『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
啓太郎の家で世話になる事になった次の日。
私とバディ、そして園田真理はとある場所へと向かっていた。
「ねぇ、どこに行くのか、いい加減教えてよ」
「教えるも何も、お前が勝手についてきているだけだろ」
そう、園田真理に対して、文句を言いながら、目的地へと向かう。
「バディが昔、世話になったという喫茶店のマスターだ。
人柄はかなり良く、バディも彼に対しては、好感を持っていたようだ」
「へぇ、巧がねぇ」
「お前は、余計な事を言うんじゃない」
そうバディは呆れたように言う。
だが、実際に昨日、バディが久し振りで、喫茶店の場所を忘れたという事で、案内した時は驚いた。
実際に、バディの良い所をきちんと理解していた様子だった。
そう考えていた時だった。
「っ!
バディ、すぐに私を持って、構えろ!!」
「何を言って」
「良いから!!」
私は瞬時に、変形すると同時に銃へと変形する。
何を言っているのか、分からないバディだったが、耳を澄ませると同時に聞こえた音に気づく。
「まさかぁ!!」
バディは、ドアの窓を見る。
そこにはイカの特性を持っていると思われるオルフェノクがおり、その棍棒を真っすぐとマスターへと向けていた。
「あの野郎!!
マスターをっ!」
同時に、そのまま見つめた先では、オルフェノクに向けて、バディは引き金を引く。
窓が割れ、オルフェノクの持っていた棍棒は、砕け散る。
「これは、まさかファイズ!」
それと共に、オルフェノクはこちらの気配に気づいたのか、すぐに追いかけてくる。
「お前は逃げろ!
あいつは、俺達がなんとかする」
「なんとかって!」
「武器はこいつがある!
お前は啓太郎を呼んで、すぐにベルトを持ってこい!!」
その言葉と共に園田真理を逃がそうとしたが、既にオルフェノクはそのまま追いかけて来た。
そして、既にその狙いはバディと、そして園田真理に向けていた。
既に敵に園田真理の素性を知られている以上は危険だ。
それはバディも同じだったのか、彼女の手を握って、走り出す。
住宅街は危険だと判断し、すぐ近くの公園に飛び込み、隠れながら、すぐに牽制を行っていく。
「バディは、あまり射撃は得意じゃないようだな」
「むしろ、こんなの得意な奴は異常だろ!!」
「まぁ、それは確かにっ」
そう言いながら、オルフェノクから逃げながら、周りを見渡す。
おそらく、この状況でバディは一人の場合、あのオルフェノクを倒す事はできるだろう。
だが、それはできないのは、園田真理がいるからだ。
彼女には見せたくないだろう。
例え、自分が死ぬ事になっても。
そうして追いかけられながら、僅かでも体力を回復さえる為に、木の影に隠れる。
「啓太郎は」
「もうすぐたどり着く。
私の案内もあって、すぐに来るだろう」
「そうか」
そう言いながら、バディはゆっくりと腰を降ろす。
少しでも、体力を回復するように。
「マスター、無事だと良いけど」
「巧は、マスターの事を、信頼していたの」
「あぁ、けど、同時に怖かったんだ」
「怖い?」
「あぁ、あの人と親しくなっていくのが怖かったんだ」
「何を言っているの」
「俺、人と親しくなるのが怖いんだ。
人を裏切るのが怖いんじゃない。
俺が、人を裏切るのが、怖いんだ」
「どうして、そう思うの」
「…自信がないんだ。
自分に」
そう言った、バディの言葉は本心だろう。
「ファイズが、なんで巧を信用したのか、少し分かった気がする」
「どういう事なんだ?」
「普通、親しくなって、裏切られるのが怖いと言う。
けど、巧は、自分が裏切るかもしれないのを怖がっている。
それって、人の事を思っていないと、出す事ができない言葉だよ」
「馬鹿な事を言うなよ」
そう言いながらも、バディは、園崎真理と顔を見ないようにする。
「っ、バディ!」
「あぁ、もぅ!」
私の声を聞くと共に、園崎真理を抱えて、そのまま後ろへと振り向く。
それと同時に、木をなぎ倒して、現れたオルフェノクに向けて、ビームが放たれる。
「ぐっ」
ビームが当たり、後ろへと下がるオルフェノク。
それに対して、バディはすぐに走り出す。
そして、向かった先には
「たっくん!!」
啓太郎が、その手にベルトを持って、こちらに投げていた。
「行くぞ!」
「あぁ」
同時に私に変身コードを入力すると共に、受け取ったベルトを腰に回したバディ。
そして
「変身!」
その姿を、555へと変わる。
乾巧は
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草加を助ける
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ミューを助ける
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2人を同時に止める