待て! 止さぬか! 儂じゃなかったら死んでおるぞ!!   作:一人称苦手ぞ。

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文化祭準備。音合わせ

 

 

 

 

 

 

 翌朝。結局寝かせて貰えなかった儂は朝から風呂に入り、寝不足で瞼が重い中で朝食の完成を居間で待っていた。そしたらじゃ、緑谷が朝も早くから寮を出て行った。少々忙しない様子じゃったから何事かと思い後を追ってみると、いつぞやに儂が破壊した森林の奥へと向かっていく。若干周囲を気にしながら奥へ奥へと進むものじゃから、つい木の陰に隠れてしまった。こそこそと子供の後を追うのは……不審者になった気分じゃの。声を掛けてしまっても良いんじゃけど、緑谷の様子が普段とは違う感じじゃから……つい。

 

 で、じゃ。広い森林の置くに辿り着いてみれば、そこに居たのは……。

 

「や、緑谷少年。何だか随分久しい感じがするね」

「オールマイト……! お、ぉおっ、お久しぶりです!!」

「いや何その反応。こわ……」

「い、いやあんまりに久しぶりだからつい緊張しちゃって……!」

 

 ……おおるまいとじゃった。よし、殴ろう。あやつは殴って良い。なので、木の陰から身を出して真っ直ぐおおるまいとの目の前へ。当然、拳は振りかぶっておく。

 

「帰って来たなら……」

「か、廻道少っ」

「まず儂に声を掛けんか!!」

「ぬおぉっ!?」

 

 思いっきり拳を振り抜くと、容易く腕で防がれた。わざわざ呪力を纏ってじゃ。儂は呪力も術式も使っていないと言うのに、随分と用心深いなこやつ。どうせなら手加減などせず、全力で殴っておくべきじゃった。

 まぁ良い。驚いた面の後で、ばつを悪そうにしてたから許してやる。少しは悪いと思っていたようじゃからの。

 

「か、廻道さんっ!? な、なんで……!?」

「それはすまん。後をつけた。どうも変な様子じゃったからの」

「あ、それは……ごめん。ご心配お掛けしました」

「良い。頭を下げるのは儂の方じゃろ」

「い、いやいや! 気にしないでっ。変な態度してた僕も悪かったから……!」

 

 ……。何で朝からお互いに頭を下げ合ってるんじゃろうな、儂等。訳が分からなくなってきた。それもこれも、おおるまいとのせいじゃ。まっこといい加減にしとけよ、この筋肉阿呆。何で師のくせに弟子を放って置いてるんじゃ。儂が言えたことでも無いかもしれんが、もう少し緑谷の側に居てやらんか。色々と大変じゃったんじゃぞこやつは。まったく……!

 

「……それで? やっと緑谷の育成に時間を掛ける気になったのか?」

「そ、そうだね。やっと全国巡りが終わったから……」

「総監部の依頼など断ったらどうじゃ?」

「これからは都度都度断るつもりだよ。その分、廻道少女の負担になってしまうが……」

 

 別に、それは良い。儂への負担がどうこうの話ではない。緑谷に向き合えば、儂は文句を言わん。これ以上ほったらかしにするつもりなら、今度こそ本気で殴ってやるつもりじゃけど。

 

「じゃ、じゃあ。始めようか緑谷少年。レクチャーのお時間だ!」

 

 そう言って変に構えたおおるまいとが、余計に膨らんだような気がする。妙な圧が出て来たと言うか、何と言うか。

 何であれ、これから緑谷に色々教えていくつもりのようじゃ。鍛練が始まるのであれば、邪魔せぬようにしてやろう。取り敢えず、少し離れて様子を見守るとするか。後で、たっぷり文句を言ってやるつもりじゃけど。

 

「死穢八斎會のこと、聞いたよ。大変だったね二人とも」

「……はい。色々と大変でした……」

「……」

 

 あれについては、思い出させないで欲しいのぅ。ただただ不満が募っただけの、つまらん時間じゃった。思い返すだけでも、機嫌が悪くなる。

 

「それで、相談って何かな?」

「……先のインターンで、無理矢理なら30%を引き出せました。もちろん、呪力で体を強化して……ですけど。それでも直ぐ対応されて、遠距離攻撃に何も出来なかった。通形先輩や廻道さんが居なければ、やられてたと思います。

 考えてみたけど、どうすれば良かったのか、答えが見付からないんです」

 

 は? 今、緑谷は何と言った? 治崎との戦いで、三割近くも力を引き出したと??

