『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
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バディは、思い悩んでいる。
自分と同じ、人間の心を持つオルフェノクがいる事を知り、戦えなくなった。
その事に対して、園田真理と啓太郎が離れていく。
その事を、私は目を向けていた。
「……本当に、どうなっているんだろうな」
草加雅人は強い人間だ。
戦う相手の事を考えず、自分の強さを確認するように戦う。
そう、バディの前で告げた。
オルフェノクではない、人間から出たとは思えない言葉に対して、戸惑いは未だに隠せない。
だが、はっきりと私の中に恐怖が確かに植え付けられた。
そんな鬱憤を晴らすように、バディはバッティングセンターに来ていた。
自分の中の何かを吹き飛ばすように。
「……」
園田真理や啓太郎には相談する事ができない悩み。
それが、バディを悩ませている。
そんな悩みに手を差し伸べるように、ハンカチが差し出される。
「泣いている訳じゃない」
それに対して、バディは思わず突っ放す。
その言葉に対して、その人物は座る。
同時に何かを感じた、私は、思わず目を向ける。
それは、丁度、相手の方も同じだった。
いや、正確には、バディにハンカチを渡した相手ではない。
「「なっ」」
「「えっ」」
重なる声。
それは、バディも同じだった。
携帯画面から顔が出てくる。
その相手は私は知っている。
「ミューなのか」
「もしかして、ファイズなの!」
私の驚きの声。
それに笑みを浮かべるミュー。
「ミュー、もしかして、彼は」
「そう、私達の中で最後に生まれた末っ子のファイズだよ!
まさか、こんな偶然があるなんて」
そう、感激するミュー。
それと共に。
「じゃぁ、あんたが、あの時の」
「君が、ファイズ」
そう、互いに驚きを隠せないように見つめ合う。
「……そうか、お前、あの時は彼女を護ろうと」
「君も、あのもう1人のライダーから護ってくれたよね。
そんな君はなんで」
「……色々とな」
そう言いながら、バディは上を向く。
「そうか、色々と。
それじゃ、君がファイズならば聞きたい。
あの夜、なんで海道を倒そうとした。
やっぱり、オルフェノクだったからなのか」
「あの夜?」
「蛇のようなオルフェノクだ」
「……あいつか。
あの時、あいつは人を殺していた」
「それはっ、本当なのか?」
それには、向こうは驚き、目を見開く。
「本当だ。
だけど、少し訂正するならば、彼は正当防衛だった。
それは夜の闇で分からなかった」
「そうだったのか、いや、そういう事情だったら、仕方ないかもしれない」
「お前は、あの時の馬のオルフェノクか」
「うん」
「そうか、悪かったな」
「気にしないで、君からしたら、人を襲う怪物だったから」
「あぁ、けど、今はそれも分からなくなった」
それには、バディは俯いた。
「あの子が、人殺しをしたのは今でも嫌になる。
けど、それをさせたのは、周りにいた奴らだ。
環境が怪物を産んだのか、元々怪物だったのか」
「それは、分からない。
俺も」
同時に何か心当たりがあるように、ミューのバディは俯く。
「俺も人を殺した。
けど、今ではあの時を後悔している」
「殺したか。
けど、あんたは、それを自分で許せていないようだな。
いや、それを言えば、俺も同じかもな」
「同じ」
「あぁ、オルフェノクを、殺してきた。
どんなに言っても、俺は人殺しだ」
「……そうだね、俺も同じだ」
ライダーとして、変身し、戦った。
それはつまり、その罪は確かにあるという事。
互いに晴れない心が交差していた。
そんな、バディの元に着信が。
それは、啓太郎からだった。
「啓太郎か?」
バディの代わりに、私が出る。
「ファイズ! 大変だよ、オルフェノクがっ」
「っ」
それに対して、バディは一瞬、動揺する。
「何が」
「知り合いが、オルフェノクに会った」
それが気になったミューのバディは聞いてきたので、簡単に私が言う。
「俺も行こう」
「いや、お前には「関係ある」っ」
「これは、俺にも関係しているから。
オルフェノクとして」
その言葉を聞いて、バディもまた頷く。
それと共に、私達はすぐに現場へと向かって行く。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める