『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
「ぐっ」
バディは眼前にいる2体のオルフェノクを相手に、苦戦を強いられている。
一体は、以前の戦いでバディを追い詰めたロブスターオルフェノクであり、そのフェンシングを思わせる細い剣による攻撃はかなり厄介だ。
そして、もう一体のオルフェノクのスコーピオンオルフェノクはフレイルによる攻撃はかなり厄介だ。
フレイルによる一撃を、なんとかイオタシールドで受け流す事で直接の攻撃を防ぐ事はできた。
しかし、ロブスターオルフェノクは、その隙間を狙うように突いていく。
その為、ロブスターオルフェノクの攻撃を防ごうとすれば、スコーピオンオルフェノクのフレイルによる攻撃で大きなダメージを受けてしまう。
イオタの能力のおかげで、決定的なダメージを受けずに済んでいるが、それでもこのままでは危険な状況だ。
だからと言って、木場からの救援は望めない。
木場が眼前に戦っているセンチピードオルフェノクの鞭による攻撃に対して、対応するのがやっとだ。
このままでは危険な状況。
その時だった。
何かがこちらに投げられた。
それは攻撃ではない事はすぐに分かった。
困惑を隠せないバディを余所に、投げられた方向を見る。
そこに立っていたのは、行方不明になっていた草加雅人だった。
「それを使え」
何時戻ってきたのか、分からず、困惑する。
だが、このアイテムがこの状況を打開できるのか。
「やってみるしかないなっ!」
その言葉と共にバディは一瞬の判断で、イオタシールドをそのまま投影する。
それによって、驚きを隠せないスコーピオンオルフェノクは、その攻撃をなんとか防ぐ。
同時に手に持ったファイズエッジでロブスターオルフェノクを薙ぎ払う。
決定的なダメージではないが、確かな隙を作る事ができた。
瞬時に、バディはイオタのミッションメモリーと、先程草加雅人が渡してきた時計に装着されていたミッションメモリーをセットする。
『COMPLETE』
鳴り響く音声。
それと共に変化する。
ファイズの身体に駆け巡る赤いフォトンブラッドは銀色に変わり、目の色は真っ赤に染まる。
同時に胸アーマーが上に上がり、装甲が剥き出しになる。
「これはっ」
同時に私に私の演算能力は急激に上昇する。
それと共に、バディの視界を通じて、敵のオルフェノクのラーニングする事ができた。
「バディ」
「あぁ、分かっている」
同時にバディは腕に装着されているファイズアクセルのスイッチを押す。
それと共に一瞬だっただろう。
「なっ、ファイズが赤くっ」
10秒。
「なっ、ファイズがっ、なぜっぐっ!?」
その間に、ロブスターオルフェノクとセンチピードオルフェノクに大きなダメージを与え、それと共にスコーピオンオルフェノクを倒す事に成功した。
それは、ファイズアクセルの力だった。
スタータースイッチを押すと自分の動きが10秒間だけ1000倍に加速した「アクセルモード」となった。
その間に、バディは手に持ったファイズエッジを使い、一気に勝負を終わらせた。
そして、2体のオルフェノクを生き残らせたのには訳がある。
「これだね」
「あぁ」
バディと木場は、2体のオルフェノクの近くに落ちている装置を手にする。
そこに書かれていたのは、確実に裏切り者のオルフェノクのリストだった。
「お前達、まさか最初からそれが目的でっ」
「ここは退散するしかなさそうね」
同時に、この状況で、不利だと判断したオルフェノク2体はすぐに逃げていった。
「追わないのか」
「なんだか、身体がだるい」
アクセルフォームは、驚異的なスピードと同時にかなり体力を消費する。
バディと相性の良い姿だったから、できた姿だ。
それと共にバディは草加雅人の方へ向こうとしたが、既にその姿はなかった。
「・・・あいつ、今まで、どこに行ったんだ」
目的は確かに達成はできたが、それでも未だに謎は多い。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める