『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
バディはファイズに、澤田はイオタへと変身を完了する。
それを合図に、眼前にいる2体のオルフェノクは襲い掛かる。
ロブスターオルフェノクは、すぐにその手に持ったレイピアを澤田に向けて放つ。
だが、澤田は瞬時にミッションメモリーを、腕に装着されているイオタシールドを起動させると共に、防ぐ。
バディもまた、ロブスターオルフェノクが連れてきたもう一体のオルフェノクであるソードフィッシュオルフェノクの攻撃を避ける。
そのオルフェノクは、両手に持つ長剣を器用に操りながら、バディに斬りかかる。
「なるほど、これは結構使えるなぁ!」
そうしている内に、イオタシールドを、澤田はなんとソードフィッシュオルフェノクに向けて、投げる。
その行動に対して、敵側は完全に意表を突かれた形となって、手に持っていた二つの武器ははたき落とされる。
「だけどっ」
そう、ロブスターオルフェノクがすぐに追撃しようとしたが、スパイダー・オルフェノクとしての戦い方が備わっているのか、器用に避けると共に、すぐにイオタシールドを取る。
澤田が変身していたスパイダー・オルフェノクの武器が手裏剣のような武器という事もあり、かなり器用な動きが取れる。
「ぐっ、だがっ「あぁ、終わりだ」『Exceed Charge』なっ」
ソードフィッシュオルフェノクは、決定的な隙を生み出した。
既にバディはファイズショットを装備しており、そのまま懐に飛び込むと同時に、ソードフィッシュオルフェノクに攻撃する。
それが必殺の一撃となったのか、瞬く間にソードフィッシュオルフェノクは、灰となった。
「ちっ」
これにより、数の差はこちらが有利になった。
ロブスターオルフェノクは、すぐに両手から次々とエネルギー弾を放つ。
それに対して、澤田が素早くバディと園田真理の前に立つ。
「乾!」「あぁ」
それと共に、バディもまたすぐに私にコードを打ち込む。
『278』
入力された番号と共に、バディは足下に転送されたボックスを拾い上げ、そのままファイズショットごと装着する。
それによって、ボックスはそのまま巨大な拳へと変形する。
『Exceed Charge』
鳴り響く音声。
同時にバディと澤田が走り出す。
「くっ」
ロブスターオルフェノクが、バディに向けて、次々とエネルギー弾を放つ。
だが、澤田がその攻撃を的確に、受け流していく。
バディには一切当たらず、そして、それは奴にとっては完全な死角となる場所へと移動する。
「しまっ「はあぁぁぁ!」ぐっ」
強化されたファイズショットの一撃。
それは確実にロブスターオルフェノクを吹き飛ばす。
そのまま海へと吹き飛ばされていた。
「あれで、倒せたか」
「それはどうかな、奴はラッキークローバーだ。
生きている可能性はあるだろう」
それと共に、イオタの変身を解除する。
「澤田君」
「・・・真理、君は、あの同窓会の事を覚えているか」
「えっ同窓会?
それって、確か」
同時にバディの顔を見る。
「・・・私、少しだけど思い出した。
巧が、あの場所にいた事を。
ねぇ、巧も澤田君も、あの日、何か起きたのか、知っているの」
そのまま園田真理は聞いてくる。
「俺は、あの時、オルフェノクが襲っていた。
だから、止めようとした。
その内、一人は」
「・・・ある意味、俺達の同級生の1人を殺したのは、確かに乾だろう。
だが、そいつは最初からスマートブレイン側で、俺達を殺そうとした」
「そんな」
その事実に、園田真理は信じられないように見つめる。
「・・・既にここまで来た。
隠しても、分かってしまうだろう。
だけど、聞くとしても、覚悟がある奴だけにしてくれ」
「・・・」
それと共に園田真理の脳裏には、あの時、先生と呼ばれた人物は、何かを知っていた。
「・・・分かった。
皆の中で、話をしたい人を集める」
「そうか、だけど、雅人は呼ぶな」
「なんで」
「・・・おそらくは、邪魔をする。
確実にな」
それだけ言い、澤田はその場から去る。
「澤田君、一緒に戦ってくれるのかな」
「大丈夫だ。
何よりも、今のあいつには、相談が乗れる相棒がいる」
そのバディの言葉が、私とバディを重ねるように言う。
「けど、巧がオルフェノクかぁ」
「悪かったな」
「うぅん、巧がオルフェノクだとしても、守ってくれたのは事実だし。
それにしても、巧のオルフェノクの姿って、もしかして、狼?」
「そうだけど、なんだよ」
「狼なのに、猫舌なの」
「うっさい、それは関係ないだろ」
そう、バディと園田真理は軽口で言い合う。
最初の出会いの頃からは考えられない進展。
それは、これまでの戦いで、確かに紡いできた絆だろう。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める