『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
「裏切り者のオルフェノク。
確かに、そんな人達が味方になってくれたら、心強い」
先日の話で決まった事を、私達は木場に話していた。
その事については、木場も頷いていた。
「だけど、その、彼らが戦うかどうかは、彼らに任せて欲しい。
俺達のように、自分から戦いたいと思う人達ばかりだとは限らないから」
「俺達だって、戦いたくて戦っている訳じゃない。
けど、まぁ、無理を強いるのも駄目だからな」
木場の意見に関しても、バディも思う所もあってか、頷く。
「それにしても、なんで、俺達がこんな事をしなきゃいけないんだ」
「まぁ、確かに偶然が凄かったからね」
それは、啓太郎のいつもの人助けでピザハウスのバイトを行う事になった。
だが、その時になって、運が悪かったのか、バイトをしていた全員が風邪を引いてしまった。
だからこそ、代役として、バディと木場の2人がバイトを行っていた。
「それにしても、何というか」
「うん、驚きだよね」
それは偶然だった。
ピザハウスのマスター。
彼は、オルフェノクだった。
その時には警戒していたが、彼自身からは悪意はまるで感じられなかった。
「・・・乾君は、マスターを」
「誘う訳ないだろ、どう見ても、戦えそうに見えるか?ピザを作るのにあんな一生懸命な奴を」
「バディは、そういう夢を持つ人物が好きだからな」
「へぇ、そうなんだ、なんだか意外」
「お前らは、仕事中は黙っていろ」
そう、私達はマスターから見えない角度で話していると、そのままバディによって閉じられてしまう。
「すいません、お届け物です!」
「はーい」
すると、何やら宅急便が届いたらしい。
それに対して、疑問に思いながらも、取り出したのは木箱だった。
「なんだ、これは?」
「ワイン?マスターが頼んだのか?」
「そんな訳ないだろ、この店に出すとしても高すぎて出せないよ」
そうマスターは呆れたように笑いながら言う。
だが、その時、私は思い出した。
イオタから貰ったラッキークローバーに関する情報を。
「・・・とぅ!」
「なっ、おい、何をしているんだ」
「えっ、携帯が、立った!?」
私は客側からは見えないように変形すると同時にすぐにファイズポインターを装着し、窓の外を確認する。
すると、窓の外に見えたのは、車に乗った二人の男女。
その内の、女性には見覚えがあった。
「これは、危険だ」
「どういう事なんだ?」
「おい、バイト、なんだよ、その携帯は」
マスターはすぐに問い詰めて来るが、私はすぐに向き合う。
「窓の外に、ラッキークローバーがいる」
「っ」
同時にバディはすぐに外を見つめる。
「あの女は」
「それは、本当なのか」
そう、木場も驚きを隠せないように聞いてくる。
「おい、お前ら、なんで、それを」
「・・・マスター、ここでは客に聞かれたらヤバい。
何よりも、すぐにここから出よう」
「何を言っているんだ」
「このままじゃ、お客さんが、戦いに巻き込まれる」
それと共に、バディ達が見つめた先をマスターも目を向ける。
同時に、事態を察した。
「お前達、まさか」
「同じオルフェノクだ、だけど、人を襲いたくない」
「あなたと同じです」
「本当なのか、でも、この状況、どうすれば」
まさに、危機的状況なのは、マスターが感じた通りだ。
だけど。
「バディ、これは確かにピンチだが、同時にチャンスだ。
おそらくは、あのオルフェノクは」
「裏切り者のオルフェノクのデータを持っている。
だとすれば、ここで」
「だけど、それじゃ、マスターが」
それは、マスターの夢を潰す事に繋がるかもしれない。
その事に、私達の、これからの戦いに繋がるだろう。」
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める