『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン   作:ボルメテウスさん

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ベルトの謎

東京に無事にたどり着いた私達は、さっそく園田真理が元々目的地であったスマートブレイン本社へと向かった。

 

その道中で、啓太郎がメル友の事について話していたらしい。

 

その話題に関して、バディも園田真理もあまり興味がない様子が見えた。

 

「ファイズは、気になるよね!」

 

「私は人間で言う所の恋愛感情はあまり分からないから」

 

「あぁ、うん、そのごめんね」

 

そう啓太郎が言ってくれた事はどこか心遣いがあった。

 

そうしながら、私達は無事に目的地であるスマートブレイン社にたどり着く。

 

「へぇ、ここが真理ちゃんのお父さんが務めている会社」

 

「うん、というよりも、社長なんだけどね」

 

そう言いながら、園田真理は、そのまま曖昧な言葉と共に言う。

 

だが、その時に、私は確かに感じた。

 

私はそのまま自分自身にメールを送り、そのままバディに見て貰うようにした。

 

「んっ?」

 

バディはそのまま私が奮えている事に気づき、開く。

 

そのままメールの画面が開かれると、バディはそのメッセージと共に、懐からイヤホンを取り出す。

 

そして、そのまま耳に入れる。

 

『バディ、聞こえるか。

もしも聞こえるんだったら、私を軽く握ってくれ』

 

同時に、私が握られている感触がした。

 

どうやら、こちらの意図が伝わったようだ。

 

『園田真理と啓太郎をすぐにでもここから脱出させよう。

この場所は、これまで襲ってきたオルフェノクの巣窟だ。

先程から、私達を監視するカメラの数が異常だ』

 

同時にバディは、そのまま周りを見る。

 

その個所は、私が既に発見したカメラ、そして、周りにいるオルフェノクの気配を確かに感じた。

 

『今は、ここが入口正面という事もあって、オルフェノク達も手を出してこない。

だが、このまま留まっていれば、危険だ』

 

「あぁ」

 

そのまま受付の所まで来た。

 

だが結果を言うと、園田真理の父親と会う事はできなかった。

 

その事に対して、少し残念な様子が見えたが。

 

「だったら、さっさと帰るぞ」

 

「ちょ、巧」

 

バディはそのまま強引に引っ張って行く。

 

ここまでの旅路で、バディの性格を知った園田真理からしたら、あり得そうな行動だった為に、そのまますぐに啓太郎と共に出口へと向かう。

 

「ちょっと、巧。

何をそんなに急いでいるのよ」

 

「そうだよ、何をそんなに向きになっているんだよ」

 

「あぁ、煩い。

お前達は、これでも聞いていろ!!」

 

そのまま巧は、これまで耳につけていたイヤホンを、強引に二人につけた。

 

『二人共、落ち着いて行動しろ。

先程と同様の態度で、何も喋らず』

 

私の声を聞いて、二人は首を傾げた。

 

『このスマートブレインは、オルフェノクの巣窟だ。

先程から、それに似た反応が多くある』

 

「えっ」

 

啓太郎は一瞬、驚いた声を出したが、すぐに黙った。

 

『おそらく、園田真理の父親は何か関係していると思うが、この場で留まれば、危険だ。

今はとにかく、怪しまれないように、出よう』

 

その言葉を聞くと共に、二人はそのままイヤホンを取る。

 

「巧、何よこの音楽?」

 

「そうだよ、なんだか、変な感じで、冷や汗がしたよ」

 

「悪かったな」

 

そう、3人は会話をしながら、そのままゆっくりと出ていく。

 

なるべく怪しまれないように。

 

それと共にバディはそのままイヤホンをつけながら、バイクに乗り、そのまま離れる。

 

そこから向かったのは、啓太郎の両親が経営していたというクリーニング屋へと入る。

 

「それで、ファイズ。

さっきのは、本当なの」

 

そのままクリーニング屋に入ると共に、そのまま私は3人から詰め寄るように言われる。

 

「あぁ、間違いない。

はっきり言えば、園崎真理の父親と思われる人物が生きているかどうか。

それは、私も分からない」

 

「そんな」

 

「ねぇ、どうする?

もしも、さっきの話が本当だったら、このままじゃ」

 

「どうせ、逃げても変わらないだろ。

たぶん、こいつを渡した所で、あいつらからしたら邪魔者という事で」

 

「うぅ、まさか、こんな事になるなんてぇ」

 

そう言いながら、啓太郎は落ち込むように言う。

 

「他に何か手は」

 

「…手は、あるかもしれない」

 

「えっ?」

 

「それって、本当!」

 

その言葉を聞くと二人は見つめる。

 

「あくまでも推測だが、良いか?」

 

「うん、それでも良いから!」

 

「まず最初に、私、ファイズはライダーズギア。

つまりはベルトの中の一種類だ」

 

「一種類?

それって、もしかして」

 

「あぁ、私以外にもベルトはおそらく存在する」

 

「それって、つまり、ファイズ以外にもベルトが存在する可能性はあるという事!!」

 

「あぁ、だが、それがどこにあるのか分からない。

しかし、推測はできる」

 

「推測って」

 

「園田真理は確か、孤児院出身だったはず。

ならば、その関係者が持っている可能性があるかもしれない」

 

「それは、そうか。

けど」

 

「けど?」

 

「今、他の流星塾の皆は同窓会以来、連絡がなくて」

 

「だけど、もしかしたら真理ちゃんと同じ理由で東京に来るかもしれないよ!」

 

「そうだよね!!」

 

そう、僅かな希望がある中で。

 

私は少し不安に覚える。

 

「おい、ファイズ。

少し付き合え」

 

「どうしたんだ?」

 

「少し行きたい所がある。

道案内、頼めるか?」

 

「了解した。

という事で、少しだけ出かけてくる」

 

「あぁ、もぅ、巧の奴は」

 

そう言いながら、私達はすぐに出ていく。

 

「おい、お前のようなのが、他にもあるのか」

 

「あぁ、その通りだ」

 

「そいつらにも、使うには条件はあるのか」

 

「そう考えるのが妥当だ。

しかし、おそらくはかなりリスクがある」

 

「というと?」

 

「私は開発された順番で言うと、一番最後だ。

その為か、変身者への安全を考慮と装備による拡張性を重視した設計になっている。

だが、他のベルトのコンセプトは違う。

おそらくは、私のような変身条件がない代わりに」

 

「なんかあるという訳か」

 

そう言ったバディは苦い顔をする。

 

「ベルトに必要なのはバディだ。

私とバディのように信頼できる者同志でなければならない」

 

「まったく、お前は本当に厄介な奴だよ。

それで」

 

同時にバディはこちらを見る。

 

「お前を含めて、ベルトは何本ある」

 

「私の名前はファイズ。

単純な推測だが、5本目だろう」

 

「4本のベルト。

まったく、面倒な事に巻き込まれた」

乾巧は

  • 草加を助ける
  • ミューを助ける
  • 2人を同時に止める
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