 

 それは、無茶にも程がある。お主が個性で引き出せる力は、一割にも満たないじゃろ。なのに三割? 無茶苦茶じゃ。体が壊れたらどうするつもりじゃったんじゃこやつ。

 

「どん詰まりか。私から言えるのはひとつ。

 

 ―――君も遠距離攻撃すれば良い」

 

 ……それは、返答になっているのか? いや……可能ではあるのか。一学期の期末試験で、おおるまいとは拳を振るうだけで暴風を巻き起こし遠距離から攻撃してきた。この筋肉阿呆が個性を用いて出来ることは、緑谷にも出来る。とは言え、じゃ。

 

「オールマイトみたいに天候を変えちゃうような力、早く引き出したいですよ僕だって……!!」

 

 まだ、緑谷には難しいじゃろう。肉体の呪力強化や、個性の呪力強化を合わせればもしかしたら可能なのかもしれん。じゃけど、あまりに危険過ぎる。下手をすれば骨折や筋肉の断裂どころでは済まないのではないか?

 

「なるほど。であれば、緑谷少年。まず30%を引き出してみようか」

「えっ、でもそしたら全身が軋んじゃって、長時間はとても……」

「良いから! レッツフルカウル!」

「は、はい。じゃあ……!」

 

 おい。何をしようとしてるんじゃこの筋肉阿呆は。馬鹿なのか? いや、馬鹿なのは知っていたがここまでとは思わんかった。これで緑谷に何かあったらどうするつもりじゃ。

 緑谷も緑谷じゃ。何で構えてるんじゃ貴様。そんな指示は断らんか。横から口を挟むつもりは無かったんじゃけど、どうこう言ってる場合ではない。訳の分からん訓練は、さっさと止めなければ。

 

「おい待て、みどり……」

「ワン・フォー・オール……フルカウル、30%……!!」

 

 止め損ねてしまった。こうなってしまったら、殴ってでも止めよう。これは流石に駄目じゃ。おおるまいとが何を考えているかは知らぬが、子供を危険を強いるのは許さんぞ。

 

「っ、っ……!」

 

 緑谷が、顔をしかめている。肉体に酷い負荷が掛かっているのは、見れば分かる。止めねば。

 

「よし、その状態でその場で攻撃を繰り出してみるんだ。向こうの木に向かって」

「―――っっ!!」

「おい! 貴様等、いったい何をして……っ!?」

 

 真っ直ぐ緑谷の下へ向かうと、その途中で緑谷が蹴りを放ってしまった。直後、かなりの強風が吹き荒れる。のは良いんじゃが、その余波が儂の方にまでやって来た。体が煽られ、姿勢が崩れる。ぐえっ。尻餅ついた。腰が痛い。呪力強化をしてなければこの程度の強風でも踏ん張れぬのか。くそ、体が軽過ぎる。いよいよ、本格的にどうにかしなければ……!

 

「……君が許容限度15%を越える日が来たら教えようと思っていた。君はもう、体を壊さずとも風圧を繰り出せる! そこに個性強化を組み合わせれば、更に強い風圧が繰り出せる筈だ!」

「……っ、でも、どのみち体が……っ!!」

「そこで、これまでの君の遍歴を振り返る。そこで今回の真髄! 実は私は――……」

「常に100%を出力してたわけじゃない。……ですね!!」

「……」

 

 ……。なるほど。よく分かった。儂は理解したぞ、おおるまいと。貴様、思ったより緑谷の事を考えていたようじゃな? しかし、しかしじゃなぁ……! 考えていようが側に居てやらねば意味が無いんじゃけど!? あと、まず儂に謝れ儂に!

