『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
園田真理を無事に病院に届け、終え、待合席で私とバディと啓太郎は、待つ事になった。
啓太郎は、先程のオルフェノクに関して、気になっているのか、バディに質問をしていく。
それに答えるつもりはないバディに変わって、私が答えるようにしていた。
「それにしても、オルフェノク。
その話が本当だったら、今もどこかで人を襲っているかもしれないし」
「だから」
「だからって、なんとかしなくちゃって。
ファイズは、何か知らないの」
「すまないが、私も、私自身全てを知っている訳ではない。
私が知っているのは、オルフェノクに関する僅かな情報ぐらいだ」
「そうなんだ」
それと共に啓太郎は言うが。
「だけど、ファイズがいれば、人助けができるんだね」
「・・・残念ながら、私はあくまでも使用者によって、使い方が変わる。
私自身が望まなくても、変身をされてしまう可能性もあるから」
「そうなんだ。
けど、だったら。
それに、君も」
「なんで、俺がやらないといけないだよ」
それと共に、目線はバディへと向ける。
「なんで、そんな態度なの。
お腹痛いの、名前聞いても良いかな?
俺、菊池啓太郎、君の名前は?」
「なんで、男同士で名前を言わなくちゃいけないだよ」
それだけ言うと、バディは相変わらす、目から逸らす。
それと共に、園田真理が、診察室から出てくる。
「へぇ、待っててくれたんだ。
まだ、人の心は残っていたんだ」
そう、まだバディがいる事に対して、わざと挑発するように言う。
それに対しては。
「前に約束したからな。
お前の怪我が治るまではいるって」
「・・・そっか」
バディの素っ気なくも、約束を守ってくれるという言葉に、少なくとも笑みを浮かべる。
それから、近くに宿がないという事もあってか、公園で座る。
「なんで、平気そうなの」
「平気って言う訳じゃないけどね。
まぁ、何かあったら、ファイズがいるしね」
その日は野営。夕焼けを背にカップ麺を食す事にした。
そこで、バディはカップ麺を食べておらず、猫舌だという事もあるだろう。
「バディ、適温まで、あと3分だ」
「いちいち、教えなくて良い」
そうバディは言いながらも律儀に時計を見ている。
「ねぇ、やっぱり東京まで会いに行く必要があるよね」
「嫌だよ、なんで俺がそこまでしなくちゃいけないんだよ」
そう言ったバディの言葉をきっかけなのか、そのまま3人の雰囲気は、あまり良くなかった。
啓太郎自身は、自分の正義感に従ってか。
園田真理は、どこか目的の為なのか。
そして、バディは、何か心に抱えているのか。
どこか自分の事しか見ておらず、その会話は機械であるはずの私にとっては息苦しい。
「それではすまないが、私はスリープモードに入る。
さすがに連続での戦闘でエネルギーを消耗したから」
「あぁ、勝手に寝てろ」
そう私は告げると共に、ゆっくりとスリープモードへと入る。
これまでの情報を含めて、整理したい事もあり、私はそのまま人間で言う所の眠りに入った。
そうしている時だった。
『COMPLETE』
「むっ」
聞こえた音声。
同時に、私の意識は強制的に覚醒する。
周りの状況を把握する限りだと、どうやら変身をしているようだ。
だが、この感覚は、バディではない?
