陰の実力者ってこれでいいのか?   作:ソフトクリーム

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僕は考える

「というわけよ。わかったイータ?」

「ん…わかった…マスターのため…ん」

「これで6人ですね。アルファ様が全体の指揮を、私は皆さんの補佐と小説を、デルタが周囲の縄張りの管理を、ガンマは資金の調達と管理を、イプシロンは音楽や作法を、イータが建築や技術を担当ですね」

「あとは潜入調査や街の聞き込みとか担当する人材が欲しいですね」

「むぅぅ!」

「どうしたのデルタ」

「ムカつく雌猫がいるのです!」

「あぁ、前からデルタが言っていた…」

「なに…それ?」

「以前シャドウ様が獣人の村から帰って来た時に、自分の臭いをマーキングしていた人物がいるとかなんとか。アルファ様とベータとイプシロンと私は分からなかったですけど」

「デルタ。かなり探したのよね?」

「はいなのです!あれからボスが言っていた村に行ってみたのですが、あの臭いの奴がいなかったのです! 村人に聞いたら、ボスがそこでみんなの怪我を治したと言っていたのです!」

「それなら私も確認しているわ。誰かが腐敗者になったとその村に調査しにいったけど、調査団が死亡して、そこで医療処置を担当していた人が村人を売ろうとしていたことでしょ」

「多分それなのです! そんな感じの話を聞いたのです! それでボスが!」

「その医療処置担当者の代わりに村人達の治療もしたと」

「流石シャドウ様!」

「心が広いお方です!」

「流石主様だわ!」

「マスター…だから…当然」

「話を戻して、その村にいた誰かがシャドウにマーキングをした?」

「そうなのです! でも見つからなかったのです!」

「誰か出て行ったとかそういう話は?」

「無かったのです! ボスが訪れてから、怪我治す奴が死んでから、新しく誰も入っていないし、出て行ったのもいないです! だからいるはずなのに! 見つからない! なんで!?」

「ありえるとしたら。デルタが見落としt」

「デルタが見落とすはずがないのです! ガンマ殺しますです!」

「デルタ」

「ひゃい!」

「ごめんなさいガンマ。少しデルタは荒ぶれてるだけだから」

「大丈夫ですアルファ様。デルタもごめんなさい」

「そう。残るは2つ。村人が見落としただけで、その人物が出て行った可能性。もう1つが」

「気配を消せる…臭いを残さないですか?」

「正解よベータ。ベータなら追跡も出来そうだけど」

「流石にその臭いを嗅いでみないと分からないです」

「でしょうね。デルタ、マーキングする時ってどんな時?」

「え? 自分の物って分からせるため!」

「その人物の臭いの付け方は、もう二度とシャドウに会いに行かないと思う?」

「思わないのです! 絶対またどこかで会うつもりの付け方なのです!」

「なら問題ないわ。間違いなく向こうからシャドウに近づいてくるはずよ。そのとき、捕まえて話をすればいいのよ」

「おぉー! アルファ様天才なのです!」

 

 

 

 

ここに来てから少なくない時間が経過した。僕は転生前では恋愛というものをしたことがなかった。誰かと恋仲になるなんて不確定だし、いつまで関係が続くのかも分からない、面倒でやる意味がないと思っていた。

 

しかし、このままでは転生前と同じ感じになってマンネリ気味になるのではないかとも思ってしまう。ここは挑戦してみるべきではないだろうか?