 

「貴様等、何を無茶苦茶やっとるんじゃ。おい筋肉阿呆、緑谷が大怪我をしたらどうするんじゃ!」

「あ、いや。短時間なら大丈夫だと思って……。マズかったかな……?」

「よし、殴る」

 

 殴る。今すぐ殴る。全力で殴り飛ばす。今の貴様が、儂の拳に耐えられると思うなよ……!

 

「い、つつ……。だ、大丈夫だよ廻道さんっ。ちょっと筋肉が痛んだかもしれないけど……!」

 

 おおるまいとに近付いて拳を振りかぶったところで、緑谷が声を上げた。なぁ、緑谷。それは大丈夫とは言わんのじゃ。どう考えても駄目じゃ。生半可なやり方ではお主の成長が間に合わんのは分かる。分かるが、それでも安全第一じゃろうが。鍛練で怪我をしてばかりいたら、それこそ鍛練にはならんのじゃ。

 よって、おおるまいとは殴る。止めてくれるな。儂は殴るったら殴るぞ……!!

 

「もぅ、こんなところで何してるんですか円花ちゃん。朝ご飯が冷めちゃうのです!」

「えっ、渡我先輩!?」

「被身子?」

「渡我少女。なぜ此処に?」

「何でって、円花ちゃんにはGPSを仕込んであるので。急に寮から居なくなったから、迎えに来たのです!」

 

 じぃ、ぴぃ……えす……? とは、何じゃ? 何処かで聞いた覚えがあるの。確か何かの略称で……ぐろおばる、ぽじ……? ぽ、ぽじしょ……。……うむ、思い出せぬ。忘れた。そんな事は、どうでも良い。

 確かな事は、制服姿の被身子が姿を現したということ。あと、これから儂がおおるまいとを殴るってことだけじゃ。誰も止めてくれるなよ!? ってこら、被身子っ。今は普段のように抱き付くなっ!

 

「朝から特訓するのは良いんですけど、円花ちゃんを連れ出すならトガに一声掛けてくださいね。今日は土曜日なんですからっ」

 

 いや、別に連れ出されたんじゃなくて自分から……。……良いか、別に。わざわざ訂正してやらんでも。せいぜい困れば良いんじゃ、筋肉阿呆め。

 

「……え、何で私が怒られてるの……?」

「んん……。最近の二人は……その、(たが)が外れてるから……」

「えっ。廻道少女まで??」

「はい。最近の廻道さんは、何と言うかその……人目を憚らないので……」

 

 ……何じゃ貴様等。二人して儂等を変なものでも見たかのような目で見詰めおって。別に良いじゃろ、何処で被身子と愛し合っていようが。頭の螺が外れている自覚は有るが、じゃからって我慢するつもりも、させるつもりも無いからの。儂はもう明け透けじゃ。被身子にしたい事は、後先など考えずにしていくつもりなんじゃ。

 なので、被身子を抱き締め返す。そしたら、更に強く抱き締められた。

 

「で? 風圧を起こせるようになったからと言って、緑谷は三割も使えんじゃろ。どうするつもりじゃ?」

「あ、それは瞬間的に30%を引き出せば良いかなって。コントロールがブレても大丈夫なように、普段は8、呪力強化時は12%ぐらいでやって行けば大丈夫だと思う」

「言うは易し。瞬間的に上限オーバーのギリギリを引き出す。これまで以上に微細なコントロールが必要だ」

「人体でもっとも繊細に動かせる箇所……。そこで練習すれば良い……!

 ……だからその、渡我先輩。たまに、廻道さんを貸して貰っても……良いですか……?」

「……円花ちゃんに特訓を付き合って欲しいってことですか? んー……、土日以外なら駄目とは言いませんけど……」

 

 被身子が、不満そうじゃ。これは仕方ない。儂を緑谷に貸し出してしまえば、その分儂との時間が減ってしまう。それが嫌なのじゃろう。それならいっそ、被身子を特訓の場に連れて行ってしまえば良いような気がする。

 

 ……駄目じゃな。それは止めておこう。儂は構わんけど、緑谷の集中を変に乱すわけにはいかんからの。もし個性の扱いを間違えたりしたら、大変なんてものじゃないし。

 

