『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
園田真理から連絡を受けたバディは、すぐに向かった。
園田真理が、連絡を受けた時には、近くに草加雅人がいた為、早く向かわなければ、おそらく彼によって、邪魔される。
そこには、確かに澤田がいた。
そこでの会話も、既にバディは聞こえていた。
「俺は、人間の心を捨てる為に、完全にオルフェノクになる為に、君を殺す」
「澤田君、何を言っているの」
駆けつけたバディには、確かにその言葉が聞こえた。
「嘘、なんでっ、そんなの嘘っ!あなたは優しい人だって!」
「嘘じゃない!」
その叫びと共に、園田真理の前で、スパイダー・オルフェノクへと変わった澤田の拳が襲い掛かる。
ファイズに変身していては、間に合わない。
「っ!」
だからこそ、バディの決断は早かった。
真っ直ぐと、園田真理の元に間に合う為に、
バディは、オルフェノクとしての姿となって、園田真理の前に立つ。
「えっ」「はぁ!」
襲い掛かってきた澤田の拳を、バディが受け止める。
そして、そのまま跳ね返す。
「なっ、お前は」「巧なの」
それに対して、園田真理も、澤田も驚きを隠せない様子だった。
「・・・そうだ、これが、俺が話さなくちゃいけない事だ」
その悲しい声と共に、オルフェノクとしての姿から人間への姿に戻る。
「何時からなの」
「幼い頃、事故で1度死んだ。
その時から、既にオルフェノクとなっていた」
「・・・オリジナルなのか、お前は」
「そのオリジナルが何かは知らないが、そうだ。
こんな力、欲しくて手に入れた訳じゃない」
そう、バディはその手を強く握り締める。
「ねぇ、ファイズ」
「何かな」
「知っていたの」
そう、園田真理は、私に問いかける。
「ファイズギアを変身する条件は特定の人間しか操る事ができない。
それは、以前も話した」
「それが、オルフェノクだったんだ」
それに対して、園田真理は少し納得するように頷くと共に、私に近づくと、そのままデコピンをする。
「あっ痛っ!?」
「だとしても、なんだか、詐欺師みたいで、少し嫌だった。
今度からは止めてよね」
「さっ最善を尽くします」
そう、私は、思わず頷く。
「だけど、少し分かった気がする」
「分かったって」
「ファイズは特定の人間しか変身する事はできないって。
それって、オルフェノクもまた人間という事なんだよね」
「なっ何を言っているんだっ」
澤田は、その言葉に対して、目を見開く。
「だって、オルフェノクでも、人間の心を持っていれば、人間なんだよ。
例え、身体が別だったとしても、人間なのは変わらない」
「そんな訳っ」
「あぁ、もう、面倒くさい!」
それと共に、バディは頭を掻いた。
「お前は、なんで、そんなに人間の心を捨てたがっているんだ!
それは、俺が、俺が一番欲しい物なのにっ」
「お前がっ」
その発言は、澤田にとっては驚きを隠せないだろう。
「何よりも、それは、お前の本当に望んでいた事なのか」
「俺が望む事」
そう言い、澤田は、自分の手を見つめる。
「だとしてもっ、俺はもぅ後戻りできないっ、俺は、沢山「だったら」っ」
そう言ったバディが取り出したのは、一つのベルト。
それを押しつけた。
「これで、償え。
俺には、他にどう償うのか、分からないけどな」
そう、渡された物を見る。
澤田は、それを呆然と見ていた。
「あら、面白いのを見れると、期待していたのに」
そう言って、現れたのはロブスターオルフェノクとその部下だと思われるオルフェノク。
まさか、これを見られていたとは。
「とんだ茶番を見せられたわ。
悪いけど、あなたもここで死んで貰うわ」
そう、ロブスターオルフェノクは、その手に持ったレイピアを、こちらに向ける。
「・・・俺にも、償えるのか」
「それは、お前次第だ」
そう、バディは呟く。
「・・・俺に、力を貸してくれるか」
『及第点ね。あなたが本当の意味で、その意思が硬いならば、見せて貰いましょう』
そう、澤田もまた、覚悟を決めるように、イオタを、腰に巻く。
同時に私達に変身コードが入力される。
「「変身」」『COMPLETE』
鳴り響く音声。
それと共に、バディはファイズに。そして澤田はイオタに変身する。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める