『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン   作:ボルメテウスさん

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呪いを壊す者

山手音楽大学にて、木場は、とある人物を殺す為に訪れていた。

 

知り合いである海道の夢を壊した人物を、殺す為に。

 

だが、待ち受けていた木場にとっては、予想外の人物がいた。

 

「あなたは」

 

「はぁい、もぅ、そんなに殺気を立てちゃ、駄目ですよぉ」

 

そう、木場の目の前に現れたのは、スマートブレインの社員の1人であるスマートレディだった。

 

彼女が、なぜこの場にいるのか、疑問に思っていると、彼女は、その手に持っているのはアタッシュケースを渡す。

 

「これは」

 

「我が社が開発した物の1つなんですが、扱いがとっても難しいんです。

どうしても実験をしたいと社長からのお願いで、あなたに渡すように言われましたぁ」

 

「僕に?」

 

その言葉に疑問に思いながら、木場はそのアタッシュケースを開く。

 

そこには携帯が1つ、そしてベルトがあった。

 

「これって、あいつが持っていたのと」

 

「そうなんですぅ。

あなたも既に知っていると思いますけど、それを使えば、オルフェノクよりも強い力を手にする事ができます!

けど、使いこなせなければ、死んでしまいますからぁ」

 

そうしている間にも、部屋に入る音が聞こえる。

 

見れば、そこには、この音楽学園での教授だった。

 

その教授が、海道の夢を壊した張本人だった。

 

「君達は」

 

「・・・話は全部聞いた。

なぜ、海道直也の夢を壊した」

 

「ふっ、私よりも才能がある人間は潰さなければならない。

そして、最も重い罰を与えなければならない。

分かるかね、そういう人間はただ手をかけるだけでは駄目だ。

才能を潰して、惨めに生きて貰わなければならない」

 

その言葉に、木場は顔を歪める。

 

それは、自然とベルトに手を伸ばしていた。

 

それが、オルフェノクを、同胞を殺す物だと分かっていた。

 

だが、今の自分には、必要な物だと。

 

「知っているかな、夢ってのは、呪いと同じなんだ。

途中で挫折した者はずっと呪われたままらしい。

あなたの、罪は重い」

 

その言葉と共に携帯を取り出す。

 

すると、まるで、木場の言葉に応えるように、画面が明るくなる。

 

『321』

 

自然と、木場は番号を入力する。

 

「変身」

 

そのまま、木場は腰に装着したベルトに携帯を装填する。

 

『COMPLETE』

 

鳴り響く音声。

 

それと共に、光と共に包まれると同時に、その姿が変わる。

 

顔はμを思わせる記号のマスクに、黒い装甲、そして紫色のフォトンブラッドが光る。

 

「わぉ」

 

それを見て、スマートレディは笑みを浮かべる。

 

「ふんっ」

 

同時に教授もまた、オルフェノクとしての姿を現す。

 

両手に鉤爪で構えたオルフェノクは真っ直ぐと、襲い掛かる。

 

それに対して、木場は、まるで冷静に。

 

手慣れたように、腰にある武器を手に取り、ミッションメモリーを装填する。

 

『READY』

 

鳴り響く音声と共に、紫色のフォトンブラッドの刃が展開され、襲い掛かるオルフェノクを斬り上げる。

 

「ぐぅ!!」

 

火花を散らし、オルフェノクは驚きを隠せなかった。

 

武器である鉤爪が、熔けていた。

 

それに、驚きを隠せなかった。

 

だが、それは木場も同じだった。

 

(なんでだ、俺は、このベルトの使い方が分かる)

 

それと共に、自然と動く。

 

元々、オリジナルのオルフェノクとして、その素質は高かった事もあった。

 

だが、その素早い動きは、戦っているオルフェノクの反応を越える程だった。

 

素早く、斬っていく。

 

それも腕を重点的に。

 

『そのまま攻撃したら、駄目だよ』

 

それと共に、脳裏に聞こえた声に、攻撃の手が緩んだ。

 

それを見て、オルフェノクはすぐに逃げ出す。

 

「待てっ」

 

すぐに追いかけようとした。

 

だが、すぐには追いつけない。

 

『腰にある携帯のENTERボタンを押して。

そうすれば、追いつける』

 

どこから聞こえたのか、分からない。

 

それでも、木場は、今はその言葉を信じた。

 

腰にある携帯に手を伸ばす。

 

『Exceed Charge』

 

その音声と共に、その手に持った剣を構える。

 

同時に真っ直ぐとオルフェノクへと近づく。

 

それと共に、素早くΜの字を一瞬で相手に切り刻む。

 

それによって、オルフェノクは一瞬で消滅する。

 

「これは一体」

 

そう疑問に思いながら、ベルトから携帯を取る。

 

そして、変身解除する。

 

「これは一体」

 

そう疑問に感じながら、ベルトを見つめる。

 

同時にそれを観察していたスマートレディも。

 

「ふぅむ、どうやらファイズちゃんみたいにすぐには仲良しさんという事にはならないみたいですね。

やっぱり、特例中の特例という訳ですか。

けど、どうやら変身はできたみたいですねぇ」

 

そう言いながら、足下にあるもう1つのアタッシュケースも見る。

 

「無理矢理ならば、変身はできますが、それじゃ、ベルトの本来の力は発揮れませんからねぇ」

 

その言葉と共に。

 

「さて、次は誰に渡しましょう」




次回は、本編では9話から10話を飛ばし、一気に11話へと飛びます。
理由としては、本編とは違い、スマートブレインに対して怪しんでいる事もあり、本編とは違う話になると考えた為です。
突然で、本当にすいません。

乾巧は

  • 草加を助ける
  • ミューを助ける
  • 2人を同時に止める
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