ももか:元気っ子、ちょっと子どもっぽい、うるさい、一人称わたし
りん:(たぶん)常識人、ツッコミ担当、男口調、一人称あたし
ひまり:お金持ち、ノリで生きてる、敬語、一人称私
「あけましておめでとうございます!」
「おめでとうございます~」
「え、今更?もう1月終わるぞ」
「いいじゃん!私の心はいつだってお正月なんだよ!」
「それにねりんちゃん、中国では昨日までお正月休みだったんですよ?だからまだお正月気分でも大丈夫♪」
「それなら、まぁ...?いや、どっちにしろ明けてんじゃん」
「まぁまぁ♪」
「おい」
「とりあえず!わたしはお正月っぽいことがしたいんだよ!」
「はぁ...お正月っぽいことなぁ、羽根突きとか?」
「羽根突き!」
「おもちとか美味しいですよね♪」
「おもち!!」
「で?そういうお前は何がいいんだ?」
「ん~、いろいろあって迷うなぁ~」
「早く決めろよー」
「待って!!え〜っと、そうだ!凧揚げ!!凧揚げしたい!」
「凧揚げか、でも凧なんて無いだろ?」
「ふふ~、なんとここに丁度いい感じの凧が~」
「あるんだ...」
「やったぁ!さすがひまりちゃん!じゃあ早速やろ!!」
「じゃ、公園行くか」
~~移動中~~
「着いた!」
「では、やりましょ~♪」
「電線の方には飛ばすなよー」
「分かってるって!それ~!!って、あれ?」
「あー、風が弱かったか」
「え~、じゃあ凧揚げできないの~!?」
「まぁこればっかりはなぁ...ん?ひまり、何してるんだ?」
「ふふふ、このひまりともあろう者が風如きに負ける訳にはいかないのですよ...!」
「あ~スイッチ入っちゃったか〜」
「ちょっとだけ待っててくださいねももかちゃん、絶対に天高く凧を揚げて見せますから!!」
~~スーパーひまりタイム~~
「くっ、ここまでしても揚がらないなんて...」
「落ち込まないでひまりちゃん、わたしは楽しかったよ!」
「まさか特別高度工作車(*1)まで持ち出してくるとは...」
「さすがひまりちゃんって感じだよね!吹き飛ばされないようするのが大変だったよ~」
「ごめんなさい、ももかちゃん。私また勝手にムキになっちゃって...」
「全然!ホントに楽しかったんだから!」
「ももかちゃん...!」
「そんなことよりもさ!わたし、お腹空いちゃった!」
「そうだな、ほらひまりも言ってたろ?お正月といえばおもちだって」
「...そうですね、凧揚げは上手くいきませんでしたがお正月はそれだけではないですもんね♪」
「よっし!そうと決まれば帰るか!ももかが動けなくなる前に」
「え~!なんでわたし!?」
「ん?子どもってすぐ遊び疲れて寝ちまうだろ?」
「そんなに子どもじゃないよ!」
「そうか~?」
「もう!りんちゃんの意地悪!」
「ふふっ、では最っ高に美味しいおもちを用意しますね♪」
「あっ、わたしきな粉がいい!」
「あたしは砂糖醤油かな」
「納豆とかもいいですよね~」
「えっ、納豆?」
「はい♪」
~~終~~
「そうだ、今度一緒に羽根突きやらないか?」
「え?なんで?」
「いや、なんでもない...」
気が向いたら続くかもしれません