『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
こちらでは、主に主人公は戦いません。
サポート系の部類に入る主人公になります。
そんな彼のこれからの活躍、ぜひ応援、よろしくお願いします。
また、こちらの活動報告で、新たな募集を行っています。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=292618&uid=45956
『君が信じる相棒と共に戦え』
それが、私の中に僅かに刻み込まれた命令だった。
なぜ、私が意思を宿したのか、その理由は未だに分からない。
だが、この命令に従う。
それが、私の考えだった。
その点で言えば、私の現在の所有者である園田真理は、それに相応しくない。
彼女の性格などは、僅かの間で知っており、どのような人物か分かる。
私の中にある答えとしては、『好ましい人物』という印象はある。
「変身!」『ERROR』
だが、彼女には、『変身する資格』がない。
そういう意味では、非常に残念である。
そして、私に迫っている青いジャケットの男性。
その姿は、灰色の怪物。
その種族の名はオルフェノク。
人類の進化形であり、『変身する資格』がある者だ。
しかし、駄目だ。
私は、あの心を好まない。
私自身、道具で、使われてしまう。
その場合は、抵抗はさせて貰う。
最悪、倒しても問題ないだろう。
そんな考えをしていた時だった。
園田真理は、変身に失敗した彼女は、自分のバックと勘違いして追いかけてきた青年にベルトを巻く。
偶然で、巻き込まれてしまった彼は園田真理が私に変身コードを入力し、装填する。
『COMPLETE』
「っ」
鳴り響く音に、私は驚きを隠せなかった。
まさか、偶然に出会ったこの青年が、『変身する資格』を持っていたとは。
同時に変身すると共に、青年に合わせるように、彼の情報が私の中に入ってくる。
そこに入ってくる彼の心情。
それは、どのようなものか分からない。
それでも、それは確かな優しさだ。
不器用で。わがまま。
だけど、誰かの為に身体を張る。
そんな優しさを理解できた。
それによって、私は彼に『好ましい人物』だと認識させた。
『変身する資格』と『好ましい人物』。
この2つは、おそらくは当て填まらないと思っていた。
だけど、それが当て填まる人物が現れるとは。
「君が、私の相棒か」
そう、私は驚きを隠せずに声を出す。
「あぁ、誰だ!」
私の声に驚いた様子の青年は自分の身体に身に纏っている鎧を見る。
「考えるのは、後に。
目の前で敵が迫って居るぞ」
「っ」
私の言葉を聞いた青年が変身した555はすぐに目の前に迫るオルフェノクに目を向ける。
オルフェノクは魚のような下半身と共に、空中から襲い掛かる。
それを聞いた555は地面を蹴り上げる。
「はっよっと!!」
雄叫びを上げながら555は拳を振りかざす。
その一撃を受けたオルフェノクは衝撃を受け地面に落ちる。
そしてすぐに体勢を立て直す。
だが、そこにもう555の姿は無い。
「遅ぇ」
いつの間にか背後に移動した555は腕を振るう。
その拳はオルフェノクに届き、その拳はオルフェノクを蹴散らす。
しかし、何時の間にか、オルフェノクの手には身の丈はあるだろう槍、トライデントを構えていた。
「おい、そういうのは卑怯だろって」
そう、555が言う間にも、そのトライデントをこちらに向けて、薙ぎ払う。
それを見た555は本能で、その攻撃を避ける。
「落ち着きたまえ、あの槍の攻撃範囲は長いが、隙も十分に多い」
「あぁ、そうかよ」
そう、私の言葉を聞いた555もまた落ち着きを取り戻して、その槍を冷静に避ける。
元々、戦闘技能は高いのか、確実にオルフェノクからの攻撃を避け、カウンターを決める。
そして隙を見て反撃し、着実にダメージを与えていく。
しかし、その動きには無駄が多いように思えた。
「もう少しスマートに戦えないのかい?」
「うるせぇ、口だけのお前に言われたくない!!」
その言葉と共に、555はその槍を蹴り飛ばす。
それによって、オルフェノクの攻撃手段はなくなった。
「一気に叩き込め!」
「あぁ、分かっているよ!!」
その言葉と共に、555は真っ直ぐと向かって行く。
オルフェノクは、その攻撃の手段が無くなった事で、戸惑いを隠せない様子だった。
それが致命的な隙となり、オルフェノクは倒した。
オルフェノクの死因は、ファイズの放った蹴り。
その一撃が、オルフェノクの命を、灰に変えた。
「……、それで、お前はどこにいるんだ」
オルフェノクとの戦いを終えた555はそう言いながら、周りを見る。
「私はここだ。
君の腰にある」
「なに?」
その言葉に、555は私を見る。
「携帯だよな」
「あぁ、その通りだ」
「ちょっと、どういう事」
その事に、真理も気づいた様子だった。
そのまま、ベルトから取り外された私の画面が、彼らの前に現れた。
「初めましてだな。
私の名はファイズ。
このファイズドライバーの全システムを管理し、君達と共に戦う存在だ」
そう、私は彼らに向けて、自身の事を話した。
結果的に言えば、彼らからの質問はあまりにもなかった。
勿論、園田真理の方からは多くの質問があった。
