ダルク
  • マリー・アントワネット
  • ネロ・クラウディウス
  • アルテラ
  • モードレッド
  • カルナ
  • スカサハ
  • ベディヴィエール
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