『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
「6本目のベルトって、なんだよ」
そう、流星塾のメンバーの1人が、思わず叫んでしまった。
先程までの戦闘が終わったばかりだが、その状況は、まさしく最悪と言っても過言ではない。
これまで戦った事のない新たな敵である仮面ライダー。
それは、これまで、オルフェノクの恐怖と戦ってきた彼らには、かなり大きい。
「ファイズ、あの帝王のベルトに勝つ方法は」
「はっきりと言って、現状のままでは不可能だな」
「それって、どういう事なんだ」
私の言葉に対して、バディは思わず、聞いてくる。
「敵側には、既に私達を含めた全てのベルトのデータを揃えている」
「あぁ、それによって、既に対策する手段も用意している。その上で、単純なスペックでもおそらくは上だと考えても良いだろう」
私以外も、その結論で異論はないのか、同じ答えを言う。
「それじゃ、俺達は、このままスマートブレインに殺されるだけの運命なのかよ」
それに対して、三原は、思わず弱気な言葉を言ってしまう。
それは、まさしく、眼前にあった希望を塗りつぶされたように。
「・・・んっ?」
だが、そんなタイミングの時だった。
私の元に着信が来る。
「誰からだ?」
「分からない?」
私も知らない番号に戸惑いを隠せず、バディはそのまま私を取る。
「もしもし?」
『君が、ファイズの所持者である、乾巧君か』
「誰だ、あんたは?」
聞いた事のない声。
それには、バディも首を傾げた。
『君に託したい物がある。
それを取りに、来てくれないか』
「誰だか知らない奴の言う事を聞けるか」
『サイガに勝てないようでは、この先に出てくるオーガにも、オルフェノクの王にも勝てないぞ』
「「っ」」
電話越しで、私達は驚きを隠せなかった。
サイガだけではない。
これまで聞いた事のないオーガという名。
そして、オルフェノクの王。
「あんたは一体」
『場所は、ファイズに送ってある。
君とファイズだけで取りに来るんだ』
その言葉を最後に、通話は切られる。
「どうしたの、巧?」
「正直に言うと、分からない。
罠という可能性もあるが、俺をある場所に呼ばれた」
「呼ばれたって、たっくん、それって、本当に罠じゃないの」
「俺もそう思う。
けど、このままじゃ、勝てないのは事実だ」
それと共に、バディは私を連れて行く。
「とにかく、行ってくる。
けど、もしもの時は」
「巧!」
そう、園田真理の言葉を背中に聞きながら、私達は目的の場所へと向かう。
それは、既に潰されているどこかの研究所。
既に長年、放置されているのか、人影が見えない。
不気味な雰囲気の中、バディは警戒しながら、前に進む。
「おい、要望通り、俺達だけで来たぞ!
さっさと出てきたら、どうなんだ!」
そうバディは叫ぶ。
周りには、人影はない。
そう思った時だった。
ガシャリと、音が聞こえる。
バディは気になり、見てみると、そこにあったのは。
「なんだこれ?」
「トランクボックスのようだが」
そう疑問に思いながら、見つめる。
すると
「ファイズブラスター」
「っ」
聞こえた声、それと共に振り返ってみると、そこには1人の男がいた。
まるで牧師を思わせる黒い衣服に包まれているその男がいた。
「あんたは」
「花形と言えば分かるか」
「それって、真理達の」
その正体に、私達は驚きを隠せなかった。
「なんで、ここに私達を呼んだんだ」
「これまでの戦いを見て、君達が一番可能性を感じたからだ」
「可能性?」
「オルフェノクの王を倒す可能性を。他の子達よりも確実に。真理は、よくやってくれた」
「あんた、一体何を企んでいるんだ、真理をこんな戦いに巻き込んで」
「全ては、私が引き起こした事、幾らでも攻めても良い。だが、それでも良い、君には、人類を救う為に、オルフェノクを全て滅ぼして欲しい」
「滅ぼすって」
それは、バディにとっては飲み込めない言葉だった。
「巫山戯るな!なんで、そんな事をっ」
「それが、真理達を助ける事にも繋がる。だから」
その言葉と共に花形は瞬く間にオルフェノクの姿に変わる。
「っ!?」
「その力を、使いこなせ!」
それと同時に襲い掛かってくる。
「変身!」『COMPLETE』
バディはすぐにファイズへと変身する。
襲い掛かってくるオルフェノクの特徴から考えても、おそらくは山羊。
だが、その戦闘能力は。
「がぁ!」
ドラゴン・オルフェノク並、いやそれ以上。
山羊を思わせる突進能力に、高速移動。
それらは、ドラゴン・オルフェノクを遙かに超えている。
「お前っ、いきなり何をっ」
そう、バディは拳で殴るが、空振りする。
花形は、一体、この状況で何を企んでいる。
「バディ、どうやら、あれを使うしかない」
「あれって、あんなの奴の罠の可能性があるだろう」
「だとしても、このままでは殺される!」
「ぐっ」
容赦なく襲い掛かる花形。
それに対して、バディは舌打ちをしながらも、ファイズブラスターを見つめる。
「これって、まさか、ここに」
そう言いながら、ファイズブラスターに私を挿入する。
「っファイズブラスターの全てを理解した。
バディ、ファイズブラスターに変身コードを」
「あぁ、分かった」『555・STANDING BY COMPLETE』
鳴り響く音声。
それと共にバディを包み込むフォトンブラッドのエネルギー量。
『「ぐっ?!」』
それは、これまでに比べても明らかに多すぎる。
だが、それでも。
『「はああぁぁぁ!!」』
それと共に、私達は叫ぶと共に、新たな姿へと変わる。
「やはり、私の見立は間違いではなかった。フォトンブラッドの最大量。フォトンブラッドがフォトンストリームではなくボディスーツ全体に循環する為、フォトンストリームが黒く、全身が赤くなる耐えきれる器。そして、完全にエネルギーのコントロールを熟知したAi。これら二つが合わさったそれこそが、王を倒す力」
同時に花形は、そのまま私達を見つめる。
「ファイズブラスター」
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める