周りを見ると、バディに園田真理に啓太郎。
そして、見た事のないオルフェノク。
「威張りすぎなんだよ、お前」
そう、555に変身していると思われる人物が、オルフェノクを襲う。
どうやら、仲間同士だったと思われるが、そこには何の躊躇もなく、あっさりと倒す。
まさか、私がスリープモード中に、起きていたとは。
「次はお前だ」
これは、まずい。
早く、しなければ。
そう思うと同時に私はすぐに行動を行う。
しかし、スリープモードから起きた事で、僅かなタイムラグがある。
逃げる以外に方法がない3人だが、バディが立ち止まる。
「何だよなんでこんな時にあいつの寝言思い出すんだよ!」
どうやら、昨夜、何かあったらしい。
バディはそのままバイクで555に突撃をかけるが、そりゃもう見事なまでに殴り倒される。
啓太郎も、鉄パイプで殴り掛かるが、まるで話にならない。
「もぅ、やだよ」
「すまないな、待たせて」
「なんだ、この声は?」
そう、疑問に思った555だが、次の瞬間、変化が起きる。
555に走っていた赤いラインは消え、色が無くなった。
「なんだ、ぐっ!」
それは、555のエネルギー源となっていたフォトンブラッド。
それを強制的に止めた。
それによって、今の555はただの頑丈な鎧。
それもかなりの重量があるだけの物だ。
拘束具と変わりないそれは、邪魔でしかない。
そして
「接続完了!」
同時に私は先程まで接続していた機械を起動させる。
それは、ここまで園田真理を乗せていたバイク。
そのバイクはそのまま変形し、そのまま蹴り上げる。
その衝撃と共に、吹き飛ばされた555からベルトが外れ、私の手元に来る。
「えっ、バイクが」
「変形、完了!!」
「えっファイズ!
なんで、バイクから」
「緊急事態だったからね。
こうして、オートバジンをバトルモードへと変形させた」
「そんな機能があるんだったら、最初から使えよ」
「どちらもオートバジンから離れていたからな。
それよりも、バディ、受け取りたまえ」
そう言い、バディにそのままベルトを渡す。
「たくよぉ」
そのままバディは呆れながらも、私を開いて、変身コードを入力する。
「変身!」
『COMPLETE』
その音声と共に、今度こそ、本当の意味での555となる。
「おい、さっさと決めるぞ。
なんかあるか?」
「それならば、コード818を入力したまえ」
「これか?」
そう言いながら、コードを入力したバディ。
同時にこちらに向かって、飛んできたのは、掃除機だった。
「おい、これをどうしろって言うんだよ!!」
「一気に決める為のギアだ。
このギアは」
「あぁ、もぅ、これにこれを入れるって、どこに入れるんだよ!!」
「ちょっと、巧、何をしているのよ」
「五月蠅い、こいつがややこしいのを!!
あぁ、もぅ、お前ら、入れる箇所、探せ!!」
「えっちょ!!」
そのままバディはミッションメモリーを乱暴に渡すと、そのままオルフェノクに向かって行く。
「まったく、あの馬鹿は。
というよりも、あれ、これ、本当にどこに入れるの?」
「えぇっと、どこに入れるんだぁ?
まったく分からないよぉ」
そう、バディは、オルフェノク相手に圧倒している間にも、園田真理と啓太郎は、新たなギアが、どこにミッションメモリーを入れるか、悩んでいるが。
「園田真理に啓太郎」
「「なに?」」
「ミッションメモリーは、ここに入れるんだぞ」
そう言い、私はオートバジンのハンドルを外し、そのままギアにセットする。
同時にミッションメモリーをハンドルに挿入する事を教えると。
「「「そういうのは早く言え!!!」」」
「説明する前に、勝手に慌てたではないか」
それと共にミッションメモリーを挿入する事によって、巨大な刀身が現れる。
同時にバディはそれを手に持つ。
「なんだよ、これ?」
「ファイズストライクブレード。
ファイズエッジの切れ味を上げる事に成功した物だ。
ただし、その分、取り扱いには注意だ」
「そんなの、これを見たら、一発だよ」
そう、巨大な刀身を見ながら、呆れるバディ。
そう言いながら、そのまま腰に手を伸ばす。
『EXCEED CHARGE』
その音声と共に、ゆっくりと構える。
刀身にはエネルギーが溜まり、それをゆっくりと構える。
それと共に完全にエネルギーが溜まるのを感じたバディはそのまま、剣を振り下ろす。
振り下ろされると共に、刀身は巨大になり、そのままオルフェノクを真っ二つに斬り裂く。
「ふぅ」
それによって、戦いは終わりを迎える。
「それにしても、一体何があったんだよ?」
「後で話してやるよ。
どうせ、東京に行くしな」
「それって」
そう、どうやら私がスリープモード中に騒動があったらしいが、この雰囲気を見る限り。
「雨降って、地固まるか」
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める