「廻道少女。君が良ければ、緑谷少年の特訓に付き合って欲しい。色々と、話したいこともあるしね」

 

 言われなくとも、緑谷の特訓には付き合うとも。儂としても、様子を見ておきたい。黒閃を起こした緑谷が、どの程度の変貌を遂げたのか。そこは把握しておきたいからの。場合によっては、一人で呪霊退治に行かせても良いくらいじゃ。

 ……いや、駄目じゃな。黒閃を経験しようが、呪力が有ろうが子供は子供。呪霊の相手をさせるのは非常時を除いて極力避けたい。何よりこやつは英雄(ひいろお)になるんじゃから、呪術に関わってる余裕など無い筈じゃ。

 

「まぁそれは構わんが……貴様、次はいつ出て行くつもりじゃ?」

「……当面は雄英に居るよ。根津校長にも怒られちゃったからね……」

「なら良い。もっと緑谷に構ってやれ。貴様がすべきことじゃろ。もう儂はこやつの面倒を見ぬからなっ」

「あいたっ!?」

 

 嘘じゃけど、ひとまず釘は刺しておく。ついでに儂の手のひらよりも大きいであろう足を、思いっきり踵で踏んでおいた。主に小指の辺りを重点的に。幾ら平和の象徴だろうと、ここは痛いらしい。こんな奴は、箪笥の角に足の小指をぶつければ良いんじゃ。今日一日はぶつけ続けておれ。ふんっ。

 

「被身子、帰ろう。こんな筋肉阿呆と緑谷は放って置いて、朝食にしよう」

「はぁーい。今日は朝から炊き込みご飯なのです。もう秋ですし」

「それは楽しみじゃ」

 

 被身子が作ってくれる炊き込みご飯は、御馳走なんじゃ。もう秋じゃからの、秋と言えば食欲じゃ。あと昼寝と、……被身子? いや、それは年がら年中……。

 と、とにかく。最近は暑さも落ち着いてきて涼しい日々が続いている。過ごし易い気候が続くのは良いことじゃ。来週の今頃には文化祭が行われる。被身子と逢瀬(でえと)するのが、今から楽しみで仕方ない。

 

「文化祭、楽しもうな」

「んふふっ。はい! デートしましょう、デート!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから走り過ぎなんだよアホ面! もっと合わせろや! おいトリ頭! 音を粒立たせろや!!」

「ぉ、おう……!」

「音を粒立たせる、とは……?」

「あ、それはこのページの……」

 

 朝食を食べ終えた後。寮の居間で、演奏(ばんど)組の練習が始まった。寝不足じゃから一眠りしたかったんじゃけど、まぁ文化祭が終わるまでは仕方がない。幾らでも付き合ってやらねばな。べえすをやると言ったのは、儂じゃし。

 で、じゃ。何かと舎弟がうるさい。常闇や上鳴が何か失敗をすると直ぐに怒声が飛ぶ。とは言え、口にしている助言はどうやら確かなものらしい。何でそういうところを緑谷に向けられないんじゃこやつ。いや、最近は比較的大人しい……のか? 暴言は飛ぶが暴力は振るっていない気がするの。少しは反省したようじゃ。暴力はいかんからの、暴力は。もっと早く気付いて欲しかったが……。

 

「あとクソチビィ! ピックをちゃんと握れえ! ちょくちょく落っことしてんじゃねえぞ!!」

「すまん。気を付ける」

「っけ! ちゃんとしろってんだ!」

 

 儂にも暴言に近いような助言が飛んで来た。これは素直に受け取っておくとしよう。言ってることは事実じゃし。とは言え……こう、もう少し大きくならんからのこの、……ぴっくとやら。慣れつつはあるが、まだまだ使い難いんじゃけど。琵琶の撥ぐらい大きければ、手から落ちていってしまうことは無いと思うんじゃけど……。

 

「よしじゃあ、もう一回合わせてみよう! 上鳴はもっと周りの音を聴いて先走らないこと、常闇はさっき言われた事を直すように意識する! で、廻道と爆豪はだいたい出来てるからその調子で!」