 

今の考えが一時の気の迷いかもしれないというのもある。でも相手を思い浮かべるとしたら…5人のエルフと2人の獣人の顔が出てきた。

 

1人目のエルフは、初めて僕が腐敗解呪した子だ。僕の言う陰の実力者に初めて理解を示してくれた。そして僕のためになんでもするといい、本当になんでもこなしてくれた。会う頻度は減ったが、会うたびに美味しい料理を作ってくれる。彼女が作る料理は高級レストランのようなものではなく、安心する場所に帰って来たという味がするのだ。何より一番気楽にいれる関係でもある。

 

2人目のエルフは、初めて僕が転生してから恐怖を覚えた子だ。僕の身体を隅々まで再現したフィギュアを作る。それも1つだけではなく、様々なポージングがされており、服を着ている、中途半端に破けている、裸などがあった。本人が言うには僕が離れてからも、作り続けており、仲間に褒められたと言っていた。物語が好きで、彼女の作る作品を密かに楽しみにしている。

 

3人目のエルフは、初めて僕が前提の確認をさせてくれた子だ。その子はとても動きがトロイ。歩くだけでなく、走ることや泳ぐこと、学ぶこと何もかもがトロかった。彼女が躓くところは、僕も何も考えないで出来ていることがほとんどで、改めてどうしてそうなっているのかを確認することで、考え方に柔軟性を持たせてくれた。お金のことをよく学び、僕にお小遣いをくれる。性格も温厚で、何でもくじけず頑張る姿は、僕がいつかくじけたときにも、とても頼りになると思う。

 

4人目のエルフは、初めて僕と魂を通わせた子だ。初めて会ったのが、芸術の国でピアノを演奏しているところだ。今のところ一番話をしていない子でもある。話したのも、彼女を腐敗から治癒してそのまま一緒に兵隊達から逃亡。そこからもう1人のエルフと研究所であったが、いつの間にか彼女達の仲間になっていたらしい。もう少し話す機会が欲しかったなーと思うが、同時に僕と同じ実力を極めた洗練された演奏を聞くと、話しかけることが恐れ多いとも感じてしまう。

 

5人目のエルフは、研究大好きッ子だ。この子も4人目と同じで、ある1つのことに打ち込んでいる魂を共演した仲だ。ただ、4人目と違い、少し思いやりというか、遠慮がなさすぎるところがあるため、他の人と仲良くするのは少し時間がかかると思う。もし彼女とお付き合いするなら、助言が欲しい時は会話をしてそれ以外は研究するという生活になりそう。食事も睡眠も使う時間もバラバラで、一週間に一日話せれば良い方みたいになるきがする。それはもう結婚の領域だよね。

 

1人目の獣人(狼)は、初めて苦戦させられた相手でもある。魔力込みの戦いなら僕が勝てるが、魔力なしで戦うとなると、かなり苦戦する。初めて会った時は服従したが、今では気楽に接していて、時々時間一杯遊ぶことがある。しかし重労働だ。彼女は休むことを知らない。いくら大人が体力と気力があっても、子どもの遊びについていくのは大変ということだ。それに仲間から戦い方を教わっている、もとい調教されているからなのか、最近は頭をしっかりと使っており、不意打ちや初見殺しの技も使ってくる。だから良い訓練になる。

 

2人目の獣人は(猫)、ほとんど交流がない。僕が獣人の村に遊びに行ったら、なんか事件に巻き込まれて、何か兵隊達と殴り合って、何か彼女と彼女の両親を治癒して、何か一緒に彼女と寝ることになって、何か彼女自身に名前を付けてと言われて付けたくらいだ。朝は彼女が起きる前に逃げだしたので、まともに会話したのは20分あるかないかくらいじゃないかな。

 

 

 

全員を選ぶ? 出来ればそうしたいけど、僕はそれを上手く出来る気がしない。実際、転生前でも転生後でも、複数の異性と付き合って揉め事になることはよく聞く。彼女達は何か目標を持って行動しているようだし、それを壊すきっかけになるのもなー。

 

うーん

 

誰か1人にするべきかな

 

でも誰にしようかな

 

……

 

ここは1人1人相談する? 

 

そうだよね。なんかそれっぽい感じで聞いて、お付き合いできる雰囲気か判断しよう

 

最初はアルファだ

 

アルファに会いに行こう!

 




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