『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
バディと共に、店に帰ってきた私達に知らされたのは、新たなバイトを雇ったという啓太郎からの知らせだった。
さすがに、新しいバイトに、私達を知らせる訳もなく、バディはそのまま隠すようにしていた。
「むっ」
それと共に感じた感覚。
それは、誰かが呼んでいる。
丁度、少し離れた場所。
バディ達からは見えない場所。
そこに向かった。
そこに立っていたのは、一つの影。
その身体は、私達のような人影ではなく、犬や猫のような四足歩行を思わせる機械。
それが、何なのか、私は知っている。
「久し振りですね。
いえ、あなたには記憶はなかったんですね」
「まさか、デルタなのか、という事はっ」
その言葉と共に、私は思わず、新しいバイト、木村沙耶を見る。
まさか、あの時、カイザが言っていたのは、そういう意味だったのか。
「ファイズ、悪いですが、今、彼女の正体を君のバディには明かさないでください」
「それは、一体」
「彼女は、戦いが嫌になったんだ」
「そうなのか」
デルタの言葉に対して、私は思わず納得してしまう。
彼女を、この場で少し会話しただけでも、その穏やかさは伝わる。
「事情は理解できた。
だが、それならば、なぜわざわざバディの元に?」
「・・・始めに、彼女も流星塾のメンバーに私を貸した。オルフェノクから、仲間を守る為に行動した。それは間違いなく善意だろう。けど、善意で行った行動が必ず良い結果になるとは限らない。それは、君自身も見て、既に知っているはず」
その言葉に確かに頷くしかなかった。
あの瞬間に見た流星塾のメンバーの様子から考えても否定はできない。
仲間意識の高かったはずの流星塾のメンバーが、デルタを巡って争っていた。
「私自身、この機能は取り外したくても取り外せない。
そう、システムの奥に組み込まれており、外せば、デルタとして、戦う事も不可能となる」
「それは、確かに」
私達自身に組み込まれたシステムは、私達では外す事ができない。
だからこそ、デルタにとっては必要ないシステムでも、外せない。
「それで、なぜバディの元に来たんだ?」
「他の流星塾のメンバーから聞いていた。ベルトの力に飲み込まれていないという乾巧に。だからこそ、私を託すべき相手かどうか、確かめに来た」
「そうだったのか」
その言葉に、私自身も納得した。
「ならば、存分に確認してくれ。バディは、きっと君達も信頼できる相手だ」
「とても自信がある様子ですね」
「勿論だ」
そう、私は頷く。
「ならば、見させて貰います。
あなたのバディを」
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める