『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
バディと木場との共闘。
それは、想像よりも良く、これからは良き方向だと思う。
だが、バディは木場の正体を園田真理達に話さない。
それは、別に園田真理と啓太郎を信用していない訳じゃない。
だが、草加雅人、彼に教えるのは危険だと判断した。
理由は単純。
バディが、草加雅人のオルフェノクに対する姿勢だ。
オルフェノクに対しては徹底して冷徹な態度を貫き、長田結花が善意あるオルフェノク達に対してもそれは変わらない様子だ。
ならば、木場と協力関係を築けるかと言えばそうではない。
むしろ、その逆の可能性の方が大きいだろう。
木場にその気は無くとも、結果的にそうなってしまう可能性があるのだ。
バディは、木場が危険が及ばないように動く事を優先させたいと考えている。
それは、木場も承諾してくれた。
「それにしても、まさか巧に友達ができるなんてね」
そう言いながら園田真理は雑誌を見ながら、言う。
木場が変身したライダーの正体については、言わない約束だと言ったら、少し不服そうな様子だったが、納得した様子であった。
「友達ねぇ、どうなんだろう」
そんな園田真理の言葉に対して、バディは少し思い悩んでいた。
「あれ、たっくんの友達になったんじゃないの、あの仮面ライダーは?」
バディのその言葉に対して、啓太郎は思わず問いかける。
それに反応するようにバディは寝転んだまま、答える。
「分からねぇよ、そんなの。俺に、友達なんていた事ないから」
これまで、人を遠ざけていたバディにとって、友達がどうなのか。
それが分からなかった。
「えっ、酷いよたっくん!
俺達はもう友達じゃないか」
啓太郎はそう、バディに対して言う。
「お前が、俺の友達?
ないな」
バディはその言葉を一蹴する。
「ひどっ!」
それを聞いて、ショックを受けている啓太郎を見る。
「真理ちゃんは、俺の事を友達だと思っているよね!」
「えっ」
啓太郎は、そのまま園田真理に対して、質問してくる。
「あぁ、どうなんだろう。啓太郎が友達って言われると」
そう、園田真理は微妙そうな顔をしていた。
「真理ちゃんまでぇ」
そんな二人を見て、バディは呆れたような表情を浮かべて呟く。
「まぁ、別に友達じゃなくても良いだろ。
なんだ、その、同居人としては、本当に助かっているから」
「あっ、それだったら、私も。啓太郎が家事とかやってくれて、本当に助かっている」
「えっ、そう? いやぁ、そう言われると、照れるなぁ」
そう、バディと園田真理は言うが。
「それって、いわゆる、家政婦ではないだろうか」
「お前は少し、黙っていろ」
そう、バディは私を小突いて来る。
だが、事実なのだから仕方がないではないか。
私は、そう思いながらも口をつぐむ。
それにしても。
「……」
「何かあったのか?」
「草加雅人の事についてだ」
「草加君?
そう言えば、まだ帰ってきていないけど、ファイズ、何か連絡があったの?」
「いや、草加雅人本人からは聞いていない。
だが、カイザから連絡があった」
「カイザから?
なんだって?」
その言葉と共に、私は思い出す。
カイザが、あの時に言った言葉を。
「……デルタが、最初のベルトが見つかった」
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める