待て! 止さぬか! 儂じゃなかったら死んでおるぞ!!   作:一人称苦手ぞ。

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阿久多牟之。

 

 

 

 

 

「む」

 

 現在儂等は地下に有るめんてなんするうむに向かって進行中なわけじゃが、見張りをしていた三人の悪党を気絶させたことで他の悪党共の目に付いてしまった。結果何が起きているかと言うと、隔壁が降り始めた。やはり捕捉されてしまっているようじゃ。

 儂等は子供とは言え、向こうからすれば危害を加えてくる存在じゃ。であれば、放っておく理由がない。隔壁を降ろし始めたのは、これ以上好き勝手にされないよう手っ取り早く閉じ込めておく為じゃろう。幸い、もう儂等は非常階段を下り終えて目的地がある階層に足を踏み入れている。階段に閉じ込められるなんて事態は起きないが、このままだと広々とした廊下に閉じ込められてしまう。

 

 じゃから。閉じ込められないで居る為に閉まり始めている隔壁を壊すことにする。随分と分厚いようじゃが、まぁ何とかなるじゃろ。儂でどうともならないなら、もう緑谷の腕を犠牲にするしかなくなってしまうが。

 

 隔壁に向かって駆け、跳ぶ。先程から維持し続けている赫鱗躍動を載まで引き上げ強化した身体を、更に呪力で強化しながら拳を振りかぶる。固そうじゃなこれ。よし、ついでに拳を血で固めるとしよう。

 

 

「どっ、こいせぇえ!!」

 

 

 閉まりかけた隔壁を、思いっきり殴る!

 

「げ……っ」

 

 ……。……、思いっきり歪んだわ。お陰で隔壁には、閉じ切っても人ひとりが何とか通れそうなぐらいの隙間が出来てしまった。

 ま、まぁ通れるならそれで良しとしようっ。今は緊急事態の真っ只中じゃし、気にしないことにする。隔壁が想定より脆かったのが分かったし、本気で殴る必要はないことも理解出来た。赫鱗躍動・載は使わなくて良いかもしれんの。むしろ赫鱗躍動自体切ってしまっても……いや、念の為に維持はしておくか。また悪党が出てくるじゃろうし。血星磊は切っておく。瞬間的な使用はともかく、長時間の維持は良くない。

 隔壁が歪んでしまったことを気にしないことにして後ろを振り向くと、儂以外の全員と目が合った。何じゃ貴様等。言いたいことがあるなら言ってみろ。

 

「か、廻道さん……」

「脳筋かよ……」

「廻道怒らせるのは止めとこうな峰田。あんな風に殴られたら死ぬって……」

「円花ちゃん……。流石にそんな景気良く壊したらあかんよ……?」

 

 おい、引くな貴様等っ。少々やり過ぎた感は否めないが、仕方ないじゃろっ。今閉じ込められてしまっては、めんてなんするうむに辿り着けなくなってしまう。じゃからそうならないように儂は隔壁を殴っただけでっ。むしろ儂に殴られることを想定していないような作りをしてるこの建物が悪いんじゃ!

 

 じゃから! 全員して渇いた笑みを浮かべるのは止めんか!

 

「ええっと……。とにかく、この階にメンテナンスルームがあるんですよね? メリッサさん」

「え、ええ。ここを真っ直ぐ行って、突き当たりの位置に。そう遠くないわ。

 ……それにしても、隔壁を歪めちゃうなんて……」

「円花ちゃんはデストロイガールなので、このくらいはしちゃうのです。深く考えずに慣れましょう。多分それがコツです」

 

 被身子まで失敬な物言いをしておる。解せぬ。ですとろいがあるとか呼ぶのは止めろ。いくら被身子でも、怒るぞ。まったくこやつと来たら……! 良いじゃろう、後で覚えておけよ貴様ぁ……!

