『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン   作:ボルメテウスさん

48 / 66
捨てた思い、欲しい思い

園田真理から連絡を受けたバディは、すぐに向かった。

 

園田真理が、連絡を受けた時には、近くに草加雅人がいた為、早く向かわなければ、おそらく彼によって、邪魔される。

 

そこには、確かに澤田がいた。

 

そこでの会話も、既にバディは聞こえていた。

 

「俺は、人間の心を捨てる為に、完全にオルフェノクになる為に、君を殺す」

「澤田君、何を言っているの」

 

駆けつけたバディには、確かにその言葉が聞こえた。

 

「嘘、なんでっ、そんなの嘘っ!あなたは優しい人だって!」

「嘘じゃない!」

 

その叫びと共に、園田真理の前で、スパイダー・オルフェノクへと変わった澤田の拳が襲い掛かる。

 

ファイズに変身していては、間に合わない。

 

「っ!」

 

だからこそ、バディの決断は早かった。

 

真っ直ぐと、園田真理の元に間に合う為に、

 

バディは、オルフェノクとしての姿となって、園田真理の前に立つ。

 

「えっ」「はぁ!」

 

襲い掛かってきた澤田の拳を、バディが受け止める。

 

そして、そのまま跳ね返す。

 

「なっ、お前は」「巧なの」

 

それに対して、園田真理も、澤田も驚きを隠せない様子だった。

 

「・・・そうだ、これが、俺が話さなくちゃいけない事だ」

 

その悲しい声と共に、オルフェノクとしての姿から人間への姿に戻る。

 

「何時からなの」

「幼い頃、事故で1度死んだ。

その時から、既にオルフェノクとなっていた」

「・・・オリジナルなのか、お前は」

「そのオリジナルが何かは知らないが、そうだ。

こんな力、欲しくて手に入れた訳じゃない」

 

そう、バディはその手を強く握り締める。

 

「ねぇ、ファイズ」

「何かな」

「知っていたの」

 

そう、園田真理は、私に問いかける。

 

「ファイズギアを変身する条件は特定の人間しか操る事ができない。

それは、以前も話した」

「それが、オルフェノクだったんだ」

 

それに対して、園田真理は少し納得するように頷くと共に、私に近づくと、そのままデコピンをする。

 

「あっ痛っ!?」

「だとしても、なんだか、詐欺師みたいで、少し嫌だった。

今度からは止めてよね」

「さっ最善を尽くします」

 

そう、私は、思わず頷く。

 

「だけど、少し分かった気がする」

「分かったって」

「ファイズは特定の人間しか変身する事はできないって。

それって、オルフェノクもまた人間という事なんだよね」

「なっ何を言っているんだっ」

 

澤田は、その言葉に対して、目を見開く。

 

「だって、オルフェノクでも、人間の心を持っていれば、人間なんだよ。

例え、身体が別だったとしても、人間なのは変わらない」

「そんな訳っ」

「あぁ、もう、面倒くさい!」

 

それと共に、バディは頭を掻いた。

 

「お前は、なんで、そんなに人間の心を捨てたがっているんだ!

それは、俺が、俺が一番欲しい物なのにっ」

「お前がっ」

 

その発言は、澤田にとっては驚きを隠せないだろう。

 

「何よりも、それは、お前の本当に望んでいた事なのか」

「俺が望む事」

 

そう言い、澤田は、自分の手を見つめる。

 

「だとしてもっ、俺はもぅ後戻りできないっ、俺は、沢山「だったら」っ」

 

そう言ったバディが取り出したのは、一つのベルト。

 

それを押しつけた。

 

「これで、償え。

俺には、他にどう償うのか、分からないけどな」

 

そう、渡された物を見る。

 

澤田は、それを呆然と見ていた。

 

「あら、面白いのを見れると、期待していたのに」

 

そう言って、現れたのはロブスターオルフェノクとその部下だと思われるオルフェノク。

 

まさか、これを見られていたとは。

 

「とんだ茶番を見せられたわ。

悪いけど、あなたもここで死んで貰うわ」

 

そう、ロブスターオルフェノクは、その手に持ったレイピアを、こちらに向ける。

 

「・・・俺にも、償えるのか」

「それは、お前次第だ」

 

そう、バディは呟く。

 

「・・・俺に、力を貸してくれるか」

『及第点ね。あなたが本当の意味で、その意思が硬いならば、見せて貰いましょう』

 

そう、澤田もまた、覚悟を決めるように、イオタを、腰に巻く。

 

同時に私達に変身コードが入力される。

 

「「変身」」『COMPLETE』

 

鳴り響く音声。

 

それと共に、バディはファイズに。そして澤田はイオタに変身する。

乾巧は

  • 草加を助ける
  • ミューを助ける
  • 2人を同時に止める
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。