オルフェノクの事。
父親の事。
なぜ、私が送られたのか。
それらの多くの疑問に対して、私が答えられるのは、オルフェノクの事に関してのみだ。
私自身、意識がはっきりしたのは、変身者が555へと変身した瞬間のみだった。
その後、変身者こと、乾巧は、あまり戦いには積極的ではなかった。
その理由を尋ねるが
「なんで、俺がそんな事をしなくちゃいけないんだ」
そう、はっきりと言う。
彼の言う事に関して、私は否定する事はできない。
彼の立場からしたら、いきなりオルフェノクの戦いに巻き込まれた。
そんな彼からしたら、嫌な気分になるのは当たり前だろ。
だがな。
「バッグの中は、確認すべきだぞ、バディ」
「んっ、この声は!」
それと共に、ようやく気づいたバディはそのままバッグから私を取り出した。
「またかよ」
「君達は持って行く前に、きちんと確認しておくべきだ」
「五月蠅ぇ、たく」
「君は、このまま彼女を放っておいても良いと思うかい?」
「どういう事だよ」
私は、そのまま疑問を投げかける。
「彼女の前では明かさなかったが、私を使用するには条件がある。
その条件、それは『オルフェノク』だ。
だからこそ、既に私は、君の正体を知っている」
「……だったら、なんだよ」
「だけど、私は、君と1つになって、分かっている。
君は、本当は心が優しい人物だと。
だからこそ、私は君をバディとして、選んだ」
「俺は、優しくなんてないよ」
そう、私から目を逸らすが
「ただ、このままバッグが向こうにあるのも嫌だからな」
「ふふっ、そうだな。
私が案内しよう。
幸い、彼女が使っているバイクの位置ならば、私が知っているから」
「あぁ、だったら、頼むよ」
その言葉と共に、私達はすぐに園田真理の元へと向かった。
だが、既に園田真理は新たなオルフェノクの刺客に襲われていた。
それは彼女なのか、それとも私が狙いなのか。
どちらにしても、このままでは危険だ。
そう判断したバディの判断は速かった。
バイクを走らせ、真っ直ぐとオルフェノクに激突した。
「あんた」
バディを見た園田真理は驚いた表情だが、それを余所に、バディは再びベルトを巻く。
『5・5・5』
『Standing by』
「変身!」
『Complete』
バディがベルトを装着すると共に、その姿を再び仮面ライダー555へと変身した。
バディの戦闘センスはさすがに高く、自身よりも巨体でパワーのあるオルフェノク。
ゾウの特徴があるのでエレファント・オルフェノクと呼ぼう。
奴を瓦礫の山に吹き飛ばす。
だが、瓦礫を吹き飛ばし、格闘態の下半身が巨象の胴体と四肢に変化したケンタウロスに似た姿へと変わる。
同時に、持ち前の怪力でバディを吹っ飛ばしたが、最期は園田真理を避難した車ごと圧し潰そうとしている。
「マジかよ、どうすれば」
『落ち着け、バディ。
こういう場合には、アシストギアを召喚するんだ』
「アシストギア?」
『私にコードを打ち込むんだ。
コードは4・1・3だ』
「コード?」
その言葉と共に、すぐに指示されたボタンを押す。
それと同時だった。
上空に浮かぶ、555支援用に開発された人工衛星「イーグルサット」が私からの電波を受信。
同時に眼前にとある物を転送される。
「これは」
『これこそ、アシストギア、ファイズポインターキャノンだ。
ここにファイズメモリーをセットするんだ』
「これにか?」
そう言いながら、ファイズポインターキャノンにファイズメモリーをセットする。
『READY』
同時にファイズポインターキャノンはバラバラに分離する。
「……おい、これどうするんだ」
『すぐに装着するんだ』
「装着って、あぁもぅ!」
そう言いながら、ファイズポインターキャノンを私の指示の元で装着していく。
「えっと、こっちは右で、こっちは左って、あぁもぅややこしい!」
『仕方ないだろ。
転送は自動だが、装着は手動だからな』
「そこは自動にしろっ!」
そう言いながらも、すぐに装着が完了する。
背中には、2つに分離したファイズポインター型のキャノンが装着されている。
『バディ、急げ』
「分かっているよ」
そう言いながらも、バディは慌てずに、私のENTERボタンを押す。
『Exceed charge』
鳴り響く音声と共に、ファイズポインターキャノンは自動的に敵であるオルフェノクに銃口を合わせる。
同時に、チャージが完了すると、そのまま真っ直ぐとエレファント・オルフェノクに向かって放たれる。
「なっ」
そして、その弾丸はエレファント・オルフェノクを完全に捕らえ、拘束したポインティングマーカー。
それと共に、ファイズポインターはそのまま後ろへと回る。
それによって、ファイズポインターから放たれるエネルギーの噴射で、そのまま宙を飛ぶ。
そして、ファイズポインターキャノンがブースターとなり、全開に加速を付けた飛び蹴りを放つ。
「はあぁぁぁ!!」
その一撃を真っ直ぐと受ければ、エレファント・オルフェノクは瞬時に灰になる。
「たく、面倒な事になって」
そう、面倒臭そうに言うバディ。
戦いは、未だに始まったばかりだ。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める