 

「廻道。手は大丈夫か? 痛めてないか?」

「廻道さん、凄いね……。知ってたけど……」

 

 何で轟に手を心配されたか分からんが、取り敢えず問題無いことは手を振ることで示しておく。あと緑谷、別にこのくらいは貴様も出来るじゃろ。

 

「諸君、急ごう! 今のでヴィランがより警戒した筈だ!」

「そうですわね。廻道さん、目立つ行動は控え目に」

「程々にしなよ廻道。怪我したら大変だしさ」

 

 おい、儂を置いて先に進むな貴様等。次々と穴に入って進んで行くな。この先も隔壁が閉じ掛けていたら、儂が壊すしかないじゃろうが。おおるまいとの事を考えると、時間を掛けてはいられない。焦るわけではないんじゃが、急がなければならないのも事実。

 歪んだ隔壁を通って、先を進むとしよう。向こう側に体が出たら着地には気を付けるとする。うっかり転ぶなんて間抜けはしたくないからの。

 

 穴を通り抜け慎重に着地すると、直ぐまた隔壁が見えた。今度はもう閉じ切ってしまっている。

 仕方ないのぅ。今度は砕くとするか。何回か殴れば砕けるじゃろ。どれ、そこを退かぬか貴様等。

 

「うげっ、またゴキブリっ!!」

「喧しい峰田。阿久多牟之(あくたむし)程度で騒ぐな」

「で、でもよぉ。オイラあの日からゴキブリは駄目なんだよっ! て言うか誰だってゴキブリは無理だろぉ!?」

 

 あの日? ああ、悪党(う゛ぃらん)連合が授業中に攻め込んで来た時か。あの時の事は不満でしかないからあまり思い出したくない。ようやくまともな呪霊に会えたと思ったんじゃけどなぁ。

 さて。阿久多牟之(あくたむし)程度で狼狽える峰田は放っておくとして、目の前の隔壁を……。

 

「……っっ!?」

 

 拳を振りかぶったその時、背筋が冷えた。轟が氷を出したわけじゃない。そもそもそんな場面じゃない。なのに、背後から気配を感じる。直ぐに振り返ると、儂等が下ってきた非常階段の前に見覚えしかない姿が見えた。

 おいおい、どういう事じゃこれは。何であの時祓った呪霊がここに居る?

 

「ちっ。貴様等、先に行け」

 

 背後の隔壁ではなく、真横の壁を殴り砕く。人ひとりが通れる穴が出来た。

 事情は知らんが、この場に特級呪霊な現れてしまったのは事実じゃ。この島に呪霊は居なかった筈じゃが、こうして現れたなら放っておくことは出来ぬ。ましてこの緊急事態の中で出てくるとはのぅ。空気を読まんか貴様。

 

「円花ちゃん?」

「被身子、この先何かあったら緑谷に守って貰え。すまん、儂はここに残る」

「っ、廻道さん……! あれって、もしかして……!!」

「ああ、呪霊じゃ。それと気を付けろ。もしかすると、悪党(う゛ぃらん)連合が居るかもしれん」

 

 少し離れた所に居るあの呪霊。間違いなく、黒沐死じゃ。と言うことはつまり、今回のこの事件……悪党(う゛ぃらん)連合が引き起こしたものかもしれん。あやつ等がまだ黒沐死を使役しているのであれば、じゃけど。

 とにかく。特級呪霊が現れてしまった以上、無視は出来ぬ。現状あれを祓えるのは儂だけじゃ。悪党(う゛ぃらん)連合がこの事件を描いているとするなら、尚更儂が祓うしかない。

 

「行け! 足を止めたら死ぬぞ!」

「っっ、行こうみんな!」

「でも、円花ちゃんっ」

「行け被身子! 儂は大丈夫じゃから!」

 

 全員が壁の穴の向こうに行くのを見守る暇はない。まだそこに佇んでいるだけじゃが、いつあの呪霊が動き出すか分からない。そうなってしまったらこの逃げ場の無い地下では、下手をすると誰かが犠牲になるかもしれん。じゃから、一秒でも早く先を進んで欲しい。

