待て! 止さぬか! 儂じゃなかったら死んでおるぞ!! 作:一人称苦手ぞ。
そろそろ! クリスマスが! やって来ます!!
冬と言えば、ベタベタし過ぎても円花ちゃんが許してくれる季節でもあります。円花ちゃん、実は結構な寒がりで。だから暖を取りたがりで、いっぱいくっ付くと喜んでくれるのです。
冬になると人肌恋しくなるのか、結構円花ちゃんの方からもくっ付いて来てくれますし。イチャラブする頻度も、他の季節の数割増しになっちゃったりして。まぁ年中イチャラブしてるんですけど、冬は更にイチャラブ出来て、トガはそれも嬉しいんですよねぇ。んふふ、今年の冬も、たぁくさんイチャラブするのです!
でも、ちょっと悩むことも有ったりしちゃうんです。それは、ヨリくんへのクリスマスプレゼント。
小さい頃からずっと一緒で、クリスマスは毎年一緒に過ごしてきました。だから、プレゼント選びが実は大変で。何をプレゼントしても受け取ってくれますけど、プレゼントするからには喜んで貰えるものを渡したいんです。それで今年は、手編みのマフラーとか手袋とか、セーターに挑戦してみようと思ってたんですが……。
これが、中々上手く行かなくって。この冬には何としても手作り防寒グッズをプレゼントしたいんですけど、これが悪戦苦闘中なのです。輪廻ちゃんや、クラスのお友達にいっぱい質問しても、中々満足の行く出来栄えにならないと言うか……。お裁縫はそこまで苦手でも無い筈なんですけどぉ……。んん……。
学校での休み時間中は、編み物に専念しています。ここ最近は、毎日ずっと。寮に戻っちゃうと、家事に勉強にイチャイチャで時間が取れないので。だから、授業の合間の休み時間を編み物に当ててるわけなんですけどぉ……。やっぱり、時間が足りなくて中々練習にならないと言いますか……。そろそろクリスマスなので、それまでには何とか間に合わせたいんですけど……。
「また、あみあみ? しんちょくどう?」
「あんま良くないのです……」
休み時間をあみあみに費やしていると、今日ものんびりマイペースなチカちゃんがトガの手元を覗き込んで来ました。
実はすっごく運動が出来て個性もヒーロー向きなんですけど、チカちゃんはヒーローに興味がなくって。でも実家のしがらみでヒーロー科を受験させられたから、わざと落ちて普通科に入ったそうです。お陰で、実家とは殆ど絶縁状態なんだとか。
私も実家とは絶縁状態なので、そういうところで馬が合ってお友達になりました!
「ひみこならすぐできる。がんばがんば」
「えへへぇ。チカちゃんも、甘やかし上手なのです」
「ひみこがあまえじょうずなだけ。で、あのことはどう?」
「どうって、相変わらずラブラブですよぉ。んふふ」
「ごちそうさま。ところで、それがぷれぜんと?」
「に、出来たらなぁって。でもぉ、このままじゃ間に合わないのです……」
完成させるだけなら、多分間に合います。でもこれは、円花ちゃんへのプレゼントですから。自分用なら多少の粗は見逃したって良いかなって思うんですけど、毎日ヨリくんが使ってくれるって考えたら……ちゃんとしたくって。
円花ちゃん、トガには甘々で。例えどんな失敗をしたって、笑顔で受け入れてくれるのです。だからマフラーを失敗したって、いつもみたいに笑顔で受け入れて。しかも愛用してくれるっていうのが分かるんです。でもそれじゃ、私は納得出来ないので。
「べつに、わるくないとおもうけど。じょうできじょうでき」
「そうでもないのです。もう少しこう、あったかそうにしたいと言うか……」
「すきなひとのために、がんばりたい?」
「はい!」
「そっか。じゃあがんば」
「頑張っちゃうのです……!」
チカちゃんがふにゃふにゃ笑顔で応援してくれたので、もっと頑張れそうな気がしてきました……! カァイイは正義ですっ! クリスマスが終わるまで、トガは頑張るのです!! 編み物以外にも、やる事が有ったりしますけど!!
■
「相澤先生! 私と円花ちゃんの外出許可が欲しいです!」
「は?」
放課後。トガは真っ先に職員室に行って、外出許可を貰いに来ました。勿論、貰うのは二十四日と二十五日の二日間! クリスマスデートを存分に楽しむ為に、この二日は絶対に外出許可を貰うのです! ついでに、外泊許可も!
デートが済んだら寮に帰るのも有りなんですけど、どうせなら外泊したいじゃないですか。水入らずでデートしなきゃ損なのですっ。だからぁ、根回しは怠りません。相澤先生から許可をもぎ取る為に、実は輪廻ちゃんに相談して協力して貰ってます!
「……あぁ。廻道の親御さんから連絡があったよ。話は聞いてる。二人で行って来い」
「はいっ。じゃあこれ、渡しておきますね」
予め記入済みの外出届けと外泊届けを、相澤先生に押し付けておくのです。これで、ひとまず雄英の外に出れるようになりました! 先生を思いっきり騙すことになってますけど、トガは手段なんて選ばないのでっ。ヨリくんとデートする為だったら、そこに前も悪もないですなら! 有るのは愛だけですよ、愛!
「受け取っておく。あと、渡我。お前、もう少し自重しろよ。公序良俗に反するような真似はするな」
「それは愛が溢れた証拠なのでっ! 失礼しました!」
「いやおい。待て、話は―――!」
もう職員室に用は無いので、直ぐに出ます。相澤先生が何か言い掛けてましたが、貸す耳は今のトガにはありませんっ。この後は、寮に戻って円花ちゃんとイチャイチャして、晩ご飯を作ってヨリくんとイチャラブして、あと勉強もしっかりして、また円花ちゃんとイチャイチャラブラブするんです!
クリスマスが近くて、どうにも浮かれちゃって、でもそれが楽しくて。こんな幸せを感じられるのは、間違いなく円花ちゃんが……ヨリくんが居てくれるからで。だから、今年のクリスマスも楽しくて幸せな時間にするの。私の大好きな円花ちゃんと、たぁくさん幸せするのです!
トガちゃん爆走中です。カァイイね。
三人称による補完は要りますか?
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欲しい
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要らん
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良いから一人称で突っ走れ