『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォン 作:ボルメテウスさん
オルフェノクの王を倒した。
だからと言って、全ての問題が解決したのかと言うと、違う。
バディを初めとしたメンバー達を襲ってくる驚異であるスマートブレインから、襲われる事が無くなったで命の危機は減っている。
そう、未だに根本的にオルフェノクによる驚異はなくなっていないし、オルフェノク達自身の危機もある。
それは人間社会の中で馴染めないオルフェノクがいる。
オルフェノクが人間を襲うのも、種の存続と共に人間達が、必要以上にオルフェノクを恐れ、差別するからでもある。
そして、オルフェノクの王は確かに倒せたが、新たな王が誕生するかもしれない。
オルフェノクの王の存在を、既に知っている以上は、過去にも存在したかもしれない。
そもそも、オルフェノク自体、なぜ死がトリガーとなって進化するのか。
未だに謎が多い。
だからこそ、現在のスマートブレインは、人間社会とオルフェノクの共存を目的に木場が中心に活動している。
復讐を果たした草加も、今は流星塾のメンバーと共にいる。
彼も、根本的には、仲間との絆を大切にしている。
そして、他のギア達も、様々なサポートをしている。
そう、元気に活動している事を聞いている。
「たくっ、本当にこんな所にいるのか?」
さて、私とバディは何をしているのかと言うと、私達は今、旅をしている。
オルフェノクは、東京だけではない。
全国各地にいるのは間違いない。
東京にいるだけでも、多くのオルフェノクがおり、オリジナルが誕生するのも珍しくない。
そうした彼らオルフェノクと人間の間の掛橋になる役割として、バディは旅をしている。
「それよりも、バディは園田真理には告白しないのか?」
「だから、なんでその話になるんだよ、たく」
バディも、多少気持ちに素直になったが、恋愛の方はまだまだの様子。
まぁ、オルフェノクの寿命に関しても、今は多くの研究を行われている。
だから、焦らなくても、良いかもしれない。
「それにしても、バディは旅に出た事には、後悔はないのか」
「さぁな、元々は旅をしていたからな。
けど」
それと共に私を見ながら言う。
「少なくとも、帰る場所がある。帰るのを待ってくれる奴らがいる」
それは、かつて火事で全てを無くしたからこそ、それがどれだけ大切なのか理解する。
「俺と同じ境遇で、俺と同じ夢を目指している奴がいる」
それは、オルフェノク故に孤独であったが、今ではバディと同じオルフェノクの仲間がいる。
「それがあるだけでも、以前の俺にはなかった物だ」
それは、確かに私が出会った頃のバディにはなかった物。
だけど、ここまでの多くの戦いで、得られた物だ。
「さて、行こうぜ、相棒」
「勿論だ、バディ」
未だに戦いは終わらない。
おそらくは、終わりが見えないだろう。
それでも、歩み続けよう。
何時か、手に取り合える日まで。
今回で、『私の相棒は猫舌でツンデレ属性である』Byファイズフォンは最終回を迎えました。最初はそんなに考えずに、投降していたですが、気づけばここまで応援してくれて、本当に感謝します。そして、来年、もしかしたら。ファイズの新作の映画に合わせて、復活するかもしれません。その時は、またファイズ達の活躍を楽しみにしてください。それでは、皆様、また次の作品で。
乾巧は
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2人を同時に止める