 せめてこの場から子供達が離れるまでは動かないで欲しいが……。そう上手くいかんか。黒沐死の背後から、阿久多牟之(あくたむし)の大群がこちらに向かって進んで来ている。更には、その大群の中に銃を持った悪党が何人か紛れているの。明らかに行動を共にしておる。

 

 これで、はっきりした。この建物を占拠した悪党共は、悪党(う゛ぃらん)連合と手を組んでおる。或いは配下じゃ。そして、黒沐死は依然として悪党(う゛ぃらん)連合に使役されておる。

 

「先で待ってるから! 必ず来て!」

 

 わざわざ言われなくてもそのつもりじゃ。さっさと行け、たわけ。呪霊と悪党共がここに辿り着くまで、もう時間は無い。

 両手を強く叩き合わせると同時、首から血を出す。穿血の準備を進めながら、それと並行して体外に出した血を宙に待機させておく。まだ全員、隔壁の向こう側に行っていない。目で確認している暇はない。もう、迫る悪党共を迎え撃つしかない。

 

「穿血」

 

 黒沐死に向かって、放つ。この一撃で祓えるなら楽じゃが、相手は特級。そう上手くは行かんじゃろう。

 今回、楽しむことは出来そうにない。じっくり楽しみたいところじゃが、今は傷付けてはならん者達が居る。じゃから何としてでもこやつらを、ここで足止めしなければならんからな……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 穿血を放つと同時、直ぐ側にある壁の穴を儂の血で塞いだ。決して頑丈とは言えぬが、これで阿久多牟之(あくたむし)共がこの先に行くことは無いじゃろう。突き破られる心配はあるが、突き破る暇を与えるつもりはない。

 穿血は、得体の知れん武器で防がれた。が、突き破ったので手傷は負わせた。赤血操術者の血は呪霊にとって毒じゃ。多少効いてくれると良いが、相手は特級呪霊じゃからな。期待は出来ぬ。

 

 さて、未だ迫るこの阿久多牟之(あくたむし)共をどうするか。床も壁も天井も這い進む虫けらを素手で潰すのは骨が折れる。以前のように纏めて潰したいところじゃが、呪力を放出するなら得物が欲しい。八百万に一振でも脇差しを創って貰うべきじゃったか。

 

 まぁ良い。今ある手段でまずは阿久多牟之(あくたむし)共を潰す。

 

「苅祓」

 

 壁も床も天井も覆い尽くすかのように、連続して血の刃を飛ばしていく。狙いは阿久多牟之(あくたむし)じゃが、真正面に居る悪党にも幾つか飛ばす。一応狙いは手足じゃけど、威力については特に加減しておらん。まともに受ければ手足が胴体から離れるじゃろう。ここでの足止めが終わった後に生きていれば、止血してやるとする。

 放った苅祓は、阿久多牟之(あくたむし)を切り刻む。何人も居る悪党共の内、二人は寸でのところで避けた。その二人以外は手足のいずれかが切り刻まれた。運が良かったのか悪かったのか、切断までは行っていないようじゃが。とは言え、随分と情けない。真正面から飛んできた飛び道具にもろくに反応出来んのか。そんな実力で、良くもまぁこの建物を占拠出来たものじゃ。

 

「おいおい、聞いてた通りとんでもねえな」

「殺して良いんだっけ?」

「生け捕りしたらボーナス出るぜ」

 

 どうも、悪党共は儂を侮っているようじゃ。まぁ相手は具足を付けた悪党、儂の見てくれは女児。嘗められて当然と言えば当然か。どうやらこの二人、銃は持っていないようじゃが……片方は大きく変な形の手をしておるの。梅雨の手と比べたら、気色悪い。もう一人は……何か大きくなった上に、肌が紫色に変色した。

 

 一対三、か。黒沐死は祓うとして、残る二人をどうするかのぅ。まぁ、戦いながら考えるか。

 

 周囲に次々と苅祓を放ち続けながら、悪党共や呪霊に向かって歩いていく。そろそろ血液を補充したいのぅ。反転術式(はんてん)が有るとしても、景気良く血を撒いていたら失血死してしまう。何処かで反転術式(はんてん)のみに集中したいところじゃが……。

