『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
「なっなんで、俺が戦わなきゃいけないんだよっ!」
そう、三原は後ろに下がりながら、言う。
「デルタの特性は知っているか」
「デルタの、それは確か」
その言葉と共に、その場にいるメンバーは思い出す。
「デルタの力は強い。装着者を闘争心を刺激し、凶暴化させる」
「そのせいで」
流星塾のメンバーの中でも、それによって死んでいる。
だからこそ、デルタの力を使う事に躊躇していた。
「それが、なんで三原が」
「デルタは、その闘争心を搔き立てる。
それは、その闘争心が高ければ、高い程に効果がある」
「だけど、沙耶は」
「あぁ、使いこなせていたけど」
「答えは、簡単だ、彼女は本当に優しいから」
「そうだ、闘争心が他の人間よりも弱い。
皮肉にも、デルタとして戦いながら、人間を保つには、戦いを嫌う人間じゃないといけない」
それには、どんな事があっても、戦う事を嫌わない人間じゃないと駄目だった。
だから、彼女はデルタを使いながらも、人間のままだった。
だけど、……三原は違う。
彼は戦いを本気に怖がっている。
「俺はっ」
「・・・悪いが、躊躇している時間もない。
ここで、覚悟を決めろ、でないと」
そう言い、三原に澤田は近づく。
「俺達は死ぬ。奴らは躊躇なく、殺しに来る」
そう言った瞬間、澤田は三原に告げる。
「戦え、お前が生き残るために」
「そんなのっ、出来るわけないじゃないか」
「なら、そこで死にたいのか」
「くそぉおおおおっ!!」
そして、澤田の言葉に叫び声を上げ、三原は何も言えなかった。
「澤田君、そこまで」
園田真理はすぐに澤田を止める。
「いいや、こいつはここで殺すべきだ」
「何を言って、君は」
「こんな状態でも、三原は戦いたくないと言っているんだぞ」
「それはっ、確かに」
澤田の言葉に、真理も言葉を詰まらせる。
しかし、このままではいけないと思う。
「何よりも、俺達を殺したオルフェノクは、ラッキークローバーにいる」
「っ!」
その言葉は、全員が驚きを隠せなかった。
「俺達を殺した」
「奴は、また襲い掛かるだろう。それもただのゲーム感覚で」
「そんな奴が本当に」
「あぁ、いる」
その言葉を聞くと共に、僅かだが、確かに空気は変わった。
「今、この場で俺、澤田。
それにここにはいない草加ともう1人の協力者の4人だけじゃ、勝てない」
「・・・」
「戦わないと、殺されるだけだ。
お前はどうする」
それに対して、三原は、未だに震える。
震えながらも
「戦わないと、生き残れないんだな」
「あぁ」
澤田に確認するように呟く問いかけで、三原の、覚悟は確かに決まった。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める