「ああ゛っ!? 仕切ってんじゃねえ!!」

「いや、お主が仕切るのもどうなんじゃ。経験者の言うことは聞いとくものじゃぞ……?」

 

 そんなこんなで。もう一度、通しで演奏することになった。まず爆豪が入りを作る為に(ばち)……どらむすてぃっく……? で音頭を取る。それから、どらむを叩き始める。ので、少し間を置いてから儂も弾き始める。最初を失敗してしまうと直ぐ舎弟が演奏を止めて叫び散らかすからの。ここは特に気を付けて……。

 

「んふふ。ちょっと様になって来たのです。ほんとに演奏出来るんですね、円花ちゃん」

 

 いつの間にか儂の背後に立っていた被身子が、儂の肩に両手を置いて寄り掛かってきた。邪魔とは言わんが、頼むから練習中にせくはらをするなよ……? そのくらいの分別は流石にある、よな……?

 儂は演奏で忙しいんじゃから、変な真似は勘弁してくれ。後でたっぷり構うから、それで許して欲しいのぅ。

 

 で、じゃ。演奏自体はそこそこ無事に進行しておる。と、思う。上鳴は何とか先走っとらんようじゃし、常闇も先程助言されたことを実践しようと集中している。歌手担当の耳郎が歌い始め、特に舎弟から何も言われない八百万は軽快に鍵盤を叩いておるの。

 

 うむ……。現代の音楽は大して触れてこなかったが、こうして子供達と演奏するのはやはり良いものじゃ。練習は大変じゃけども、それを含めて楽しいと言える。

 

 ってこら、被身子。首に頬擦りをするな。変な風に肩を揉むな。まったく、我慢が出来ない奴じゃよお主は。許してやるけども。なんて、思っていたら。上鳴が一瞬先走った。それに釣られて、常闇の手元が少し狂う。で、どらむの音が止まった。

 

「だぁから、先走んなっつってんだアホ面!! アホに釣られて乱すなトリ頭!!」

「ごめん! 気が逸った……!!」

 

 再び通し始めて、曲が盛り上がる聞かせどころ。(さび)の直前で上鳴が先走ってしまった。舎弟は怒鳴り始め、また通しなのに途中で止まってしまった。ううむ……。いちいち止めるのは如何なものか。取り敢えず儂は練習を兼ねて、一人で曲の終わりまで演奏してしまおう。そうしよう。そしたら、鈍い音が聞こえた。上鳴が殴られでもしたかと思って慌てて音がした方を見ると、……うわ。

 

「ちょっ、爆豪!! ドラムスティックへし折らないでくれる……!?」

「うるせえ! アホ面てめえ、何度言ったら分かるんじゃ……!!」

「だ、だから悪かったって! もっと気を付けるから……!!」

「何べん同じとこでミスするつもりだてめえ!! 次はブッ飛ばすぞ!!!」

 

 ……はぁ。もう、放っておこう。手が出るようなら儂が止めよう。常闇がばつの悪そうな顔をしているから、ひとまず声掛けしておくか。釣られてしまうのは良くないが、そもそも最初に失敗してしまった上鳴が悪いところはあるしの。初心者としては、中々上手くやってると思うんじゃけどなぁ……。

 

 果たして、こんな調子で本番は大丈夫なんじゃろうか……? 前途多難な気がしてならん……。練習出来るのは、あと六日。あと六日で形になるのか、これ……?

 

「ちょっ、ちょっ!? 廻道も爆豪止めるの手伝って!」

 

 舎弟と上鳴の間に入った耳郎に助けを求められたので、手を貸すとしよう。取り敢えず赤縛じゃ、赤縛。

 

 

 

 

 

 

 







緑谷くん、無茶すれば30%です。呪力強化もあるから素の30%よりもやべーパワー出てると思いますが。
A組の出し物は、ちゃんと描写するかは不明です。毎日更新下では書ける気がしないんですよねぇ……。それよりも、デート密度を高めたいと思ってはいます、はい。

三人称による補完は要りますか?

  • 欲しい
  • 要らん
  • 良いから一人称で突っ走れ
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