『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン   作:ボルメテウスさん

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同窓会の真実

澤田が無事に合流する事ができた。

 

それと共に、流星塾のメンバーが多く集まっていた。

 

その中には、バディもいた。

 

「集まったのか」

「澤田、お前、本当にオルフェノクに」

 

そう言いながら澤田の事について尋ねるように、流星塾のメンバーの1人が尋ねる。

 

それに対する返答代わりと言わんばかりに、その身体をオルフェノクへと変える。

 

その一瞬で、流星塾のメンバーは全員が後ろに下がる。

 

だが、それは、あくまでも証拠を見せる為であり、すぐにオルフェノクから人間の姿に戻る。

 

「見ての通り、俺は確かにオルフェノクだ。

だけど、今は皆を、襲うつもりはない」

「そう、言われてもな」

「澤田君は、あの時と変わらないよ。

何よりも、オルフェノクだからって、敵じゃないんだから」

 

それに対して、澤田の前に出た園田真理が、言う。

 

多少空気は重くはあるが、それでも園田真理の言葉を信じるように、流星塾のメンバーも頷く。

 

「それで、澤田。

お前、何を話しに来たんだ」

「・・・同窓会。

あの時、何が起きたのか」

「知っているの!」

 

それに驚いたのは阿部だった。

 

「知っている。そして、それは俺がオルフェノクになった事にも、大きく関わっている」

「あの時の夜、確か、先生が」

「あぁ、何かを言いかけていた。

結局、分からなかったけど」

 

そう言いながら、メンバーはそのまま、続けていく。

 

「だが、覚悟しろ。

それを知れば、君達にはさらなる地獄が待っている事を」

 

それは、まさしく真剣な目だった。

 

鋭い目。

 

それに対して、数人は悲鳴を出しそうになった。

 

「話してくれ、あの時、俺達の身に何が起きたのか」

 

そう、太田が聞く。

 

「分かった」

 

それに答えるように、澤田もまた頷く。

 

「あの日、俺達は死んだ。

1人残らず」

「えっ」

 

それは、あまりにも衝撃的すぎる事実。

 

「嘘だろ、だって、今、俺達はこうして」

「覚えていないだろう。流星塾のメンバーの中には、既にオルフェノクとして覚醒している奴がいた」

「そんな」

 

それには、衝撃を隠せないメンバーはいないだろう。

 

「そのオルフェノクに覚醒した奴は」

「・・・俺が殺した」

 

そこに、バディが出てくる。

 

「あの日、俺は偶然通りかかった。

その時、オルフェノクが人を襲っていた。

だから、止める為に、殺した」

「オルフェノクを、なんで」

「・・・」

 

それと共に、バディもまたオルフェノクの姿になった。

 

「狼の、そう言えば、確か」

 

同時に頭を抱えるメンバーがいた。

 

記憶が僅かに残っていたのかもしれない。

 

「あの時、巧は私達を助けようとした。

だけど、その時にいたオルフェノクは、そのメンバーだけじゃなかった。

龍の、オルフェノクがいた。

そいつが、残りのメンバーを殺した」

「だったら、なんで俺達は生きているんだ」

 

そう、疑問に思うのは無理はない。

 

「オルフェノクの因子。

人工的にオルフェノクを生み出す実験で、同窓会の日に死んだ俺達埋め込まれた人為的に人間を人造オルフェノク化させるオルフェノク因子だ。

その中で、俺はオルフェノクとして、覚醒した」

「それって、つまり、私達にも」

「そうか、だから、草加はカイザに変身しても、でもなんで、俺達は」

「因子の強さは人によって異なる。

それは、俺にも分からない。

多分、その事を知っているのは」

「先生と父さん」

 

謎の鍵を握る人物を知る事ができた。

 

だが、未だに分からない事ばかりである。

 

「結局、分かったのは俺達が死んだ事だけ。

それじゃ、どうやってオルフェノクと戦えば」

「戦うだけが、道なのかな」

 

それに対して、疑問に思うのは三原だった。

 

「どういう事?」

「そりゃ、今だって、オルフェノクは怖いよ。

けど、それって、人間の中にも怖い奴がいる」

「そうよね、オルフェノクだって、元は人間。

もしかしたら、協力してくれる人がいるかも」

「でも、どうやって」

「それならば、1つ手掛かりがある」

 

そう言って、私はすぐに立ち上がる。

 

同時に全員の携帯にデータを送る。

 

「これは」

「スマートブレインの裏切り者。

人間を襲うのを嫌っている奴らだ」

「人間を襲わないオルフェノク!」

「俺達だけじゃ、どうしても手が回らない。

今も、近くに住んでいる奴らとは連絡しながらやっているけど、やっぱりスマートブレインと戦うのは怖いらしい」

「そりゃ、あんな大企業を相手には」

「けど、説得すれば、なんとかできるかも、デルタのベルトも」

 

そう、デルタのベルトを見つめる。

 

「・・・紗綾は今は」

「俺の知り合いに頼んでいる。

いざとなれば、俺の所にも連絡が来る」

 

以前、バイトしていたピザ屋の店長に頼んでいた。

 

彼は信頼できる人物だと、確かに分かる。

 

その中で、澤田は真っ直ぐと見つめる。

 

「それでも、結局、デルタは、誰が」

 

そう、流星塾のメンバーが悩んでいる所で、そのまま澤田が、三原に近づく。

 

「お前が、デルタになれ」

「えっ」

 

それに対して、三原は驚き、目を見開く。

 

「三原が、なんで」

「デルタは変身した人間を好戦的に変える。つまりは戦いに消極的な人間には、それが僅かに軽減できるかもしれない」

「なっ何を言っているんだよ、俺なんか」

 

そう三原は、戸惑っている。

 

「・・・時間は、ないぞ。

おそらく、俺の裏切りは、既にスマートブレインも知っている。

そして、いずれ」

 

そう言った澤田はどこか核心を持った言葉だった。

 

そして、それを否定する者は、その場にはいなかった。

乾巧は

  • 草加を助ける
  • ミューを助ける
  • 2人を同時に止める
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