 

「くたばれ!」

「馬鹿っ、殺すな!」

 

 紫肌になった悪党が、巨体のままに突撃してくる。広いとは言え、ここは廊下。天井の高さと比べたら、左右の広さは大したものじゃない。阿久多牟之(あくたむし)の大群はまだ非常階段の奥から湧いて来るし、何かと手間じゃな。

 紫肌の大男が、両の拳を振りかぶる。それを見ると同時、壁に向かって跳ぶ。それから力強く壁を蹴って、なるべく高く宙へ。

 何か鈍い音がした。紫肌が勢い余って床を殴ったようじゃ。着地まで一秒も無いが、術式を解き反転術式(はんてん)で減った血液を増やす。着地と同時に再び赫鱗躍動を使い、駆ける。最初に倒しておきたいのは、黒沐死じゃ。阿久多牟之(あくたむし)の大群が、先に進んだ被身子達を追い掛けては困るからの。何より、面倒くさい。

 黒沐死自体を祓ってしまえば、これ以上阿久多牟之(あくたむし)共が押し寄せることはない。

 

「貴様は、死んでおけ!!」

 

 距離を潰し、黒沐死の懐へ。拳を振りかぶると、振り下ろされる刃が見えた。咄嗟に殴るのを止め、その場から跳び退く。同時に背後から何か気配を感じ、右斜め前に踏み込みながら身を沈めることでどうにか避ける。何か見えないものが、頭上を掠めた。それは真っ直ぐ黒沐死へと向かい、直撃する。

 背後を振り返るつもりはない。今ので同士討ち、何てこともない。呪霊には呪力がなければ攻撃が通らん。とは言え、少し怯みはしたが。

 

「赤縛」

 

 背後を確認しないまま、勘で血を飛ばす。そしてもう一度黒沐死の懐へ跳び込む。次は殴る。本気で殴る。この一撃で祓えるとは思えんが、手傷ぐらいは負わせられるじゃろう。

 

「よっ、こいせぇえ!!」

 

 今度こそ、黒沐死を殴った。拳は腹部と思しき

部分にめり込み、表皮を突き破って埋まる。どうも気色悪い感触があるが、巨大過ぎる虫を殴ったんじゃからそんなものじゃろう。

 儂に殴られたことで、体液を撒き散らしながら黒沐死は後退る。が、もう傷口が治り始めている。呪霊じゃからな。頭を一撃潰さなければ即死はしない。

 

 黒沐死の腹を殴り抜いた直後、また背後から気配がした。今度は何か大きな物が迫ってくる。多分紫肌が突っ込んで来たのじゃろう。それと同時に、阿久多牟之(あくたむし)共も周囲から寄って来た。今度は、後ろを振り向く。同時に目に映るのは、儂に迫る拳。動きが鈍い。おおるまいとと比べたら、鈍過ぎる。避けても良いが、迎え撃つとしよう。

 突き出された拳に向かって、額をぶつける。何か鈍い音がした。聞き覚えがある。体重差のせいか、体が数歩分後ろに下がってしまった。が、別に良い。手応えはあった。紫肌の拳を、片方砕くことが出来た。足元の阿久多牟之(あくたむし)は、足首から出した血を苅祓とすることで切り刻んだ。

 

「けひっ」

 

 ああ、いかん。楽しくなってきた。抑えろ。今は楽しんでいる場合じゃない。子供達の安全を、確保しなければならない。その為には、こやつ等を迅速に制圧せねば。呪霊を祓って、悪党二人を殺さずに拘束しなければ。

 

 分かっている。分かって、いるのに……っ。

 

「……はぁ……っ」

 

 情けない話、どうにも抑えが効かん……!

 

 

「百斂」

 

 

 首や手首から出した血を浮かせたまま、圧縮していく。両手は使わん。三つの血塊となったそれを一旦待機させ、拳を砕かれ怯んだ悪党と距離を詰める。逃げられぬよう、避けられぬよう足を踏み抜く。そして目の前にある腹に、体重を乗せて拳を打ち込むっ。肉を叩き潰す感触と、何かが潰れた感触が拳に伝わる。

 次の瞬間、紫肌は吹き飛び床を転がった。手応えしかない。恐らくあやつは内臓が破裂した。現に腹を押さえて、呻いているしの。情けない腹筋じゃ。おおるまいとを見習えおおるまいとを。

 

「こいつっ!」

「ああそこ、気を付けろよ」

「何!?」

 

 もう一人の悪党が、離れた位置で手を振りかぶっているのが見えた。何をするつもりかは知らんが、何をさせるつもりもない。

 

「弾けろ」

 

 圧縮し、宙に待機させていた血塊を解き放つ。四方八方に、儂の血が飛ぶ。それは穿血程速くも強くもないが、非術師相手には十分。そんな代物が三つ。儂の血は細かな針となり、もう一人の悪党に突き刺さった。

 まぁ、死んではおらんじゃろ。体の前面が穿たれ、血塗れになった程度じゃ。片目が潰れたように見えるが、知ったことではない。追い撃ちで赤縛して、ほれ一丁あがり。ついでに、まだ床に転がっている他の悪党達も縛り上げておく。

 

「後は、貴様だけじゃなあっ!?」

 

 残るは一体。振り返った儂の目に入るのは、儂の血を受け肉から煙を立てた黒沐死。先程の血を浴びたことで、多少手傷を負っている。が、その程度で祓われる程特級呪霊は弱くない。こやつは即座に傷を治し、かちかちと不気味な音を立てる。まだまだ元気いっぱいのようじゃなっ。

 

 よし、良いぞ! 毒なんぞで死んだらつまらん! ここからじゃ、まだまだこれからじゃ!

 

 

「不味イ。不味イ不味イ! オ前ノ血、要ラナイ!」

「そう遠慮するなっ。たらふく飲ませてやる!」

「オ前ハ、食ベナイ! 殺ス!!」

 

 また、阿久多牟之(あくたむし)が非常階段の奥から湧いて出てくる。まったく、切りが無いのぅっ。いつまでもいつまでも虫けらばかり出しおって!

 再び血を出し先程のように宙で待機、百斂で圧縮していく。同時に、手を合わせて穿血を準備する。もう儂に血を飛ばさせたくないのか、或いはその訳の分からん武器で儂を殺したいのか、黒沐死は阿久多牟之(あくたむし)の大群と共に距離を詰めて来た。

 阿久多牟之(あくたむし)の数が多過ぎて、黒沐死の姿が見えん。が、関係無い。

 

「弾けろっ」

 

 もう一度血塊を発散させ、迫る虫共を吹き飛ばす。それにより露になった黒沐死に、狙いを定める。これで終わりじゃ。どうにも名残惜しいが、子供達の安全の為には楽しんでいる場合ではない。

 

「穿血」

 

 迫る黒沐死の頭を、穿血を以て吹き飛ばす。この特級呪霊と合間見えたのは、今回で二度目。何故祓った筈のこやつが、こうして生きていたのかは知らん。知らんが、生きていたのならば祓うまでじゃ。

 

 さて、と。残るは阿久多牟之(あくたむし)だけじゃな。まだまだ数は沢山。全て潰しておかなければ。何せ黒沐死を祓った直後でも、かなり暴れ回るからのぅ。

 

 ああ、害虫駆除はつまらん。儂がしたいのは呪い合いであって、一方的な殺戮では無いんじゃが?

 

 ……仕方ない。さっさと済ませて、被身子達と合流するとしよう。ところで……めんてなんするうむ、とやらは何処じゃ……?

 

 

 

 

 

 









さらっと祓われる黒沐死(二代目)。ついでに制圧されるヴィランの方々。これあと一話で終わるんですかね……。終わらせたいんですけどね……。

三人称による補完は要りますか?

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  • 要らん
  • 良いから一人称で突っ走れ
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